劇団「遊戯空間」公演「吉良屋敷」の鑑賞報告

チケットが取れないということで、皆さんにご案内できず、しかも我々も全員が参加できないという状況でしたが、観劇の会を代表して竹内会員が参加し、感想を寄せてくれました。(観劇の会・穂積健児)

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2023年11月4日

私(竹内)の高校の同級生で、横浜演劇鑑賞協会運営委員の井田美紀子さんより演劇鑑賞のお誘いがあった。彼女の「企画・制作」で、「劇団『遊戯空間』公演」『吉良屋敷』が両国のシアターχ(カイ)で上演されるとのこと。井田さんが小平稲門会に紹介してくれた「劇団俳小」(小平市花小金井南町に昨冬移転)からも、主力俳優の大川原直太さんが出演するという。

ところが「観劇の会」の皆で参加しようと日程調整をしているうちに、チケットが早くも完売間近、残り1枚となってしまった。コロナの沈静化が見えてきた今、盛り上がる小劇場演劇の人気の高さを思い知らされた。やむをえず、情報を受けた張本人の私が代表で観に行くこととなった。

劇は「赤穂浪士討ち入り」のその日を、吉良屋敷の内側から、つまり仇討ちされた側の視点から描いたもの。配役は「民藝」「俳優座」を始めとする各劇団からの選抜メンバー。いやが上にも盛り上がった。

討ち入りのその時、襖が三枚、舞台の真上から轟音とともに滑り落ち、宙ぶらりんで揺れる。前進座の面々が参加した「殺陣」の凄いこと。

休憩なしの1時間40分を堪能し、思った。
「もう一度、観たい!」

観劇の会 竹内吉夫(1974商)

小平稲門会第35回記念総会
5年ぶりに来賓迎えて開催 懇親会は4年ぶりに

小平稲門会(大島二典会長)は10月29日(日)、小平市民文化会館(ルネこだいら)で第35回記念総会を開催しました。今回は4年ぶりに来賓をお迎えし、第1部の総会に続き、第2部のアトラクション、第3部の懇親会と従前のスタイルで開催。新会員8名を含む64名の会員が出席しての総会となりました。 

開会の挨拶をする大島二典会長

「活発な活動展開したい」と大島会長
第1部は、この1年に亡くなった5名の物故会員への黙祷の後、小山雄一副会長の司会で総会の開催を宣言。大島二典会長は「会長に就任して初めてご来賓をお迎えしての総会を開くことができた。今年に入って少しずつ会の活動を再開することができ、会員増強活動では11名の新会員をお迎えすることができた。また、新しい取り組みとしてエリア別の小グループ親睦・交流会を開き90名の会員が参加した。今後も多くの会員が参加して楽しんでいただけるような活発な活動を展開したい」と挨拶しました。

総会議案はすべて承認
総会は、小平稲門会の会則第9条に基づき、大島会長が議長を務めて開始されました。
まず、二又祐一幹事長が2023年度活動報告と2024年度活動計画(案)、久保田節子会計幹事が2023年度収支決算報告と2024年度収支予算(案)を説明し、満場の拍手をもって承認されました。
また、小平稲門会の会則改定(案)も今総会に上程されました。ゆうちょ銀行口座を継続利用するにあたり、小平稲門会のような団体(人格なき社団)名義の口座はマネー・ローンダリングやテロ資金供与対策の観点から、当会会則をゆうちょ銀行のガイドラインに沿った表記とするよう求められました(設立年月日の追記等)。審議の結果、満場一致で承認されました。

第1号議案から第5号議案の審議・承認が終わった後、来賓の萬代晃・校友会代表幹事/早稲田大学常任理事、続いて松田健一・早稲田大学東京三多摩地区地域担当課長/研究マネジメント課長から祝辞をいただき、来賓のご紹介がありました。

祝辞を述べる萬代晃・校友会代表幹事(左)と松田健一・東京三多摩地区地域担当課長


 津軽三味線の迫力ある演奏を堪能

 第2部のアトラクションでは早稲田大学津軽三味線愛好会三津巴による演奏が行われました。三津巴は、津軽三味線世界大会で5回の優勝経験がある実力派。津軽三味線の伝統的な曲からオリジナル曲まで10曲を演奏してくれました。
 アンコール曲演奏の直前にメンバーの三味線の糸(弦)が切れるハプニングがあり、急遽リーダーの相馬理玖さんが津軽じょんがら節をソロで演奏してくれました。7名のメンバーによる若さ溢れる素晴らしい演奏に会場から大きな拍手が送られました。

早稲田大学津軽三味線愛好会三津巴が迫力ある演奏を披露


 小平市在住の早大生も出席
 第3部は、宮本義信幹事の司会で懇親会が行われました。小平三田会の吉川潔顧問/前会長から祝辞をいただいた後、校友会東京三多摩支部の清水元支部長のご発声で乾杯。その後、祝電が披露され、今年米寿を迎えられた会員8名のうち出席した4名に大島会長からご長寿のお祝いの品が手渡されました。

懇親会で。左から吉川潔・小平三田会顧問、清水元・東京三多摩支部支部長、小林洋子・小平市長

ご長寿のお祝いを手に喜びの笑みを浮かべる4名の会員。中央は大島会長

ここで小平市の小林洋子市長が到着され、ご挨拶をいただきました。次いで新会員11名中、懇親会に出席の5名と総会初参加の会員1名、小平市内在住の早大大学院生・学部生3名が紹介されました。
続いて早稲田祭2023運営スタッフの学生2名が挨拶。早稲田祭の運営資金の寄付を募り、懇親会出席者はカンパに協力しました。

懇親会に出席した5名の新会員と、総会初参加の会員による自己紹介が行われました

小平市在住の早大大学院生・学部生も元気よく挨拶

最後に竹内吉夫会員のリードで早稲田大学校歌「都の西北」を斉唱し、中村泰三副会長の閉会の辞で総会を締めくくりました。

校歌をリードする竹内吉夫会員とハーモニカで伴奏する飛田護道会員

4年ぶりに飲食しながら会員同士の交流を図り、心置きなく校歌を歌うことができました。当たり前であることの有難さを感じる総会となりました。

(文=広報/1978文・今井右子、写真=顧問/1963商・國友康邦、広報/1972商・二又祐一)

◆小平稲門会第35回記念総会出席者 (敬称略、97名)
【早稲田大学関係】
・早稲田大学校友会代表幹事/早稲田大学常任理事 萬代 晃
・早稲田大学東京三多摩地区地域担当課長/研究マネジメン ト課長 松田健一
【小平市関係】
・小平市長 小林洋子
【小平三田会関係】
・小平三田会会長 剣持庸一
・小平三田会顧問/前会長 吉川 潔
【東京三多摩支部・近隣稲門会関係】
・東京三多摩支部支部長/国分寺稲門会名誉会長 清水 元
・清瀬稲門会会長 内田貞司、副会長 神山和夫
・国分寺稲門会会長 下山 登、副会長 日置憲二郎
・西東京稲門会会長 緒方 章、副会長兼幹事長 原田一彦、 副会長 大久保健仁
・東久留米稲門会会長 山口謙二、副会長 片平るみ
・東村山稲門会会長 山本岩男、副会長兼事務局長 町田光髙
・東大和稲門会会長 上田正秋、副会長 朝倉祐治
・武蔵野稲門会会長 諸江昭雄、事務局長 田坂忠俊
【早稲田大学学生】5名
・小平市在住:江 文俊(法学研究科博士課程3)、森本早 咲(人間科学部1)、渡邊優輝(人間科学部3)
・早稲田祭運営スタッフ:五味廉太郎(社会科学部2)、出山湧大(商学部1)
【アトラクション】7名
早稲田大学津軽三味線愛好会三津巴:相馬理玖(教育学部4)、川上 周(基幹理工学部4)、野原智也(政治経済学部4)、辻内慈音(スポーツ科学部3)、渡邊楓妃(他大学メンバー・経営学部3)、和田大基(法学部2)、蘇武祐吾(文学部2)
【会員】64名
芦野信司(1979文)、天野富康(1968法)、井垣 昭(1961法)、石井道彌(1952文)、磯山 亮(推薦校友)、伊藤 徹(1969法)、今井右子(1978文)、大島二典(1969理工)、大野照藏(1964法)、小平道彦(1959理工)、梶川 允(1968理工)、勝見亮助(1970社学)、河崎健治(1971政経)、北橋捷之(1967商)、木本芳樹(1974理工)、國友康邦(1963商)、久保田節子(1972文)、栗原政博(1964政経)、神波節夫(1970政経)、古林 繁(1958商)、小山雄一(1968法)、先山厚子(1978理工)、佐藤俊雄(1958教育)、塩田智男(1956法)、末次浩一郎(1972政経)、鈴木昭助(1967商)、瀧川 潔(1974政経)、竹内吉夫(1974商)、田中一俊(1975文)、田中康彦(1975理工)、百々謙治郎(1975政経)、飛田護道(1960教育)、富澤七郎(1958商)、中村泰三(1966理工)、西村 弘(1960教育)、野村吉宏(1961政経)、間 誠(1985文)、橋本勝弘(1981商)、早川三雄(1971法)、樋口昌典(1985文)、平澤 洋(1972政経)、比留間 進(1971文)、広山嘉彦(1976教育)、二又祐一(1972商)、牧野敏夫(1970教育)、増田峰夫(1959法)、松尾寛敏(1973政経)、松村純夫(1976政経)、松本研二(1971商)、真砂紀彦(1983法)、峯岸敏雄(1969政経)、宮本義信(1985社学)、三輪敬之(1971理工)、向山純子(1997法研修)、牟田忠純(1960理工)、村木央明(1971政経)、森田健次(1971教育)、安田昌樹(1977政経)、山口 勝(1966商)、山田哲司(1976政経)、山本 浩(1954政経)、横田康平(1955政経)、若林 覚(1971政経)、渡邊 節(1973政経)

第62回ゴルフコンペ(秋季)の報告

11月中旬、さすがに猛暑も一服し、寒さに震えた朝、第62回小平稲門会ゴルフコンペが開催されました。かつては5組20人で競った本会も今回は参加者6名、コンペと名乗るには少し恥ずかしい参加者数でした。しかし、今年稲門会に入会された能川さんが初参加され、久々の新人加入です。

青梅ゴルフ倶楽部でのコンペに参加した6名


11月13日(月)、場所は青梅ゴルフ倶楽部、6名2組でのコンペです。やや肌寒いものの、青空が広がるゴルフ日和。青梅ゴルフ倶楽部は翌日からの第21回多摩シニアオープンオノフカップを控え、のぼり旗がはためく華やかな雰囲気でした。

青梅ゴルフは結構距離が長いので皆さんスコアメイクに苦労され、ベスグロが104、残念ながら100切りはゼロでした。また、ニアピンも4回のチャンスで乗ったのはただ一人、1回のみ。

優勝は会長の増田さん、準優勝は千葉さん(外部参加)。

優勝したゴルフ同好会会長の増田さん(左)と筆者


来年は5月21日(火)、何とか西武園ゴルフ場での開催を目指します。会員の皆さんの参加、宜しくお願いします。

【参加者6名(敬称略)】 河崎、千葉、百々、能川、増田、松本(研)

(文責・河崎)

第128回ニモクサロンの報告

・日 時:2023年11月9日(第2木曜日)12:00~14:00
・場 所:東大和市駅前ビックボックスC5室 電話 042-566-6892
・会 費:2,000円
・参加者(敬称略、五十音順):10名。荒木・石井(道)・伊藤(徹)・小平・鈴木(昭)・野村・比留間・松村・山本・横田

《報告》
今日は、少し贅沢?な昼食会になりました。
実は改装が終わってから、昼食のメニューは、私達もカラオケ室用の簡単なものになりました。が今日から、コックさんからのお申し出で、お店と同じものを注文させて頂けるようになりました。メニューもずっと増えました。皆さんご満足頂けましたか?(^-^)
《今日の話題》
☆ 今日のニモクサロンのスターは、お久しぶりの石井道彌先輩でした。いつもは皆さん、お代わりも生ビールだったのに、今日は2杯目は石井さんとご一緒にハイボールを飲んでウィスキーの話。
早慶戦のチアガールとして頑張っていらした美しいお孫さんの話も。
比留間さんが、石井さんが原語でシャンソンを歌う会や、仲町公民館のジャズでご活躍だともご紹介して下さり、皆さんますます称賛!!
☆ K・K・メンネルコールの演奏会にいらした方達から、舞台での会長勝見さんが立派だったとお話がありました。仲間の活躍は嬉しいものですネ。
☆ 総会での津軽三味線の演奏が素晴らしかったという話も盛り上がりました。津軽三味線の皮が何で出来ているかという話から、出演料は幾らなのかという話まで、ニモクサロンのメンバーは個性豊かな方々なので、良い音色でしたネだけでは終わらずに、ここでも楽しい話題が次々と奏でられていきました。
☆ 散策の会が終わったばかりで、今日はお休みの佐藤会長さんに代わって、参加メンバーから様々な感想や思い出話、知識が追加披露されました。民芸品、プロレタリア文学、前田家・・・、早稲田大学卒業生は博学ですね。
因みに次回散策の会は、恒例の七福神巡り。皆さん揃って1年の福を頂きに参りましょう。(懇親会は小川さん御用達のお店で飲みました!)
☆ 小平さんから「小平市民便利帳」が紹介、回覧して下さいました。1年に1回発行され、中央公民館に有るそうです。なかなか便利です。
☆ 前回話題になった「小金井カントリークラブ」について、小平さんが詳しく調べて来て下さり、更に話は発展して、小金井の話、小平の歴史、比留間家の話、江戸時代だの徳川家だのと時空を飛んでの賑やかな話が続きました。(ひとつ女性として気に入らなかったのは、小金井カントリーが、女性にプレーをさせなかったという話でした)(>_<)
●尚、14:00から2時間カラオケの会開催、7名の方が参加されました。
参加者(敬称略、五十音順):7名。荒木・伊藤(徹)・小平・野村・比留間・松村・山本 
★次回は東大和市稲門会から2名の方がご参加下さるそうです。

(文責:荒木)

第58回散策の会報告
駒場界隈をめぐる

令和5年11月8日(水)

前日の東京都心は最高気温が27.5度と、11月の観測史上最高を100年ぶりに更新しました。散策当日は立冬でしたが、それでも平年よりかなり高い21.6度と秋晴れの一日でした。

東大駒場キャンパスから駒場公園一帯は、江戸時代には笹が一面に生えていた将軍家の鷹狩場で、「駒場野」と呼ばれていました。その後、明治政府は明治11年にこの原野を利用して「駒場農学校」を開校し、先進国の農業技術を積極的に導入した農業の教育・研究機関としました。後の東大・筑波大・農工大の農学部の前身です。そのためこの一帯は「近代農法発祥の地」とも呼ばれています。

つかの間の王侯気分


☆ケルネル田圃(駒場野公園内)(目黒区駒場2-19-70)
明治政府は明治14年ドイツから農芸化学の教師としてオスカル・ケルネルを招きました。
彼は土壌や肥料の研究に力を注ぎ、11年間も在日しました。ここが彼の手掛けた我が国初の試験田です。今は近所の筑波大学駒場中学・高校の生徒の手によって田植え・稲刈りが行われ、収穫された米は卒業式や入学式に赤飯にして生徒達に提供されています。下見の時に首を垂れていた稲穂はもうすっかり刈り取られ、10体以上あった案山子も姿を消していました。


☆日本民藝館(駒場4-3-33)【入場料1,200円】
展示品には題名以外の解説文はなく、これは「知識を持つ前に、まず無心に物と向き合うように」という開設者柳宗悦(やなぎむねよし)の信条に基づくものだそうです。じっと眺めていると確かに対象物からの語りかけが聞こえてきたような気がしました。ここは日常雑器など無名の工人たちの作品の中に“美”を見出し、これを世の中に紹介しようとする「民藝運動」の場です。柳宗悦が収集した工芸品を展示していて、昭和11年に自宅の隣に開館しました。玄関は大谷石、床は黒光りする板張りで、2階は白壁の温かみのある建物でした。今回は特別展「西洋工芸の美」の方が常設展より広い展示面積を占めている珍しい展示でした。

また運よくこの日は柳宗悦の邸宅だった西館も公開されていたので、しっかり鑑賞してきました。ここは宗悦が72歳で没するまで生活の拠点とした所です。両館とも都の有形文化財に指定されています。

なおNHK「趣味の園芸」のレギュラーで小平市在住だった園芸研究家の柳宗民は宗悦の三男です。また、宗悦夫妻の墓は小平霊園にあります。

どんなものがあるのかな?

柳氏邸宅の長屋門.。背後は東大の生産技術研究所など


☆旧前田家本邸の洋館と和館(駒場公園内)(駒場4-3-55)【無料】
前田家16代当主の前田利為(としなり)侯爵が昭和4年に建築した邸宅で、国の重要文化財です。地上2階、地下1階で、化粧レンガ張り、イギリスのカントリーハウス風の意匠でまとめられています。隣には2階建ての和館もありました。完成当時は個人の邸宅としては東洋一といわれ、使用人が100人以上いたそうです。本郷にあった加賀百万石前田藩の上屋敷跡(1万坪)がその後東京帝国大学の校地拡張のため、ここ駒場の4万坪の土地と等価交換されたのです。その後持主は変わり、戦後は連合国軍最高総司令官リッジウェイ大将の官邸になったこともありました。昭和39年に都が買収し、42年に都立駒場公園として生まれ変わりました。東大駒場キャンパスを左右に振り分ける形で存在しています。古き良き時代に生きたセレブの桁違いの生活ぶりをどう感じられましたか?

☆日本近代文学館(駒場公園内)(駒場4-3-55)【入場料300円】
ここは日本の近代文学に関する図書・原稿・書簡など120万件の資料が保管・展示されています。昭和38年に高見順・伊藤整・川端康成らが、文学資料の散逸を危ぶみ呼びかけた結果、1万5千人に及ぶ人々から資料が寄贈され、それを基に昭和42年に開館しました。
パソコンやメール機能を使い執筆している現代の小説家たちの原稿・書簡といった遺産は、今後どんな形で残されていくのでしょう? 原稿用紙を埋める字癖、修正、ペンの太さ、インクの色、校正の赤などが入り混じっての個性の面白さは、やがては消失していくのでしょうか。

☆東大駒場キャンパス(駒場3-8‐1)
元は駒場農学校の校地でしたが、昭和10年旧制第一高等学校の校地となり、戦後の学制改革により、新制大学の東大教養学部へ移行されました。早稲田同様古い校舎は少なくなってきて、高層の新校舎が目立ちます。でも大隈記念講堂しかり、安田講堂しかり、ここの旧一高本館もそう、やはり昔ながらの時計台は大学のシンボルにふさわしいですね。
なお、時計台は国の登録有形文化財です。(大隈記念講堂は重要文化財)

旧一高本館


今回の散策は駅から近かったせいか、施設内での見学も含めて歩数は約6,500歩といつもより少な目でした。

【散策後の懇親会】
♪ 嗚呼玉杯に花うけて…ではなく喉に泡うけて、ビアグラスという日常雑器の中にあふれる琥珀色に、ひとしおの美を感じるひと時でした。これにはどんな解説も不要です。会場は吉祥寺駅前の「戎ビアホール」。何人かの会員とは年に一度まみえる地下空間でした。

【参加者】
荒木・伊藤(徹)・大河原・大河原(眞)・梶川・梶川(公)・北橋・小林(弘)・佐藤(俊)・末次・瀧川・竹内・松村・山本・山本(裕) (15名)

(文=佐藤(俊) 写真=松村・佐藤)

校友会ゴルフ大会に参加、団体戦で12位に

2023年11月8日(水)。11月とは思えない、暖かく、いやむしろ暑いくらいの陽気の下第14回早稲田大学校友会ゴルフ大会が開催されました。

校友ら192名が参加して行われた第14回校友会ゴルフ大会(写真提供=校友会・竹内 大氏)


場所は名門久邇カントリークラブ(埼玉県飯能市)。小平稲門会からは増田峰夫さん(1959法)、松本研二さん(1971商)、百々謙治郎さん(1975政経)、河崎健治(1971政経)の4名が参加しました。総勢192名、貸し切り、各ホールで全員一斉にスタートする、ショットガン方式。自分のスタートホールまでたどり着くのがちょっと大変です。

大会が行われた久邇カントリークラブのなだらかな林間コース

小平稲門会から参加した4名のメンバー


風もなく、絶好のゴルフ日和でした。参加者の中には瀬古俊彦さんも。86で回っておられました。上手い!

個人戦、団体戦で競いましたが、個人戦は大学ゴルフ部OBもいて、我々シニアゴルファーはなかなか上位にくいこめませんでした。百々さん33位、河崎52位、松本さん60位、増田さん173位。
惜しかったのは団体戦で、参加48チーム中12位。10位の鎌倉稲門会とは0.8ポイントの僅差でした。残念!
個人戦集計結果
団体戦集計結果

200名近くが出席する表彰式は広い会場を埋め尽くし、司会の声が聞こえません。萬代晃・校友会代表幹事の開会挨拶、高麗大学校日本校友会・崔 相英(チェ サンヨン)会長の発声で韓国式乾杯。今回、高麗大学校から4名が参加、シンガポール稲門会日本支部からの参加もありました。

小平稲門会、来年の捲土重来を誓って会場を後にしました。腕に覚えのある、小平稲門会のゴルフ愛好家の皆さん、来年はぜひご参加ください。2024年11月6日(水)に開催の予定です。

(文責・河崎)

早稲田 優勝逃す
~東京六大学野球秋季リーグ戦~

早慶戦で1勝2敗、勝ち点取れず3位に

慶大が40度目の優勝
東京六大学野球・秋の早慶戦は、早稲田大学が慶應義塾大学に1勝2敗と負け越して勝ち点をあげることができず、6季ぶり47度目の優勝を逃し、2023秋季リーグ戦の順位は3位に終わりました。優勝は慶大で、4季ぶり40度目の頂点に立ちました。

今季のリーグ戦は、早慶戦で勝点をあげたチームが優勝する重要な一戦となりました。10月28日(土)に行われた1回戦は九回、早大は慶大に2-1と逆転されましたが、その裏、同点とし、さらに無死満塁のチャンス。代打に起用された小澤周平選手(スポ科2年、健大高崎)が右中間に適時打を放ち、早3-慶2と逆転劇を演出。優勝に王手をかけました。
翌29日(日)の2回戦は、慶大の1年生投手・竹内丈選手(桐蔭学園)の好投にはばまれ早0-慶4の零封負け。対戦成績が1勝1敗となり、優勝は3回戦にもつれ込みました。


30日(月)に行われた早慶戦3回戦。今年のプロ野球ドラフト会議でソフトバンクから3位指名を受けた慶大主将の廣瀬隆太選手(4年、慶應義塾)が左翼へ2ランを放って先制。早大は6回に1点を返すも、慶大は7回に本間颯太朗選手(3年、慶應義塾)のソロ本塁打を含め3点を追加。早稲田は追撃するも及ばず、早3-慶5で対戦成績を1勝2敗とし、勝ち点を取れず優勝を逃しました。

秋季リーグ戦は慶大が勝ち点5の完全優勝を果たしました。2位は勝ち点4の明大、早大は勝ち点3の3位に終わりました。
【秋の早慶戦応援ツアー参加者2名(50音順、敬称略)大島二典(1969理工)、北橋捷之(1967商)

(広報/1972商・二又祐一)

秋晴れの下 ホームカミングデー・稲門祭開催

~10月22日(日) 昨年に続き対面形式で

早稲田大学が卒業後15年・25年・35年・45年・50年目の節目の年を迎える校友を招待して行う「ホームカミングデー」と、早稲田大学校友会の最大のイベント「2023稲門祭」が秋晴れの10月22日(日)に行われました。

58回目を迎えたホームカミングデーに招待されたのは、1973・1974、1978・1979、1988・1989、1998・1999、2008・2009の各年次卒業生。新型コロナウイルス感染症の影響で2020年度は開催が中止となり、翌21年度はオンライン開催(2021年度)となったため、今年度は昨年度に続いて2年次分の招待対象校友が出席し、戸山キャンパスの早稲田アリーナで午前と午後の2回に分けて行われました。
記念式典は、NHK大阪放送局の高瀬耕造アナウンサー(1999商)の司会で始りました。まず、田中愛治・早稲田大学総長が式辞を述べ、「平素から校友の皆様からの激励や支援に心から感謝しています。総長就任以来、校友会の力強さと頼もしさ、母校への温かい思いを身にしみて感じています」と謝意を表し、「それだけに校友の皆様には母校を誇りに思っていただけるよう、世界で輝くWASEDAを目指して邁進してまいります」と抱負を語りました。
招待年次代表挨拶は、2009年に『終の住処』で芥川賞を受賞した小説家の磯﨑憲一郎氏(1988商、卒業36年目)が行いました。同氏は、早稲田大学を目指した理由や漕艇部時代の思い出を語りました。

李・高麗大学校校友会元会長に名誉博士号を贈呈
今回の式典で早稲田大学は、早稲田大学校友会と友好交流協定を結んでいる韓国の高麗大学校校友会・李鶴洙(イ・ハクス)元会長に名誉博士の学位を贈呈しました。李氏は、サムスングループ経営幹部の一人として、サムスングループと早稲田大学の緊密な関係の構築に重要な役割を果たしてきました。また、校友会会長として早稲田大学と高麗大学校の友好関係、学術・スポーツ交流、校友会員交流等に大きく貢献し、早稲田大学の国際化に寄与してきたとして、名誉博士の学位を贈ることにしました。

名誉博士号の学位記を手にする李鶴洙・高麗大学校校友会元会長(左)

 

2023稲門祭 「心のふるさと早稲田」をテーマにイベント展開

2023稲門祭は、卒業年次が1983年と1993年の校友によって運営されました。テーマは「心のふるさと早稲田」。恒例の「稲門音楽祭」のほか、「心のふるさと早稲田」を奏でるワセオケコンサートや「心のふるさと早稲田からお送りするWA(話・和)芸の継承」「心のふるさと早稲田でパラスポーツを楽しもう!!」など、稲門祭のテーマを反映したイベントが展開されました。

男性チア“SHOCKERS” OBによるパフォーマンス。大隈庭園で

大勢の来場者でにぎわった早稲田キャンパス

また、稲門医師会による「今、知りたい 感染症に負けない健康法」の企画では、シンポジウム形式でディスカッションが行われました。
当日は好天に恵まれ、キャンパスは来場者でいっぱい。「心のふるさと早稲田」を楽しんでいました。

(広報/1972商・二又祐一)

第25回美術館を巡る会
東京国立近代美術館「生誕120年 棟方志功展」の報告

秋の美術館を巡る会は、東京国立近代美術館の「世界のムナカタ」を鑑賞しました。

棟方志功(1903-1975)は、少年時代「わだばゴッホになる」と宣言して以来、一心不乱に創作に励みました。
1955年には、サンパウロ・ビエンナーレ、翌56年、ヴェネチア・ビエンナーレ国際版画大賞を受賞しました。

今回の「生誕120年棟方志功展―メイキング・オブ・ムナカタ」は、棟方に大きな影響を与えた青森、東京、富山を巡る過去最大級の展覧会で、板画(版画)、倭画(肉筆画)、油彩画、デザイン制作から映画、テレビ、ラジオ出演まで、縦横無尽、八面六臂の活動が紹介されていました。
代表作「二菩薩・十大弟子」はともかく、疎開先の富山県福光町の「華厳松」「四季福光風景」など貴重な作品群を目の当たりにできました。

ところで、ゴッホは、生前殆ど評価されませんでしたが、「ムナカタ」はゴッホになれたのでしょうか?

残念だったのは、棟方が油彩から版画に転じる大きなキッカケになった川上澄生「初夏の風」が出品されてなかったことです。私だったら絶対・・・。

川上澄生の代表作「初夏の風」
1926(大正15)年の第5回国画創作協会展に出品されました


棟方展の後、常設企画展も楽しみました。
中学、高校の教科書に載っていた近・現代の名作・名品揃いです。

懇親会は、パレスサイドビル「パブ・サントリアン」で、棟方と美術を肴に、和気あいあいのひと時を過ごしました。

懇親会の「パブ・サントリアン」で


2023年10月24日開催
【参加者】7名(50音順、敬称略)
伊藤 徹、河崎健治、小山雄一、末次浩一郎、鈴木達也、山本 浩、若林 覚

(文責=お世話役・若林 覚)