第85回ワイン研究会報告

2024年7月19日、猛暑日でしたがワイン好き9名が参加して開催されました。今回はドイツの白、リースリングの飲み比べとアイスワインを味わう、がテーマ。

リースリングはドイツを代表する白ワインですが、産地によって味が異なります。本来甘いデザートワインのような白ですが、今回はモーゼル地方産とラインガウ地方産を飲み比べました。

最初はモーゼル産、パーカーポイント100点を何回もとっているワイナリーのワイン、すっきりとした酸味、甘さはほとんど感じません。マイルドでいわゆる飲みやすいワイン、続いてラインガウ産。こちらは酸味がより強くドライな感じのワインでした。ワインの背景に詳しい山本さんはライン川とモーゼル川に映える太陽の差との説明。ヨーロッパ大陸を東から西に大きな川幅で流れるライン川、モーゼル川は南から北に狭い崖を流れてライン川に合流する。横のライン、縦のモーゼルでワインにも味の違いが生まれる。

今回はアイスワインも登場しました。ブドウを凍結させ、エキスを凝縮させたアイスワインは糖度が高く、デザートワインとして最適です。カナダ産のアイスワインを「こもれび」さんのスイーツ、コーヒーと一緒に味わいました。「こんなワイン初めて・・・」との声も。

今回、酒造メーカー出身の若林さんが初参加。新潟の初任地で「ワイン弁当」を考案、赤白のワインの小瓶が付いたおしゃれな駅弁でしたが、いかんせん時代が早すぎた! ワインといえば甘いポートワインの時代に本格的なワイン、在庫の山だったそうです。

若林さんからウイスキーとワインの飲み方をご教授いただきました。ウイスキーのオンザロック、マドラーで13回半、攪拌するのがポイントとのこと。「半」の根拠は不明らしいですが。ワインは日本酒と違いグラスを持ち上げず、注いでもらうのが正しいそうです。
長くなりました。今回もワイワイガヤガヤで5本飲み干しました。

飲んだワインは左から、Vidal Icewine  白(加)、Schloss Vollrads  ラインガウ白(独)、Michelangelo TreVenezie Rosso  赤(伊)、Markus Molitor モーゼル白(独)、
Nero d’Avola Rosso 赤(伊)。

【参加者(50音順、敬称略)】9名
井垣、上村、河崎(文責)、木本、國友、冨平、野村、山本、若林 

*8月は休会、9月はお彼岸のため、開催が1週間ずれて9月27日(第4金曜日)となります。

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