第55回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第55回例会を12月21日(金)に開催しました。
・日 時: 平成30年12月21日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、國友、栗原、小林(弘)、篠原夫妻、末次、冨平、野村、早川、松村、計16名(50音順・敬称略)

小平稲門会設立30周年に当たる平成最後の年を締めくくる同好会活動となった第55回例会は、定員を超える16名が参加して行われた。この日テーブルに並んだのは日本のワインが6本、本場フランスが4本、イタリア、チリ各1本の12本。日本のワインが半分を占めたが、うち3本は前回の持越し分。実は11月例会は日本ワインを味わわない初めての会でもあった。 
それならば日本ワインの乾杯で始めようと、野村さんの発声で声高らかに杯をあげたのは「TOKYO 2016」と名付けた信州・桔梗ケ原で栽培のオレゴン種のスパークリングワイン。ワイン研ではお馴染みの東京ワイナリー(練馬)を第1号にして東京には現在4ワイナリーが誕生しているが、その一つ「深川ワイナリー」(門前仲町)が2016年に初めて売り出したもので、独特のネーミングとキャラ「ワインマン」を描いたラベルを珍し気に眺める会員も居て、東京に吹く新しいワインの風を感じさせた。

野村さんの音頭で乾杯! 日本ワイン「TOKYO 2016」(手前右端)

次いで、伝統あるイタリア、フランス・ボルドーのシャルドネ種白ワインを味わって赤ワインに移っていく。先ずはボルドー・メドック産の「LADY G」から。そのラベルを「レディ ガガ?」と読んだ会員も出て笑いを誘い、ここでも味よりラベルが話題になったほか、最近買った4Kテレビの話や好調ワセ・スポの話などいつもながらの賑やかさになっていった。
この日の注目は新登場のワインオープナー。ワイナリーツアーで訪れた牛久ワイナリーのワインショップで試飲用のボトルを次々と軽々開けるのを見て興味を持った篠原さんが買い求めた品。「最速3秒でコルクが抜ける」というこのオープナー(
ラクリスコルクスクリュー)を早速試してみたソムリエ役のご両人、「これは楽で良い!」と驚いた。

「3秒お待ちください!」ソムリエさんのお仕事にも余裕が?

頃合いをみて「ワイキキタイムです」との声に「待ってました」と拍手もあって、5問クイズの用紙が配られ暫しの静寂が。山梨に追いつけ追い越せと長野県が県内4つの地区に設定したワインバレーについての質問や、イタリア、イギリス、ニューヨーク州各地のワインについて、さらにワインの甘みの由来などの質問5問。正解の発表に「当たった!」と変な喜び声や「え!?」と意外そうな声などが交じるなか、それぞれの解答の解説がされた。

左列は余裕かな? 右列は・・・頭抱えちゃったよ! 3人で相談?

ワインとマリアージュの今日の料理は、「トルティーヤ2種」、「和風ドレッシング」、「クリスマスミートローフ」の3皿。中でも「ミートローフ」はクリスマスツリーをイメージして作られていて、いつもながらの料理の工夫に感謝、感謝!

心遣いのこもったクリスマス料理にみんな子供みたいに歓声!

お勉強の後はまた歓談タイムに。テーブルがおよそ3つのグループになって談笑が続いたが、伊藤(順)先生の「近頃肩が凝ってね」という話を聞いた隣の篠原さんがやおら立ち上がって先生の肩を揉みはじめたが、それを見た篠原夫人が「私の方が上手ですよ」と交代、一層和やかな雰囲気に。次々と空いていくボトルには,解禁からひと月遅れで飲むボージョレヌーボーのほか、12月初めに開催された信州・宮田村と銀座を結ぶ「ワインまつり」に参加して得た「紫輝」など今年の新酒に加えて、ツアー土産、巨峰のロゼ「葡萄の城」など日本ワインが続いた。

うちの奥さんの肩もみ巧いんですよ…(幸せなご主人めっ!!!)

テーブルに並んだボトルが殆ど空になってコーヒータイムに入るところで、ワイン研会長からお願いが二つ。一つは30周年記念のメインイベントとして招いた「早稲田吹奏楽団」の第80回定期演奏会(1月12日・府中の森芸術劇場)の案内。もう一つはワイン研例会会費の件。現行の会費2,000円は据え置きながら、ワイン不持参者の「プラスワンコイン(任意)」はワイン持参者とのバランスを考えて、更にワンコインを加える「1,000円」(計3,000円)としたいとの報告があり、次回から実施のこととなった。

真面目に来年のお話。もちろん「異議な~し!」

毎月お世話になるカサグランデに感謝の気持ちを伝えるのが12月例会の慣わし。店のスタッフ代表にワイン研会長からお礼のことばとともに心ばかりの品を手渡し、全員が拍手で感謝の気持ちを伝えた。次いで、ワインパ-ティも含めて毎回ソムリエ役を務めてもらった河崎さん、冨平さんにも感謝の印としてカサグランデ・ラスクが贈られた。そしてこの二人が最後に残しておいたデザートワイン「サドヤ・オーナーヴ」(赤ワインに砂糖・ブランデーを添加した酒精強化ワイン)が皆のグラスに注がれ、栗原稲門会会長の発声で「新年が良い年でありますように!」と乾杯してこの日持ち寄りのワインすべてを飲み干して今年5年目の例会を賑やかなうちに終えた。

今年も有難うございました…

1年間ソムリエを引き受けてくれたお二人にも感謝の気持ち

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。平成最後の歳末カラオケとあって11人が集い、時間を延長して独唱・合唱取り混ぜて熱唱し、心地よいワインの酔いを発散させた。

次回は1月18日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込みは14名まで受付。但し、12月27日現在既に満席になっています。

(文=井垣、写真=荒木)

山梨県十谷温泉へ1泊2日の旅

小平稲門会設立30周年記念イベント参加企画

今年(2018年)は小平稲門会設立30周年記念にあたるので、楽農会、美術舘を巡る会との共催で、11月15~16日で山梨県十谷温泉・温泉民宿「山の湯」に行きました。
二日間素晴らしい天候に恵まれて、一日目は身延山・久遠寺を見学し、十谷温泉宿の「山の湯」に行き温泉をゆっくりと楽しみ、二日目は、甲府の「山梨県立美術館」で素晴らしい絵画を鑑賞し、その後に、目の前の「小作」で「かぼちゃほうとう」をビール付きで堪能した素晴らしい温泉行きとなりました。

一日目は、身延山近くの温泉に行くということで、参加者の多くの方々(9名参加)と共に身延山にお参りに行きました。
「身延山妙法華院久遠寺」は1281年(弘安4年)、日蓮によって日蓮宗の総本山として開祖されたお寺です。
ここには三門を入ると見上げるような有名な菩提梯と称する287段の階段があり、これに挑戦して5人が登り切りました。通常の階段より一段が高く、また急勾配のためかなり厳しいものでした。近くには男坂、女坂もありました。
階段を上り切ると総門、本堂、五重塔などがあり、更に裏手から7分のロープウェイで山頂のお堂「奥の院思親閣」にもお参りができました。「思親閣」は日蓮が故郷の房州
(安房)の両親と師道善御坊を思い回向した場所で「親を思うお堂」として有名です。

この日は絶好のお天気で、身延山山頂へのロープウェイから素晴らしい身近の富士山を眺めることができて一同感激しました。また、近くの富士川や遠望の西伊豆も見事でした。

お蕎麦のお昼を食べて約2時半の身延山を楽しみ、鰍沢口駅で湯河原から参加の大屋さんと合流して、お迎えの2台の車に分乗して今宵の温泉民宿「山の湯」に向かいました。
十谷温泉にある「山の湯」は、山裾に侍るように建てられた温泉宿で、露天風呂からの眺めは格別、しかも、宿から下っての川沿いの散策も紅葉の季節でしたので見事なものでした。夕飯までの時間帯は、温泉に浸かって疲れを落とし、ビールで一杯、テレビで九州場所を楽しみました。

しかし、車で宿に向かっている大島さんと峯岸さんのお二人が夕飯20分前に現れ、急遽温泉に入ってもらって夕飯が若干遅れるハプニングがありましたが、無事に乾杯を合図に待ちに待った夕飯が始まりました。
夕飯は、亭主自慢の山菜料理と美味しいお酒を大いに楽しみ、二次会はある部屋に集まって更に飲み、ワイワイガヤガヤとしゃべりまくってバタンキューでした。

二日目は、各自思い思いに朝風呂に入って、8時からのビール付きの朝食を食べて、9時前に宿を背景に全員写真を撮って鰍沢口駅まで送って貰いました。
約30分で甲府駅に到着してバスで「山梨県立美術館」に向かいました。11時頃から約1時間強、一人一人が美術鑑賞を行って日本・西洋文化にも親しんだ一時でした。

その後、美術館前の「小作」で甲府名物の「かぼちゃほうとう」のお昼をビール付きで堪能し帰路につきました。

11月の紅葉の季節の二日間の温泉行きは、天候に恵まれて小平稲門会の30周年記念にふさわしい会員相互の絆が深まった楽しい旅でした。

■参加者:12名(敬称略)
伊藤徹、大島二典、大屋元治、河崎健治、栗原政博、古林繁、小山雄一、篠原哲、末次浩一郎、峯岸敏雄、村上征徳、中村泰三(記)

(以 上)

ホームカミングデー・稲門祭2018 開催

稲門祭のテーマは「WASEDA DNA」

2018年10月21日(日)、晴天絶好のお祭り日和、ホームカミングデー・稲門祭2018が、「WASEDA DNA~私たちには同じ血が流れている~」をテーマに開催された。

大隈塾・ファイナンス稲門会スペシャル企画「激論対談: WASEDA DNA的見地から語る日本将来展望」

例年にも増して多彩なゲスト陣が出演するイベントは、「大隈塾・ファイナンス稲門会スペシャル」「荒ぶる 早稲田大学ラグビー蹴球部100周年記念特別企画」「WASEDA DNAパレード」「ボニージャックス結成60周年記念 歌は世界をめぐる」などの新企画が盛り沢山。特に「大隈塾」では、田原総一郎氏を司会に、出井伸之氏、下村博文氏、鎌田薫総長など各界の著名人を迎え、「日本の将来展望 働き方改革から子育て論、教育改革まで」をテーマに熱のこもった討論が行われた。

稲門祭パレード。熱演の「下駄っぱーず」

懐かしのボニージャックス。結成60周年記念「歌和世界をめぐる」

大隈庭園では、例年通り東京三多摩支部の“サロン・ド・三多摩”が開店され、福生の銘酒「嘉泉」、西東京の「カリントウ」、狛江の「枝豆ビール」など三多摩の名産が出品された。小平稲門会からも、清酒「小平」・「ブルーベリーワイン」の販売と福引景品ふるさと賞に「大粒ブルーベリージャム」を協賛・提供した。

小平稲門会から参加の面々。模擬店「サロン・ド・三多摩」前にて

小平稲門会から役員として参加された中村さん、松尾さん、松村さん、村木さんをはじめ皆さま、お疲れさまでした。

(文・写真=大島二典)