ナガイモはムチンという独特のヌルヌル成分を有する、滋養強壮がある野菜です
ナガイモは、ビタミンB1、C、カリウムが多く、デンプン分解酵素のジアスターゼやカタラーゼを含むため、沢山食べても胃もたれはしません。病後の体力回復、健胃、整腸効果もあり、高血圧や糖尿病、便秘などにも良いとされています。
ナガイモの栽培は、前年の秋からしっかりと土づくりをして、4月に種イモを植え付け、晩秋に収穫します。つるが長く伸びるので、しっかりした支柱を立てておくことです。
つるには芽が太って丸くなった「ムカゴ」が沢山つき、炊き込みご飯などにすると美味しく食べられます。
ナガイモは、地下80cmほどまで伸びるので、深くまで良く耕しておくことです。
春になった種イモを入手して植え付けます。長い品種は長さ5cmくらいに、丸い品種は40~60gほどに切り分け、日陰で乾かして、切り口が固まってから植えます。
畑には高さ15~20cmの畝を作り、種イモを深さ10~15cmの所に植えます。株間は30cmほどとします。高さ1.5mほどの合掌式の支柱を立てておきます。
ナガイモの成長は7~8月が旺盛になるのでしっかりと追肥をするようにします。
収穫は9月末から10月末が適期です。イモを傷つけないようにイモの片側を深く掘り、折らないように注意して掘り上げます。
(2022.9.9)
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