第72回ワイン研究会報告

2023年5月19日の第3金曜日、定例のワイン研究会が永田珈琲「こもれび」で開催されました。当日は大雨にも係わらず、ワイン好きが10名参加。コロナ終息で同好会活動に参加を開始した、とおっしゃった井垣さんの乾杯で始まりました。スタートはブルゴーニュの白、シャルドネから。すっきりした辛口が乾いた喉をすっと通過します。
続いてアルザスの白。ブドウの種(セパージュ)はリースリング。この種は主にドイツで生産される白ワインに使われていますが、やや甘いのが特徴です。しかし、同じリースリングでもアルザス地方の種は辛口で食事によく合います。同じ種でも醸造される土地(テロワール)の違いでこれほど差が出るのもワインの不思議の一つです。

次いで南アフリカ産の赤、カベルネソービニヨン。南アのワインは他の種との組み合わせ(アッサンブラージュ)ではなく、単一の種で醸造されるのが特徴です。今回は7本飲み干しました。持込料無料、瓶のかたずけもやっていただける永田珈琲さんは実にありがたい。
井垣さんから2点、お知らせがありました
1点は5月27日に長野県宮田村で開催される「ワインまつり」の案内。宮田村は村を挙げてワイン振興に取り組んでおり、当研究会とも交流しています。
2点目は当会の支援で早稲田校友になられた醸造家斎藤さんのワイン、「キスヴィン」がANAのファーストクラスで提供されるワインに決定したこと。ANAファーストクラスに乗る機会がありましたら是非ご堪能ください。

来月は6月16日(金)に開催します。皆様の参加、お待ちしています。

【参加者(50音順)】10名
井垣、伊藤(徹)、河崎、國友、栗原、篠原、末次、冨平、野村、牟田

(文=河崎健治、写真=國友康邦)

第71回ワイン研究会報告

2023年4月21日、永田珈琲「こもれび」で開催されました。今回は1977年(昭和52年)政経卒の安田さんが初参加。会が高齢化していただけに若い仲間の参加、大歓迎です。その安田さん、「ワイン研究会」を「ワイン同好会」と違い、ワイン道を究めたい人が集まる会、と誤解して今まで参加を躊躇していたそうです。違います、多少の蘊蓄は入りますが、趣旨はワインを持ち寄り、飲んで楽しく語ろう、という会です。
野村さんが持参されたドイツ産スパークリングワインで乾杯、13名でワイワイガヤガヤ。安田さんが持参された、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、アレキサンダー三世はバローロ、バルバレスコと並び称されるイタリアの高級ワイン、それとは知らずに持参されたとのことですが、皆さんでおいしく頂きました。

珍しい国のワインもありました。ウルグアイ産の赤ワイン、タナ種という珍しいブドウで醸造されたワイン、元々はフランスピレネー・バスク地方の固有種ですが、移民がウルグアイに持ち込み、定着しました。軽くて飲みやすいワインでした。
山本さんが持参されたワインはアメリカナパ産の赤、ジンファンデルというナパに多いブドウで造られています。

最後は峯岸さんの持参された、ブドウの果皮から醸造されたグラッパ(蒸留酒)でしめ。アルコール度の高いグラッパが食後のコーヒーによく合いました。9本飲み干して終了。

次回は5月19日(金)、午後3時から「こもれび」で開催します。

(文=1971政経・河崎健治)

【参加者(50音順)】13名
井垣、大島、國友 河崎、篠原夫妻、竹内、冨平、野村、峯岸、牟田、安田、山本。

 

第70回ワイン研究会 報告

うっとおしかったマスク規制も取れた3月17日、再開2回目となるワイン研究会が「こもれび」で開催されました。今回は1960年、理工建築卒の牟田さんが初めて参加されました。

牟田さんは小平市立小平第二小学校卒で、小平在住70年を超える、小平生え抜きの人。しばし牟田さんが語られる「小平昔話」に皆さん、耳を傾けておられました。

小平駅前が田圃だったこと、桑畑がひろがっていたこと、戦争中米軍の機銃掃射に逃げ回ったことなど、体験された人でないとわからない話に皆さん、感心することしきり。ワインを飲んでも凛とした佇まいは崩されず、感動しました。戦争体験を語り継ぐ重要性を改めて感じました。

今回、持参されたワインは9本。井垣さんが持参されたシャンパンで乾杯。前回、赤ワインしかなかったことの反省で今回は白ワインからスタート。ブルゴーニュのシャルドネ、ボルドーのソーヴィニヨンブランとセパージュ(ブドウの種)の違いによる味わいの違いを認識してもらいました。

一通り白ワインが行きわたったところで、山本さんから持参されたカリフォルニアワインの講釈。ワインコンテストでカリフォルニアワインがフランスワインを押しのけて最高の評価を受けたこと、ブドウの病気フィロキセラでフランスのブドウが全滅の危機に瀕した時、アメリカからのブドウの樹が危機脱出になったことなど、さすがワイン研の重鎮と周囲をうならせるお話でした。

皆さんと一緒に楽しんだワイン

持参いただいた9本すべてを飲み干すことはできませんでしたが、ワイワイガヤガヤと楽しく過ごすことができました。

次回は4月21日(金)。皆様のご参加、お待ちしています。

(文・写真=河崎健治)

【参加者】(12名、50音順、敬称略)
井垣 伊藤(徹)、河崎、國友、篠原、末次、竹内、冨平、野村、松村、牟田、山本

第69回 ワイン研究会 報告

「ワイン研究会」の第69回例会を2月24日(金)に開催しました。

・日 時: 令和5年2月24日 15時‐17時
・場 所: 永田珈琲店「こもれび」(西武新宿線小平駅傍)
・参加者:井垣、伊藤(徹)、大島、河崎、國友、栗原、佐藤(俊)、篠原夫妻、末次、竹内、冨平、野村、山本、計14名 (50音順・敬称略)

コロナ下で3年間休会を余儀なくされていた、ワイン研究会が満を持しての開催となりました。小平駅から1~2分と絶好の立地条件にある、永田珈琲内の個室「こもれび」で2月24日開催。14名と定員一杯の参加者。持参されたワインも9本。なにはともあれ、シャンパンで乾杯。狭い室内に芳醇なワインの香りが漂い始めます。

3年ぶりのワイン研究会に参加した14人のメンバー

持参頂いたワインの内、白眉は山本さんの「天皇ワイン」オーストリア産です。このワイン、ルーツは古くは岐阜県多治見の修道院でミサ用に製造され、全国の修道院に送られていた第二次大戦中、ワインの輸入が途絶え、困った宮内省(当時)の要請で皇室にも献上されました。ワイン名がKAIZERで日本語で皇帝・天皇とつながることから御用達となりました。
戦後修道院関係者が帰国し、その際ブドウの樹を持ち帰り、かの地で栽培、ワインの醸造を始めました。そのうち優れたものを選んで{TENNOワイン}天皇ワインとしてかの地で販売されています。

この日飲んだ8本のワイン

ワインはそれぞれの物語を知って飲むと格別、と山本さんはおっしゃっています。持参頂いた9本全部は飲み切れませんでしたが、ワイワイ言いながら8本飲み干し、会の復活を喜びあいました。

ワイン研究会は、毎月原則第3金曜日に「こもれび」で開催されます。会場の関係とワインをシェアするため、14名程度が限界ですが、ワインラバーのご参加を心よりお待ちしています。

(文責河崎)

ワイン研再開=2月24日、「こもれび」で=

ワイン研究会会長・河崎健治

約3年にわたり、休会していました、ワイン研究会を2月から再開します。1月20日、少人数での再開へ向けての事前調査で開催可能、と判断いたしました。

 会場は小平駅南口から徒歩1分の「永田珈琲 内、こもれび」です。2月24日(金)午後3時開催。
通常、本研究会は第3金曜日が開催日ですが、2月は予約が取れなかったため、第4金曜日となりました。 3月以降は第3金曜日が開催日となります。

会費は、ワイン持参の方2,000円、持参されない方3,000円です。パスタやピザ等の軽食を提供いたします。
皆様の参加、お待ちしております。

申し込みは、
①メール:kenj042【at】jcom.home.ne.jp (【at】を@に置き換えてください)、
または、
②河崎携帯:090-1056-9311にお願いします。
なお、会場の収容人数に制限がありますのでご希望に添えない可能性もありますのでご了承ください。
(以 上)

ワイン研究会再開準備会を実施

2023年1月20日(金)、約3年間休会していましたワイン研究会の再開に向けて、会場予定の永田珈琲「こもれび」で再開に向けて可能性を検討しました。

会場は個室で、約14~15名収容可能、軽食も提供できます。井垣前会長以下6名での開催でした。持参したワインは5本、6人で飲み切れるか、とも思いましたが、気が付けば空き瓶林立!!

新会場の永田珈琲「こもれび」で

皆さん、久しぶりの顔合わせ、飲み会に興奮され、お酒が進んだようです。篠原さんが育てた水菜を奥様がサラダにしたてて持参され、おいしく頂きました。
会場は個室なので回りを気にすることなく、またお店のサービスも行き届いていて、うるさ型揃いのワイン研メンバーにもきっと満足いただけると確信しております。

今回味わったワイン

ドイツ産ピノノワール、南アフリカ産ワイン、早稲田ブランドのワイン等を堪能し、最後は店自慢のコーヒーで締め。大満足の1日でした。

【参加者】井垣、河崎、國友、篠原夫妻、富平、計6名(50音順・敬称略)

(文=河崎、写真=冨平)

◆再開第1回のワイン研究会は2月24日(金)、15:00から「こもれび」で。
詳細は、こちら

ワイン研:世話役交代と会場変更のお知らせ

2022年11月21日
ワイン研究会・井垣  昭

コロナ禍のため、ワイン研究会例会は第68回(令和2年2月)開催以降休会を続けていますが、コロナ禍の状況を見た上で、来年1月または2月の再開を予定しています。これを機に下記の変更を行い、新しい態勢での再開となりますので、お知らせいたします。

1.世話役の交代
これまで荒木彌榮子さん(1964文)のサポートのもとに井垣昭(1961法)が世話人代表(会長)を務めてきましたが、例会再開を機に、
・河崎 健治 さん(1971政経、小平稲門会幹事)、
・冨平 茂 さん(1972理工)、
のお二人が世話役として新たに会の運営に携わり、河崎さんに代表(ワイン研会長)を務めていただくことになりました。
1.会場の変更
会場としてお世話になった「カサグランデ」の営業時間変更もあり、会場を「こもれび」(西武新宿線小平駅南口傍・「永田珈琲」店の別室)に変更しての再開を予定しています。

ワイン研再開の詳細については、改めてこのホームページでお知らせいたしますので、奮ってご参加ください。

(以 上)

Kisvin Wineryの斎藤まゆさんがTV出演
~NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」~

小平稲門会のワイン研究会と関係の深いKisvin Winery(山梨県甲州市)の醸造責任者・斎藤まゆさんが、NHKテレビの看板番組「プロフェッショナル  仕事の流儀」に出演します。
ぜひご覧くださいますよう、お知らせします。

◆日 時: 2021年4月20日(火) 22:30~
◆テーマ: 「笑顔をうつす、ひとしずく〜ワイン醸造家・斎藤まゆ〜」
◆予告編: こちら

ワイン研と斎藤さんのこれまでの経過は次のとおり。
・『早稲田学報』(平成2710月号)特集「大人の楽しみ  酒」の巻頭ページで「輝きのワイン醸造家」として紹介される。

26回ワイン研例会平成284月)にゲストとして招待。その席上の話から早大中退の斎藤さんを「推薦校友」として推そうということになり、伊藤順藏・小平稲門会会長(当時)と私が早稲田大学校友会にアプローチ。推薦は山梨県支部(甲府稲門会)で行うこととして本人が手続き。同年10月の校友会代議員会を経て、晴れて「推薦校友」となる。

・ワイン研との交流は、第37回例会(平成294月)、ワイン研第50回記念パーティー(同306月)にゲストとして参加。

・平成2910月に、ワイン研第4回ワイナリー見学ツアーとしてKisvin Wineryを見学。


(ワイン研究会会長・井垣 昭)

 

第68回 ワイン研究会 報告

「ワイン研究会」の第68回例会を2月21日(金)に開催しました。

・日 時: 令和2年2月21日 15時‐17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、國友、神波、小林、篠原夫妻、末次、冨平、野村、峯岸、山本、計14名 (50音順・敬称略)

暖冬は有難いものの新型コロナウイルスという厄介者の拡大でマスク姿での来場も増えた2月例会。前回からの持越し分を含めて半数を占めた本場フランス、日本(2)、イタリア、ドイツ、チリ、南アフリカと13本のワインの外に国産グラッパにブランデーまでがテーブルに揃って大賑わい。世話役の荒木さん、ソムリエ役河崎さんは不参加だが、久しぶりに参加の峯岸さん、前回初参加・神波さんの連続出席に加えてキャンセル待ちだった伊藤(徹)さん急遽参加で、定員14名の満席となった。

篠原さんちょっとすまして?「乾杯!」

会スタートの乾杯は、13世紀半ばに創業したというブルゴーニュ老舗の白ワインで。乾杯役カードを引いたのは篠原さん。グラスを手にして冒頭「先日私宅のすぐ隣で強盗事件が深夜発生しました。皆さんも気を付けてください!」と警告をしてからの「カンパーイ!」。その様子はいつもの荒木さんに代わって末次さんがパチリ!

今日は私がカメラマンです!!

白を2本空けて赤に移る。先ずは、人気のワイン漫画「神の雫」にも登場するボルドー右岸のトップシャトー・ピュイゲローを味わいながら歓談が始まる。そんななかから永年「あいさつ運動」や防犯ボランティアを続けている國友さんが(社)日本善行会の「善行賞」を受賞したという話も飛び出した。

今日のソムリエさんは二人で力を合わせ?

続いて、ボルドーのシャトー・モン・ペラ。「私が好きなので持ってきた。3回目です。確かキスヴィンの斎藤さんも好きだと言っていました」と冨平さんの紹介の後で、すかさず斎藤まゆさんの毎日新聞に載った書評随想「昨日読んだ文庫」のコピーが配られて、彼女のマルチタレントぶりにも触れた。

新聞掲載! 大喜びの斎藤まゆさん応援団

最近は参加者が持参ワインについて説明することが多くなってきたが、ソムリエ役が「イノシシ」の絵ラベルのボトルを手にしたところで立ち上がったのが山本さん。猪年の山歩きの友人がラベルのイノシシに惹かれて飲んでいたというイタリア・ピエモンテ州のバルベーラ種ワインについての思い出を聞きながら皆で味わってみる。

山本先輩の博識は留まるところを知りません

談笑が続く中、頃合いを見て恒例の「ワイキキタイム」に。今回は、楽しく「家飲み」をするためのポイントについて。ワインの価格帯で異なる冷やし方、「かっこいい」と思わせる家飲みのマナー、ワインを注ぐときはラベルを上にして注ぐなど失敗しないワインサービス、簡単なつまみの出し方など、「家飲みやホームパーティの楽しみ方」など身近で具体的なテーマを復習も兼ねて勉強した(遠藤誠「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」、永岡書店刊より引用)。

今日からは皆さん家飲みの名ソムリエです

ワイキキタイムの暫しの静寂のあとは再び賑やかに会話が部屋に広がっていく。なかでは田中総長夫妻との思い出を披露する伊藤(順)先生の話に「小平稲門会にお呼びしてくださいよ」との声も出た。

伊藤先生から田中総長夫妻との思い出話

外国ワインが続いたところで「日本で飲もう最高のワイン2019コンクール」でプラチナ賞受賞の「マスカット・ベーリーA」を飲んだあとは、「2019リヨン国際ワインコンクール」で金賞受賞という、鶏と牛のラベルが可愛い「デュオ・デ・メ」のカベルネソーヴィニヨン+メルロのフランスワインに再び戻って味わった。

次々とボトルが空いて、残るワインのなかで一際目立つのが会ではお馴染みの「モンシェルヴァン(マッターホルン)赤」の一升瓶。残り時間も少なくなって「これを来月回しにすると持ち帰るのが大変!」とばかり開けることに。他のワインと違ってグラスにタップリ注いで飲めるのは一升瓶(1,800 mL)ならではのもの。結局これが今回飲む最後のワインとなった。

ご無沙汰していました・・・大瓶を抱えてご挨拶

そしてコーヒータイムに入るところで立ち上がった篠原さんが「今日はワイン研会長の誕生日、いつもの世話役に感謝の気持ちも込めてオメデトウゴザイマス!」と述べて篠原夫人から祝いの花束がワイン研会長に贈られ、温かな拍手に包まれて会長 感激のサプライズがあった。

○○歳? いつまでもワイン研を宜しくお願い致します!

ただ、全員でお祝いに飲もうと夫妻持参の「ブランデー」が時間切れで飲めず、結局5本のワインと特別参加(?)のブランデーと国産グラッパを「次回のお楽しみ!」にして2月例会は終わった。

散会後の有志カラオケには8人が参加。ミラーボールが回る部屋でそれぞれ得意のノドを披露、ここでも「ハッピーバースデー」が歌われて盛り上がり最後は定番「また逢う日まで」を全員で歌って終えた。
この日飲んだワイン(左から)
*ラウル・クラージェ・ブルゴーニュ・シャルドネ            白・フランス
*ヨゼフ・フリードリッヒ・リースリング・トロッケン・ラインヘッセン  白・ドイツ
*シャトー ピュイグロー 2014                     赤・フランス
*シャトー・モン・ペラ・ルージュ2014                  赤・フランス
*テッレ・デル・バローロ ピエモンテ バルベーラ                                            赤・イタリア
*ロリアン・マスカット・ベーリーA樽熟成 2018                                             赤・日本(山梨)
*デュオ・デ・メ・メルロ カベルネソーヴィニヨン                                         赤・フランス
*サドヤ・モンシェルヴァン                                                                              赤・日本(山梨)


次回3月27日(金)に予定の第69回例会は新型コロナウイルス感染防止のため中止とし、4月17日(金)15:00-17:00に「カサグランデ」で第70回例会として開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参でない方は+1,000円。参加申込みは3月16日(月)から4月9日(木)まで受付、14名になり次第締め切りますので、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申し込みください。

(文=井垣、写真=末次・國友)

第67回 ワイン研究会 報告

「ワイン研究会」の第67回例会を1月17日(金)に開催しました。

・日 時: 令和2年1月17日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(徹)、河崎、栗原、神波、小林、佐藤、篠原夫妻、末次、冨平、野村、山本、計14名(50音順・敬称略)

7年目に入ったワイン研例会、「今年もよろしく」と集まった14名。ボトル片手の出席相次ぎ、テーブルに並んだワインが12本。ボルドー、ブルゴーニュ、ロワールなど本場フランスのワインが半数を占めたが、イタリア、スペイン、ニュージーランド、アルゼンチン、日本のワイン、それも2000・2008年ヴィンテージやわが国で評判の高級ワインも顔を揃え、新春にふさわしく世界のワインが並んだ。

今年も宜しくお願い致します! 笑顔でネ(^-^)

本年最初の乾杯役は野村さん。「今年はオリンピックイヤーです。皆さん元気にオリ・パラ大会を楽しみましょう!」の声にあわせて大声で「カンパーイ」。毎回その光景を撮る荒木さんは今年も乾杯が出来ずにお気の毒。

年に一度の贅沢、1万?千円の金賞受賞ワイン。さすがに貫録!

いつもはスパークリングか白ワインだが、今回は珍しく赤ワインでの乾杯。会の1月例会
では高級ワインを賞味するのが慣わし。今年は日本最高の赤ワインの一つとして評価が高く2019年日本ワインコンクールで金賞受賞の「シャトー メルシャン桔梗ケ原メルロー2015」を会で準備したので、「それならそれを先ず味わってから」とソムリエ役の2人が乾杯ワインに選んだもの。「なるほど!いいね」とまずはオーク育成21ケ月の味を味わったあとは、いつもの白ワインからの再スタートで飲み比べに入った。
この日初参加の神波(こうなみ)節夫さん(昭45・政経)の自己紹介。ワイン研会長から昨2019年の年間会計報告のあと歓談タイムになったが、まずは当然の如くに箱根駅伝と大学選手権決勝の早明ラグビーの新春スポーツの話題から始まった。
白ワインは「正月の残りです!」と持参者がいうブルゴーニュ・シャブリから、イタリアの「ボーダ ビアンコ」とシャルドネ種ワインを飲んで赤ワインへと移っていく。「熟成飲み頃ワイン」と持参者自慢のボルドー産2000年ものだったが、皆の注目のなか例の開栓新兵器(?)で抜栓しようとしたがコルクが崩れて開栓のソムリエ役が大苦戦。結局はソムリエナイフを上手に使って何とかコルクを沈めることなく無事抜いて、「さすが、ソムリエ役!」と感心させた。さらにスペインの有機栽培農法によるテンプラリーニョ種のワイン、フランスでも栽培面積が少なく絶滅寸前の品種だというアブリュー種など持参者苦心の選択を偲びながら飲んでいく。

お勉強の時間はみんないつも新入生みたいです

いつものことながら賑やかな盛り上がりの中を「この辺で・・・」との声が入ってワイキキタイムに。今回のテーマは、ワインと料理の組合せの原則「マリアージュ」のポイントについて。フランス語で「結婚」を意味する「マリアージュ」は、相性のいい者同士の組合せでワインと料理を一層楽しむために、「色」、「調味料」、「料理のテイスト」のいずれかであわせる簡単なルールを勉強し、「ウーン、ナルホド!」(遠藤誠『3つの法則で選ぶ美味しいワイン』、永岡書店刊より引用)。

ただいま戸籍調べの時間で~す

ワイキキタイムの暫しの静寂の後は再びワインを飲みながらの歓談に戻ったが、あれこれ話が弾む中、ヒョンなことから誕生日の話題に。それなら皆の誕生月を!と挙手してもらうと、なんと14人の参加者中、6月生まれが5人、11月生まれが4人もいてビックリ、しかも6月5日生まれが3人もいてさらにビックリ! 調子づいた進行係が「ついでに結婚したのは何月?」と聞いてみたら、大隈会館で挙式した人が3人もいることが分かって「さすがワセダマン!」と、思わぬ戸籍調べ(?)で盛り上がった。

こうしてボトルは次々と空いていきヴィンテージ2008年のボルドーを味わい楽しむうちに時間は過ぎていき、「今日はこれで締めましょう」とアルゼンチン産シャルドネの爽やかな白で締めた。残った3本は次回のお楽しみに。コーヒータイムに入るところでワイン研会長が「来月の申込みもすでに来ていて毎月キャンセル待ちが出る状態で悩ましい、抽選で決めたらどうかなどの案もあるが・・・」と嬉しい悲鳴をあげた。若干の意見交換もあって今後の課題とした。最後に「楽しかったです」との参加者の感想を聞いて令和2年第1回例会は無事終わった。

一番楽しかったのは? もちろん私です!(By初参加神波さん)

散会後の有志カラオケには神波さんも加わって9人がそれぞれの持ち歌を熱唱、なかでも必ず参加の女性3人の歌声が華を添えた「歌い初め」となった。
この日飲んだワイン(左から)
*シャトー・メルシャン 桔梗ケ原メルロー 2015                                    赤・日本(山梨)
*ルネ・ド・ラクレイ シャブリ                                                               白・フランス
*シャトー・フルカ・ルーパネィ 2000                                                   赤・フランス
*サッソ・ディ・ルビ ボーダ ビアンコ                                                   白・イタリア
*サドヤ・オルロージュ 2017                                                                 赤・日本(山梨)
*エスパナチュレ・テンプラニーリョ・オーガニック                         
  赤・スペイン
*ビンセント カレー ラ パール デュ コルブリ            赤・フランス
*サンタ・アナ レゼルブ シャルドネ               白・アルゼンッチン
シャトー・デュドン キュヴェ ジャン パティスト デュドン 2010  赤・フランス

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次回の例会は、2月21日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参でない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは2月14日(金)ですが、最近は早く満席になっていますので、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申し込みください。

(文=井垣、写真=荒木)