西東京稲門会「ワインを愛する会」に参加して

2025年7月30日(水)、西東京稲門会(緒方 章会長)の「ワインを愛する会」に参加してきました。毎月誘われていますが、都合がつかず2か月振りの参加です。

今回は13名の参加で、そのうち稲門会は西東京7名、東村山2名、東久留米2名、小平1名、さらに西東京三田会1名でした。会場は、ひばりが丘の早稲田OBが経営するワインバー。
小平稲門会ワイン研究会の会場「こもれび」と違い、一般客も入っていますが、参加者は他稲門会からの参加者も含め、ワイワイガヤガヤと話は弾む、ワインは進む、でした。ワインは全てOBの経営者が提供し、コメントがついています。

会費が4,500円で、今回は9本のワインと、ワインに合った料理が提供されました。西東京稲門会から参加した一人は今月入会したばかり、即ワインを愛する会にも入ったとのことです。
私が持参した1本も含め、10本全部飲み干しました。13人で10本はすごいです。

小平稲門会ワイン研究会の宣伝と10月の「ワイナリー・蒸溜所見学ツアー」を紹介してきました。当ワイン研究会は最近参加者が7名程度で推移しています。常連だった方が高齢で参加できなくなっています。

当ワイン研究会の会場「こもれび」は15名程度入れますし、個室ですので周りを気にせず飲めます。一度、近隣稲門会や小平三田会にも声をかけ、同好会活動の輪を広げたいと思っています。

(小平稲門会ワイン研究会会長・河崎健治)

第95回ワイン研究会報告

開  催  日: 2025年7月18日(金) 15:00~17:00
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

第95回ワイン研究会は猛暑が続く中、きりっと冷やした白ワインを飲んで涼を感じよう、ということで始まりました。

今回は主に赤ワイン醸造に使われるメルロー種から造られた、白のメルローと本来の赤メルローの飲み比べから始まりました。
このホワイトメルローは、私(河崎)がカリフォルニアのテメキュラにあるワイナリーから試飲して購入してきたワインです。スパークリングワインは黒葡萄種から造られることも多く、ブラン・ド・ノワールと呼ばれ、ピノノワールから造られるスパークリングが有名です。

今回のホワイトメルローは、実際はピンク色であり、外観はほとんどロゼワインです。白ワイン特有の酸味が少なく、また渋みもほとんどありません。黒葡萄酒から造る白ワインは日本ではあまりありませんが、アメリカでは結構人気です。今回の飲み比べ、やはり赤メルローに軍配が上がりました。

飲んだワインは左から、SEIJO ISHII merlot 赤 フランス、BELLA VISTA white merlot 白 アメリカ、 GAVI di GAVI 白 イタリア、 SEIGNEUR DE LA TOUR  赤 フランス、の4本です。

当ワイン研究会はこれからもいろいろな企画をして皆さんとワインの世界を楽しもう、と思っています。ワインに興味のある方の参加、お待ちしています。

*10月16日(木)、山梨のワイナリーツアーを企画しています。参加者募集中です。
詳細は、こちら

*8月のワイン研究会は休会です。

【参加者(50音順、敬称略)】8名
伊藤、井垣、河崎(文責)、佐藤、冨平、牟田、山本、若林

サントリーのワイナリー・蒸溜所見学ツアー

ワイン研究会は、サントリーに勤務しておられた、会員・若林s覚さんのご尽力で、10月にサントリー登美の丘ワイナリー、白州蒸溜所をツアーで巡ります。

登美の丘は甲府盆地に広がる広大なブドウ園で、9月にプチリニュウアルされます。葡萄畑も見物できる予定です。
また、白州蒸溜所は今ウイスキーブームで大人気。予約の取れない蒸溜所ですが、今回見学できることとなりました。途中立ち寄る、「道の駅はくしゅう」は名水「サントリー天然水」が無料でくみ取れます。

定員は20名、皆さんの参加を、お待ちしています。

・実施日=2025年10月16日(木)
・行 先=サントリー登美の丘ワイナリー、白州蒸溜所
・スケジュール=次のとおり。
登美の丘ワイナリー 11時~12時30分
②「
道の駅はくしゅう」 ランチ 13時~13時40分
白州蒸溜所 14時~16時
・費 用=約15,000円(ワイナリー、蒸溜所のテイスティング付き)
・申込み先=河崎健治 電話: 090-1056-9311 Email: kenj042(at)jcom.home.ne.jp【(at)を@に置き換えてください】
(以 上)

第94回ワイン研究会報告

開  催  日: 2025年6月20日(金) 15:00~17:00
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

6月20日(金)、梅雨とは思えない猛暑の中、定例のワイン研究会が「こもれび」で開催されました。第94回です。当日は稲門会の行事が重なり参加者は5名でした。


少人数なので飲んだワインも3本。今回は白ワインの飲み比べでした。

最初はマルベックの白。黒ブドウのマルベックから白ワインが造られます。ブラン・ド・ノワールと呼ばれ、専門的にいえば、赤ワインは収穫したブドウを果皮、種子と果汁を一緒に漬け込み(醸し、マセラシオン)しますが、白ワインはこの醸しの作業がありません。黒ブドウから白ワインを造る、マジックのようですが、渋みが控えめで飲みやすいこともあり、結構普及しています。

今回はこのホワイトマルベックを飲み、次に白ブドウのソービニヨンブランから造られたワインで飲み比べ。皆さんの感想はやはり、ソービニヨンブランに軍配が上がりました。

最後は、イタリアはシシリー産の白ワイン、地元の白ブドウ、トラミネールとソービニヨンブランのブレンドです。これもしっかりした酸味があり、爽やかな味でした。
飲んだワインは3本ですが、暑い時は冷えた白ワインに優るものはない、と感じました。
左から、MONTES SAUVIGNON BLANC 白 チリ、TRIVENTO WHITE MARBEC 白 アルゼンチン、FINA KIKE 白 イタリア。

来月もメルローから造られた白ワイン、ホワイトメルローを飲みます。参加される方、赤のメルローを持参いただければ飲み比べができると思います。

【参加者(50音順、敬称略)】5名
井垣、伊藤、上村、河崎(文責)、冨平

第93回ワイン研究会報告

開  催  日: 2025年4月18日(金) 15:00~17:00
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

4月とは思えないような陽気の中、恒例の研究会が開催されました。
今月は珍しく、フランスやイタリアのワインではなく、南アフリカ、スペイン、メキシコのワインでした。

口火は南アフリカの白ワイン、シュナンブランという種でフランス、ロワール地方が原産で南アフリカでも生産されています。豊富な酸味が特徴で辛口から甘口まで幅広い種類のワインの原料になっています【写真中央、KWV (南ア)白】。

続いてスペインの赤ワイン、桜の木がデザインされたラベルで日本向け限定生産ワイン。醸造者がアメリカ、ワシントンポトマック河畔の桜を見て感激し、桜の木をデザインして、日本向けに生産しているのだそうです。品種はスペイン原産のモナストレル、注がれた一瞬黒ワイン?と声が上がったほど黒に近い赤ワイン。。山本さん持参のワインですが、山本さんは毎回エピソード付きのワインを持参されており、山本さんの説明を聞きながら飲むワインはまさに研究会としての真骨頂です。最高齢ながら知的好奇心の固まり、と感心しています【写真右、JUAN GIL(スペイン)赤】。

3本目はメキシコの赤ワイン、シラー。メキシコに駐在していた愚息に依頼して買ってきてもらいました。今回は産地、種ともメインではありませんでしたが、それぞれに味があり、楽しく飲み干すことができました【写真左、
MONTE XANIC(メキシコ)赤】。

【参加者(50音順、敬称略)】8名
井垣、上村、河崎(文責)、冨平、牟田、山本、若林

5月の研究会は都合により休会です。次回は6月20日(金)です。

*上村さんが国営昭和公園で開催される、ボタニカルアート立川展に出品されます。5月31日~6月4日まで。6月1日(日)午前、上村さんがいらっしゃいます。

第92回ワイン研究会報告

開  催  日: 2025年3月21日(金)
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

今月は連休の間の開催となり、皆さん都合が悪く、参加者は5名でした。


今回のトピックは山本さんが持参された「ホワイトナイル ビール」、早稲田大学と京都大学が共同開発したビールです(下図左の両端のトル)。
紀元前8000年頃、古代エジプトで栽培されるようになった「エンマー小麦」を現代に甦らせ、麦芽とともに京都の名水で仕込んだ現代ビールです。エンマー小麦は京大の研究室にかつての探検隊が持ち帰り、保存してあったそうです。白く濁った金色で少し酸味があり、飲みやすいビールでした。ホワイトナイルの他に赤胴色のルビービールもあり、ネットで購入できるとのこと。

いつもは、飲んだ空き瓶がずらりと並ぶ当研究会ですが、さすがに5名では2本がやっと。研究会最小記録更新です。
赤の1本はカリフォルニアのテメキュラ産。カリフォルニアはナパが有名ですが、サンディエゴに近いテメキュラもワイナリーが沢山あります。葡萄の種はマルベック、黒ワインとも言われるほど濃い色合いのワインです。

今回味わったのは、ホワイトナイル  ビール  日本(上図左の両端)、South Coast Winery 赤 米国(上図左の右から2番目)、Sierra Verde 赤 チリ。

ワインとは別に注目を集めたのは上村さんのボタニカルアート。退職後に始められた、とのことですが、完成までに3か月かかるほどの精密画。今春、昭和記念公園での展覧会に出展されるそうです。

【参加者(50音順、敬称略)】5名
井垣、上村、河崎(文責)、冨平、山本

第91回ワイン研究会報告

開  催  日: 2025年2月21日(金)
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

日本海方面は大雪ですが、関東は全くの晴天続きで風は寒い北風ですが、抜けるような青空は春が近づいていることを感じさせます。

春の到来を告げる、店内の飾付け


今月は珍しい、ハンガリー産のワイン(写真左から2本目)から始まりました。ぶどうの種はピノブラン、白で穏やかな果実味と控えめな酸味のバランスが素晴らしいワインでした。ハンガリーは世界3大貴腐ワインの一つ、トカイで有名ですが今回の白ワインも当たりでした。
飲んだワインは4本。写真左から、JEAN BOUCHARD(ジャン・ブシャール) 赤 仏、DANUBIANA(ダヌビアーナ) 白   ハンガリー、CHABLIS(シャブリ) 白 仏、登美の丘 赤 日本。

飲み干したワインボトル


いつものようにワイン談義がワイワイと続いていましたが、赤ワインの飲み方で驚愕の飲み方を知りました。赤ワインは抜栓し、デキャンタに移して空気にさらすことでワインの香りが開き、タンニンがまろやかになり、アルコールのツンとした刺激が和らぎます。これをデキャンタージュというのですが、なんと最適なデキャンタは「尿瓶」だそうです。口が広く、かつ平べったい尿瓶はデキャンタージュに最適とのこと。無論、本来の用途で使用されたものは使えませんが・・・。ワイン通の集まりではこのやり方で提供されることも珍しくないそうです。(一度、新品の尿瓶を買ってきて試しますか?)

参加した8人のメンバー


さて、当ワイン研究会では今秋、ワイナリーツアーを企画しています。サントリーに勤務しておられた若林さんのご協力で山梨の登美の丘ワイナリーと白州蒸留所を見学します。登美の丘ワイナリーは広大な敷地を有するワイナリー、白州蒸留所は最近のウイスキーブームで予約の取れない、超人気の蒸留所です。10月16日(木)を予定しています。皆さんの参加、お待ちしています。

【参加者(50音順、敬称略)】8名
井垣、上村、河崎(文責)、冨平、野村、牟田、山本、若林

第90回ワイン研究会報告

開  催  日: 2025年1月17日(金)
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

1月17日、珍しく寒風が吹きすさぶ中、定例の研究会が「こもれび」で開催されました。

毎年1月度の開催には会費で購入した高級ワインが提供されます。過去にはシャンパンのドンペリニヨン、ブルゴーニュの高級白ワイン「モンラッシェ」等。価格が高く、普段飲めないワインを飲むのも楽しみの一つです。
今月はGevrey-Chambertin(ジェブレ シャンベルタン)、かのナポレオンが愛したワインとして有名です。「ブルゴーニュの王」「王のワイン」とも呼ばれています。ピノノワール種で醸造され、芳醇な香りのワインを今回参加された6名で飲み干しました。元気になられた野村さんも参加され、3本今回は飲み干しています。

今月は正月ということで、乾杯はワインではなく金粉入りの日本酒で。冷酒の日本酒はワインとの相性もよく、料理ともマッチしていました。
今回飲んだのは、月桂冠 御神酒 日本酒、Schloss Vollrads Sommer 独 白、Sichel Margaux 仏 赤、Labouré Roi  Gevrey Chambertin 仏 赤(下図左)。

「こもれび」さんの料理はデザート、コーヒーに至るまでいつも最高のおもてなしです。

ワイン研究会は今回で90回開催、飲んだワインは700本を超えます。ただ、参加者の高齢化に伴い、次第に参加人数は少なくなっています。ワインを愛する方の参加、お待ちしています。

【参加者(50音順、敬称略)】6名
井垣、河崎(文責)、冨平、野村、牟田、山本

第89回ワイン研究会報告

開  催  日: 2024年12月20日(金)
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

やっと寒さも増し、冬らしくなった20日、12月度のワイン研究会が開催されました。会場の「こもれび」は毎回素敵なデコレーションが施され、ワインを飲む場に相応しい雰囲気を醸し出しています。今月はクリスマスバージョン、クリスの元、トナカイ、サンタクロース等が飾られていました。

今月の目玉はイタリアはベネト州産のアマローネ。聞きなれないワインかもしれませんが、イタリアのワインにはABCと言われる、3大高級ワインがあります。Bはバローロ、Cはキャンティクラシコ、そしてAはアマローネです。ブドウ収穫後、陰干しして干しブドウのようにしてから醸造されます。やや苦味が強く、イタリア語の「辛い、苦い」の意味のアマローネです。皆さんがイタリア料理店に行って、「アマローネお願い」と注文すれば「お、通だな!」と思われること、請け負います。少し高いですが・・・。
飲んだワインは、左からCasillero del Diablo 赤 チリ、Amarone della Valpolicella 伊 赤、BODA Rosso 伊 赤、Pazo das BRUXAS 白 スペインの4本。  

今月の参加者は8名、常連の方がこのところお見えになっていないのが気になります。

木本さんが「小平稲門会 ワイン研究会 平成から令和へ 空けたボトルは700本!」という冊子を作られました。ワインレッドの表紙で過去に飲んだワインの写真や研究会の写真等、記念誌としても素晴らしい作品です。

来月も第三金曜日の1月17日に開催します。新年は会費の中から少しいいワインを購入して提供します。乞うご期待!!

【参加者(敬称略)】8名
井垣、木本、末次、冨平、牟田、山本、若林、河崎(文責)

第88回ワイン研究会報告

開  催  日: 2024年11月22日(金)
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

第88回ワイン研究会は、ボジョーレヌーボ解禁の翌日という、絶好のタイミングで開催されました。
フランス、イタリア、日本のヌーボーの飲み比べです。本場フランスのヌーボーは格上のVillage Nouveau, 日本からは甲州種のヌーボー、イタリアはNovello 赤。日本の甲州種はさすがに熟成が足りず、味に深みがありません。残念ながら皆さんからも高評価は得られませんでした。イタリアのヌーボーは地元の種でしたが、濃いきれいな紫色でフレッシュ感があり、これぞ新酒。フランス産はさすが高級ヌーボー、新酒としてだけではなく、熟成にも耐えうるワイン。早飲みのガメイ種らしからぬ味わいでした。
今回は参加者が6名と少数だったため、飲んだワインも3本だけでした(左から、Madone Villages 仏 赤、Velenosi Novello 伊 赤、Lumiere 甲州 日本 白)。 

「こもれび」さんは、いつも季節感あふれるデコレーションを用意していただいています。今月はすでにクリスマスバージョン、スノードームやサンタクロースが気分を盛り上げます。おいしい料理、デザート、コーヒー、感謝感謝です。
ワイン研究会も参加者は高齢化して減少気味です。
新しく参加していただける方、大歓迎です。来月は通常通り、12月の第三金曜日20日を予定しています。皆様の参加、お待ちしています。

参加者(50音順、敬称略)】6名
井垣(1961法)、上村(1979法)、河崎(1971政経)、栗原(1964政経)、冨平(1973理工)、牟田(1960理工)*文責=河崎