ワイン研究会の第27回例会を2016年5月20日(金)に開催しました。
ベテランソムリエお二人
日 時: 5月20日 15時-17時
場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園
駅傍)
参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、栗原、
佐藤(俊)、末次、竹内、冨平、中村、野村、
早川、山本、以上14名 (五十音順・敬称略)
ゲストを招いて記録ずくめとなった前回と違って、14名といつもの参加人数に戻った第27回の例会。 ジョーカーを引き当てた今回のソムリエは、山本、小川のベテランコンビ。「もう3回目だよ !」と言いながら山本さん、勢い良くコルク栓を飛ばしたが、今回はスパークリングワインではなくスペイン・バスク産シ-ドル(リンゴ酒)で乾杯して会は始まった。
スペイン・バスクのシードルで乾杯!
この日は前回から持ち越した5本に加えて7本の持参があって、相変わらずの多さ。「ほとんど輸出されることが無い、これぞ本物 !」といって持参の上記シードルをはじめ、誕生日祝いに部下や知人から贈られたと紅白のワインが3本、前回飲めなかったからとわざわざ取り寄せたというキスヴィン・ロゼ・ホワイトジンファンデル、好きな画家が愛飲していたからと持参した国産ワインなど、それぞれこの日の参加者の思いの詰まったワインが揃った。
なかでもこの日の注目は、一升瓶(1,800mL)の「私のお気に入り」という意味のサドヤ・モンシェルヴァン(甲府・サドヤ)。 「シベリアシリーズ」などで有名な洋画家・香月泰男が愛飲したという。いつも720mL-750mLのワインを皆で分け合っているのに比べて倍の量が味わえて満足顔も。
今日のワイン7本
この日、飲んだワインは次のとおり(写真左から)。
●エスティガ・バスク・シードル フランス
●メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ジュブレーシャンベルタン 2013 赤・フランス
●メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ムルソー 2013 白・フランス
●サドヤ・モンシェルヴァン 赤・山梨
●キスヴィン・ホワイトジンファンデル ロゼ・山梨
●キャンテイ・クラシコ・ロッジャデル・コンテ 赤・イタリア
●ドンロメオ・ティント 赤・スペイン
これらのワインを飲みながらボトルのラベルに表示の「輸入ワイン国産ぶどう使用」とはどういう意味かという質問が出て、「リーファー輸送ワイン」「バルクワイン」、「国産ワインと日本ワインの違い」など意見が活発に出て研究会らしい雰囲気に。
ならばと「ワイキキタイム」に入ったが、「ワインの基本のキ」も一通り勉強をすませたとして、今回は少し視点を代えて「映画とワイン」の話。
(注:葉山考太郎著『知ればおいしい! 今夜使えるワインの小ネタ』 講談社刊より引用)
ワイキキタイムは話題一杯
話題は「007 ロシアより愛を込めて」でジェームズ・ボンドが飲んだテタンジェのコント・ド・シャンパーニュのエレガントさが「知性ある官能」と呼ばれたグレース・ケリーのようだという表現に触発されてか、話は好きな映画女優論に。「僕はオードリー・ヘプバーンの墓に行った」「いやボクは握手したよ !」などの話も。
また、新聞小説として話題となった「失楽園」で主人公が心中する前夜に飲んだシャトーマルゴーの話からは、対抗紙に勤めてたSさんに「読んでましたか」との質問から、A紙、Y紙の新聞販売競争の激しさにまで発展。小松菜とベーコンのキッシュ
春雨サラダ
鶏肉のクリーム煮
こうしてカサグランデの特製料理を食べながら、キスヴィン・ロゼ、イタリアのキャンティ、スペインのドン・ロメオと次々と飲んで、この日空けたのは7本。 ただし、1升瓶もあって実質8本といつものペースで盛り上がっていくうちにコーヒータイムに。
ここで伊藤(順)小平稲門会会長から前回ゲストの斎藤まゆさんをこれからも応援していきたいね、との声が出て一同賛成 !
後輩斎藤まゆさんを応援しよう !
さらに、当会会長から今秋予定のワイナリーツアーの実施日とワイン研例会の参加人数を会場の都合から14名を上限とするので出欠の知らせは早くしてキャンセル待ちにならぬようにと要望があり、ワイナリーツアーは「10月21日(第3金曜日)」に予定することにして、5月例会はお開きに。
散会後の恒例カラオケには7名が参加。ワイキキタイムで紹介の映画「酒とバラの日々」の主題歌が出るなど熱唱が続いた。
次回の第28回例会は、6月17日(金)、「カサ グランデ」で。会費は2,000円プラスワンコイン(任意)。ワイン愛好家はもちろん、ワインの世界を覗いてみたい方、どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で参加申込みは14名までですので。早めに井垣(090-1196-1471) までお申し込みください。
(文=井垣、写真=荒木)