第22回美術館を巡る会
練馬区立美術館「日本の中のマネ」展と
「練馬区立美術の森緑地・幻想美術動物園」鑑賞のお誘い

2022年9月15日
若林 覚

練馬区立美術館は1985年10月に開館、37年を経過しました。区立美術館としては板橋、渋谷松濤についで3番目に古く、規模は、だいぶ差はあるものの、世田谷に次いで2番目でしょうか。間もなく大改修工事が予定されています。
現在、「日本の中のマネ」展が開催中です。
マネは、印象派や日本美術に多大なる影響を与えてきました。しかるに、日本の中のマネ作品は18点(版画を除く)と極めて少なく、展覧会構成(1. クールベと印象派のはざまで、2. 日本所在のマネ作品、3. 日本におけるマネ受容、4. 現代のマネ解釈-森村泰昌と福田美蘭)と相まって注目を集めております。

また、美術館の前庭が、20種類32体のファンタジーな動物彫刻からなる「幻想美術動物園」としてオープン(2015年)、連日、多くの親子連れで賑わっています。

練馬区立美術館+練馬区立美術の森緑地


双方をお楽しみ頂きたく、ご案内申し上げます。
練馬区立美術館元館長(2010~2017年)の若林が解説します。奮ってご参加下さい。

◆日 時=10月13日(木)11時~13時30分
◆マネ展鑑賞 =11時~12時                             
◆幻想美術動物園 =12時~12時30分
◆ランチ・感想会 =12時30分~13時30分
◆集合= 練馬区立美術館ロビー (西武池袋線中村橋駅3分、練馬区貫井1-36-16 電話03-3577-1821
◆入館料 =一般:1,000円、65~74歳:800円、75歳以上:無料
*一部招待券利用、全員無料の可能性あり。
◆定 員=10名(申込順)
◆ランチ(希望者のみ)=イタリアン「スノーグース」(練馬区中村北4-10-9、美術館スグ。電話 03-6764-7373) 会費1,500~2,000円(ピザ・パスタ・サラダ・ドリンク)
◆申込先=若林 覚(携帯: 090-2498-1512 Email: satowaka3(at)gmail.com【(at)を@に置き換えてください
◆申込み締切り=10月6日(木)
●練馬区立美術館はこちら
(以 上) 

 

第21回美術館を巡る会
サントリー美術館「大英博物館 北斎」展を見学

久方振りの美術館を巡る会は、6月6日(月)、サントリー美術館の「大英博物館 北斎」展を見学した。

サントリー美術館外観と「北斎」展の案内リーフレット

当初、参加希望者が少なく難渋したが、最終8名が参加、和気あいあいと楽しいひと時を過ごすことができた。

サントリー美術館入口にて


今まで、幾多の北斎展が開かれ、その殆どを見てきたが、6人のコレクターのドネーションに焦点を当てた「大英博物館収蔵・北斎展」は初である。
作品には初期刷りのものが多く、しかも殆ど表に出てこなかっただけに、画像が鮮明で、見ごたえのある展覧会であった。とりわけ、70歳代の「花鳥画」、「百人一首姥がゑとき」のシリーズが充実していた。
個人的には、富嶽36景(実は46景)全てが出ていなかった点、中でも名品中の名品(と私は思う)「甲州石班澤」が出品されていなかったのは残念であった。

北斎(1760-1849・90歳没)は度重なる改名、93回もの転居を繰り返した。その度毎に、自らを鼓舞して、新たな画業に挑戦していった。
75歳の時、「73歳で些かではあるが、禽獣・虫魚の骨格、草木の出生を悟った。この上、80歳でますます進み、90歳で奥意を極め、100歳で神妙を得、110歳で一点一格生けるがごとし」と述べている。

見学の後、近くの「カジュアル・イタリアン」でランチミーティング、若干の美術館運営、学芸員経験のある若林から「サントリー美術館、北斎、北斎展」についてショートコメントがあった。

カジュアル・イタリアンでランチミーティング


今後、年数回は、洋の東西、近現代、絵画・彫刻・工芸などジャンルを問わず、美術館を巡る会を開催していく予定。奮ってご参加下さい。

(美術館を巡る会・若林 覚)

第21回美術館を巡る会
大英博物館 北斎-国内の肉筆画の名品とともに

美術館を巡る会は、新型コロナウイルス感染症の影響で活動を休止しておりましたが、このたびサントリー美術館で開催中の大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―の招待券を入手しましたので、小平稲門会会員の皆さまにご案内します。

大英博物館 北斎

・日時:2022年6月6日(月)10時30分~(サントリー美術館は月曜日開館です)
・会場:サントリー美術館 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
・集合:サントリー美術館入口 (チケットをお渡しします)
・参加人数:10名様限定・先着順・無料
・スケジュール:①鑑賞 10時30分~12時、②ランチ(希望者のみ)12時~
・申込み先:若林覚 090-2498-1512 satowaka3(at)gmail.com 【(at)を@に置き換えてください】
*相当混雑が予想されます。各自随意に入場いただき、出口で若林が出迎えます。

(以 上)

第21回美術館を巡る会 開催を延期します

新型コロナウイルスによる感染拡大防止のため、開催を延期します。

「サントリー美術館リニューアル・オープン記念展Ⅰ

ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」へのお誘い

サントリー美術館は1961年大手町パレスホテル隣で開館、赤坂見附を経て、2007年六本木東京ミッドタウンに移りました。「生活の中の美」をテーマに、国宝1点、重要文化財15点を含む、3,000件を超えるコレクションを収蔵しています。
2019年秋からの修復工事を終え、2020年5月13日、リニューアル・オープンします。そのリニューアル・オープン記念展をお楽しみ頂きたく、ご案内申し上げます。

鎌倉時代、北条政子が所持していたと言われる「国宝 浮線綾螺鈿蒔絵手箱」はじめ、様々な「生活の中の美」の名品が、現代美術作家の作品との対比で展示されます。

国宝 浮線綾螺鈿蒔絵手箱

元副館長・支配人の若林が解説します。奮ってご参加下さい。

●日   時:2020年5月25日(月) 15時-16時30分
●集   合:サントリー美術館 受付
        港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン
                        電話03-3479-8600
●入 館 料:1,500円(無料)
●定   員:15名
●懇 親 会:新橋魚金六本木(予定)
        港区六本木7-4-5 電話03-3478-7355
        会費 6,000円(呑み放題)
●申 込 先:若林 覚
                        携  帯   090-2498-1512
                        メール   satowaka3(at)gmail.com
           【 (at)を@に置き換えてください 】
●申込締切日:5月17日(日) *懇親会は希望者のみ

(以 上)

第20回美術館を巡る会
魅惑の印象派「コートールド美術館展」へ

第20回目の「美術館を巡る会」は上野の東京都美術館に「コートールド美術館展」を訪ねます。
コートールド美術館はイギリスが世界に誇る印象派の殿堂で、展覧会では私たちも良く知っているマネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴッホなどの名作がずらりと並びます。年末近くになりますが、色々あった令和元年の楽しい思い出の一つにしませんか。

■実施要領
1.訪ねる美術館:東京都美術館(上野公園内)
2.集 合:令和元年12月3日(火)午後1時30分 JR上野駅 公園口改札
3.観覧料:1,600円(65歳以上は1,000円)
4.世話人:小山雄一 電話080-3736-1941 参加される方は11月30日(土)まで
にご一報下さい。
美術館での鑑賞を終えた後、希望者にて高田馬場辺りで感想会を行います。

(以 上)

国立西洋美術館開館60周年記念
「松方コレクション展」へ

第19回目の「美術館を巡る会」は上野の国立西洋美術館を訪ね、同館開館60周年記念「松方コレクション展」を見学します。
この展覧会では名高いゴッホの「アルルの寝室」など国内外に散逸した名品を含め、160点の作品を鑑賞できます。加えて100年にわたり時代の荒波に翻弄され続けたコレクションの歴史も学べます。
また、常設展も観られます。是非ご参加下さい。

実施要領
1.会 場:国立西洋美術館(上野公園内)
2.集 合:2019年6月14日(金)午後1時30分 JR上野駅公園口集合
3.行 程:美術品鑑賞  約2時間。その後、希望者で感想会。
4費 用:入館料1,600円+交通費
5.世話人:小山雄一 電話080-3736-1941

ご参加希望の方は6月10日(月)までに世話人までご連絡下さい。

(以 上)

第17回美術館を巡る会 報告

小平稲門会設立30周年記念イベント参加企画
快晴の新緑薫る「DIC川村記念美術館」を訪ねました

「美術館を巡る会」は小平稲門会設立30周年を記念して、佐倉市の「DIC川村記念美術館」を訪ねました。ここは17回目となる「巡る会」が最初に訪れた美術館で、会発足の原点ともいえる処です。

当日の6月1日は朝から快晴。9時40分、東京駅に集合した参加者15名は、「このお天気は日頃の心掛けの良さのお蔭」と互いを讃えつつ、高速バスで佐倉へ。高速道路から変わりゆく東京湾臨海部の景観や北総台地の新緑を楽しみながら約1時間後の11時には美術館に到着。

小平稲門会設立の翌年、1990年にオープンしたこの美術館は、隣のDIC中央研究所と併せて9万坪に及ぶ広大な敷地を有し、里山の自然の地形を生かして美術館の建物、白鳥や野鴨が遊ぶ大池、これらを包む林や散策路などが巧みに配置されており、一同はまずその美しさに驚かされました。

美術館の常設展では、レンブラントからモネ、ルノアール等の印象派、ピカソ、シャガール等の現代絵画、そして美術館が誇る、ステラやロスコ等の現代アメリカ美術をゆっくりと鑑賞しました。
“ゆらぎ”と題した特別企画展では「色と形の相互作用」を追及した英国の抽象画家ブリジット・ライリーの作品展を鑑賞しました。普段、現代アートには縁が遠い人も、静止しているはずの絵が揺らいだり、会期終了とともに姿を消すという「幻の絵画」等に大いに興味を湧かせた様です。
美術館の全館を案内して貰った女性学芸員の方の解説が大変わかり易く、いろいろな角度から美術品を楽しむことが出来ました。

美術品鑑賞後は併設の洒落たレストランで昼食会。釜揚げシラスや地元の野菜を使ったパスタ料理とビールやワインに舌鼓を打ちました。ゲスト参加の志村氏夫人とご友人の女流浪曲師・澤 順子さんの浪曲談議も大いに食後を楽しませてくれました。現代美術と浪花節の面白い取り合わせでした。


昼食後は、敷地内の庭園や緑道を思い思いに散策、緑滴る自然に浸ることができました。折から、紫陽花が咲き乱れており、文字通り今回の訪問に花を添えてくれました。

非日常の楽しい時間はあっという間に過ぎ、14時50分発の送迎バスで帰路に。京成佐倉から特急で日暮里駅に着き、ここで一応の解散。半数近くの有志は高田馬場での駅前の「石庫門」で二次会。ここでも美術談議の花が咲きました。

30周年を機に、これからも「美術館を巡る会」の活動を長く続けていきたいものです。

(文:小山、写真:大島・國友)

【当日参加者 15名】
井垣 昭さん、 伊藤 徹さん、大島二典さん、小川浩史さん、 国友康邦さん、栗原政博さん、古林 繁さん、志村智雄さん、志村夫人、滝沢公夫さん、松村純夫さん、峯岸敏雄さん、山本 浩さん、若林 覚さん、澤 順子さん(志村さんご友人)

 

第17回美術館を巡る会のご案内

小平稲門会設立30周年記念イベント参加企画

緑のDIC川村記念美術館へ

わが小平稲門会30周年のこの年、「美術館を巡る会」は千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館を訪ねます。

「巡る会」も今回で17回目となりますが、この美術館は会が発足して最初に訪れた“会の原点”ともいうべき所です。現代美術が評判の美術館ですが、印象派などの泰西名画も観賞できます。4月中旬から8月下旬まで「ゆらぎ」と題し、英国の抽象画家ブリジット・ライリーの特別展も開催中です。
30周年の記念に現代感覚の美術品に触れ、観賞の視野を広めてみませんか。緑豊かな広い庭園の散策も魅力です。

【実施要領】
集  合: 2018年6月1日(金曜日)午前9時40分 東京駅八重洲北口集合
行き先: DIC川村記念美術館(佐倉市坂戸631  電話 050-5541-8600)
行  程: ①東京駅発9時55分の高速バスに乗車。11時美術館着
        ②11時から13時 美術品鑑賞
                ③13時から1時間10分程 レストランでの食事と庭園散策
                ④14時20分発の送迎バスでJR佐倉駅へ。佐倉駅よりJRで東京駅へ
                ⑤東京駅に16時までには到着予定
         
その後、希望者で感想会。場所未定
費   用: 交通費と食事代約5,500円(レストランの食事代が2,500円位)
◆世話人: 小山雄一  電話080-3736-1941
                *ご参加いただける方は5月20日までに世話人までお申し込み下さい。

(以 上)