第47回ざる研「荻窪・本むら庵」のご案内

もう一度行ってみたいお蕎麦屋さんの最初に選ばれた店、そろそろ剣菱の角打ちも懐かしくなってのご案内です。

1.日       時: 2017年5月15日(月)11時40分、JR荻窪駅駅西口改札集合
2.場       所: 東京都杉並区上荻2-7-11 荻窪・本むら庵 電話03-3390-0325
3.費        用: @¥4,500程度
4.参加申込: 5月11日(木)までに世話人・山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡下さい。
5.そ  の  他: 6月度のざる研は6月20日(火)、「野川・御狩野そば」で、11時30分JR三鷹駅改札集合、費用@¥4,500程度を予定しています。

以 上

第46回ざる研 「さらしな田無店」のご案内

1.日       時: 2017年4月17日(月)12時、西武新宿線田無駅改札集合
2.場       所: 西東京市田無町4-3-17 「さらしな田無店」 電話042-450-6333
3.費        用: @¥4,000程度
4.参加申込: 4月13日(木)までに世話人・山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡下さい。

以 上

第45回ざる研 新宿「手打そば大庵」報告

1.日    時: 2017年3月11日(土)12時、JR新宿駅中央東口ルミネエスト外集合
2.場    所: 新宿区新宿3-36-6大安ビル2F 「手打そば大庵」 電話03-3352-5113 年始夏期旧盆休業
3.参加者: 伊藤徹、木本、小林弘、佐藤良、篠原、同夫人、末次、滝沢、竹内、百々、野村、浜田、早川、福田、堀田、村木、山本、17名
4.費    用:¥83,916、福田夫人当日キャンセルのため料理代@¥3,200を負担頂いたので¥80,716を17名で均等負担=¥4,748、計算の都合上@¥5,000の声を頂き集計¥85,000から支払い、¥4,284を貯留金として積み立てた。
5.経 過: 混雑する新宿の集合が危ぶまれたが、福田夫人の風邪欠があったのみで、予定通り大庵に入る。駅から近く、判りやすかったのは幸いだった。

和風でモダンな部屋

和風でモダンな部屋

部屋は和風でモダンな洒落た空間、掘り炬燵式なので楽に座れる。
当店を選んだのは福田夫妻から味が良いと聞いたからだが、後に社長の安田さんが早大45年政経卒、篠原さんと高等学院以来の同級生とわかり、是非ともとなった次第。

冷やした〆張鶴「純」

冷やした〆張鶴「純」

朱塗り椀にそば豆腐

朱塗り椀にそば豆腐

大庵のうまいもん盛り合わせ

大庵のうまいもん盛り合わせ

生がないのは一寸残念だったが、プレムアムモルツの乾杯からスタート。そば前の始まりは朱塗りの椀にぜんまい竹の子をあしらったそば豆腐、続いて平盆に大庵のうまいもん盛り合わせとして生ハム、鰊、竹の子、空豆が少量ずつ。お酒は神聖な酒にしめ縄を張ることを意味する新潟県村上市宮尾酒造の銘酒・〆張鶴純米吟醸「純」、これを冷やしたものは特に旨い。4合瓶5本を飲んだが、そのうち2本は安田社長の差し入れだったとは後で知ったこと、いずれご挨拶せずばなるまい。

蕎麦シュウマイ

蕎麦シュウマイ

鴨ロースの合せ焼

鴨ロースの合せ焼

料理は菜の花を添えた蕎麦シュウマイに鴨ロースとねぎの合せ焼き、何れも評判にたがわず良い味だ。

ガラス戸越しのそば打ち

ガラス戸越しのそば打ち

福島小国そば

福島小国そば

おそばを手繰る

おそばを手繰る

最後のお蕎麦は職人さんがそばを打つ姿をガラス戸越しに見ることが出来る。何処のそばか伺ったら福島県北部の伊達市小国のそばとのこと。福島盆地と相馬の間に位置する山間部のせいか、しっかりとした味わいのあるお蕎麦だった。駅から近く美味しく食べられる店なので、また来てみたいと思ったのは私だけではあるまい。

店内風景

店内風景


7.その他:次回4月度のざる研は「さらしな田無店」です。4月17日(月)12時、西武新宿線田無駅改札集合。費用は約4,000円。参加申し込みは4月13日(木)までに世話人・山本浩、電話042-473-7617へお申し出で下さい。

(文と写真:山本)

 

第44回ざる研「小平・吟」報告

1.日    時: 2017年2月14日(火)12時、西武新宿線小平駅改札集合
2.場    所: 小平市美園町2-9-7「吟」 電話042-344-7732 月定休(不定)
3.参加者: 伊藤徹、小川、木本、小林弘、坂本、末次、土谷、早川、福田夫妻、村木、山本、12名(男9、女3)
4.費   用: ¥60,000 @¥5,000

さりげなく石臼にアイビー

さりげなく石臼にアイビー


5.前置き:
今回は三度目の訪問で、店主渡辺草さんにお願いして前回同様貸し切りにして頂いたが、それでも12席しか無いため、吟に初参加の方々を優先した。希望しながら参加できなかった方々が多く出たのは残念でしたが、小平の名店を広くそば愛好者に知ってもらうための措置でした、ご了承ください。

草さんの父親渡辺維新さんは江戸前の蕎麦打ちを科学的に体系化し工夫を加えた一茶庵の始祖片倉康雄の直弟子で、今も茨城県鉾田で「村屋東亭」というそば通がはるばる訪れる店を営んでいる。蕎麦屋の評論によれば、父親は蕎麦だが息子は蕎麦と酒と料理を立体的に融合しようとしており全く違うコンセプトと評している。

6.経 過:

ちょっと坂本さんが遅れたが前菜の段階で一緒になれて問題なし、何しろ草さんの一人仕事なので配膳には前後のタイムラグを生ずる。
前菜の皿には鰊炊き、茄子ひき肉甘辛煮、人参ちぢみほうれん草酢味噌がけ、山形赤かぶ漬け。最初のお酒は新潟魚沼青木酒造の「鶴齢」、グラスが小さな枡に入っている。鰊が酒によく合った。
ざる蕎麦研究会_201702_2_3_4次の出汁巻き玉子辛味大根おろし添えは、たっぷりした存在感があってともかく美味い。
酒は神奈川丹沢川西屋酒造の「隆」、此れは店主お気に入りのようでよく出てくる。
ざる蕎麦研究会_201702_5_6
セロリ玉ねぎパプリカのマリネが出て、酒は岩手花巻川村酒造の「酔右衛門」、此れは珍しい微発砲、弱炭酸のもの。汁物替りに鶏大根で、更に酒は大阪能勢秋鹿酒造の「秋鹿」。最後の料理揚げ物は海老、長芋、しし唐の天ぷら。5番目の酒は鳥取智頭諏訪酒造の諏訪泉で打ち止め。酒は何れも草さん拘りの純米無濾過生原酒で、昼酒のこともあって十分な効き目があった。

肝心のお蕎麦は私が以前経験して是非みんなにもと思った暖かい卵とじ蕎麦、器にふわり盛り上がった綴じ玉子の下に微粉引き細打ちのそば、気分まで暖かく包まれる逸品だった。

ふわりと暖か玉子とじ蕎麦

ふわりと暖か玉子とじ蕎麦

ざる蕎麦研究会_201702_8_9
ただ一人仕事のため最初から最後まで20分は掛かったようだが、みなさんの会話のはずみに救われて美味しかった、楽しかった会を無事終えることが出来た。

7.その他:
次回のざる研は3月11日(土)「新宿・大庵」です。集合時間は12時、場所はJR新宿駅中央東口ルミネエストの外。尚、大庵の社長は46年政経卒。席数も22までOKです、費用は4,000円程度。
参加申し込みは3月8日(水)までに山本(電話042-473-761)へお願いします。

(文と写真:山本)

第43回ざる研 「室町・砂場」報告

1.日    時2017年1月16日(月)11時50分、地下鉄銀座線駅三越前10番出口集合
2.場    所日本橋室町4-1-13「室町・砂場」(電話03-3241-4038 日・祝日定休)
3.参加者井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、国友、栗原、小林弘、志村、末次、鈴木、滝沢、野村、堀田、村木、福田、早川、百々、木本、土谷、坂本、山本(21名)
4.費   用86,850円(@4,200×21=88,200円、残額1,350円は貯留金)

「室町・砂場」参加者

室町・砂場」参加者


5.前置き:
伝統ある「そば御三家」、やぶ、更科、砂場の中でも最も古くからある「砂場」とあって、今回は昨年末の石川酒造・雑蔵を上回る21名の参加。多人数の上、集合場所の指定が不確かだったこともあって戸惑ったが、何とか指定の時間に大きく遅れず「室町・砂場」に入ることが出来た。

砂場の由来は、大坂城築城開始(1583年)の翌年、資材置き場の一つ「砂置き場」近くに2軒の麺店があり、場所名で呼ぶことが定着して「砂場」の屋号が生まれたと考えられている(大阪市西区の「新町南公園」には砂場発祥の石碑がある)。
江戸への進出時期は明確ではない。徳川家康が江戸開府に際して連れてきた表向きそば屋で裏「隠密」の説もあるが、江戸時代に記録があり総本家とされるのは「麹町七丁目砂場藤吉」(現在は南千住へ移り14代目)で、江戸末期に暖簾分けしたのが「室町砂場」と「虎ノ門・砂場」とされている。
砂場の特徴は蕎麦の実の芯だけを使った更科粉を卵をつなぎにした真っ白な細打ちにあり、また所謂「天ぷらそば」は1955年に室町砂場が開発したものという。

6.経 過:
2階の掘り炬燵の間に2列のテーブル、窓の外に小砂利を敷き詰めた中に灯篭と細竹をあしらった庭、屏風には秋の花の色紙がちりばめられている。

窓外の小庭

窓外の小庭

栗原会長の乾杯音頭

栗原会長の乾杯音頭


栗原会長の音頭で新年を祝いヱビス生ビールで乾杯。お通しは湯葉の小葱和え、小鉢は数の子、前菜は皿に浅利の時雨煮、板わさ、海苔の佃煮が少量ずつ、それにもずくが出た処で冷酒菊正宗の樽酒が出回る。料理の極め付きは当店名物の玉子焼きだ。
実は当店開発の天ぷら(掻き揚げ)を加えたかったのだが、追加料金1,200円と聞いて今回は引き下がることにした。

ヱビス生

ヱビス生

前菜

前菜

名物玉子焼き

名物玉子焼き


そばは、やはり大ざるにしてよかった。朱塗りのせいろに真っ白なそばがふわりと盛りつけてある。量も程ほどに食欲を満足させてくれた。

美しい大ざる

美しい大ざる

そば湯

そば湯


そばを手繰る

そばを手繰る

菊正宗献酬

菊正宗献酬


此の店には未知の部分が山ほどある。これから後何度か足を運べば、砂場の良さがいろいろ発見できることだろう。

7.その他:
最近参加者が増えていることは大変ありがたいことだが、大人数の予約可能なそばやはそんなにあるわけではなく、席数の少ない名店が選べない悩みがあります。
元来そば屋は小人数で行ってあれこれ物色するところに楽しみがあるので、来月は地元小平の名店「吟」を選び、未だ「吟」に行ったことのない方優先で参加願うことにしました。

■次回のご案内
2月14日(火)12時、西武線小平駅改札集合、@5,000円、12名限定。

尚、今回はすでに参加予定者満杯ですので、ご希望の方は「吟」(電話042-344-7732)へ小平稲門会と電話していかれることをお勧めします。

(文と写真:山本)

 

第42回ざる研「石川酒造・雑蔵」報告

1.日    時: 2016年12月20日(火)11時30分、JR拝島駅改札集合
2.場    所: 福生市熊川1番地 石川酒造(株)雑蔵(電話042-530-5057)水木定休、隔週金昼休
3.参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、国友、栗原、小林弘、佐藤良、末次、滝沢、野村、堀田、村木、福田、早川、坂本、浜田、土谷、山本、(20名)
4.費   用: 62,600円、@3,200×20=64,000円(1,400円は貯溜)
5. 経  過: 次のとおり。
今年最後のざる蕎麦研究会は過去最高20人の多人数、西東京稲門会から青梅生まれで保谷在住、そば打ち研修中の土谷さんの参加を得て穏やかな日和の中のんびり歩き、4回目のことなので15分の道中も短く感じる。

黒ビールは喉にしみる

黒ビールは喉にしみる


石川酒造に到着後、初めての参加者もいるので酒蔵を初めとする歴史的建造物や仕込み水、史料館を見てもらって後、雑蔵の明るい窓側席に着いてもらう。

西東京土谷さん(右から2人目)もすぐにお友達

西東京土谷さん(右から2人目)もすぐにお友達


スタートの生ビールはミュンヘナーダークをピッチャーでもらい、此れだけではちょっと物足らなかった伊藤先生用にハーフアンドハーフを追加、前菜は丸皿に出汁巻き玉子、蒸牡蠣酢味噌掛け、翡翠なすのおぼろ昆布あえ、が載せてある。小鉢は小松菜の煮びたし、更に大根とジャコのサラダ。

丸皿に出汁巻き玉子、蒸牡蠣酢味噌掛け、翡翠なすのおぼろ昆布あえ 小鉢は小松菜の煮びたし

丸皿に出汁巻き玉子、蒸牡蠣酢味噌掛け、翡翠なすのおぼろ昆布あえ。小鉢は小松菜の煮びたし

大根とジャコのサラダ

大根とジャコのサラダ


かめ口

かめ口

あらばしり

あらばしり


お酒はまず此処でしか飲めない買えない新酒「かめ口」、同じく新酒の「あらばしり」と続いたが、フレッシュでしかもしっかりとコクのある味わいに酔いしれた。

ざる研は美味しくって楽しいですねえ~~

ざる研は美味しくって楽しいですねえ~~


最後は天ぷらの籠盛りとお蕎麦。そば粉は北海道の北早生蕎麦よりさらに北の「輝き」という品種の二八、多からず少なからず盛ったのど越しの良いお蕎麦だった。

天ぷらの籠盛りとお蕎麦

天ぷらの籠盛りとお蕎麦


帰りはめいめい「酒世羅」へ寄って「かめ口」や「あらばしり」を買い求めていた。

売店「酒世羅」は大賑わい

売店「酒世羅」は大賑わい


冬至の前日とはいえまだ日は高く、素直に帰宅できない組もあったとか。

■次回のご案内
来年1月のざる研は1月16日(月)「室町・砂場」で11時50分、地下鉄銀座線三越前駅三越本店側改札集合。参加申し込みは1月12日(木)までに世話人・山本 浩(電話042-473-7617)あてご連絡ください。

(文:山本、写真:山本・荒木)

 

 

 

 

 

第43回ざる蕎麦研究会「室町 砂場」のご案内

新年初めのざる蕎麦研究会は、江戸時代からの歴史を刻んできた「砂場」です。

1500年代、大坂城築城の際、工事用に積まれた砂場の近くにあった蕎麦屋に名前の由来があり、1700年代後半に江戸へ移転。江戸末期には6店の砂場があったが、室町砂場はてんぷらそばの元祖。真っ白な更科粉と細打ちで知られたお店です。
掘り炬燵で寛ぎながら江戸情緒を楽しんでみませんか。

●日     時:2017年1月16日(月) 11時50分に地下鉄銀座線三越前駅・神田側改札集合
●場     所:中央区日本橋室町4-1-13   「室町 砂場 電話03-3241-4038 日祝・定休
●費   用:4,000円程度
●申込締切:2017年1月12日(木)
●申  込  先:世話人・山本 浩  電話042-473-7617

 

第41回ざる蕎麦研究会報告

1.日    時: 2016年11月26日(土)10時30分、JR三鷹駅改札集合
2.場    所:「神代植物公園」「深大寺」散策後、「深水庵」(電話042-482-7337)
3.参加者: 荒木、伊藤徹、小川、小林弘、佐藤良、末次、滝沢、野村、堀田、木本、福田静、
浜田、山本、13名(女性4名)

4.費   用: 32,270円、@2,500(230円は繰越し)

バラ園を見渡すバルコニーに並んで

バラ園を見渡すバルコニーに並んで

5.経   過: 次のとおり。
三鷹駅南口からバスで15分、神代植物公園で下車、入園(65歳以上@¥250)、ガイド浜口さんの案内で、今回は1年半かけて改修した大温室を中心に見学した。
熱帯花木室から入り、新設の中心棟ラン・ベゴニア室、熱帯スイレン室、小笠原植物室、乾燥地植物室の流れはとても30分程度では見切れない見事さ。正面の噴水のあるバラ園は一昨日の雪も少し残りながら、僅かの彩を見せている。

ベゴニアの温室は色鮮やか

ベゴニアの温室は色鮮やか

睡蓮の池でガイドさんの説明

睡蓮の池でガイドさんの説明


パンパスグラスのある芝生広場は通らずに雑木林を抜けて深大寺門に差し掛かると、菊花展名残の懸崖が飾られていた。
深大寺門から直ぐ右手の太子堂では七五三参りで賑わっている。山門を抜けて「深水庵」にはほぼ定刻の12時に到着した。

深大寺は七五三参りで…

深大寺は七五三参りで…

久し振りの快晴。土曜日の昼時とあってお店は大混雑、予約して取ってもらっていた奥座敷にも何組かが入り込んできた。
今日はビール党のお二人が欠席。冬らしい季節にもなってきたので、いきなり白鶴の熱燗からスタート。飲める女性4人の参加もあって華やかに会話が弾む。

ビールではなく、白鶴の熱燗で、かんぱ~い!!

ビールではなく、白鶴の熱燗で、かんぱ~い!!

料理はそば豆腐に板わさ、蕎麦掻と何れも1/2にしてもらい、天そばの天だけは1人前にして貰った。

蕎麦豆腐と板わさ

蕎麦豆腐と板わさ

蕎麦掻

蕎麦掻


「粋喬」のそば湯割

「粋蕎」のそば湯割

天ぷらの盛り合わせ

天ぷらの盛り合わせ

熱燗が適当に回った後は京都伏見の100%そば焼酎「粋蕎」のそば湯割。此れは一昨年来た時も頼んだが、寒さが近づく頃の飲み物としては絶好だ。

今日の蕎麦だねは、北海道北早生そばの石臼挽き。そばつゆの絡みと喉越しを考えた細打ちで結構な味。更に晩秋のしっとりとした雰囲気の中でこの低価格とあって、皆さんに満足してもらえたことだろう。

北海道北早生の細打ち石臼挽き。美味しい!の声が上がる

北海道北早生の細打ち石臼挽き。美味しい!の声が上がる

■次回のご案内
次回のざる蕎麦研究会は「石川酒造・雑蔵」で12月20日(火)11時30分、JR拝島駅改札集合、予算¥4,000程度、申し込み締め切りは12月8日(木)。
参加ご希望の方は、世話人・山本 浩、電話042-473-7617までご連絡ください。

(文:山本、写真:荒木)

 

第40回ざる蕎麦研究会報告

1.日     時: 2016年10月31日(月)11時40分、西武池袋線飯能駅改札集合
2.場     所: 飯能河原畔「櫟庵」  電話042-973-2576、 飯能駅より徒歩15分、水・木・休日
3.参加者: 荒木、井垣、伊藤(徹)、小川、末次、滝沢、堀田、村木、横田、早川、木本、百々、
                  福田夫妻、山本、(15名)

4.費    用: 71,600円、@4,500×15人(不足分4,100円は会より補填)
5.前置き
櫟庵は夏の納涼を兼ねて今年も8月に三度目の利用を目指したが、台風9号のために急遽中止。仕込みなどで迷惑を掛けたかもしれず、償いの意味も込めて今回の実施となった。

櫟庵の前で

櫟庵の前で

6経  過
今日は雨の心配はなく、飯能駅から西へ歩いて割岩橋を渡り櫟と楢の林の中にある櫟庵に到着、何時もの奥座敷に案内される。

やはりビールで乾杯!

やはりビールで乾杯!

早速ビールで乾杯。お通しは丸抜きの茹でそば甘酢あんかけとろろ和え、こいつは初目から唸らせる。前菜は小皿に出し巻き卵、そば田楽、川海老、そば敷き柚子寒天。喉の渇きが収まったところで、お酒は長岡の吉乃川生酒、是非にとお願いしてあった稚鮎の唐揚げが出た。

手前は丸抜きの茹でそば甘酢あんかけとろろ和え

手前は丸抜きの茹でそば甘酢あんかけとろろ和え

稚鮎の唐揚げは吉乃川生酒で

稚鮎の唐揚げは吉乃川生酒で


此のあたりでざる研初参加の村木、木本、百々の各氏に自己紹介をお願いしたが、それぞれにユニークな話しぶりに座は大いに沸き、この新人のために全員が自己紹介をすることになった。

自己紹介で和気藹藹

自己紹介で和気藹藹

料理はそばがき、お吸い物に続いて、これも是非もらいのそば雑炊、此ればかりは余り他所ではお目に架かれない。海老野菜の天ぷらが出た後は〆の盛りそば、二八で漬け汁に馴染の良い細打ち。あとでご亭主に伺ったのだが、そばは北海道音威子府の契約農家から取り寄せているとのこと。音威子府といえば北海道でも稚内寄りで、そば栽培の北限と言われる日本一小さな村。因みにオトイネップとはアイヌ語で川尻が汚れている所を意味するらしい。

横田さんお気に入りのそばがき

横田さんお気に入りのそばがき

此処でしか食べられないそば雑炊

此処でしか食べられないそば雑炊


天ぷらは揚げたて

天ぷらは揚げたて

ざるそば登場

ざるそば登場


お茶とそば団子で〆ました

お茶とそば団子で〆ました

そば湯でお終いかと思ったら、デザートにそばがきを固めて黄粉をまぶしたそば団子が出た。そばのお店としての拘りを感じたが、そば前の美味しさに肝心のそばの影が薄くなった感無きにしも非ずだった。
帰りは川岸を遡上して堰を渡り天覧山下バス停からバスの心算だったが、待ち時間が20数分。4名を除いて腹ごなしに駅まで歩くことになる。駅直前で、彼らは未だバスに乗っていない筈と言っていたら、なんと駅には彼らの姿、丁度4人なのでタクシーを捕まえたとは。


次回のご案内
第41回蕎麦研究会は11月26日(土)10時30分、JR三鷹駅集合、紅葉の神代植物園、深大寺を散策して「深水庵」へ向かいます。
参加申し込みは11月10日(木)までに世話人・山本 浩(電話042-473-7617)へどうぞ。

(文:山本、写真:荒木・山本)