第64回散策の会報告
烏山寺町を歩く

令和7年9月16日

5月開催予定が荒天の為延期となり、今回がリベンジ開催となりました。世田谷区烏山の寺町は「世田谷の小京都」といわれ、都市化の波にのまれず、緑に包まれた街並み(寺並み?)が残っています。ここは600m程の寺町通りに26もの寺院があり、そのほとんどは大正12年の関東大震災後の区画整理により、浅草・築地・本所・荒川などにあった寺院が移転してきたものです。今回はその内の8寺をお参りしました。

当日は好天には恵まれたものの、残暑厳しく、容赦なく日差しが照り続ける集合場所の千歳烏山駅を早々に移動。冷房の効いた区民会館にて瀧川世話役の説明を受け、寺町巡りをスタートしました。

涼しい場所で、瀧川世話役の説明に聞き入る参加者


☆妙高寺(世田谷区北烏山6-23-1)日蓮宗
千歳烏山駅から甲州街道を渡り中央高速をくぐり徒歩15分、寺町最初の寺院です。山形藩主水野家の菩提寺。日本画家速水御舟とその兄弟子の今村紫紅の墓がありました。 

日本画家速水御舟とその兄弟子の今村紫紅の墓


☆多聞院(北烏山4-12-1)真言宗豊山派
石仏があちこちに鎮座し、大きな「石造涅槃図」や天保の大飢饉による落命者の墓である、高さ3メートルの「568人無縁墓」がありました。昭和20年の東京大空襲で焼け出され、新宿からこの地に移転してきた寺町の中では最も新しい寺。

石造涅槃図(左)と568人無縁墓


☆幸龍寺(北烏山5-8-1)日蓮宗
1580年代、徳川家の祈願所として開山。浜松、駿府、湯島、浅草と移転。昭和15年に移転完了。「君が代」でおなじみの「さざれ石」があります。

さざれ石


☆稱往院(北烏山5-9-1)浄土宗
天明の飢饉(1780年頃)の折、塔頭の庵主が食料不足の町民に蕎麦を振る舞っていました。ところが美味いと評判になり蕎麦屋と化してしまい、本来の勤行が疎かになってしまいました。住職はついに怒り、「不許蕎麦入境内」の碑を山門に立てたとの事です。俳人宝井其角の墓もありました。

「不許蕎麦入境内」の碑


☆妙祐寺(北烏山4-16-1)浄土真宗
古代インド様式の寺院で、築地本願寺に雰囲気は似ていました。車庫に鎮座していたアメ車を住職(?)がピカピカに磨いており、お寺とアメ車のコントラストが奇妙でした。

古代インド様式の寺院


☆妙壽寺(北烏山5-15-1)法華宗
震災で焼けた名工藤原正次の梵鐘があります。客殿は麻布・狸穴にあった旧鍋島侯爵邸を移設したもの。大原麗子の墓があり、戒名は「華麗院妙舞大姉」、存命なら今年80歳との事。我々の世代には思い出深い彼女で、今回のお墓参りで断トツの反響でした。

大原麗子の墓


☆専光寺(北烏山4-28-1)浄土宗
品川で創建。馬喰町、浅草と移り、震災後烏山に移転。今話題の浮世絵師喜多川歌麿の墓があります。墓石に彫られていた姓は「北川」(本姓)となっており、この寺が移転前の浅草にあった頃から北川家の菩提寺だったこともあり、お墓もそのまま移転してきたようです。

喜多川歌麿の墓の前で。酷暑と直射日光で過酷な集合写真


☆高源院(北烏山4-30-1)臨済宗
久留米藩有馬家が仏道に帰依し、品川に創建。大正15年烏山に移転。鴨の飛来する池として親しまれる弁天池は中央に浮御堂が建ち、宝生弁財天が奉安されています。池には下見時は鴨が泳いでいましたが、今回は小さな亀しか居ませんでした。

弁天池と浮御堂


今回は8寺を巡りましたが、各寺がそれぞれアピールポイントを所持していて、参拝客の集客に努めている様子が伺い知れました。厳しい残暑に、参加者の皆さんはややバテ気味でしたが、国学院久我山校を横に見ながら何とか解散場所の久我山駅にたどり着きました。この後、有志7名にて生ビールで乾杯しました。

今回、カメラマンの未熟とスマホの不調にて写真の出来栄えに難点があり、特に集合写真に写った皆様にはお詫び申し上げます。

【参加者】(五十音順、敬称略)
大河原(忠)、大河原(眞)、大島、梶川、河崎(健)、河崎(和)、瀧川、松村、山田、山本(計10名)

(文・写真=松村)

第16回早稲田大学校友会ゴルフ大会
参加者募集中

早稲田大学校友会は2025年9月18日、第16回ゴルフ大会の募集要項を発表しました。
小平稲門会では、ゴルフ同好会が窓口となって一括登録します。

開会概要は、次のとおり。
・開催日=2025年11月5日(水)
・会 場=久邇カントリークラブ(埼玉県飯能市)
・参加費=1稲門会20,000円(1名5,000円×4名)【8名参加の場合40,000円】
・参加資格=校友会費を納入している会員(未納の場合、2025年10月20日までに納入)
・定 員=54団体216名
・申込み先=小平稲門会ゴルフ同好会・河崎健治幹事(締切り: 10月15日)
電話: 090-1056-9311 Email: kenj042(at)jcom.home.ne.jp【(at)を@に置き換えて下さい】

募集要項は、こちら

(以 上)


第149回ニモクサロンの報告

・日 時:2025年9月11日(第2木曜日)12:00~14:00
・場 所:東大和市駅前ビックボックスC6室 電話042-566-6892
・会 費:3,000円
・参加者:6名。荒木・伊藤・佐藤・比留間・松村・森田 (敬称略、五十音順) 

《報告》
☆ 今日は東京も大雨が降るという天気予報・・・。12時から2時までニモクサロン、2時から4時迄はカラオケの会と続き、たっぷり楽しんで外へ出て見たら、先ほどまで大雨に雷まで鳴って大変でしたと言われて、びっくり。部屋の中に居て良かったですねと、お店の方達に笑われてしまいました。

傘も使わず、何とも優雅な午後を満喫してしまいました。すみません・・・。 

昼食会新メニュー。美味しかったです


《今日の話題》・・・近況報告
☆ 今日の一番のビッグニュースは、やはり7月からお休みだった比留間さんがすっかり元気になられて、復活されたことでした。
もちろんみんなで乾杯! いいえ、ご本人は麦茶です。同じ色でしたが・・・。

それにしても、こうしてまた会えて良かったです。発病から経過のお話はドキドキするものでしたが、その体験を経て、今後の生き方、考え方、死への向き合い方など、一味違った比留間さんを見せて頂きました。お話を伺っていて心にしみることもあり、聞いている私達の人生にも勉強になることがいろいろありました。見事な完全復帰!!   万歳!!

お好きなカラオケも参加されて、昔の持ち歌もいつもと変わらず歌い切っていらっしゃいました。麻酔で忘れて?  とんでもない!しっかりいつもの比留間さんでしたよ。お声も変わらず良いお声でした。(^-^)

カラオケの会でデュエット熱唱中


☆ いつも話題を提供して下さる、山本さんや、小平さんがお休みでどうなる事かと思ったのですが、広い部屋の真ん中に集まって、結構話のタネはあるものです。
結論・・・同じ年代が集まると、お互いの話を聞くだけでほっとする、すぐ役立つ情報が得られて助かる、家に居ても話をする機会が無くて~~まあ15年も続けていればニモクサロンも〇〇クラブですネ。

☆ 2時からのカラオケのご報告を。5人の方が残られた上に、増田さんと篠原夫人もこの時間から参加して下さり、多いに盛り上がりました。
皆さんいつまでも良いお声で、それに青春時代がそれぞれ違う人達の集まり、時代を反映した歌が歌われ、また、その時代の話題で盛り上がり、何とも賑やかなカラオケの会でした。
2~4時のカラオケの会には、7名の方が参加されました。 
〔参加者〕 荒木・佐藤・比留間・増田・松村・森田・篠原夫人 (敬称略五十音順) 

                    (文責:荒木) 

第32回寄席研究会報告

第32回寄席研究会は、国分寺稲門会主催の「第13回国分寺寄席」を観賞しました。
恒例の金原亭馬生一門を招いて開催されたものです。
座席数370のホールが開演15分前にほぼ満席状態で、いつものことながらこの会の人気が分かります。

今回は馬生一門から真打ち昇進と二ツ目昇進のおめでたが重なり、普段の寄席では滅多に見られない披露口上がお仲入り後にありました。

・日時=2025年9月9日(火))13時半~16時
・場所=国分寺市立いずみホール
・出演者と演目=次のとおり。
 二ツ目  金原亭馬太郎   「一目上がり」
 二ツ目  金原亭小駒    「うなぎ屋」
 二ツ目  金原亭馬吉     音曲      今回二ツ目昇進
    真打   金原亭小馬生   「ざる屋」
 真打   金原亭馬治    「代書屋」
 真打   金原亭馬生    「替わり目」
 真打   金原亭馬好    「竹の水仙」  今回真打昇進

・参加者=小平稲門会からは16名が参加しました。
荒木、伊藤、大島、河崎夫妻、栗原、小菅、佐藤(俊)、末次夫妻、瀧川、二又、松村、松本(研)、山田夫妻の皆さん

散会の後国分寺駅前に移動し、有志9名で懇親会を行いました。

文=伊藤)

秋の「いなほ会」BBQパーティ
~参加者募集中~

早稲田大学校友会の西東京稲門会を主幹事として9地区の稲門会で協働運営する結婚相談室「いなほ会」は、次の要領で「秋の『いなほ会』BBQパーティ」を開催します。
男女10名ずつの参加者を募集しています。

◆日 時=2025年11月15日(土) 11:30~15:00(受付11:00)
◆会 場=都立小金井公園  バーベキュー(ユーカリ)広場
◆会 費=会員5,000円
◆定 員=男女各10名
◆申込み締切日=10月31日(金)
◆申込み・問合せ先=いなほ会会長・竹島亜機雄 
電話:090-6509-0324
Email:a-inaho(at)lilac.plala.or.jp【(at)を@に置き換えてください】

 

第33回美術館を巡る会
サントリー美術館
「幕末土佐の天才絵師 絵金」展のお誘い

今回は、私がかつて副館長・支配人を務めていました「サントリー美術館」で「絵金展」を鑑賞します。

土佐の絵師・金蔵(1812~76)は、幕末・明治期に多くの芝居絵屏風を残し、地元高知では「絵金さん」の愛称で親しまれてきました。今でも、祭りで飾られる屏風絵は、蝋燭の灯りに照らされ「狂おしいほど美しい」世界へ誘います。
東京では、初の大規模展です。

「花上野誉石碑志度寺(はなのうえのほまれのいしぶみしどじ)」


小説家・木下昌輝は『絵金、闇を塗る』(集英社、2018)で彼の生涯とその絵に翻弄された歌舞伎役者・幕末の志士・絵師などを書きました。

同時期開催の「ゴッホ展」や「ユトリロ展」のご案内も考えましたが、今回は「絵金」のあやしげな魅力に浸って頂きたく、ご案内申し上げます。
きっと「たまるかぁ!」(土佐弁で驚いたの表現。あんぱんマンで話題に・・・)と仰って頂けると思います。

◆日 時=2025年10月6日(月) 15時~16時30分
◆集 合=サントリー美術館入口(六本木 東京ミッドタウン)
◆鑑賞料=1,800円 (前売り 1,600円)
◆懇親会=カジュアルイタリアン 17時~19時(店名は追って・・・) 
◆申込み締切日=9月29日(月)  若林覚 宛
電話:090-2498-1512
Email:satowaka3(at)gmail.com【(at)を@に置き換えてください】
展覧会と同時に懇親会出席の有無をご連絡下さい。

●次回(11月)は、三井記念美術館開館20周年特別展「円山応挙展-革新者から巨匠へ」を予定しています。
応挙の傑作、国宝「雪松図屏風」、
新発見「若冲・応挙 初の合作図屏風」などを鑑賞します。

第35回水彩画合同展
小平稲門会の芦野さんが出品

小平市の水彩画サークル「西町水彩会」と「一彩会」の第35回水彩画合同展が、2025年9月2日(火)~7日(日)、小平市中央公民館ギャラリーで開催されました。

小平稲門会会員の芦野さんと作品「メダカすくい」

今回は、西町水彩会から小平稲門会の会員・芦野信司さん(1979文)ら13名の会員が29点、一彩会から15名の会員が24点の作品を出品しました。

(広報・二又祐一)

小平稲門会第37回通常総会
~10月25日(土) ルネこだいらで~

小平稲門会(大島二典会長)は2025年10月25日(土)、小平市美園町の小平市民文化会館(ルネこだいら)レセプションホールで第37回通常総会を開催します。総会の第2部では、早稲田大学マンドリン楽部によるコンサートを企画しました。第3部は、恒例の立食による懇親会です。食事を楽しみながら、懇親を深めていただきます。皆様のご出席をお待ちしています。

4件の議案を審議
小平稲門会総会の第1部では、次の4件の議案の報告・審議・決議が行われます。
①2025年度(2024年10月~2025年9月)活動報告
②2025年度収支決算報告
③2026年度(2025年10月~2026年9月)活動計画(案)
④2026年度収支予算(案)

第2部は早稲田大学マンドリン楽部の演奏
総会の第2部は、創部100年以上の伝統と歴史のある早稲田大学マンドリン楽部の素晴らしい演奏をお楽しみいただきます。司会を、早稲田大学マンドリン楽部OB・OG会「稲友会」の会長で、国分寺稲門会副会長の大橋忠弘氏にお願いしました。

第3部・懇親会では「ご長寿お祝い式」を行い、数え年で88歳を迎えた会員に記念品を差し上げます。今年は、井上高延さんと小峯茂夫さんのお二人が米寿を迎えました。

第37回通常総会のご案内
◆開催日=2025年10月25日(土)10:30~
◆会 場=小平市民文化会館(ルネこだいら)レセプションホール(地下1階)
 (西武新宿線小平駅下車、南口から徒歩3分)
◆次 第
・第1部 総 会    10:30~11:15
・第2部 コンサート  11:30~12:30
 演奏:早稲田大学マンドリン楽部
 司会:大橋忠弘氏(早稲田大学マンドリン楽部稲友会会長/早稲田大学校友会国分寺稲門会副会長
・第3部 懇親会    13:00~15:00(立食パーティー、参加費 3,000円)
 ご長寿お祝い式(記念品贈呈)、 新会員ご紹介
(以 上)

ロック研究会第8回開催報告

開催日=2025年8月29日(金)
会 場=国分寺市 Rock Bar “Painkiller”
参加者=小菅、瀧本、樋口、松村、山田(哲)【5名。敬称略、50音順】

4月にはLIVEにいきましたが、皆が集まる例会は2月以来半年ぶりの開催となるROCK研究会の例会を行いました。今回は新メンバーとして小菅さんが参加してくださいました。

ROCKといってもひとくくりにできないほど曲のジャンルはたくさんあり、「十人十色」と言うとおり人の好みもそれぞれです。集まったメンバーは年代にも幅があり、好きなBANDやジャンルが微妙にずれていまして、そこがまた面白いところです。自分があまり聞いたことがないミュージシャンや曲にふれることで新しい引き出しも増えていきます。EAGLESやLED ZEPPELINの曲に思いがけずメンバー全員が聞き惚れることもあり、今回も楽しい暑気払いとなりました。

メンバーの瀧本さんは、THE BEATLESの音楽性を深める津田塾大学の連続講座(全5回 9月~10月)を受講なさるということで、次回の例会では面白く興味深いお話を聞けることと思います。不肖樋口は今月来日するSTINGのLIVEにいきます。

この会場はROCKではない曲のリクエストも一応は受けてくれますので、好きな音楽を聞いて心を癒やし、次への活力としていきたいと思いますので、小平稲門会の皆さまの次回以降のご参加をお待ちしています。

文=樋口昌典)

第72回小平市写真連盟写真展のご案内

第72回小平市写真連盟写真展は、次の要領で開催されます。
小平稲門会の顧問・國友康邦さん(1963商)が作品を出品します。

◆会期=2025年10月7日(火)~12日(日)
◆時間=10:00~17:00(初日は13:00から、最終日は16:00まで)
◆会場=小平市中央公民館ギャラリー