第78回ワイン研究会報告

12月15日、「こもれび」でワイン研究会が開催されました。会場はスノードームをはじめ、クリスマスムードいっぱいの飾りつけでした。「こもれび」さんの配慮に感謝、感謝。

会場はクリスマスムードいっぱいでした


今回の目玉は佐藤さんが持参された「田中角栄」ブランドの赤ワイン。地元長岡に帰省された時購入されたとのこと。ブドウの種は不明ですが、重めのいいワインでした。最近再評価されている田中元総理、「角栄死してワインを残す」、もっとも角栄さんが愛飲されていたのはウイスキーのオールドパーだったと思いますが。
新潟は日本のワインの父と称される、川上善兵衛さんが日本初の醸造用品種マスカットベリーAを開発された地でもあります。

体格がいい事、おそらく小平稲門会で一番の上村(かみむら)さん、180センチ超える身長、100キロを超える体重、なんと会社では相撲部に所属し、まわしをつけて稽古されていたとか。堂々たる体躯で圧倒されます。
静かにワインを飲まれる姿は「底なしか!」とも思われます。

今回は8名の参加、参加人数は少ないですが、その分皆さんの話が盛り上がり、6本飲み干しました。楽しくて酒が進む、との賛辞をいただきました。
今回飲んだワイン。左から、LOBETIA(スペイン、赤、テンプラニーニョ)、田中角榮(日本、赤、品種不明)、 MOUTARD(フランス、、白、スパークリング)、Schloss Koblenz(ドイツ、白、リースリング)、Boda Bianco(イタリア、白、シャルドネ)、Vieilles Vignes(フランス、白、シャルドネ。画像なし)。

今回の参加者

山本さんから「会長、秘蔵のオーパスワンを持参しろ」と責められています。オーパスワンは来年のお愉しみ。今年1年、おいしいワインを持参いただいた皆さん、ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。

*来年1月19日(金)は店の都合で2時からになります。1時間早くなります。

【参加者(50音順、敬称略)】8名
井垣、上村、河崎、國友、佐藤(俊)、富平、野村、山本

(文責・河崎)

第77回ワイン研究会報告

11月17日、定例のワイン研究会が「こもれび」で開催されました。奇しくも前日の16日はボジョレヌーボーの解禁日。最近は国産ヌーボーも評判ですがやはり、ボジョレは魅力です。

ボジョレについての蘊蓄を少し。ボジョレは地区の名前、リヨンの近郊、ブルゴーニュの南端地区に当たります。セパージュはガメイ種、ボジョレ地区はブルゴーニュと違い、花崗岩質で気候温暖、ブドウがよく育ち、大量生産できます。

通常ブドウは秋に収穫しても熟成させるため、最低でも翌年3月が一番早い出荷ですが、ガメイ種は「マセラシオン・カルボニック」という近代的醸造法で醸造、発酵させるため、フレッシュでフルーティなワインに仕上がります。
ボジョレにもランクがあり、ボジョレ→ヴィラージュボジョレ→クリュボジョレの順番に価格が高くなります。クリュになると1万円台です。今回はヴィラージュボジョレを皆さんに堪能していただきました。

味? わからないのが正直なところ。日本のヌーボーは、甲州はマスカットベリーAで醸造されますが、人気が上がっています。

今回のワイン研、木本さん持参の1升ワイン、通常の倍以上の容量です。飲み干せるか、と心配したのですが、さすが飲んべの集まり、見事飲み干しました。また最後に山本さんが昔の中国出張の際、購入された、茅台酒、53度と強烈な度数ですが、こもれびの濃いコーヒーとよく合い、これも皆さんで飲みほしました。すごい!!

飲み干したボトル


今回は小林市長のお母さまにも参加いただき、11名での開催でした。

ワイン研究会の第77回例会に参加したメンバー


【参加者(50音順、敬称略)】11名
伊藤(徹)、河崎、木本、國友、小林(市長の母)、篠原夫妻、冨平、野村、牟田、山本

(文責・河崎)

第76回ワイン研究会報告

10月20日、猛暑もやっと落ち着いたこの日、ワイン研究会がこもれびで開催されました。今回は10名の参加、お店の配慮でテーブルはハロウィン模様、華やかな雰囲気での開催となりました。

ハロウィンの趣向を凝らしたテーブルでワインを楽しむ参加者

最初は上村さん持参のNacho White ,信州高山ワイナリーの白、シャルドネです。辛口、さっぱりした味でシードルのようなすっきりした味のワインでした。上村さん、今年は息子さんと一緒のホームカミングデーを迎えるとのことです。
次は冨平さんがタイから持参されたGranMonte 赤ワイン、タイではVIP専用の高級ワインで、APECや政府主催の晩さん会で提供されています。熱帯のイメージがある、タイですが、最近は「新緯度ワインNew Latitude Wine」として世界的に注目を集めています。シラー種で甘さと酸味のバランスがとれており、タイ料理によく合うワインと言われています。
今回は白3本、赤3本を飲み干しました。
左から、Nacho White(日本・白)、Schönburger (白・日本)、Nagano Chardonnay(白・日本)、Montjau(赤・仏)、Casillero del Diablo(赤・チリ)、GranMonte(赤・タイ)。

「みんなでワイワイ言って飲むワインはおいしい」と野村さんに言っていただきました。同感です。

木本さんが持参されたワインは山梨のすずらんワイナリー産のSchönburger 種の白ワイン、シェンブルガー種はドイツ原産の種でドイツでも希少、日本でも限られたワイナリーでしか作られていない、珍しいワインです。木本さんの友人のワイナリーだそうです。フルーティで酸味の聞いたワインでした。タイ産やこのワインのように珍しいワインが堪能できるのもワイン研究会のおかげと感謝しています。

【参加者(50音順、敬称略)】10名
井垣、伊藤(徹)、上村、河崎、木本、國友、冨平、野村、牟田、山本

(文責・河崎)

第75回ワイン研究会報告

2023年9月15日、雷鳴轟く悪天候の中、ワイン研究会が開催されました。今回は猛暑のためか、常連の方たちが体調をくずされ、参加されませんでしたので6名での開催となりました。

参加した6名のメンバー

まずは篠原さんが持参されたスパークリングで乾杯、この会では初めてのナイアガラ種のワイン、白ブドウの濃厚な甘みと力強い香りが印象的なワインです。
お次は山本さん持参のイタリアはウンブリア産の白ワイン、やや辛口で爽やかな香り、バランスよく甘すぎず、様々な食事に合うワイン。
3本目は河崎持参のメキシコ産の赤ワイン、メキシコ産も今回が初登場です。世界のワインすべての中で上位3%に入る、と言われています。シラーの円やかさと果実味が特徴。
残念ながら少人数のため、3本しか飲み干せませんでした。写真は左から、Goichi Sparkling (スパークリング)【日】、Boda Bianco 2021(白)【伊】、Monte Xanic (赤)【墨】。

今回味わった3本のワイン

今回、こもれびさんから出していただいた料理は地元産の野菜を使った料理、枝豆チーズトーストは絶妙の味でした。この店でしか食べられないそうです。

絶妙の味だった小平産枝豆チーズトースト


参加人数が少ない分、話が盛り上がりました。山本さんの若い時の恋バナ、御年93歳とは思えない滑舌で笑い転げてしまいました。驚いたのは今年稲門会の長寿表彰に該当している、牟田さん。なんと青梅マラソン等市民マラソンに参加すること100回以上、フルマラソンも50回近く、かのボストンマラソンにも参加されたそうです。飄々とした外見からは想像できないタフネスマンです。

土砂降りの中での散会が気になりました。
次回は10月20日、皆さんの参加、お待ちしています。

【参加者(50音順、敬称略)】6名
河崎、篠原夫妻、冨平、牟田、山本

(文責・河崎)

第74回ワイン研究会報告

猛暑が続いていますが、ワイン好きはものともせず、「こもれび」に集まりました。中にはコロナ感染から回復された方もおられます。今回は会長がアメリカはカリフォルニアのワイナリーで購入した、赤のスパークリングで乾杯!の予定が、なんと抜栓後「どばっ」と噴出。三分の一以上が床に零れてしまいました。どうも炭酸ガスの過剰封入だったようです。(決してソムリエさんの失敗ではありません)

カリフォルニアのワイナリーはナパが有名ですが、サンディエゴ郊外のテメキュラもワイン産地として有名です。

今回、一昨年亡くなられた小平稲門会会員・志村智雄さんの奥様から2本、当研究会に遺贈していただきました。また、志村さんからの「冥土からの手紙」を添えておきます。2本頂いたうちの1本はドイツ、モーゼル産のリースリングで、甘い味わいに、名優志村さんの面影が彷彿されました。ご冥福をお祈りいたします。

久々に参加された上村さん、2年前からボタニカルアート(植物画)のペン画をはじめられたとのことで、作品の写真を見せていただきましたが、まさに小平稲門会に才能ある、芸術家誕生、と思わせる素晴らしさでした。機会があればぜひ稲門会の皆さんにご披露していただきたいと思います。

飲んべぞろいのワイン研究会ですが、今回は猛暑とワインは相性が悪いらしく、6本しかの飲み干せませんでした。残念。

South Coast Winery Ruby Cuvee Syrah(スパークリング)【米】
Mucho Mas Tinto(赤)【西】
Krakhuna (白)【ジョージア】
Moselland Riesling(白)【独】  
Paron Mario Barone Rpsso(赤)【伊】
Le Marquis de Beau Rond Chardonnay(白)【仏】

尚、8月は休会、次回は9月15日(金)です。

(以 上)

【参加者(50音順、敬称略)】12名
井垣、大島、上村、河崎、國友、栗原、篠原夫妻、末次、冨平、野村、山本

(文責・河崎)


第73回ワイン研究会報告

定例の第三金曜日、6月16日に永田珈琲「こもれび」にて開催。

小平稲門会会員に「コロナ」が発生したため、参加を控える人も多く総勢7名の会となった。正に、女性は一人いるが7人の兵の集合であった。

少人数なりに参加者は十分に堪能した

まずは佐藤(俊)さんの持ち込んだニュージーランドの白と言えばこれ、冷えたソーヴィニヨン・ブラン(ブドウの品種)で喉を潤した。
続いて篠原さん持参の南仏ラングドック地方のやや重厚なシラー(赤のブドウの品種)、野村さん持参の仏ボルドー赤と続いた。
どれも永田珈琲の料理とよく合い最良の“マリアージュ”。
最後に当会とも交流のある信州宮田村より送られてきた、独特の香りと味を持つヤマソーヴィニオン(赤のブドウの品種)で締めくくった。

今回味わった4本のワイン


今回、ワイン研開催以来最少の参加人員となったが、少人数なりに、各人の話が良く聞けたり、グループとしてまとまったり、ワインもゆっくりと味わえたり等の良い点があり、参加者は十分に堪能した。
たまにはこの程度の人数のワイン研もよいな~との意見もあったほどでした。

来月も第三金曜日7月21日に予定しており、皆様の参加をお待ちしてます。

【参加者(50音順)】7名

井垣、伊藤(徹)、佐藤(俊)、篠原夫妻、野村、冨平(文責)

第72回ワイン研究会報告

2023年5月19日の第3金曜日、定例のワイン研究会が永田珈琲「こもれび」で開催されました。当日は大雨にも係わらず、ワイン好きが10名参加。コロナ終息で同好会活動に参加を開始した、とおっしゃった井垣さんの乾杯で始まりました。スタートはブルゴーニュの白、シャルドネから。すっきりした辛口が乾いた喉をすっと通過します。
続いてアルザスの白。ブドウの種(セパージュ)はリースリング。この種は主にドイツで生産される白ワインに使われていますが、やや甘いのが特徴です。しかし、同じリースリングでもアルザス地方の種は辛口で食事によく合います。同じ種でも醸造される土地(テロワール)の違いでこれほど差が出るのもワインの不思議の一つです。

次いで南アフリカ産の赤、カベルネソービニヨン。南アのワインは他の種との組み合わせ(アッサンブラージュ)ではなく、単一の種で醸造されるのが特徴です。今回は7本飲み干しました。持込料無料、瓶のかたずけもやっていただける永田珈琲さんは実にありがたい。
井垣さんから2点、お知らせがありました
1点は5月27日に長野県宮田村で開催される「ワインまつり」の案内。宮田村は村を挙げてワイン振興に取り組んでおり、当研究会とも交流しています。
2点目は当会の支援で早稲田校友になられた醸造家斎藤さんのワイン、「キスヴィン」がANAのファーストクラスで提供されるワインに決定したこと。ANAファーストクラスに乗る機会がありましたら是非ご堪能ください。

来月は6月16日(金)に開催します。皆様の参加、お待ちしています。

【参加者(50音順)】10名
井垣、伊藤(徹)、河崎、國友、栗原、篠原、末次、冨平、野村、牟田

(文=河崎健治、写真=國友康邦)

第71回ワイン研究会報告

2023年4月21日、永田珈琲「こもれび」で開催されました。今回は1977年(昭和52年)政経卒の安田さんが初参加。会が高齢化していただけに若い仲間の参加、大歓迎です。その安田さん、「ワイン研究会」を「ワイン同好会」と違い、ワイン道を究めたい人が集まる会、と誤解して今まで参加を躊躇していたそうです。違います、多少の蘊蓄は入りますが、趣旨はワインを持ち寄り、飲んで楽しく語ろう、という会です。
野村さんが持参されたドイツ産スパークリングワインで乾杯、13名でワイワイガヤガヤ。安田さんが持参された、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、アレキサンダー三世はバローロ、バルバレスコと並び称されるイタリアの高級ワイン、それとは知らずに持参されたとのことですが、皆さんでおいしく頂きました。

珍しい国のワインもありました。ウルグアイ産の赤ワイン、タナ種という珍しいブドウで醸造されたワイン、元々はフランスピレネー・バスク地方の固有種ですが、移民がウルグアイに持ち込み、定着しました。軽くて飲みやすいワインでした。
山本さんが持参されたワインはアメリカナパ産の赤、ジンファンデルというナパに多いブドウで造られています。

最後は峯岸さんの持参された、ブドウの果皮から醸造されたグラッパ(蒸留酒)でしめ。アルコール度の高いグラッパが食後のコーヒーによく合いました。9本飲み干して終了。

次回は5月19日(金)、午後3時から「こもれび」で開催します。

(文=1971政経・河崎健治)

【参加者(50音順)】13名
井垣、大島、國友 河崎、篠原夫妻、竹内、冨平、野村、峯岸、牟田、安田、山本。

 

第70回ワイン研究会 報告

うっとおしかったマスク規制も取れた3月17日、再開2回目となるワイン研究会が「こもれび」で開催されました。今回は1960年、理工建築卒の牟田さんが初めて参加されました。

牟田さんは小平市立小平第二小学校卒で、小平在住70年を超える、小平生え抜きの人。しばし牟田さんが語られる「小平昔話」に皆さん、耳を傾けておられました。

小平駅前が田圃だったこと、桑畑がひろがっていたこと、戦争中米軍の機銃掃射に逃げ回ったことなど、体験された人でないとわからない話に皆さん、感心することしきり。ワインを飲んでも凛とした佇まいは崩されず、感動しました。戦争体験を語り継ぐ重要性を改めて感じました。

今回、持参されたワインは9本。井垣さんが持参されたシャンパンで乾杯。前回、赤ワインしかなかったことの反省で今回は白ワインからスタート。ブルゴーニュのシャルドネ、ボルドーのソーヴィニヨンブランとセパージュ(ブドウの種)の違いによる味わいの違いを認識してもらいました。

一通り白ワインが行きわたったところで、山本さんから持参されたカリフォルニアワインの講釈。ワインコンテストでカリフォルニアワインがフランスワインを押しのけて最高の評価を受けたこと、ブドウの病気フィロキセラでフランスのブドウが全滅の危機に瀕した時、アメリカからのブドウの樹が危機脱出になったことなど、さすがワイン研の重鎮と周囲をうならせるお話でした。

皆さんと一緒に楽しんだワイン

持参いただいた9本すべてを飲み干すことはできませんでしたが、ワイワイガヤガヤと楽しく過ごすことができました。

次回は4月21日(金)。皆様のご参加、お待ちしています。

(文・写真=河崎健治)

【参加者】(12名、50音順、敬称略)
井垣 伊藤(徹)、河崎、國友、篠原、末次、竹内、冨平、野村、松村、牟田、山本

第69回 ワイン研究会 報告

「ワイン研究会」の第69回例会を2月24日(金)に開催しました。

・日 時: 令和5年2月24日 15時‐17時
・場 所: 永田珈琲店「こもれび」(西武新宿線小平駅傍)
・参加者:井垣、伊藤(徹)、大島、河崎、國友、栗原、佐藤(俊)、篠原夫妻、末次、竹内、冨平、野村、山本、計14名 (50音順・敬称略)

コロナ下で3年間休会を余儀なくされていた、ワイン研究会が満を持しての開催となりました。小平駅から1~2分と絶好の立地条件にある、永田珈琲内の個室「こもれび」で2月24日開催。14名と定員一杯の参加者。持参されたワインも9本。なにはともあれ、シャンパンで乾杯。狭い室内に芳醇なワインの香りが漂い始めます。

3年ぶりのワイン研究会に参加した14人のメンバー

持参頂いたワインの内、白眉は山本さんの「天皇ワイン」オーストリア産です。このワイン、ルーツは古くは岐阜県多治見の修道院でミサ用に製造され、全国の修道院に送られていた第二次大戦中、ワインの輸入が途絶え、困った宮内省(当時)の要請で皇室にも献上されました。ワイン名がKAIZERで日本語で皇帝・天皇とつながることから御用達となりました。
戦後修道院関係者が帰国し、その際ブドウの樹を持ち帰り、かの地で栽培、ワインの醸造を始めました。そのうち優れたものを選んで{TENNOワイン}天皇ワインとしてかの地で販売されています。

この日飲んだ8本のワイン

ワインはそれぞれの物語を知って飲むと格別、と山本さんはおっしゃっています。持参頂いた9本全部は飲み切れませんでしたが、ワイワイ言いながら8本飲み干し、会の復活を喜びあいました。

ワイン研究会は、毎月原則第3金曜日に「こもれび」で開催されます。会場の関係とワインをシェアするため、14名程度が限界ですが、ワインラバーのご参加を心よりお待ちしています。

(文責河崎)