野菜を知ろう

野菜を知ろう(33)
クウシンサイ(エンサイ)は、多くの呼び名をもつ野菜です

クウシンサイ

クウシンサイは、さつま芋と同じヒルガオ科サツマイモ属のつる性植物で、東南アジアが原産と言われていますが、日本では沖縄県で古くから栽培されてきた空洞の茎が特徴の夏野菜です。
中国での呼び名である「クウシンサイ(空芯菜)」のほか、「ツウサイ(通菜)」「アサガオナ(朝顔菜)などたくさんの名前で呼ばれています。また、タイでは「パックブン」と呼ばれています。

旬の時期は6~11月です。シャキシャキとした食感の茎とそれに付随する葉は、中国料理やタイ料理の青菜炒めなどに使われる食材として知られています。

食物繊維はホウレンソウの3.5倍、カルシウムは1.5倍、ビタミンAが1.4倍、ビタミンCも1.5倍多く含む、栄養豊富な野菜です。

高温多湿を好み、16℃以下では生育できません。発芽適温は22~30℃なので、種まきは5月以降、十分に暖かくなってからにしましょう。
暑さに強く、38℃になっても元気に生育しますが、多湿を好みますので定期的な水やりが必要です。天然の湿地を利用した水耕栽培も適している野菜です。

(2022.5.18)

◆目次は、2ページに。
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