早稲田だより 2016年6月号

2016年6月29日

鎌田総長が私大連会長に就任
6月21日、一般社団法人日本私立大学連盟の第206回定時総会・第584回理事会が開催され、早稲田大学・鎌田薫総長が同連盟会長に選任され就任しました。任期は2018年6月定時総会終結時までの予定。

日本私立大学連盟は、4年制の私立大学をメンバーとする大学団体で、1951年(昭和26年)7月に、24の私立大学によって設立されました。2016年4月現在の加盟大学数は、122大学。

演博特別展「あゝ新宿―スペクタクルとしての都市」展  好評開催中!
早稲田大学演劇博物館で特別展「あゝ新宿―スペクタクルとしての都市」展が行われています。
1960年代、若者文化の中心だった新宿。この特別展では、写真やポスターなどいろいろな資料から新宿の文化史を辿ると同時に、新宿の「今」を検証しています。

会場は早稲田大学演劇博物館2階企画展示室、開催は8月7日(日)まで(休館日にご注意ください)。入場無料。

詳細はこちらから
https://www.waseda.jp/enpaku/ex/4395/

 

2016年春の早慶戦応援ツアー

第一戦を落としまさかの5位に沈む 
秋への奮起を期待

5月28日(土)11時、「ワセ・スポを愛する会」と共同開催、小平稲門会有志5名が明治神宮球場に参集した。今季は、茂木、重信、丸子等の主軸が卒業。守る野球を標榜したが、これを担う期待の投手陣に昨秋の輝きはなく、これまで勝点は東大からあげた1のみという崖っぷちの状況。とはいえ伝統の一戦は2万6,000人の大観衆を集め、最後の意地をかけた試合が始まった。

応援に駆け付けた面々

応援に駆け付けた面々

両校とも大竹、 加藤(拓)のエースを先発にたて必勝の構え。 早稲田エースの大竹は、1回2死後に慶應3番山本にフェンス直撃の2塁打、4番にも連続ヒットを許すという不安定な立ち上がり。不安は的中し2回8番加藤(投手)に2ランHR、3回にも5番岩見に2ランHRを食らい、3回で早くも5対0と試合の大勢は決まった。早稲田は6回に四球をからめ7番木田の2塁打で2点をあげ、さらに満塁のチャンス。しかし、後1本が出ない。7回も4番石井のホームランなどで2点をあげ、さらに2死満塁と攻め立てたが、ここでも後1本が出ず、必死の追い上げもここまで。試合は4対9で敗戦。

応援席風景

応援席風景

早稲田は慶應エースの加藤(拓)を10安打10四球と攻めたが、走塁ミス・エラーも出る16残塁の拙守拙攻で、制球に苦しむ加藤を打ち崩すことは出来ず、完投を許した。何ともストレスがたまる試合運びであった。

チアーも頑張ったが…

チアーも頑張ったが…

第2戦7対3、第3戦4対2で慶應を破り、勝ち点をもぎ取ったが、時すでに遅し、春季リーグは5位に沈んだ。個人でも、一人もベスト9に入らないという寂しいものであった。最終カードで勝点をあげ、何とか復活の兆しがあるか? 秋季リーグに向けて大いに奮起を促したいものである。

試合終了後は信濃町駅前の「金の蔵」で残念会を行った。

無念の残念会

無念の残念会


【参加者 合計5名】
伊藤順藏(29政経)、大島二典(44理工)、栗原政博(39政経)、馬場正彦(51教育)、松村純夫(51政経)

 

第14回寄席研究会報告

第14回寄席研究会は、2016年6月22日(水)恒例の新宿末廣亭で6月下席昼の部観賞会を開催しました。
寄席研究会_20160622_1
12時の開演早々に1階椅子席(約110席)は満席、1時には2階席を開放し最終的には300人以上でほぼ満員となったようです。特に1階桟敷席は、寄席の雰囲気を楽しもうという若い人で一杯でした。
今回の会員の参加は7名。開演と同時に入場した4名は1階、その後入場した3名は2階での観賞となりました。

前半のお目当ては早稲田出身で今売り出し中の桃月庵白酒でしたが、順番が替わってしまったため遅れて参加の3名の方は、残念ながら観る事が出来ませんでした。演目は主人と女将さんからそれぞれ買収される「権助魚」で、熱演だったと思います。プログラムにはなかった代演の漫才ホームランは寄席研のファンも多く、今回も好評でした。
寄席研究会_20160622_2

ベテランの鈴々舎馬風、柳家小袁治は丁度当日が参院選の公示日であったためか、二人とも立川談志の選挙の裏話に終始し本題に入らずじまいでした。
後半の三遊亭円丈は和洋取り混ぜた桃太郎からシンデレラまでの創作落語で会場は爆笑の渦でした。昼席トリは現落語協会会長の柳亭市馬で、演目は俄か仕立ての間抜けな幽霊が出て来る「不動坊」、30分近くの熱演で、最後に落語を聞いたなという感じでした。
寄席研究会_20160622_3
終演後はこれも恒例の末廣亭隣の焼き鳥屋・庄助で懇親会を行いました。
今回初参加の末次さんの感想を聞きながら、最後は早稲田スピリット?の話で盛り上がり楽しく散会しました。  

★参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、栗原、末次、山本、伊藤(徹)、以上7名。

次回は9月か10月を予定しています。是非ご参加下さい。

  (文=伊藤徹、写真=荒木)

第36回名曲を聴く会の報告

開催日:2016年6月24日(金) 午後1時より3時まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
曲  目:次のとおり。
サン=サーンス 交響曲第3(オルガン付)
  エルネスト・アンセルメ指揮  スイス・ロマンド管弦楽団

名曲を聴く会_201606_1

名曲を聴く会_201606_2


し振りで聴いたが、さすがの名盤である。
第3番ハ短調は全体が2つの楽章で出来ているが、それぞれさらに2つに分けて考えられるので、
実際は4楽章といえる。第2楽章のオルガンと弦の圧倒的な強演が印象的である。

マリア・カラス アルバム

名曲を聴く会_201606_3

名曲を聴く会_201606_4


マリア・カラスのソプラノを歌劇の名場面、合わせて14曲聴いたが、さすがに声量豊かで、往年の面影を想い起こさせた。

【次回開催】
日 時:7月22日(金) 午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
会 費: 1,000円 (コーヒー付)
曲 目:次とおり。
バッハ  ブランデンブルグ協奏曲
  カール・ミュンヒンガー指揮    シュトゥットガルト室内管弦楽団
◎マリオ・
デル・モナコ 歌曲集

名曲を聴く会_201606_5

名曲を聴く会_201606_6


本日の参加者(敬称略): 荒木、井垣、栗原、滝沢、山本(杉並)、小川、以上6名。
おって、例によって赤ワイン1本で歓談後、散会。

(文:小川、写真:荒木)

 

 

 

第8回映画鑑賞会の報告

1.鑑    賞    日   時: 2016年6月20日(月)10:20~12:05
2.鑑    賞    映   画: 「ふたりの桃源郷」(¥1,100/人)
3.映        画       館: ポレポレ東中野
4.参加者(敬称略): 荒木、小川、栗原、末次、鈴木(計5名)

みんなで並んで当日券を買いました

みんなで並んで当日券を買いました

《あらすじと感 想》
映画は、山口放送のテレビディレクター(この映画の監督でもある)が25年に亘り岩国市近くの山奥で生活していた大変仲の良い老夫婦(夫=寅夫・妻=フサコ)を扱ったヒューマンドキュメンタリーである。

子育て前に山を切り開き生活していた夫婦が、子育ての終わりとともに再び山に入った。電気、水道、電話もなく、動かぬバスを寝室代わりにしながら山の湧水と薪で風呂を焚き、畑で作物を作り二人で料理して、時には寅夫の大好きなキノコ採りなどをして平和な日々を送っていた。
然しながら年々老いて来て寅夫が癌を発病し、夫婦で老人ホーム生活になり、平成19年に93歳で亡くなる。フサコは認知症に罹って寅夫が亡くなったことも分らない状態で、その後平成24年に寅夫と同じ93歳でこの世を去った。


二人の間には三人の娘がおり、それぞれ所帯を持ち関西地区で居住しているが、寅夫が体調を崩した頃から三人娘の家族達が畑仕事を手伝いに来たりしていた。その中で寿司屋を営んでいた末娘夫婦が寿司屋を廃業し、転居してまで老夫婦の世話をすることになった(なぜ末娘が世話をすることになったかは定かでないが)。そして現在も老夫婦の畑を引き継いでいる。
末娘夫婦の、寅夫を車いすで畑に連れて行ったり、認知症になったフサコをおんぶして山に連れて行って寅夫の名前を呼ばせたり、スプーンで食事を与えたり、特に末娘の夫の献身的な家族愛、親孝行には心打たれた。

尚、山口放送は現在も継続してこの末娘夫婦の生活を時々取材しているそうである。

楽しくて美味しい反省会です

楽しくて美味しい反省会です

《懇親会》 
映画館近くに適当な場所がないため、国分寺に移動し駅ビルの「華琳(中華料理店)」で昼食を摂りながらの懇親会。
・初参加の末次さんはじめ鑑賞者全員で感想を述べ合い
・ポレポレ東中野の予告編の話題

・次回鑑賞について

(文・写真=鈴木)