1.日 時: 2017年12月18日(月)10時、JR・西武 拝島駅改札集合
2.場 所: 福生市熊川1番地 石川酒造雑蔵 水木定休、12月末を以て閉店
3.参加者: ◎荒木、〇井垣、◎伊藤徹、〇小川、木本、〇小林弘、篠原夫妻、志村、末次、〇滝沢、百々、福田夫妻、堀田、村木、山本 (17名、◎は全5回参加者、〇は4回参加者で今回不参加の栗原、野村、両氏を含め6名)
4.費 用:¥87,500. @¥5,000×17=¥85,000+キャンセルフィー¥2,500(料理分)=¥87,500
5.経 過:
東京は今年一番の冷え込み(-4度)ながら薄曇りで期待する拝島駅からの富士山は見 えず、年末のざる研行事となった石川酒造・雑蔵通いは連続5年となったが、残念ながら雑蔵は耐震工事等のために今月末で閉店が決まっているので、最後の訪問になるかも知れない。
酒蔵の見学は2回目(2014年)だったが、参加者の顔触れも変わり、最後でもあるのでもう一度お願いすることにした。今回の説明者は広告デザイン担当の石川雅美さん、歯切れよく軽快なテンポの説明は大変楽しく聞くことができた。
時代の変遷を感じたのは今や新潟から杜氏を呼ぶことはなく全て社員で作業をしていること、我らが通常飲んでいる酒の精米率70~60%に対して最高の純米吟醸酒は35%で4合で1万円とは恐れ多くて手が出そうもない。
逆に明治20年頃にビール製造を始め、王冠の技術が伴わず2年で中断したが平成10年 多摩の恵みとして復活、クラフトビールがもてはやされる時流に乗っている。
敷地の北西、国登録有形文化財長屋門の隣にある麦酒釜館の巨大な鉄釜は明治20年当 時のもの、戦時中供出して鋳潰される運命にあったが、偶然にも戦後その儘の姿で戻ってきたもので当主は殊の外喜び立派な覆い屋を立て欄間にビール製造のレリーフを飾った。
背伸びして大きな釜の中を覗くと沢山のお賽銭が見られたのもむべなるかなである。
この後、江戸時代からの石川酒造の歴史や酒造り、ビール醸造の資料を展示した史料館を見学してから雑蔵の席に着いた。
今日の乾杯は先程石川さんに教わった上面発酵のペールエールからスタート、飲み放題メニューには何時ものミュンヘナーダークなどビールだけで5種類、その他ノンアルコールなどのドリンク類、酒は純米無濾過、淡麗純米、辛口本醸造の3種、注文は各人自由としたので出来上がりの早いこと。
料理は小松菜の白和え、ゆで落花生、川海老の唐揚げ、だし巻き卵板わさ小海老の盛り皿、蛸唐ポテト、焼き鰆モズク獅子唐添え、春の魚がどうして秋にうまいのだろうか。
最後の蕎麦は北海道粉とは聞いたが詳しくはわからないという。昨年は北早生より北の「輝き」だったが、残念ながらゆっくりそばを味わえる余裕はなかった。
これで5年続いた雑蔵訪問も最後になりそうだという感傷に浸りながら酒世羅で何時ものかめぐちなどを買い求めて帰宅の途に就いた。
6.その他: 来年年明けのざる研は原点に立ち返って地元からとします。場所はざる研第1回の花小金井「清川」(電話042-461-0275)、日時は1月18日(木)13時30分、清川集合、費用@¥3,500程度、参加希望者は1月11日(木)までに世話人・山本 浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。
(文:山本、写真:荒木)