今回は、近場の総合型美術館「府中市美術館」を訪れます。
館長は、早稲田大学元理工学部教授で洋画家の藪野健氏で、スペインの風景画や早稲田キャンパスのスケッチで有名です。
ところで、橋口五葉(1881~1921)はご存知でしょうか?
夏目漱石に最も近かった美術家・装幀家でした。小説家としてのデビュー作「吾輩は猫である」の装幀を起点に、日本近代文学を代表する作家の装幀を次々と手掛けました。
アップルの創業者、スティーブ・ジョブスも熱心なコレクターでした。
橋口五葉は、鹿児島生まれ。橋本雅邦に日本画を学んだ後、同郷の黒田清輝の勧めで洋画に転じ、晩年は、新版画で幾多の傑作を世に出しました。その作品には、日本の琳派や浮世絵とともに、ヨーロッパのアール・ヌーボーの色香が息づいています。
装幀や美術という枠組みを超えた「橋口五葉の豊穣なデザインの世界」に浸ってみませんか。
◆日 時=2025年7月4日(金) 15時~16時30分
◆集 合=武蔵小金井駅南口改札 14時30分
◆鑑賞料=800円
◆懇親会=武蔵小金井駅北口 割烹「真澄」 17時~
◆申込み締切日=6月27日(金) 若林覚 宛
電話: 090-2498-1512 Email: satowaka3(at)gmail.com【(at)を@に置き換えてください】*展覧会と同時に懇親会出席の有無をご連絡ください。
(以 上)