1.日 時: 2017年1月16日(月)11時50分、地下鉄銀座線駅三越前10番出口集合
2.場 所: 日本橋室町4-1-13「室町・砂場」(電話03-3241-4038 日・祝日定休)
3.参加者: 井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、国友、栗原、小林弘、志村、末次、鈴木、滝沢、野村、堀田、村木、福田、早川、百々、木本、土谷、坂本、山本(21名)
4.費 用: 86,850円(@4,200×21=88,200円、残額1,350円は貯留金)
5.前置き:
伝統ある「そば御三家」、やぶ、更科、砂場の中でも最も古くからある「砂場」とあって、今回は昨年末の石川酒造・雑蔵を上回る21名の参加。多人数の上、集合場所の指定が不確かだったこともあって戸惑ったが、何とか指定の時間に大きく遅れず「室町・砂場」に入ることが出来た。
砂場の由来は、大坂城築城開始(1583年)の翌年、資材置き場の一つ「砂置き場」近くに2軒の麺店があり、場所名で呼ぶことが定着して「砂場」の屋号が生まれたと考えられている(大阪市西区の「新町南公園」には砂場発祥の石碑がある)。
江戸への進出時期は明確ではない。徳川家康が江戸開府に際して連れてきた表向きそば屋で裏「隠密」の説もあるが、江戸時代に記録があり総本家とされるのは「麹町七丁目砂場藤吉」(現在は南千住へ移り14代目)で、江戸末期に暖簾分けしたのが「室町砂場」と「虎ノ門・砂場」とされている。
砂場の特徴は蕎麦の実の芯だけを使った更科粉を卵をつなぎにした真っ白な細打ちにあり、また所謂「天ぷらそば」は1955年に室町砂場が開発したものという。
6.経 過:
2階の掘り炬燵の間に2列のテーブル、窓の外に小砂利を敷き詰めた中に灯篭と細竹をあしらった庭、屏風には秋の花の色紙がちりばめられている。
栗原会長の音頭で新年を祝いヱビス生ビールで乾杯。お通しは湯葉の小葱和え、小鉢は数の子、前菜は皿に浅利の時雨煮、板わさ、海苔の佃煮が少量ずつ、それにもずくが出た処で冷酒菊正宗の樽酒が出回る。料理の極め付きは当店名物の玉子焼きだ。
実は当店開発の天ぷら(掻き揚げ)を加えたかったのだが、追加料金1,200円と聞いて今回は引き下がることにした。
そばは、やはり大ざるにしてよかった。朱塗りのせいろに真っ白なそばがふわりと盛りつけてある。量も程ほどに食欲を満足させてくれた。
此の店には未知の部分が山ほどある。これから後何度か足を運べば、砂場の良さがいろいろ発見できることだろう。
7.その他:
最近参加者が増えていることは大変ありがたいことだが、大人数の予約可能なそばやはそんなにあるわけではなく、席数の少ない名店が選べない悩みがあります。
元来そば屋は小人数で行ってあれこれ物色するところに楽しみがあるので、来月は地元小平の名店「吟」を選び、未だ「吟」に行ったことのない方優先で参加願うことにしました。
■次回のご案内
2月14日(火)12時、西武線小平駅改札集合、@5,000円、12名限定。
尚、今回はすでに参加予定者満杯ですので、ご希望の方は「吟」(電話042-344-7732)へ小平稲門会と電話していかれることをお勧めします。
(文と写真:山本)