第53回ざる研 「石川酒造・雑蔵」報告

1.日    時: 2017年12月18日(月)10時、JR・西武 拝島駅改札集合
2.場    所: 福生市熊川1番地 石川酒造雑蔵 水木定休、12月末を以て閉店
3.参加者: ◎荒木、〇井垣、◎伊藤徹、〇小川、木本、〇小林弘、篠原夫妻、志村、末次、〇滝沢、百々、福田夫妻、堀田、村木、山本  (17名、◎は全5回参加者、〇は4回参加者で今回不参加の栗原、野村、両氏を含め6名)
4.費    用:¥87,500. @¥5,000×17=¥85,000+キャンセルフィー¥2,500(料理分)=¥87,500
5.経  過:
東京は今年一番の冷え込み(-4度)ながら薄曇りで期待する拝島駅からの富士山は見   えず、年末のざる研行事となった石川酒造・雑蔵通いは連続5年となったが、残念ながら雑蔵は耐震工事等のために今月末で閉店が決まっているので、最後の訪問になるかも知れない。

酒蔵内タンクの前で石川雅美さんを囲んで

酒蔵内タンクの前で石川雅美さんを囲んで

酒蔵の見学は2回目(2014年)だったが、参加者の顔触れも変わり、最後でもあるのでもう一度お願いすることにした。今回の説明者は広告デザイン担当の石川雅美さん、歯切れよく軽快なテンポの説明は大変楽しく聞くことができた。
時代の変遷を感じたのは今や新潟から杜氏を呼ぶことはなく全て社員で作業をしていること、我らが通常飲んでいる酒の精米率70~60%に対して最高の純米吟醸酒は35%で4合で1万円とは恐れ多くて手が出そうもない。

逆に明治20年頃にビール製造を始め、王冠の技術が伴わず2年で中断したが平成10年   多摩の恵みとして復活、クラフトビールがもてはやされる時流に乗っている。
敷地の北西、国登録有形文化財長屋門の隣にある麦酒釜館の巨大な鉄釜は明治20年当   時のもの、戦時中供出して鋳潰される運命にあったが、偶然にも戦後その儘の姿で戻ってきたもので当主は殊の外喜び立派な覆い屋を立て欄間にビール製造のレリーフを飾った。

麦酒釜館の前で麦酒製造の歴史を伺う

麦酒釜館の前で麦酒製造の歴史を伺う

背伸びして大きな釜の中を覗くと沢山のお賽銭が見られたのもむべなるかなである。
この後、江戸時代からの石川酒造の歴史や酒造り、ビール醸造の資料を展示した史料館を見学してから雑蔵の席に着いた。

乾杯は上面発酵のペールエール。旨い!!

乾杯は上面発酵のペールエール。旨い!!

今日の乾杯は先程石川さんに教わった上面発酵のペールエールからスタート、飲み放題メニューには何時ものミュンヘナーダークなどビールだけで5種類、その他ノンアルコールなどのドリンク類、酒は純米無濾過、淡麗純米、辛口本醸造の3種、注文は各人自由としたので出来上がりの早いこと。

飲み放題のお酒で、座は益々盛り上がります

飲み放題のお酒で、座は益々盛り上がります

料理は小松菜の白和え、ゆで落花生、川海老の唐揚げ、だし巻き卵板わさ小海老の盛り皿、蛸唐ポテト、焼き鰆モズク獅子唐添え、春の魚がどうして秋にうまいのだろうか。
ざる蕎麦研究会_201712_6_9最後の蕎麦は北海道粉とは聞いたが詳しくはわからないという。昨年は北早生より北の「輝き」だったが、残念ながらゆっくりそばを味わえる余裕はなかった。

最後の蕎麦は北海道産

最後の蕎麦は北海道産

これで5年続いた雑蔵訪問も最後になりそうだという感傷に浸りながら酒世羅で何時ものかめぐちなどを買い求めて帰宅の途に就いた。

6.その他: 来年年明けのざる研は原点に立ち返って地元からとします。場所はざる研第1回の花小金井「清川」(電話042-461-0275)、日時は1月18日(木)13時30分、清川集合、費用@¥3,500程度、参加希望者は1月11日(木)までに世話人・山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

(文:山本、写真:荒木)

第52回ざる研 深大寺「深水庵」報告

1.日    時: 2017年11月22日(水)10時、JR三鷹駅改札集合
2.場    所: 「神代植物公園」「深大寺」散策後、「深水庵」(4回目) 電話042-482-7337
3.参加者: 荒木、木本、栗原、小林弘、志村、末次、滝沢、野村、福田夫妻、堀田、山本、12名
4.費    用:¥32,710÷12=¥2,726≒@¥3,000 ¥3,290は貯留
5.経  過:
思い違い等で当初予定より3名減となったが、直ぐ深水庵に電話してキャンセルを受け
てもらえたのはラッキー、更に集合時間間違えの1人は深水庵に直行してもらうことにして11名が小田急バスで神代植物公園に向かう。
公園ではガイドを頼むつもりだったが、残念ながらガイド不在の日。門前の山茶花の盆栽に純白の「不二の雪」を見て、植物会館前の見事な菊の懸崖「神代花車」と集合写真撮影をする。

菊の懸崖「神代花車」と競う「小平稲門会花車」?

菊の懸崖「神代花車」と競う「小平稲門会花車」?

池の岸辺のすすきの白とラクウショウの黄葉のコントラストを愛でて大温室に入る。
1,300種の植物を集めた花と緑のワンダーランド。熱帯植物、ラン、ベゴニア、水蓮、サボテンと見飽きることがなかった。

ラクウショウの黄葉(左)と珍しいサボテン

ラクウショウの黄葉(左)と珍しいサボテン

さすがに花はまばらとなったバラ園を通り、雑木林から深大寺門を抜け、西門から寺域に入って釈迦堂へ向かう。

秋のバラを楽しみながら

秋のバラを楽しみながら

堂内には本年9月15日付けをもって国宝に指定された銅像釈迦如来倚像を中心に鶴林寺聖観音、新薬師寺香薬師の白鳳仏三尊が記念展示されていた。

国宝銅像釈迦如来倚像(パンフレットより)

国宝銅像釈迦如来倚像(パンフレットより)

本堂から山門を抜けて定刻12時に深水庵に入ると、何と本日閉店の表示、聞いてみると水道が故障して、何とか予約客には対応するが、最悪最後の蕎麦が出せない可能性があるという。

気合が入るビールの乾杯!

気合が入るビールの乾杯!

ここまで来たらダメもとでやるしかないとビールの乾杯でスタート。今回は料理のシェアーは止めにして全て一人前、板わさ、そば豆腐、蕎麦掻、お酒の白鶴は冷燗自由で頼み、料理の最後は天蕎麦の天、酒の最後は京都伏見の蕎麦焼酎「粋蕎」のそば湯割りだ。

素朴な蕎麦掻(左)と天蕎麦の天

素朴な蕎麦掻(左)と天蕎麦の天

此の頃心配された水道故障が直り、締めくくりの蕎麦となる、そばは今や北海道産の大半を占める早生種の「北早生そば」石臼挽き、幸運にも巡り合えた味はまた格別だった。

店内貸し切り状態で「北早生そば」を楽しむ

店内貸し切り状態で「北早生そば」を楽しむ

外の紅葉はかなり進んでいてしっとりした雰囲気に包まれている。今日はいろいろあったが、結果として楽しい一日だった。

ほんのり赤く染まって大満足

ほんのり赤く染まって大満足


6.その他: 次回のざる研は「石川酒造・雑蔵」、12月18日(月)10時JR拝島駅改札集合、費用@¥5,000、ご案内にも書いた通り「雑蔵」は今年末をもって閉店となりますので、ざる研としては最後の訪問となります。
申し込み締め切りは12月14日(木)、世話人山本浩(電話042-473-7617まで)。

(文:山本、写真:荒木)

 

第51回ざる研「駒込・小松庵」報告

1.日    時: 2017年10月16日(月)12時30分、JR山手線駒込駅改札集合
2.場    所: 豊島区駒込1-43-16 アルナス駒込六義園2F「総本家小松庵駒込本店」  電話03-3944-8385 不定期休
3.参加者: 荒木、木本、国友、小林弘、篠原夫妻、滝沢、百々、野村、福田夫妻、山本、(12名)
4.費    用:70,200  @¥5,600×12=67,200+キャンセルフィー3,000=70,200
5.経  過:
今日は雨降りの上に最高気温14.7度と真冬並み、おまけに改札口が3つもある駒込駅南口集合が危ぶまれたが、案の定所定時間に1名は在宅中、やむを得ず小松庵に1名減の12名を申し出たがコース料理で既に13名分は調理済みでした。
当初、小松庵近接の名勝指定庭園「六義園」の散策を1時間予定していたが、この天候でしかも目の前の染井門はクローズ、正門への往復だけで20分近くかかってしまうので、六義園は中止、一方小松庵には開始時間を30分早めてもらい、改札口付近で六義園の由来、柳沢吉保と五代将軍綱吉のことなどの説明で時間を調整してから小松庵を訪れた。
ざる蕎麦研究会_201710_1_2_new小松庵は大正11年創業の老舗だが2年前に現在のモダンで瀟洒な店舗にリニューアルしている。
和食文化の国際化の中にあって和食の中心料理の一つである蕎麦が何故か目立たないことを嘆き、国際的な蕎麦文化の育成を目指す意気込みが従来のそば屋にはない明るく広い部屋の配置に読み取れるし、「東京蕎麦」と銘打っているのもその表れと思える。

千葉御宿の岩の井ひやおろしで乾杯

千葉御宿の岩の井ひやおろしで乾杯

席は6人づつ2つの大テーブルに分かれたのはやむを得ない。
蕎麦前の酒は千葉御宿の岩の井ひやおろし、冷やした杯が憎い。はじめ僅かに酸味を感じる。前菜は茸のお浸し、秋刀魚の蕎麦の実揚げ、焼き栗と銀杏添え、イベリコ豚の西京焼き、と初めから凝っている。
ざる蕎麦研究会_201710_5_6_new_1次の変わり蕎麦「明太子のクリームソース」、これは一般のそば屋では絶対にお目にかかれない代物、こんなそばの食べ方もあるかと唸らせる。

酒は新潟の「鶴齢」本醸造熱燗から、23区内唯一の酒造業、ご当地赤羽の小山酒造「丸眞正宗」純米吟醸、これは「東京蕎麦」との究極のマリアージュをうたっているだけのことはあった。
女性のテーブルではそば焼酎のそば湯割りも頼んでいたようだ。
ざる蕎麦研究会_201710_7_8料理の次は揚げ物で旬野菜の天ぷら、これは新宿綱八の流儀、塩添えだ。

最後の蕎麦は北海道幌加内新そばによる生粉打ちせいろ、幌加内は減反政策によってやむを得ず蕎麦作に転向したが、気温の寒暖差の大きさが蕎麦の甘味を生み全国から注文が殺到したために全国一の作付面積を誇りそばの白い花が一面に広がるさまは幌加内には二度雪が降ると云われるほどになっている。
ざる蕎麦研究会_201710_9_10此の食べ応えのあるしっかりした味は之からも愛され続けることだろう。

小松庵はコスパに問題ありとする評価がある、確かに安いとは言えないが料理の斬新さ、日本酒とのマリアージュ、ゆったりした明るい空間など先を見据えた進め方に共感を覚える点も多々あったように思う。
外はまだ雨、今日は一日中続くことだろう。

6.その他:11月のざる研は昨年と同じ「深大寺・深水庵」です。日程は11月22日(水)10時、JR三鷹駅改札集合、神代植物公園、深大寺経由12時頃深水庵の予定。費用は@¥3,500程度。参加希望は11月15日(水)までに世話人山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

(文:山本、写真:荒木・山本)

 

第52回ざる研 深大寺「深水庵」のご案内

事前の神代植物公園散策は改修後の大温室の見学に時間の余裕を見たかったことと、今回は本年9月国宝に指定された深大寺の白鳳仏(従来は重要文化財)の見学を入れたかったので、少し早めの集合です。

1.日時:11月22日(水)10時、JR三鷹駅改札集合、バスで神代植物公園へ
2.場所:調布市深大寺元町5-6-10 「深水庵」 電話042-482-7337 金・休
3.費用:¥@3,500 程度
4.参加申し込み:11月15日(水)までに世話人・山本  浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

                                     (以 上)

第50回ざる研「更科堀井立川店」報告

1.日    時: 2017年9月21日(木) 12時50分 立川駅改札集合
2.場    所: 立川市曙町2-5-1 伊勢丹立川店8F「総本家更科堀井立川店」電話042-540-8273 不定休
3.参加者: 荒木、井垣、伊藤徹、小川、河崎、国友、栗原、小林弘、篠原夫人、末次、滝沢、土谷、野村、堀田、福田夫妻、星川、村木、山本、(19名)
4.費    用: ¥86,400 @¥4,500×19=¥85,500+キャンセルフィー¥2,000=¥87,500  残額¥1,100は貯留
5.経  過:
50回という節目の会を何とか記憶に残る会にしたいと考えて、江戸の頃からの老舗、藪、砂場、と並ぶ更科で比較的近場の「総本家更科堀井立川店」を取り上げることにした。
参加予定者も最初は20名と大人数だったので店の席数では無理、店のすぐ裏のバンケットルームの予約、そばをゆがくキャパシティーから先と後では10分程度の差が出ること、当店名物のかき揚げはそれだけで千円位するので何とか小振りにできないか、その他、料理、飲み物の打ち合わせなどをして今日を迎えることができた。

「小平稲門会ざる研ご一同様」の貼り紙を持って全員集合

「小平稲門会ざる研ご一同様」の貼り紙を持って全員集合

1名のキャンセルが出て19名が伊勢丹8階の更科堀井へ向かう。店の白壁に「総本家 更科堀井 創業二百年」とあり、バンケットルーム入り口には「小平稲門会ざる研ご一同様」の貼り紙、テーブルの各席に本日のお献立表がそれぞれ置かれていた。
お運びの女性たちはみな若く応対が丁寧で感じがよく、さすが老舗と思わせる。

笑顔の絶えないお嬢さん達

笑顔の絶えないお嬢さん達

ビールもお酒も大好き4人組

ビールもお酒も大好き4人組

ず50回を祝い出席者の健康を願ってビールで乾杯、摘みはカリカリのそば素揚げ、前菜の豆腐が出たところで会津の銘酒「名倉山」、これは徳利ぐい飲み共に名倉山の銘入りのもの、直ぐに盛り合わせで板わさ、玉子焼き、鳥焼きの皿が出る。

上段㊧前菜の豆腐、㊨盛り合わせ板わさ、玉子焼き、鳥焼き 下段㊧蓋物豚の返し煮、㊨名物小海老と大葉のかき揚げ

    上段: (左)前菜の豆腐、(右)盛り合わせ板わさ、玉子焼き、鳥焼き
下段: (左)蓋物豚の返し煮、(右)名物小海老と大葉のかき揚げ

次の蓋物豚の返し煮、これは良い味でうならせる。さらに名物小海老と大葉のかき揚げは当初無理と言われたのに特別に各人別小振りの品を用意してもらえた。

宮崎のそば焼酎「雲海」は手馴れたボーイさんのサービスで

宮崎のそば焼酎「雲海」は手馴れたボーイさんのサービスで

名倉山が2巡位したところで宮崎のそば焼酎「雲海」のそば湯割りの準備をしてもらう。
此のあたりで前回のニモクサロン、ざる研共に初参加の星川さんを紹介する。
最後の極め付きは何といっても「さらしな」、そばの実の中心部分だけを使った真っ白なそばで、これがそばですかと目を見張る人がいたほど、食べると口の中でほんのり甘みが広がり至福の時を味わう。

新人星川さん(右端)も真っ白な「さらしな」をたぐる

新人星川さん(右端)も真っ白な「さらしな」をたぐる


終わってみるとまた来たいの声しきり、寛政元年創業の看板は伊達じゃない。お陰で記念の50回を盛会裏に済ますことができましたと、意外に若かった店長内田健太さんに感謝のご挨拶をしておきました。

6.その他:次回10月のざる研は「総本家小松庵駒込本店」です。日時は10月16日(月)、12時30分JR駒込駅改札集合、隣接の名園「六義園」を散策の後小松庵へ入ります。費用は@4,500程度、参加希望は10月12日までに世話人山本浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

(文:山本、写真:荒木)

 

第49回ざる研 「御嶽・玉川屋」 報告

1.日    時: 2017年8月12日(土) 西武新宿線小平駅改札9時集合
2.場    所: 青梅市御岳本町360  「元祖手打そば玉川屋」 電話0428-78-8345
3.参加者: 荒木、井垣、河崎、木本、小林弘、末次、土谷、百々、野村、原、福田夫妻、堀田、村木、横田、山本  (16名)
4.費    用: ¥65,900  @¥4,200×16­=¥67,200  残金¥1,300は貯留
5.経  過:
集合時間を30分間違えた荒木さんも危うくセーフ、小川組2名、拝島組1名を加えて16名が11時31分、御嶽駅に下り立った。
曇天ながら午前中雨の予報に反して傘のお世話にならずに来られたのはラッキー、青梅街道を少し戻って高水三山の一つ、惣岳山への登り口に建つ茅葺家屋の「元祖手打そば玉川屋」へ向かった。

御嶽・玉川屋の前で

御嶽・玉川屋の前で

玉川屋の宮野家がそば屋を開業したのは鉄道が御嶽まで伸びてきた昭和4年頃らしく、祖先は奥多摩の材木を筏に組んで多摩川の急流を下って河口の六郷に運ぶ筏乗りだった。
御嶽神社は農業の神として御嶽詣での講中や火防の神として下町の消防組などの参拝客が多く、玉川屋の奥多摩産自家製そばはこれらの人たちに喜ばれたし、戦前は太宰治などの中央沿線の若い文士たちもよく遊びに来たという。
今日のスタートはキリン生中ジョッキの乾杯から、料理は先ず岩茸の酢の物、実は予約の時に当店の山里3点セットなるものを頼んでおいた。

生ビールで乾杯

生ビールで乾杯

店主宮野敏彦さんのご夫人恵美子さんは青森十和田の生まれで青梅の会社に就職、玉川屋で食事をした際、此の山里3点セットに惹かれたのがきっかけでゴールインしたという。
①岩茸の酢の物;奥多摩の山中の絶壁で採取する不思議な味の茸、②山女の炭火焼き;じっくり時間をかけて焼く、③とろろそば;自然薯のとろろ、蕎麦は細切りの手打。
酒はお隣り沢井の小澤酒造「澤乃井生酒」で通し、料理の追加にみそ田楽とおでんを注文した。
ざる蕎麦研究会_201708_3_4_5_6実は今日はお盆の時期に入るのでと当初は予約を断られたのだが、時間をずらしてもと粘って11時で受けてもらった経緯があり、おそばが出る前に中座してトイレに向かったら、なんと廊下から玄関まで席待ちのお客さんが繋がっているのに吃驚してしまった。
我等は蕎麦の研究会なので若いお運びさんに「今日の蕎麦は何処の産か聞いてきて」と頼んだら即座に「北海道江丹別そばです」と応じられたのには感心した。
(江丹別は旭川近郊の山合いで日本で最も寒暖差の激しい所、生産量は隣接の幌加内、深川に次いで3位、品質の良さから有名そば店で使用されることが多い。)
ざる蕎麦研究会_201708_7_8_14ポとろろそばは自然薯のとろろに青のりを散らした小鉢に、小振りのざるに盛り上げた蕎麦(見た目より量は少なくない)、後であのそばは美味しかったと何人もから声があったほどしっかりした味のするおそばだった。
ざる蕎麦研究会_201708_9_10_14ポ玉川屋を辞去した後、格別帰りを急がない人達で川向こうの玉堂美術館と御嶽渓谷の自然を少し楽しんで帰宅の途に就いた。

6.その他:来月のざる研は第50回の節目の会になりますので更科蕎麦の元祖となった「更科堀井 立川店」を訪れます。日時は9月21日(木)11時50分、JR立川駅改札集合です。
詳細は小平稲門会HPをご覧ください。

(文:山本、写真:荒木)



第50回ざる研「更科堀井立川店」のご案内

ざる研も節目の50回を迎えるにあたり、200有余年の歴史と伝統ある店にご案内します。
寛政元年(1789年)、信州の反物商布屋太兵衛がそば打ち上手を保科家領主に見込まれてそば屋に転向、信州更級のそばを更科そばとすることを許された話はご存知の方も多いと思います。
今回は保科家の江戸屋敷に近い麻布永坂に店を構えた更科蕎麦総本家堀井の立川店です。比較的近場で味わえる伝統の味をお楽しみください。

1. 日時:9月21日(木)12時50分JR立川駅改札集合
2. 場所:立川市曙町2-5-1 伊勢丹立川店8F  電話050-5868-8430 不定休
3. 費用:@¥4,000程度
4. 参加申し込み:9月14日(木)までに世話人山本浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

以 上

 

 

第49回ざる研「御嶽・玉川屋」のご案内

例年7月はお休み、8月は納涼会として飯能河原の「櫟庵」でしたが、櫟庵が本年1月末より長期休業に入っているため止むを得ず今回は青梅線御嶽駅に近い「玉川屋」を起用することにしました。

玉川屋は青梅線が開通し昭和4年頃の創業、豊かな自然の恵みをふんだんに使った料理と蕎麦が太宰治ら中央線の文士に愛された茅葺屋根のお蕎麦屋さんで、御岳山や高水三山などの登山客にも古くから利用されてきました。すぐ下の多摩川沿いには御嶽渓谷遊歩道、対岸の吉野街道には玉堂美術館などがあり、楽しみ方のバラエティーに富んだ場所でもあります。少し遠い感じはしますが、小平から1時間一寸の距離ですから、緑と川辺を楽しみながら蕎麦を手繰る会にふるってご参加下さい。

1.日時:2017年8月12日(土)11時~   「御嶽・玉川屋」
 旧盆の時期でこの時間しか予約できませんでした。
2.場所:青梅市御岳本町360 「玉川屋」 電話0428-78-8345  月曜定休
3.集合と交通:西武線小平駅改札9時集合
小平(西武拝島線)9:14-9:37拝島(JR青梅線)9:49-10:07青梅(奥多摩行)10:13-10:31御嶽
4.費用:@¥4,000程度、他に交通費@¥1,250
5.参加申し込み:8月5日(土)までに世話人・山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡下さい。
6.その他:当日、ご希望があれば玉川屋の後「玉堂美術館」等へご案内します。

(以上)

 

第48回ざる研 野川「御狩野そば」 報告

1.日    時: 2017年6月20日(火)11時30分、JR三鷹駅改札集合
2.場    所: 三鷹市大沢6-3-25 電話0422-31-9367 三鷹駅より小田急バス、20分、野川公園入口
3.参加者: ☆荒木、井垣、伊藤徹、木本、坂本、篠原、志村、☆末次、土谷、☆滝沢、百々、☆野村、☆福田静、☆堀田、村木、☆山本、(16名、☆は当店連続参加者)
4.費    用: ¥95,515. @¥6,000×16=¥96,000 残額¥485は貯留金
5.経  過: 参加者16名はきっちり定刻集合、榊原記念病院行きバス乗車、丁度12時に着く筈が一寸遅れて「御狩野そば」に入る。

1列組も2列組も楽しそう!

1列組も2列組も楽しそう!

席は前回同様の2階座敷だが、16人ともなると2列の並びはしょうがない。
先ずはビールで乾杯した後は純米八海山4合瓶に統一することにした。
ざる蕎麦研究会_201706_3_4_2ざる蕎麦研究会_201706_5_6_2jpgざる蕎麦研究会_201706_7_8_2そば前の料理は、前回この料理が美味しかったから是非もう一度の声が上がった京都で修業した指田料理長の手になるもので、しらうおの和え物、昆布大豆椎茸の煮物から始まって、野菜のあんかけ、ズイキと子芋をあしらったもの、鯛カンパチ鮪の刺身、海老野菜の天ぷら、それに五目御飯のおにぎりで、最後に細打ちでのど越しの良い小ぶりのせいろだった。

前回同様我らが蕎麦の研究グループと伝えてあったので、社長のご子息で料理長の指田英行さんの話を伺うことが出来た。

料理長指田さんのお話を伺う

料理長指田さんのお話を伺う

今は音威子府の新そばも出る前でいわば蕎麦のはざかいき、美味しい蕎麦は単品よりも混合が良いと思っているので常陸秋そばと赤城深山を使い、気温が高くなってきているのでつなぎはしっかり2割は入れて喉越しを良くしたいと考えている。
出汁は本節と羅臼昆布だがやはり気温によって比率を変えているとのこと、ちなみに指田さんの蕎麦修業は一茶庵系とのことだった。我等の地元小平の「吟」との接点も垣間見たような気がする。

帰りはまた指田さん運転のマイクロバスで武蔵小金井まで送っていただき解散。
今回は些か高額だった前回よりも安くあげたかったが、結果は同額、まあ料理と蕎麦が美味しくてお酒を少々飲みすぎたので仕方ないとしましょう。

思わずピースも出ます! 大満足の半日でした

思わずピースも出ます! 大満足の半日でした

6.その他: 来月の7月ざる研は例年通りお休み、8月は少し遠出になりますが、12日(土)に青梅線御嶽駅に近い「玉川屋」を予定しています。詳細は近く小平稲門会HPに掲載されますのでご参照ください。

(文:山本、写真:荒木)

 

第47回ざる研 「荻窪・本むら庵」 報告

1.日    時: 2017年5月15日(月)11時40分、JR荻窪駅西口改札集合
2.場    所: 杉並区上荻2-7-11 「荻窪・本むら庵」 電話03-3390-0325 火 休日
3.参加者: 荒木、伊藤徹、坂本、篠原、鈴木、☆滝沢、竹内、土谷、☆野村、早川、福田夫妻、堀田、村木、☆山本、15名(☆当店連続4回参加者)
4.費    用: ¥60,274 @¥4,000 (不足分¥274は貯留金より支出)

席からの風景

席からの風景

5.経  過:
予定時刻を過ぎても堀田さんが現れないので、今日は1名減の14名と諦めて出発したが、直ぐに西口改札探しに手間取ったご本人と合流、15名全員揃って本むら庵に到着した。
今日は多人数のため8席と7席に分かれ、一体感に欠けることになったが止むを得ない。ビール抜きのスタートを考えていたがやはり荻窪からの歩きでビールが欲しくなり、どうせ飲むなら飲める個所限定の「白穂乃香」(サッポロビール限定出荷、生きた酵母を封じ込めた無濾過の生)にしたが、予め注文してなかったので全員に行き渡らず申し訳なかった。

「白穂乃香」で乾杯

「白穂乃香」で乾杯

前回少し高額になったことを反省して、そば前の料理は全て数人でシェヤしてもらうことにした。最初は何時もの厚岸のつぶ貝の時雨煮と厚焼き玉子に大根おろしを添えた小皿、この後は今回初の磯揚げしし唐添え(そばの芯に海老のむき身を入れ海苔巻きにした素揚げ)と鳥だんご(鶏のミンチの唐揚げ)、これらは何れも少量乍ら良い味だ。
飲み物は当店名物、辛口剣菱の枡酒、吉野杉の香りを愛でながら枡の角に塩を乗せ、その角に口を寄せてクイットやる、角打ちはいなせな気分にさせてくれる。
ざる蕎麦研究会01705_3_6さすがに料理は足りず、鴨ロースを追加注文、こいつは実力十分だ。枡酒は2杯までとして、そのあとは二条大麦に黒麹を使って低温蒸留した大分の麦焼酎「知心剣」をボトルで貰ってそば湯割。シラシンケンと云うのは大分の方言で「一生懸命」の意らしい。

それぞれのグループ、話題は違っても話は尽きません

それぞれのグループ、話題は違っても話は尽きません

本むら庵は石臼挽きを始めたことで有名だが、石の材質、目立てに拘りながらも目指し続けたのは微粉ではなく粗挽き。我等もその意を汲んで予めお願いしておいた挽きぐるみ田舎そばを頂くことにした。やはり一般の田舎そばとは違って、長年かけた歴史の重みと味わいの深さを感じさせてくれる。

挽きぐるみ田舎そば

挽きぐるみ田舎そば

蕎麦は北海道旭川の北、幌加内産、昭和40年代の減反政策で米作から蕎麦に転向した幌加内は冬は最低-41.2度(日本最低)を記録しているが、温度差が大きく朝霧が発生しやすいなど蕎麦の作付に好適だったことから昭和55年には作付面積3,200㌶で日本一になっている。
小平稲門会も当店は4度目の訪問とあって女将さんの小張はるよさんが席にご挨拶に来られ帰る時には玄関までお見送り頂いた。

本むら庵女将さんを中心に勢揃い

本むら庵女将さんを中心に勢揃い

急ぐ人以外はぶらぶら歩いて西荻窪のこけしやに寄ってみたが生憎の満席で解散となった。

6.その他:
6月のざる研は野川「御狩野そば」、6月20日(火)11時30分JR三鷹駅改札集合、費用¥4,500程度、参加申し込みは6月8日(木)までに世話人山本浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

(文:山本、写真:荒木)