トマトは有毒植物だと思われて、最初は観賞用として栽培されていた
トマトの原産地は南米アンデス山脈の高地で、ヨーロッパに伝わったのが1519年、ヨーロッパから日本に渡来したのが江戸時代の寛文年間(1661~72年)でした。
ヨーロッパへもたらされたトマトは有毒植物だと思われて最初は観賞用と栽培されました。イタリアで食用への開発が始まり200年にも及ぶ改良によって現在のようなトマトになりました。
日本でも、最初は真っ赤な色や青臭さが敬遠され、一般に食べられるようになったのは、日本人の嗜好に合った品種が開発された昭和に入ってからのことです。
トマトは全世界に8,000を超える品種があるとされ、色ではピンク系と赤系に大別されます。海外では、赤系トマトが中心ですが、日本で生食用とされている品種のほとんどは、ピンク系トマトで、赤系は加工用やミニトマトに見られるだけです。
(2022.4.19)
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