第38回美術館を巡る会
東京都美術館「アンドリュー・ワイエス展」のご案内

アンドリュー・ワイエス(1917~2009)は、アメリカの国民的画家と言ってもいいでしょう。
挿絵画家ニューエル・コンバース・ワイエスの5番目の子として、ペンシルベニア州に生まれます。幼い時から、父の手ほどきを受けて画家の道に進み、若くして頭角を現します。
戦後アメリカでは、ジャクソン・ポロックなどの抽象表現主義、アンディ・ウォーホルなどのポップ・アートが人気を博しますが、同時代の前衛的な芸術からは距離を置き、ひたすら身近な人々と風景を描き続けました。自らの内と外の精神世界、窓やドアなどの境界をモチーフにした作品が数多く、まるで、故郷のペンシルベニアや夏を過ごしたメイン州を拠点にした「私小説」のようです。

粉挽き場

自画像

本展は、没後初の回顧展とのこと、梅雨の合間「20世紀アメリカの孤高のリアリズム」を楽しみませんか。

・日 時=2026年7月2日(木) 15時~16時30分
・集 合=東京都美術館ロビー
・鑑賞料=1,600円(65歳以上) 
懇親会=カフェテラス「ラ  ココリコ」 17時~19時  
・申込み締切日=6月26日(金)  若林覚 宛
 電話: 090-2498-1512
 Email: satowaka3(at)gmail.com【(at)を@に置き換えてください】
■展覧会と同時に懇親会出席の有無をご連絡ください。

◆2026年「美術館を巡る会」の予定は、こちら

第37回美術館を巡る会
上野の森美術館「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」の報告

「世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)。画家としての活動はわずか10年ほどでしたが、彼が残した多くの作品と手紙から、苦悩に満ちた人生に立ち向かい芸術へと昇華させる姿を見て取ることができます」という前口上に誘われて、6月2日(火)上野の森美術館に出かけました。参加者は、5名でした。
完全日時予約制のため、当日入館が難しく、折角の参加表明にもかかわ
らず、ご覧頂けなかった方がおり、幹事の徹底不足と反省しております。

生前、ほとんど評価されなかったファン・ゴッホにいち早く注目し、作品の収集に取り組んだのが、オランダのクレラー・ミュラー美術館の創設者、ヘレーネ・クレラー・ミュラーでした。そのクレラー・ミュラー美術館から、20年ぶりに、「夜のカフェテラス」が来日、初期の名作「じゃがいもを食べる人々」とともに、明暗の「ゴッホワールド」に酔いしれました。

ゴッホ・じゃがいもを食べる人々

ゴッホ・自画像


「夜のカフェテラス」人気は凄く、入館してから作品に辿り着くまで1時間弱かかり、展覧会はスタートしたばかり(5月29日から)なのにと、その混雑ぶりには閉口しきりでした。

2027年10月から始まる「第2期・大ゴッホ展」には70年ぶりに「アルルの跳ね橋」が登場するとのこと、早くも期待と困惑でいっぱいです。

ゴッホ・アルルの跳ね橋


懇親会は、美術館近くのカフェテラス「ラ・ココリコ」でカジュアルイタリアンとビール、ワイン、ハイボールを楽しみました。

・日 時=2026年6月2日(火) 15時~16時30分
・会 場=上野の森美術館
・懇親会=上野の森さくらテラス「ラ  ココリコ」17時~19時
・参加者(50音順、敬称略)=河崎健治ご夫妻、松村純夫ご夫妻、若林覚(幹事)

◆次回は、7月2日(木)、 東京都美術館「アンドリュー・ワイエス展」、
奮ってご参加ください。

第37回美術館を巡る会
上野の森美術館
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」のお誘い

大ゴッホ展」ブローシャーより案内文を紹介します。

世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)。画家としての活動はわずか10年ほどでしたが、彼が残した多くの作品と手紙から、苦悩に満ちた人生に立ち向かい芸術へと昇華させる姿を見て取ることができます。

生前ほとんど評価されなかったファン・ゴッホにいち早く注目し、作品の収集に取り組んだのが、オランダのクレラ・ミュラー美術館の創設者、ヘレーネ・クレラ・ミューラーでした。本展ではバルビゾン派やハーグ派の影響を受けた草創期のオランダ時代に始まり、印象派を中心とする画家たちと交流したパリ時代を経て、南仏アルルで傑作<夜のカフェテラス(フォルム広場)>を描くに至るまでの、前半生に焦点を当てます。ファン・ゴッホが残した「魂の探求」とも言うべき作品に触れられる貴重な機会になるでしょう。

ゴッホ・自画像

今回の「美術館を巡る会」はゴッホです。入場料金が2,800円と高く、割引もありません。早めの期日を設定しましたが、「夜のカフェテラス」人気と上野の森美術館が、手狭なため、相当な混雑が予想されます。あらかじめご了承ください。

尚、チケットは、6月2日(火)15時入場で各自ご予約ください。
些か面倒ですが、ご参加、お待ち申し上げます。

・日 時=2026年6月2日(火) 15時~16時30分
・集 合=上野の森美術館入口
・鑑賞料=2,800円 
懇親会=上野のカフェテラス 17時~19時  探索中
・申込み締切り日=5月29日(金)  若林覚 宛
電話: 090-2498-1512
Email: satowaka3(at)gmail.com【(at)を@に置き換えてください】
・展覧会と同時に懇親会出席の有無をご連絡ください。
          

第36回美術館を巡る会
森美術館「ロン・ミュエク」展のご報告

ロン・ミュエク(1958~ )は、オーストラリア生まれ、現在は英国在住の女性美術家です。

革新的な素材や技法を駆使してつくる巨大なリアリズム彫刻は神秘的、哲学的でもあり、見る人を圧倒します。まさにそのとおりです。見る人誰もが驚きの声を上げていました。とりわけ、「イン・ベッド」「マス」は圧巻でした。作品の前で写真を撮りました。

ロン・ミュエク「イン・ベッド」

ロン・ミュエク「マス」


懇親会は麻布十番の「大連餃子基地 DALIAN」で「パリパリ羽根つき餃子」を堪能しました。

「美術館を巡る会」では、「新しくて、珍しくて、面白い」様々な美術との出会いを紹介しています。奮ってご参加下さい。

・日 時=2026年5月12日(火) 15時~16時30分
・会 場=森美術館(六本木)
・懇親会=大連餃子基地 DALIAN(麻布十番)16時30分~18時 

・参加者(50音順、敬称略)=河崎健治夫妻、小菅克己、若林覚

第36回美術館を巡る会
「ロン・ミュエク」展のお誘い

ロン・ミュエク(1958~)は、オーストラリア生まれ、現在は英国在住の女性美術家です。
革新的な素材や技法を駆使してつくる巨大なリアリズム彫刻は神秘的、哲学的でもあり見る人を圧倒します。下手なコメントよりも画像を多めに添付しました。
連休明けの5月12日、新鮮な驚きと感動に浸ってみませんか。
ご参加、お待ち申し上げます。

◆日 時=2026年5月12日(火) 15時~16時30分
◆集 合=森美術館入口(六本木ヒルズ)
◆鑑賞料=1,700円(65歳以上、前売りオンライン) 
◆懇親会=カジュアルイタリアン 17時~19時 探索中
◆申込み締め切り日=5月8日(金)  若林覚 宛
電話: 090-2498-1512
Email: satowaka3(at)gmail.com【(at)を@に置き換えてください】
・展覧会と同時に懇親会出席の有無をご連絡ください。

第35回美術館を巡る会
東京国立近代美術館
「下村観山展 描いたのは、夢幻の世界」の報告

・日 時=2026年4月3日(金) 15時30分~17時
・会 場=東京国立近代美術館
・懇親会=土佐料理「明神丸」 17時~19時 
・参加者(50音順、敬称略)=上村護、河崎健治夫妻、松村純夫夫妻、山本浩、若林覚

下村観山(1873~1930)は、紀伊徳川家の能楽師の家に生まれ、橋本雅邦に学び、東京美術学校の第一期生になりました。
卒業後は同校で教鞭をとりますが、校長の岡倉天心とともに辞職し、日本美術院の設立に参加します。

茨城県五浦を拠点に、横山大観、菱田春草、木村武山らと、日本画の革新を目指します。

狩野派、大和絵、琳派の技法に通暁し、西洋美術の色彩感覚あふれる唯一無二の「観山芸術」を堪能しました。関東では13年振りの大回顧展とか。晩年、観山を支えた、岩崎弥太郎、原三溪、大倉喜八郎、渋沢栄一らが依頼した名作や大英博物館から里帰りした「ディオゲネス」も展示されていました。

下村観山「木の間の秋」

下村観山「ディオゲネス」


東京国立近代美術館では「美術館の春まつり」が同時開催されており、川合玉堂、菊池芳文、船田玉樹など春爛漫の作品で溢れかえっていました。


前回の「円山応挙展」(三井記念美術館)に続き、中止も危ぶまれていましたが、お陰様で、6名の方々にご参加いただきました。
懇親会は、パレスサイドビル、土佐料理「明神丸」で鰹のタタキを肴に、観山美術の余韻にひたりました。

次回は、5月12日(火)、森美術館で、オーストラリアの女流彫刻家ロン・ミュエク(1958~)の巨大リアリズム彫刻群とのショッキングな出会いを予定しています。

ロン・ミュエクの作品「イン・ベッド」(左)と「マスク II」

追って、詳細のご案内をします。
奮ってご参加下さい。

(文=若林  覚)

2026年「美術館を巡る会」の予定

「美術館を巡る会」の今年の鑑賞予定です。
あらかじめご予定いただけば幸いです。
(若林  覚)


●4月3日(金)…実施済み
 「下村観山」展
東京国立近代美術館

1873~1930
描いたのは、夢幻の世界



イン・ベッド


●5月12日(火)…実施済み
「ロン・ミュエク」展
森美術館

オーストラリア生(1958~)
巨大リアリズム彫刻

 

夜のカフェテラス


●6月2日(火)…実施済み 
「大ゴッホ展 ゴッホの傑作  日本へ」
上野の森美術館

クレラー・ミュラー美術館蔵を中心に、
前半生を中心に60点。





●7月7日(火)
アンドリュー・ワイエス展
東京都美術館

1917~2009
20世紀アメリカの孤高のリアリズム

 

 

青釉鉢


●8月19日(水)
ルーシー・リー展ー東西をつなぐ優美なうつわー 
東京都庭園美術館

オーストリア生(1902~1955)、イギリス在の女性陶芸家
優雅・洗練のフォルム

蝋燭


●9月4日(金)
没後50年  髙島野十郎展
渋谷区立松濤美術館

没後50年(1890~1975)、孤高の写実

 






●11月6日(金)
テート美術館  ターナー展ー崇高の絵画、現代美術との対話
国立西洋美術館

ウイリアム・ターナー(1775~1851)
風景画の名手、英国最高の画家




第35回美術館を巡る会
東京国立近代美術館
「下村観山展 描いたのは、夢幻の世界」のお誘い

下村観山(1873~1930)は、紀伊徳川家の能楽師の家に生まれ、橋本雅邦に学び、東京美術学校の第一期生になりました。卒業後は同校で教鞭をとりますが、校長の岡倉天心とともに辞職し、日本美術院の設立に参加します。
茨城県五浦を拠点に、横山大観、菱田春草、木村武山らと、日本画の革新を目指します。

狩野派、大和絵、琳派の技法に通暁し、西洋美術の色彩感覚あふれる唯一無二の「観山芸術」に触れてみませんか。関東では13年振りの大回顧展とか。渋沢栄一が依頼した絵も出ます。イギリス留学中に描いた「ディオゲネス」(大英博物館蔵)も里帰りします。

ご参加、お待ち申し上げます。

◆日 時=2026年4月3日(金) 15時30分~17時
◆集 合=東京国立近代美術館入口(東京メトロ東西線・竹橋駅3分
鑑賞料=2,000円(前売り1,800円) 
◆懇親会=パブ・サントリアン(パレスサイドビルB1) 17時~19時
◆申込み締切日=3月27日(金)  若林覚 宛
電話: 090-2498-1512
Email: satowaka3(at)gmail.com 【(at)を@に置き換えてください】
展覧会と同時に懇親会出席の有無をご連絡下さい。

このところ参加者が少ないため、年間予定を掲載しました。あらかじめ、ご予定いただければ幸いです。

第34回美術館を巡る会
三井記念美術館
「円山応挙 革新者から巨匠へ」展のお誘い

円山応挙には、国宝が1点しかありません。それが三井記念美術館の「雪松図屏風」です。何と、雪の部分は塗り残されているのです。セザンヌのような革新的な表現です。

「雪松図屏風」


多くの門人を輩出し「丸山・四条派」の巨匠になりました。
金刀比羅宮には16面もの「遊虎図」の襖絵があります。三井家が寄進しました。三井家は応挙のパトロンでした。

江戸時代末期、同じ京都の近くに住みながら、今迄、応挙と若冲の交流は見つかりませんでした。今回初めて合作屏風が見つかったのです。東京初公開です。

サントリー美術館には応挙の「青楓瀑布図」があります。いかにも「水と生きるサントリー」らしく清涼感あふれる夏の滝を描いています。

「青楓瀑布図」


応挙は、足のない幽霊を描きました。応挙に倣った絵師たちの幽霊も並びました。それらが一堂に介しているのです。
兵庫県香美町・大乗寺の襖絵がないのは残念ですが、切っ先鋭い「円山応挙展」に出かけてみませんか?

◆日 時=2025年11月11日(火) 15時~16時30分
◆集 合=三井記念美術館入口(東京メトロ銀座線三越前駅直結)
◆鑑賞料=1,800円 
◆懇親会=コレド日本橋和食店(物色中です。店名は追って・・・)17時~19時
◆申込み締切日=10月31日(金)  若林覚 宛
電話: 090-2498-1512
Email: satowaka3(at)gmail.com 【(at)を@に置き換えてください】

年内最後の「美術館を巡る会」です。奮ってご参加ください。

第33回美術館を巡る会
サントリー美術館「幕末土佐の天才絵師 絵金」展の報告

2025年10月6日(月)、六本木のミッドタウンにある「サントリー美術館」で「絵金展」を鑑賞しました。参加者は6名でした。

「伊達競阿国劇場(だてくらべおくにかぶき)」を背景に、絵金展入口で


土佐の絵師・金蔵(1812~1876)は、幕末・明治期に多くの芝居絵屏風を残し、地元高知では「絵金さん」の愛称で親しまれてきました。今でも、祭りで飾られる屏風絵は、蝋燭の灯りに照らされ、「狂おしいほど美しい」世界へ誘います。その通りの展示でした。

由良湊千軒長者(ゆらのみなとせんげんちょうじゃ)

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)・吉野川


下地となった芝居のストーリーがよく分かっていたら、より理解が深まっていたのにと些か残念ではありました。

東京で初の大規模展でした。小説や映画にもなりました。TV朝日の「必殺仕掛人」のオープニング映像にも使われましたが、殆ど知られていません。
土佐にこんな絵師がいて、こんな熟達した芝居絵を描いていたのか、と驚き一方の展覧会ではなかったでしょうか?

懇親会は、程近いフレンチ創作料理「SeRieUX(セリュー)」で。フランス語で「本気」とか「本物」の意味らしい。「本物」だったかはともかく些か割高につきました。幹事の力量不足です。お詫び申し上げます。

【参加者(敬称略)】川崎健治ご夫妻、末次浩一郎、松村純夫、山本浩、若林覚(文)
(体調不良で急遽2名欠席)