第33回美術館を巡る会
サントリー美術館「幕末土佐の天才絵師 絵金」展の報告

2025年10月6日(月)、六本木のミッドタウンにある「サントリー美術館」で「絵金展」を鑑賞しました。参加者は6名でした。

「伊達競阿国劇場(だてくらべおくにかぶき)」を背景に、絵金展入口で


土佐の絵師・金蔵(1812~1876)は、幕末・明治期に多くの芝居絵屏風を残し、地元高知では「絵金さん」の愛称で親しまれてきました。今でも、祭りで飾られる屏風絵は、蝋燭の灯りに照らされ、「狂おしいほど美しい」世界へ誘います。その通りの展示でした。

由良湊千軒長者(ゆらのみなとせんげんちょうじゃ)

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)・吉野川


下地となった芝居のストーリーがよく分かっていたら、より理解が深まっていたのにと些か残念ではありました。

東京で初の大規模展でした。小説や映画にもなりました。TV朝日の「必殺仕掛人」のオープニング映像にも使われましたが、殆ど知られていません。
土佐にこんな絵師がいて、こんな熟達した芝居絵を描いていたのか、と驚き一方の展覧会ではなかったでしょうか?

懇親会は、程近いフレンチ創作料理「SeRieUX(セリュー)」で。フランス語で「本気」とか「本物」の意味らしい。「本物」だったかはともかく些か割高につきました。幹事の力量不足です。お詫び申し上げます。

【参加者(敬称略)】川崎健治ご夫妻、末次浩一郎、松村純夫、山本浩、若林覚(文)
(体調不良で急遽2名欠席)

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