第30回映画鑑賞会の報告

第30回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。

■鑑 賞 2024年9月17日(火) 13:15~15:25
■上 映 館: 新宿ピカデリ―
■映画の題目:「スオミの話をしよう」(脚本・監督=三谷幸喜)
*映画のあらすじと感想
(あらすじ)
主人公の名前「スオミ」はフィンランド語で自国の“フィンランド”と云う意味。監督がある洋画を見た際に字幕に“Suomi”の文字を発見したのがきっかけで深い意味は無いとのコメントが載っているが、作品は最終的にはフィンランドが関係している。一人の女性(スオミ)を巡り性格の異なる現在と過去の5人の夫(スオミの)が繰り広げるコメディーとサスペンスを含んだ作品である。

ある日、5番目の夫である作家で富豪の妻(スオミ)は子供を学校に送った後に行方不明になり、刑事である4番目の夫が捜索願届け出を勧めるが、作家は自分が富豪であることを知れ渡ることを恐れ拒否し続けた。
行方不明を知って心配した他のもと夫3人も加わり5人の夫が作家の家に集まったが、もと妻の行方不明をよそに各々が自慢げに「自分が最もスオミを愛していた」、「離婚してからも月に一度はスオミと会っていた」、「自分はスオミに小遣いをあげていた」などと競って勝手なことを話していた。そんな時に誘拐犯と名乗る者からスオミの身柄引き換えに3億円をセスナ機で相模原公園に落とすようにと電話があった。2番目の夫が所有していたセスナ機に5人乗り込み、皆で集めた3億円を投下した。(5人の夫が集まってから3億円を落とすまでの画面は面白おかしかった)
誘拐犯はスオミが主犯格で、スオミの幼友達、そして作家の使用人の3人であり、3億円の使途はスオミと幼友達が将来フィンランドで優雅な余生を送ろうとする為のものであった。

スオミは上記のように時を別にして5人の夫と生活を共にしているが、スオミ自身は各々の夫が思っていたような人間とは見た目も本性も全く違っており、夫が変わるたびに夫のライフスタイルに併せている器用な女性と思えた。

(感想)

三谷幸喜の作品は「真田丸」、「鎌倉殿の13人」、「清須会議」の時代物だけ見たことがありますが、「スオミの話をしよう」のような現代もののコメディーとサスペンスを含んだ映像は初めて観ました。面白かったです。

【参加者】(5名、50音順、敬称略)
荒井・鈴木(昭)・瀧川・松村・山本
【懇親会】(参加者5名)
・場所=「日本料理 三平」
・経費=¥11,880(¥2,376/人)
・集金=¥2,370/人(計¥11,850) 不足¥30
・今回繰越=(前回繰越¥2,660)-(今回不足¥30)=¥2,630

(文=鈴木昭助)

第30回映画鑑賞会
「スオミの話をしよう」のご案内(その1)

第30回映画鑑賞会を下記の通り開催いたします。
尚、上映開始時間が未公表のため9月14日(土)に改めて集合時間を含め「ご案内(その2)」でお知らせいたします。

◆鑑 賞 日:2024年9月17日(火)
◆映画の題目:「スオミの話をしよう」
・監督/脚本:三谷幸喜
・キャスト:長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、遠藤憲一、小林隆、宮沢エマ、
坂東彌十郎・瀬戸康史・戸塚純貴
・上映時:115分
・映画のあらすじ:次のとおり。
大富豪(寒川)の妻である(スオミ)が行方不明になる。大事にしたくない寒川は知人の警察官に極秘でプライベート捜索を依頼するが、それを知ったスオミの過去の夫4人が寒川家にやって来て、彼らはスオミの安否そっち抜けで誰が一番スオミに愛されていたかを語り合う。然し、それぞれの夫が語るスオミの性格も見た目も、スオミ本人とは全く違っていた。

スオミと現在、過去の夫5人が繰り広げる三谷幸喜が監督、脚本のサスペンスコメデー作品。
◆上 映 館 :新宿ピカデリー
◆料 金:シニア¥1,300 一般¥2,000
・チケットは鈴木が用意いたします
◆集 合
・場所:新宿ピカデリー2階 チケット売場前
・時間:未定
◆上映開始時間:未定
◆懇親会:鑑賞後に予定しています(会費:¥2,500前後)
◆参加申し込み
鑑賞会、懇親会の参加・不参加を併せて9月13日(金)までにお申し込みください。
・鑑賞チケットを事前にインターネット予約する関係で9月14日(土)以降の参加取り消しは料金をいただきます。
◆申込み先:鈴木昭助
・携帯:080-6519-8720
・Email:k5sytth7(at)jcom.zaq.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】
(以 上)

2024年8月5日
鈴木昭助

第29回映画鑑賞会の報告

第29回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。

■鑑 賞 日 時:2024年4月1日(月) 12:15~15:25
■上 映 館: 新宿バルト9
■映画の題目:「オッペンハイマー」
*映画のあらすじと感想
(あらすじ)
この映画は第二次世界大戦時に米国で原子爆弾を開発したユダヤ系移民族である物理学者のロバート・オッツペンハイマー「以下(オ)と記す」の栄光と挫折、苦悩と葛藤が画かれている。

(オ)がハーバード大学卒業後、英国、ドイツの留学から帰国し1943年カルフォルニア大学の教授をしていた時に軍がドイツ、ソ連より早く原子爆弾開発するためのプロジェクト「マンハッタン計画」のリーダーに指名された。(オ)は全米の優秀な科学者を率いてニューメキシコ州の砂漠に研究実験場を造り1945年7月16日に核実験に成功した。

当初、原子爆弾投下はドイツを想定していたが、原子爆弾開発時点でドイツは降伏していたために戦争早期終結を口実のもと日本国内のいくつかの候補の中から広島市と長崎市の両市に投下された。(オ)は両市の凄惨さを知り苦悩し、はたして原子爆弾開発は正しかったかと自分自身葛藤した。
 
(オ)は原子爆弾の威力を知ってから戦後に原子力委員長のストローズ氏が主張した原子爆弾より惨い水素爆弾のソ連との開発競争に強烈に反対した。(このことがストローズ氏と溝が深まった)また、(オ)の結婚前の恋人、妻そして(オ)の友人が共産党員だったことで(オ)がソ連のスパイだと疑われストローズ氏の陰謀もあり、1954年開かれた裁判のような公聴会で(オ)は公職追放となった。
ちなみに(オ)本人は共産党員ではなかった。

なお、後年ストローズ氏に対しても公聴会がおこなわれた。公聴会は彼が商務長官として相応しい裁量があるかの確認することであったが、(オ)の公職追放時の話題も出て結局は長官にはなれなかった。

(感想)
・核実験の画面はあるが、(オ)は科学者でありながら広島市、長崎市の両市の原爆投下後を検証した画面が何もなかった。惨い画面を排除したかったのか、或いは日本国内で上映されることを考慮したのか。(監督は両市投下後の画面のないことをほかの理由としている)

・画面では登場人物が多数だったこと、話題により画面がカラーとモノクロに度々いれ替わり理解しづらい場面があった。

・核実験時の大爆発音と画面いっぱいに光線が混じった炎の音響と映像は迫力があった。

・長編であったが興味深く時間経過を感じなかった。

・画面には無かったが(オ)は広島市、長崎市の両市を原子爆弾投下直後の1945年9月に現地視察し、凄惨な情景を目のあたりにしている。

【参加者】(6名、50音順、敬称略)
荒井・井垣・伊藤・鈴木(昭)・瀧川・山本
【懇親会】(参加者4名)
・場所=「日本料理 三平」
・経費=¥12,160.-
・集金=¥3,040.-/人
・今回繰越=前回繰越¥2,660.-(今回は過不足無し)

(文=鈴木昭助)

第29回映画鑑賞会
「オッペンハイマー」のご案内(その2)

第29回映画鑑賞会の上映スケジュールが公表なりました。
下記の要領で鑑賞いたします。

1.鑑 賞 日=2024年4月1日(月)
2.映画の題題=「オッペンハイマー」
3.上 映 館=新宿バルト9(新宿丸井アネックスが入っているビル)
・住所=新宿区新宿3-1-26  新宿三丁目イーストビル9
・電話=03-5369-4955
4.入 場 料=シニア料金1,300円

5.集合場所=新宿バルト9 9階チケット売場前
6.集 合 時 間=11:45
7.上映開始時間=12:15
8.上映時間=12:15~15:25

◆オッペンハイマー」のご案内(その1)は、こちら

◆連絡先:鈴木昭助
・携帯: 080-6519-8720
・Email: k5sytth7(at)jcom.zaq.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】
(以 上)

第29回映画鑑賞会
「オッペンハイマー」のご案内(その1)

第29回映画鑑賞会を下記の通り開催いたします。
上映開始時間、集合時間は、公表予定日3月27日(水)に改めて「ご案内(その2)」でお知らせいたします。

◆鑑 賞 日:4月1日(月)
◆映画の題目:「オッペンハイマー」(アメリカ映画)
・原子爆弾開発者のノンフィクション映画
・カイ・バード&マーティン・J・シャーウィン著『「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』の映画化
・上映時間180分(トイレ休憩有無は未定)
・映画のあらすじ(映画の解説から抜粋)
第二次世界大戦下、アメリカ政府は原子爆弾開発のための極秘計画を立ち上げた。この計画のリーダーに指名され後に「原爆の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーは優秀な科学者達を率いて世界で初めて原子爆弾の開発に成功した。
然しながら、原子爆弾が実戦で投下されると自身は広島、長崎を投下翌年に視察し自らの功績が良心の呵責に苛まされ、戦後はさらなる威力を持つ水素爆弾の開発反対を世界に訴えた。このことはソ連と開発を争っていた軍部から大変な反発を受けた。
また、冷戦時には政府からソ連のスパイ疑惑を持たれ、私生活も常にFBIの監視下に置かれるなど生涯にわたり抑制され続けた。
映画は「原爆の父」と呼ばれた男の一生を通しての栄光と挫折、苦悩と葛藤が画かれている。
ゴールデングローブ賞受賞作品で現在、世界興行収入1,300億円の大ヒットを記録し実在する人物を描いた伝記作品としては歴代No. 1である。
◆上 映 館 :新宿バルト9 電話03-5369-4955

・住所:新宿区新宿3-1-26  新宿三丁目イーストビル9階
   (新宿マルイアネックスが入っているビル) 
・上映開始時間 :未定
◆料 金:シニア¥1,300 一般¥2,000
・チケットは鈴木が用意いたします
集 合
・場所:新宿バルト9 チケット売り場前(9階)
・時間:未定
◆懇親会:鑑賞後に予定しています。(会費:¥2,500前後)
◆参加申し込み
・懇親会の参加、不参加を合わせて3月28日(木)までに申し込みください。
・鑑賞チケットを事前にインターネット予約する関係で3月29日(金)以降の参加取り消しは料金をいただきます。
◆申込み先:鈴木昭助
・携帯:080-6519-8720
・Email:k5sytth7(at)jcom.zaq.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】
(以 上)

第28回映画鑑賞会の報告
「こんにちは、母さん」

第28回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。

■鑑 賞 日 時: 2023年9月5日(火) 13:35~15:40
■上 映 館: 新宿ピカデリー
■映画の題目:「こんにちは、母さん」
(あらすじ)
東京の向島で夫から先立たれ一人で足袋屋を営むお母さん(福江=吉永小百合)、その息子昭夫(=大泉洋)、昭夫の娘である舞(=永野芽郁)、地域の宣教師(=寺尾聡)、昭夫の社内での親友、福江の近隣のボランティア達と数人のホームレスが主な登場人物。
昭夫は大企業の人事部長職で親友を人員整理の対象に追いやらねばならない問題、妻との離婚問題、舞の家出問題などで気苦労が多かった。

ある日、気晴らしに昭夫が実家を訪ねると福江は恋愛をしている様子。恋愛の相手は福江の実家が地域のボランティア活動家などの寄合所になっており、そこに出入りする宣教師だった。恋心を持ちながらも慎み深い福江は、宣教師が北海道に転居する別れの日に初めて告白するが一緒に行くことはなかった。

このほか画面では福江の母親として、あるいは祖母としての息子、孫娘に対しての気配り、昭夫が自分は会社を辞めても親友を系列会社に入社させたこと、ボランティア達が近くのホームレスにおにぎりを配ったりすることなどが映し出されていた。
画面全体を通し多少の笑いを含んだ暖かな家族愛、人情味あふれる物語と思えた。

【参加者】(6名、50音順、敬称略)
荒木・井垣・大島・鈴木・瀧川・生井

【懇親会】(出席者5名)
映画の感想、今後のジャンルの選び方、鑑賞時間帯などについて話し合った。
・場所=「日本料理 三平」
・経費=¥10,390.-
・集金=¥2,000/人×5人=¥10,000.-(390.-不足)
・今回繰越=前回繰越¥3,050-¥390=¥2,660.-

(文=1967商・鈴木昭助)

第28回映画鑑賞会のご案内

2023.7.26
鈴木昭助

映画研究会は、28回映画鑑賞会を下記の通り開催いたします。
上映開始時間、集合時間につきましては、映画館の上映開始時間が発表になる9月1日(金)前後に改めてお知らせいたします。

◆鑑賞日:2023年9月5日(火)
◆映画の題目:「こんにちは、母さん」
・上映時間:110分
・原作:永井愛
・監督:山田洋次
・キャスト:吉永小百合、大泉洋、寺尾聰、永野芽郁、YOU、ほか
・山田洋次監督が91歳にして90作目の監督作。因に吉永小百合はこの映画で123回目の出演
◆映画のあらずじ:次のとおり(映画館の案内から抜粋)。
令和の時代にいつまでも変わらない親(=母親)子の心情豊かな作品である。
大企業の人事部長として気苦労が絶えず、家庭内でも様々な問題に頭を悩ませている神崎昭夫(大泉洋)は、不意に一人で足袋屋を営む母・福江(吉永小百合)が暮らす東京の下町の実家を訪ねる。久々に会った母の様子は以前と違っており、地味だったはずの母は華やかないでたちで生き生きと活動し、さらに恋愛までしているようだった。実家にも自分の居場所がなく複雑な思いを抱く昭夫だったが、親切な下町の住民や母の意外な一面を知る中でこれまで見失っていたことに気付かされてゆく。
◆上映館:新宿ピカデリー(料金はシニア1,300円、一般2,000円)。チケットは鈴木が用意いたします。
◆上映開始時間:未定
◆集合場所:新宿ピカデリーチケット売り場前
◆集合時間:未定
◆懇親会:鑑賞後に予定しています(会費:2,500前後)
◆参加申込み:鑑賞会、懇親会の参加を合わせて9月1日(金)まで下記に申し込みお願いいたします。
鑑賞チケットを事前にインターネット予約をする関係で9月2日(土)以降の参加取り消しは料金をいただきます。
◆申込み先:鈴木昭助
・電話:080-6519-8720
・Email:k5sytth7(at)jcom.zaq.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】
(以 上)

第27回映画鑑賞会の報告
「帰れない山」

第27回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。

■鑑 賞 日 時: 2023年5月8日(月)12:05~14:45
■上 映 館: 新宿ピカデリー
■映画の題目:「帰れない山」
(あらすじ)
都会育ち(A)と山麓育ち(B)の二人が、少年時代から育んだ固い友情をテーマにした映画。
都会育ちの少年(A)は、イタリアのモンテ・ローザ山麓の小さな山村で牛飼いをしながら叔父夫婦と暮らす少年(B)と出会い、山での生活の中で互いに固い友情が育まれた。しかし、青年時代にお互いの家族も絡んでの(B)の進学のことで意見が合わないことから(B)は(A)を残して一人下山し、二人は疎遠になり各々別の人生を歩んでいた。
成人になり、それまで会うことはなかったが、(A)の父親が亡くなった時を機会に二人は再会し、(B)が(A)の家を建てるのを手伝ったりして二人の間に少年時代の友情が再び戻った。
(A)はネパールで子供達の支援などをおこなっていた。一方、(B)は結婚し農場経営をしていたが経営不振に陥り、(A)の助言も断わり奥さんとも別居し山を下ることもなかった。そしてある日(A)が(B)の住んでいた山小屋に行ってみると、山小屋は雪にうずもれていて(B)の姿は何処にもなかった。
少年時代に山麓で初めて出会い、一時空白はあったが再開後に山で二人だけで焚火をしながら楽しそうに会話している画面などは、永遠に固い友情で結ばれている感があった。

【参加者】(5名、50音順、敬称略)
荒木・鈴木・竹内・松村・山本
鑑賞参加者の山本さんがこの映画の翻訳書を持参され完読されたとのことで、他の鑑賞者で回し読みをさせていただくことにしました。

【懇親会】(出席者5名)
・映画の感想、鑑賞者各自の登山経験談などを語り合いました。
・場所=日本料理 三平
・経費=¥9,770
・集金=(¥2,500×3)+(¥1,500×1)+(¥1,000×1)=¥10,000

・繰越=前回繰越¥2,820+今回残金¥230=¥3,050

(文=1967商・鈴木昭助)

第27回映画鑑賞会のご案内
「帰れない山」

映画研究会は、第27回映画鑑賞会を下記の通り開催いたします。
一部、未定の項目がありますが、5月5日(金)頃に改めてお知らせいたします。

◆鑑賞日=2023年5月8日(月)
◆映画の題目=「帰れない山」(イタリア、ベルギー、フランスの合作映画)
◆映画のあらすじ=世界39か国語に翻訳された世界的ベストセラー小説『帰れない山』を映画化したもの。
山と対峙して己と向き合い、未来を見つめる主人公の青年(二人)のかけがえのない深く長い友情の中で葛藤しながら二人がそれぞれの道を進む様子を映し出している。北イタリア、モンテ・ローザ山麓のアオスタ渓谷を中心に、トリノ、ヒマラヤ山脈で撮影を敢行し圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然も絶景である。(インターネットより抜粋。詳細は各種作品情報を参照のこと)
◆上映館 =新宿ピカデリー
◆上映時間=未定(5月5日頃にお知らせいたします)
◆集合場所=新宿ピカデリーチケット売り場前
◆集合時間=未定(5月5日頃にお知らせいたします)
◆鑑賞料金=①シニア1,200円、②一般=1,900円(チケットは鈴木が用意いたします)
◆懇親会=鑑賞後に予定(会費 2,500円前後)
◆参加申し込み=鑑賞会、懇親会の参加を合わせて5月4日(木)までに、鈴木あてに申し込みをお願いいたします。5月5日(金)以降の参加取り消しは料金をいただきます。
・携帯電話:080-6519-8720
・Email:k5sytth7(at)jcom.zaq.ne.jp【(at)を@に置き換えてください】 
【以 上】

(2023.3.25 鈴木昭助)

第26回映画鑑賞会の報告

第26回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。

■鑑 賞 日 時: 2022年12月13日(火)12:45~15:10
■上 映 館: 新宿ピカデリー
■映画の題目: 「ラーゲリより愛を込めて」(ノンフィクション映画)
  原作、監督、キャストは「第26映画回鑑賞会の案内」の通り。
■鑑 賞 者:荒井、荒木、井垣、伊藤(徹)、大島、瀧川、比留間、若林、鈴木
(敬称省略、9名)


映画を観て
日本の第二次世界大戦の終戦は1945年8月15日であるが、その後もソ連は日ソ不可侵条約を一方的に破棄して満州、朝鮮半島、樺太などで日本の軍人を捕虜として極寒のシベリアの収容所に送り込んだ。
この映画は捕虜が収容所に送り込まれて冬場は時には零下40度、通常でも零下20度という極寒の過酷な状況下で重労働を強いられるなか、捕虜の一人である山本幡男(東京外語大ロシア語科卒)を主人公とした原作「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(ノンフィクション)を 映画化した作品である。

内容は大きく分けると、山本とその妻、子供たち(4人)との家族愛と収容所での過酷な日常の二つが描かれている。

ハルピンで暮らしていた山本の家族はソ連の空襲が激しくなり妻、子供を日本に帰国させ、帰国後に妻は前職の小学校の先生となる。一方、山本は出兵しソ連の捕虜となり収容所では語学を生かしソ連兵との通訳係をしながらも時にはスパイ容疑でソ連兵から数回痛めつけられたりもした。同僚には日本に必ず帰国できると鼓舞し続けたが、自身は癌を患い帰国も儘ならず、同僚の勧めでノート4ページに遺書を書き残し家族のことを思い浮かべながら病院で息絶えた。遺書は収容所内でソ連兵に見つからないようにと、同僚4人が1ページずつ全文暗記して日本に帰還後、個別に山本家を訪れ家族5人全員の前で伝えた。(私は涙を誘われた)。

一方、収容所での捕虜の日常は1日一食(朝支給)で黒パン1枚にスープのようなものだけの食事。極寒の中で丸太担ぎなどの過酷な労働に耐えられない人はその場で倒れ、また日本人同士が軍隊当時の上下関係をソ連兵から利用され上位者からの体罰や虐め、収容所生活に耐えられず脱走しようとするがソ連兵の見張りに見つかり銃殺されその遺体を土に埋める作業を強いられている。
よほど強靭な精神力と体力を持ち合わせていないと生きていけない境遇であったと思われる。

この映画を観て最近のウクライナとロシアのテレビ画面でのウクライナ民間人被害者の姿と重なり、いかなる理由があろうと戦争は絶対におこなってはならないと痛感させられました。

感想会(懇親会)
・場 所:大陸(中華料理)歌舞伎町=靖国通り
・時 間:16:00~17:00
・出席者:8名
・経 費:¥17,880(回収=¥2,200×8名=¥17,600)
【今回繰越=¥3,100(前回繰越)-¥280(今回不足分)=¥2,820】

(2022.12.13 鈴木記)