第26回ワイン研究会 報告

早稲田大学を中退してワインの世界に飛び込んだ注目のキスヴィン(Kisvin)ワイナリーの若き女性醸造責任者・斎藤まゆさんをゲストに招いての例会とあって、参加の申込みが多く、17名の会員にゲストを加えて18名。集まったワインが17本、飲んだワインが12本、といずれもワイン研「新記録」という盛況ぶりでした。

まゆさんを囲んで幸せな笑顔

まゆさんを囲んで幸せな笑顔

ワイン研究会の第26回例会を2016年4月15日(金)に開催しました。

ソムリエも気合が入ります!

ソムリエも気合が入ります!

日  時: 4月15日 15時-17時
場  所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園
               駅傍)
参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、
              国友、佐藤(俊)、末次、滝沢、竹内、冨平、中
              村、野村、馬場、早川、山本、斎藤(ゲスト)、以
             上18名 (敬称略)


参加者が多くなりカサ グランデにお願いしてテーブルを増やして対応したものの、トランプでの席決めも出来ず、今回は会長独断で予め席を決め、ソムリエ役も河崎、末次のフレッシュ(?)コンビにお願いした。このコンビの最初の仕事は乾杯のためのスパークリングワインの抜栓。そのキスヴィンスパークリングワイン2014はゲスト・斎藤まゆさんからの贈り物。

参加者が多いと一人当たりの飲む量が少なくなるのが心配だったが、それを見越したかのように「山梨大使」の早川さんがキスヴィンスパークリングワイン2013を持参、とともに東京・日本橋の山梨県アンテナショップ「富士の国やまなし館」もチャッカリとPR。「流石!  山梨大使!」の声がかかった。

キスヴィンスパークリングワインで乾杯!

キスヴィンスパークリングワインで乾杯!

美しいキスヴィン醸造責任者

美しいキスヴィン醸造責任者

まゆさんに質問攻め

まゆさんに質問攻め


というわけで、グラスにたっぷりと注がれたスパークリングワインで斎藤さん歓迎の乾杯をしたあとは、「キスヴィンタイム」に。「斎藤ではなく、まゆと呼んでください」に始まる自己紹介と会社説明。福岡に住んでタモリに憧れたというまゆさんは、早稲田大学在学中の語学研修でフランスに行きワインの世界を知ってワイン醸造を志し早稲田を中退して米カリフォルニア州立大学ワイン醸造学科で学び、さらにフランスのワイナリーで栽培・醸造の経験を積んでチームキスヴィンの荻原康弘さん(現キスヴィン社社長)の誘いで同社の醸造責任者として活躍中。
「私が学生の頃の日本のワインは美味しくなかった。美味しいワイン造りはみずから育てる良いブドウ栽培から始まる。私たちの子供、孫の時代を見据えてのブドウ栽培と世界基準を越えるワイン造りに注力しています」との頼もしい意見に参加者からの質問も相次いだ。

この日、会で用意したキスヴィンワインは、「甲州」「シャルドネ」、そして今年3月に発売されたばかりの「ブラン」の白ワイン各種に、「ロゼ」2本の計5本。他のワインは完売で在庫切れとのこと。
参加者の手から手へ渡るワインの注ぎ具合をみて、まゆさん「私が注いでもいいですか」とボトルを手に18人に均等に注がれるように注いで行く。その姿に「3月のワイキキタイムでは女性に注がせるのは『マナー違反』と勉強したぞ!」との声も。
「ワインに魅せられたのは何処で、ですか」との質問に、「コルシカ島です。まるで恋に落ちたかのように魅せられました」とまゆさん。キスヴィンワインはたちまち空になり、カサ グランデ特製料理とともに世界各地の赤ワインを飲むことに。

ブロッコリーの白和え、中華風卵焼き、鶏々棒(バンバンジー)

ブロッコリーの白和え、中華風卵焼き、バンバンジー

ぶりの野菜みそソース

ぶりの野菜みそソース


この日の参加者持ち寄りワインは、モロッコ、南アフリカ、オーストラリア、米カリフォルニア、スペイン、イタリア、フランスと世界各地産の12本。なかでも注目はワイン研初お目見えのモロッコ・カサブランカで生産の「Ait Soula Rouge(アイ スアラ ルージュ)辛口ミディアムボディ・赤」だった。
抜栓に苦労していたソムリエ役の姿をみて斎藤さん、「チョット良いですか」と、「開栓の仕方」の実地指導もあったりして、飾らないまゆさんの一面をのぞかせた。

飲むほどに話題は弾んでいき、「早稲田を中退したら校友扱いにならないの? ぜひ校友扱いにしてもらいたいね」と伊藤(順)小平稲門会会長に進言の声も。

そして瞬く間に時間は過ぎて、コーヒータイムに。残ったワイン5本は次回のお楽しみにして、最後に斎藤さんを囲んで記念撮影をし、今後の斎藤さんの活躍とキスヴィンワイナリーの発展を祈って全員拍手を送って若い女性ゲストを迎えてのワイン研究会第26回例会を終えた。

この日飲んだワイン

この日、飲んだワイン

この日、飲んだワインは次のとおり(写真左から)。
●キスヴィン シャルドネ     白・甲州
●キスヴィン スパークリングワイン 2014    甲州
●キスヴィン甲州   白・甲州

●キスヴィン スパークリングワイン 2013    甲州
●グリド甲州 グレース  白・山梨・中央葡萄酒
●ロバート・モンダヴィプライペート・カベルネ ソービニオン2012      赤・カリフォルニア
●アイ スアラ ルージュ  赤・モロッコ

●ルーデバーグ   赤・南アフリカ
●キスヴィン ロゼ   ロゼ・甲州
●キャンティ・ドゥカ・ディ・パスケール2014  赤・イタリア
●キスヴィン ブラン 2015   白・甲州
●キスヴィン ロゼ   ロゼ・甲州

ワインの勢いを借りて恒例のカラオケには12名が参加するという、これまた新記録となり、第26回のワイン研は「新記録ずくめ」の例会となった。

次回の第27回例会は、5月20日(金)、「カサ グランデ」で。会費は2,000円プラスワンコイン(任意)。ワイン愛好家はもちろん、ワインの世界を覗いてみたい方、どなたでも歓迎。
準備の都合あり、必ず事前に井垣(090-1196-1471) までお申し込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

 




 




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