第62回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第62回例会を7月19日(金)に開催しました。

・日 時: 令和元年7月19日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、國友、小林(弘)、佐藤、篠原夫妻、末次、冨平、浜田、早川、計14名(50音順・敬称略)

「フェッラーリ ブリュット」でほんの少しセレブな乾杯!

暫くぶりに青空がチョッピリ覗いたこの日集まった14人。久しぶりに参加の浜田さんを含めて4人の女性が揃って一段と華やぐ会となった。ワイン持参の参加者の手には今回から事前に記入をお願いした「持参ワイン・メモ」が。暑い季節になったからと冷えたスパークリングワイン(2)、白(4)に加えて、赤(5)の11本。それもフランス(3)、日本(3)に加えてイタリア、スペイン、南ア、チリ、アルゼンチンと産地も多彩。相変わらぬ参加者の持参協力に感謝、感謝。
開会恒例の乾杯は國友さんの発声で。それもイタリア大統領官邸や各国イタリア大使館の公式晩餐会では必ずサービスされるといわれるイタリアの代表的スプマンテ(スパークリングワイン)の「フェッラーリ ブリュット」でほんの少し「セレブ」な気持ちを味わいながら会は始まった。

今日は僕がTOPソムリエ・・・。助手は気楽だネ

「次はこれでいきましょう」とソムリエ役が開けたのが、今や「新世界」で注目のチリ最大のワインメーカー「コンチャ・イ・トロ」のサンライズ・スパークリングワイン、「旧世界」と「新世界」のスパークリングを味わって白ワインに移る。

どうぞ皆さん、このボトルの紋章を見て下さい!

アルゼンチン、仏・シャブリのシャルドネ100%のワインが続いたところで登場したのが日本の誇る「甲州」種の白・ロリアン勝沼(白百合醸造)。そこで立ち上がったのが「山梨観光大使」の早川さん。ワインの説明かと思いきや「このボトルの加飾紋章に注目してください」と始めたのが「山梨ワイナリークラブ」の説明。ワイン研の第1回ワイナリーツアーで訪れたクランボンワイナリー・野澤社長ら勝沼地区の9社の若きワイン醸造家たちが集まって「未来に向けて個性豊かなワイン造り」を目指していてボトルの紋章はクラブ会員共通の印だという。

話題は今年の異常気象になり、降雹、長梅雨、日照不足、病気発生と山梨特産の桃の育ちが悪いなど農産物への影響、とりわけぶどう栽培への心配をする早川さん。「キスヴィンの斎藤さんも大変だろうな」の声も。そして最後にスペインの白ワイン、スペイン・アルトベネデス地区の希少固有品種・モントネガを味わった。

ワイキキタイムは、難しいけど勉強になりますね

スパークリングも含めて6本の白ワインを味わって「そろそろ赤に・・・」とソムリエ役が赤を選ぶところでワイン研会長の「ワイキキタイムです!」の声。今日のテーマは「味わいの表現と飲み比べの仕方について」。ワインの味がわかるようになるためにはまず飲んでみること。単一品種で造られ、その品種をワインの名前に冠した「ヴェラエタルワイン」と呼ばれるワインを飲み比べるとその経験が役立つなどを勉強した(遠藤誠著「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。今回飲んだ白のうち4本がシャルドネ100%のワインとあって期せずしてワイキキタイムの実践となった。

「ワインは赤も白も良いですネ」  「黄金のビールも美味しいけどネ」

赤ワイン派待望の赤に移る。今日の赤は白のシャルドネ同様、カベルネ・ソーヴィニヨンが揃った。まずはフランスの、次いで南アフリカのカベルネを飲んでみる。そしてカベルネ+メルローのフランスワインを味わって最後に信州桔梗が原の「五一わいん」はメルロー種と赤の代表的な品種のワインを飲み比べた。

と書いてくると専らワインを飲んでいるようにみえるが、これはいつも通りの賑やかに弾むおしゃべりをしながら、運ばれる料理を食べながらの話。ワインの味わいを増すカサグランデ特製のこの日の料理は「野菜サラダ 胡麻ドレッシング和え」「茄子とピーマンのツナマヨ焼き」「チキンカレー」の三皿だった。カレーは水を使わず、ワインで煮込んでいるのだそうだ。

宮沢賢治の故郷からワイン羊羹を2本も買ってきました!

こうして10本近いワインボトルが次々と空いてゆき程良く酔いがまわるところで登場したのが、ナント紅白2棹の「ワイン羊羹」。宮沢賢治の故郷・花巻を訪れて「ワインも良いけど当地で愛されているワイン羊羹を是非にと思っての東北土産です」と持参した末次さんの説明に甘辛両刀遣いは大喜び。コーヒーを飲みながら羊羹を一切れというワイン研では珍しい光景となった。

「ツアーのお話です!」「日程空いてるかな?」真剣にチェック

コーヒータイムに入ってワイン研会長から「10月の第6回ワイナリーツアー」の案内があった。今年は開府500年の甲府市の老舗・サドヤのワイナリーと武田信玄を祀る武田神社を訪れようというもの。早速に手を挙げた人も出た。かくして6月の例会もいつもの通り賑やかに終えた。

散会後の恒例カラオケには7人が参加して熱唱。独唱を許さない(?)合唱が続く盛り上がりをみせた。

次回は、8月は休み、9月13日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。都合で第3金曜日ではなく第2金曜日ですのでご注意ください。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは9月6日(金)ですが、最近は早く満席になっていますので、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申し込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

第61回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第61回例会を6月21日(金)に開催しました。

・日 時: 令和元年6月21日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(順)、河崎、木本、國友、栗原、篠原夫妻、
末次、冨平、野村、村木、山本、計14名 (50音順・敬称略)

梅雨空のもと集まった14人、白ワインが飲めなかった前回の挽回とばかりに白を持参の参会者相次ぎ、この日は4本の白にシャンパン(泡)、ロゼ、赤とワイン各種が勢ぞろい。前回からの持越し3本を含む12本がテーブルに並んで開会を待った。

ちょっとだけ?お話をしましてぇ・・・間もなく「乾杯」となります

開会の乾杯はシャンパンで。世界有数のシャンパン製造会社のブランドの「モエ・エ・シャンドン」は、この日治療と禁酒から見事に恢復出席の山本さんが持参したもの。「昨年米寿の祝いにいただいたが夫婦二人だけで飲むのはモッタイナイのでワイン研の皆と飲もうか」と考えていたものの、思わぬ欠席続きとなって半年ぶり出席の今回持参したとのこと。前回に続いて「Qカ-ド」を引いた村木さんの「山本さんと皆さんの健康を祈ってカンパーイ!」の発声に合わせて参会者一同「快気」を祝った。

米寿のお祝いのシャンパンを持って半年ぶりにご参加の山本さん

会は冷えた白ワインからスタート。注目はスペイン産の白2本。まずは4月に赤ワイン登場のサッカーJ 1リーグ・ヴィッセル神戸に移籍で話題のスペインの元代表・イニエスタ選手のワイナリーで生産の白ワイン。イニエスタ選手の年俸の話から、この日NBAドラフト会議で指名を受けたプロバスケット・八村選手の年俸など話題はスポーツ選手の年俸に広がった。

白ワインの話題が広がります。まずは日経新聞を読んで・・・

チリ産白ワインを挟んで登場の次のスペイン・白ワインは、「ヴィーナ・エスメラルダ」。「経済連携協定(EPA)の発効で、手ごろになった欧州産ワイン。1,000円台で買える欧州産の白ワインを専門家が選んだ」とのリードで始まる新聞特集記事(5月18日付日経)のベストテン第1位にランクされた白を味わった。
こうしてスペイン、チリ、フランス白ワインが続いたあと赤ワインに移る前にソムリエ役が選んだロゼを1本。飲んだのはワイナリーツアーで訪れた足利・ココファームワイナリーの「こころぜ」。3年前のツアーを思い出す。

「これがベスト1位のエスメラルダ゙です!」「早く僕にも頂戴!」

談笑の合間を見て「ワイキキタイム」に。今回のテーマはチョット趣向を変えて「赤ワインとポリフェノール」。「ワイン飲む高齢者 認知機能高い可能性」(6月6日付朝日)という記事をもとに、赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用についての勉強。「ポリフェノールはぶどうの皮や種に沢山含まれ、赤ワインは皮も一緒に発酵させるのでポリフェノールは白より赤ワインに多量に含まれており、ワインを飲んでおくとアルツハイマー病予防に役立つが、毎日飲みすぎて“アル中ハイマー病(!?)にならないようにご注意を!」との警告も含めて「お酒とアルツハイマー病の深い関係」について学んだ。(山口晴保著『認知症予防』、協同医書出版社刊より引用)
しからば「赤」をと赤ワインが空いていく。飲むほどに口も滑らかになって隣や向いの席同士の会話が続いて「楽農会でもぶどうを栽培しては?」などの話も出て賑やかさが増していった。開会と同時に出された「キャベツとカニカマの中華キャベツ」に続いて「蒸し鶏のマリネ」、「ほうれん草とマッシュルームのキッシュ」といつもながらのカサグランデ特製料理が一層ワインの味を高めてくれる。

これが二重発酵のバラッツオ!  ワイン研会長の説明にも熱が入ります

この日注目の赤ワインは、イタリアのコルヴィーナ・ヴェロネー種の「パラッツオ・デッラ・トーレ」。2~4か月かけて自然乾燥させた干しぶどうを発酵させたワインに、さらに搾りかすではない同じ干しぶどうを独自に加えるというイタリアの伝統製法「リバッソ(二重発酵)」による芳醇且つ洗練された味わいと謳うワインを味わいながら談笑が続いた。
やがて、コーヒーが運ばれて閉会時間が迫るころ、ワイン研会長からの連絡が3つ。1つは、ワイン持参の場合は「持参ワイン・記録メモ」も作成してもってきてもらいたいとの要望があり、「自分の勉強にもなる」と賛成の声に、「メモが無くっても良いのでワイン持参はお願いしますよ」とはワイン研会長。次いで「ワイン研平成史」と題して作った小冊子の配布の件。作成実費での配布ながら、なかには3冊所望の人も出た。最後に「今回は定員人数制限のため5名が参加できなかったので、7月はこの人たちに優先的に参加してもらうようにしたい。そのため次回申込受付が少なくなることを承知願いたい」との話に「各回申込者の中から抽選で参加者を決めたらどうか」などの意見も出た。嬉しい悩みを抱える当会の現状を共有した。かくしていつもの賑やかな盛り上がりを見せた6月例会は終わった。

散会後の恒例「有志カラオケの部」には7人が参加して熱唱、例会で飲み残しのあったチリの赤ワインを持ちこんだので、このワイン「この日飲んだワイン」写真にあぶれてしまうことになった。 

次回は7月19日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは7月12日(金)ですが、最近は早く満席になっていますので、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申し込みください。

 (文=井垣、写真=荒木)

第60回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第59回例会を5月17日(金)に開催しました。

・日 時: 令和元年5月17日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、河崎、木本、國友、小林(弘)、末次、篠原夫妻、冨平、松村、計14名(50音順・敬称略)

「令和」最初の会が60回の節目に重なったこの日の例会は14名の満席で、キャンセル待ちも出た。テーブルに並んだ11本のボトルは、スパークリングワイン2本を除いてすべてが赤ワイン。白ワイン0本は、60回のワイン研初めての珍事(?)。これも「予め用意せずその日次第」のワイン研の面白さと納得。

改元初の乾杯役の籤を引いたのは村木さん。立派な体格どおり威勢の良い発声を待つ参加者を前に稲門祭担当役員の村木さん、なんと稲門祭記念品申込状況の報告から始めてビックリ。でもすぐに「令和時代の皆さんの健勝を祈ってカンパーイ!」の声に合わせて皆で乾杯、令和ワイン研はスタートした。

令和元年の初乾杯。「令和もたくさん飲みましょう!」えっ違う?


続いてお馴染みのスパークリング・ロゼ(チリ)を飲みながら隣同士の会話が弾み始めたところで立ち上がったのがワイン研会長。「今日はこれからワイキキタイムを始めます」と宣言して資料を配り始めた。その中身は「ブドウ品種は白・赤ともに3品種をおぼえるだけでOK」と、日常生活でワインを楽しむために知っておくべき赤ワイン3品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール)の色・香リ・味わいなどについて説明したもの(遠藤誠著「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。

え~っ? 会長、もうワイキキタイムですか?


それを承知のソムリエ役、まずは、メルロー100%の「テール・ド・ソル」、次いで「バッカスの夢」と言う名のブルゴーニュのピノ・ノワール100%、とフランスの赤ワインを開ける。注がれたワインを手許のワイキキ資料を見ながら香りや味を確かめる姿もあって「ワイキキタイムの自習時間だね」と言う声も。夫々が持参のワインについて説明することも多くなってワイン談義も盛んになってきたが、飲むほどに話題も広がり賑やかな会となっていくのはいつものとおり。

「ビールだけじゃなくワインも詳しいんでしょう?」「う~ん・・・」


フランス、スペイン、イタリアのヨーロッパ赤ワインに交じっての注目は米・カリフォルニアの「コッポラ」。不朽の名作「ゴッドファーザー」など数々の名作で知られる映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏のワイナリーの産。同ワイナリーが手掛ける7つのブランドシリーズの一つ「ダイヤモンドシリーズ」と言うので興味津々だったが、なんといってもこの日のハイライトはお待ち兼ね「レミーマルタンXO」。

「ゴッドファーザーも飲んでいたんだよ!」「本当かよ~~」


ワイン研にブランデー?といぶかる向きもあったが、ブランデーの語源はオランダ語の「焼いたワイン」。白ブドウが原料のワインを蒸留して樽に入れ5年以上の年月をかけて熟成させたものを言い、熟成年数を表す符号として付いているお馴染み「VSOP」とか「ナポレオン」の中で、40年~45年ともいわれる年数熟成させたのが「XO」だという。「ワイキキタイム番外編」の解説を聞きながら、「レミーマルタンXO」がブランデーグラスならぬワイングラスに注がれていく。ところがボトルから注ぐのに「茶こし」が一役? なんでも抜栓のときコルクが落ちてしまって店の茶こしを借りたという。「永年大切に保管した証拠だね?」の声も。この40度の強いお酒もワイン研の面々、アッという間に空にしたからオソロシイ人たち!


コーヒータイムに入ってワイン研会長から報告が2件。
一つは4月に行ったアンケートの結果報告。当日不参加だった常連も含めて19名のうち14名から回収した回答結果が報告された。総じて現在のワイン研の運営を可とし、個々の問いには前向きの意見が記されていて、全回答の資料が配られた。
報告のあと一つは「ワイン研平成史」と題する小冊子発行の件。小平稲門会ホームページに毎回掲載の「この日飲んだワイン」の写真を第1回から直近分までを、或る会員が纏めてプリントしたのを見て発想したという。「平成」のワイン研記録として残したいと「試し刷り」を示しての報告に、「賛成」の声多く実行することとなった。6月例会には配布の予定。

こうして2時間はいつもどおりの賑わいのなかで過ぎていき、結局この日はワイン8本にブランデー1本を飲み、唯一の日本ワインなど3本は次回への持越しとした。いつも散会後に記録のため「この日飲んだワイン」の写真を撮る荒木さん。「確かもう1本あったはず」と怪訝顔だったが、遅れて参加したカラオケの部屋で行方不明の1本を発見した。少し残ったのがモッタイナイとカラオケ組が持って出たと分かってホッ!とした令和初のワイン研だった。

僕もカラオケに来ちゃいました! バロンで~す!


散会後は恒例・有志による「令和」初のカラオケタイム。9名が自慢のノドを競ったが、モチロン「ブランデーグラス」も登場した。

次回は6月21日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは6月14日(金)。井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

 

第59回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第59回例会を4月19日(金)に開催しました。

・日 時: 平成31年4月19日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、木本、栗原、佐藤(俊)、篠原夫妻、冨平、村木、横田、計14名(50音順・敬称略)

「平成」最後の例会となったこの日、3年ぶりに例会参加の横田康平さんを加えて定員満席の14名が揃った。参加者の来場とともに持参のワインも増えていき、フランス、スペイン、ドイツ、イタリアとヨーロッパワインが8本、オーストラリア、チリなどニューワールド組が4本と12本のボトルが揃ったが、日本のワインが味わえない寂しさもチョッピリ。

平成最後の乾杯役の籤を引いたのは小川さん。「令和に入って皆さん益々お元気に、そしてこの会も“500回(?)”と続きますように祈ってカンパーイ!」の声に合わせて暫くぶりチリのスパークリング・ロゼで元気に乾杯してスタートした。

平成最後の乾杯はベテランの小川さん

スペイン、ドイツの白を味わった後に登場したのが、オーストラリアの「野鳥が集まる場所」という意味の名の「クーヨン」。同国ペニンシュラ地域北端の涼しい水鳥の生息地に近いワイナリーの産。オーストラリア旅行の土産と聞いて現役時代の思い出などオーストラリア談義に花が咲く。白から赤に移って市議選から小宮山新監督への期待など話題が飛び交って、いつもの賑やかさになっていった。

この日ワインを飲みながら食べたカサグランデ特製の料理は「春キャベツのサラダ」「蒸し鶏のマリネ」「鶏むね肉」の三皿。最後の春巻き風に薄皮で包んだ「鶏むね肉」は一人4本とボリュームたっぷり。「とても食べきれない」と持ち帰る人も出た。

頃合いを見て「ワイキキタイム」に。今日のテーマは「ワインの産地」について。すでにご存知の「オールドワールド」と「ニューワールド」だが、長い歴史を持つヨーロッパワインのイメージは「農産物」、ニューワールドは「食品工業」的なスタート。その違いがワイン名やラベルの表示の仕方の違いになっているという。さらに、この新・旧世界のほかに新世界の一部に「第三勢力・冷涼系」ワインが台頭しつつあるということなども知った(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。続いての情報提供は、「ナチュラルワイン再脚光」と大見出しの特集記事(日経)の紹介。「自然派ワイン(オーガニックワインやビオワイン)」と「ナチュラルワイン」との違いも知った。

ワイキキタイムの皆さんは、?十年前の座布団帽姿を思い起こさせます

ワイキキタイムのあとは再び談笑タイムに。すっかりソムリエ役が板についた二人が各自のグラスの空き具合を見ながら飲むワインの順番を決め、そのワインについて持参者が説明をする場面が増えてきた。

そんなワインを二つ。その一つはスペインの「イニエスタ・コラソン・ロコ・ティント」。ご存知サッカーのスペイン代表で「FCバルセロナ」からJリーグ「ヴィッセル神戸」に移籍して話題になったA・イニエスタ選手がスペインのラ・マンチャ地区に所有する広大なワイナリーで造られたワイン。サッカーフアンにお薦め!

パーカーポイント「94」のワインはお口に合いましたか?

もう一つは、コーヒータイムが迫ってソムリエ役が「これで最後にしましょうか」と開けた南仏・コート・デュ・ローヌ産の「バスティード・ミラフロール」。ボトルの頭部に「94」のラベルが。この数字はパーカーポイントを表すという。パーカーポイントとは、世界で最も有名なワイン評論家R.M. パーカー氏によって評価される100点満点で表す評価方法で、「ワインの価格に関係なく公平なワインの選択には不可欠のもの」とされている。「94」点は高評価ワインという。

ソフトな売り込み・・・聞いているうちについ買ってしまいましたよ!

コーヒータイムに入ってお願いが2件。一つは稲門祭担当の村木さんから記念グッズ購入・奨学金寄付のお願い。早速手を挙げての申込みもあった。

アンケートを話題に、年代を超えて和気藹々と話し合います

あとの一つはワイン研会長からの「アンケート」のお願い。会長が言うには「次回例会は「令和」最初にして60回目、歳でいうと「還暦」に相当するのでワイン研も原点に戻って今後の運営を考えたいとして、常連参加者に協力要請があった。

「やっぱり今日は飲まないのかなぁ~」
「来月までお預けだって・・・また会おうな!」  レミーマルタン君をまた箱にしまう・・・ざんねん!

こうして2時間はいつもどおりの賑わいのなかで過ぎていった。結局この日飲んだワインは10本。2本は次回への持越しとしたが、実は外にブランデー「レミーマルタンXO」の持参があり、最後にこれを飲みたい派と次回への持越し派とに分かれて意見交換(?)の結果、「次回のお楽しみ!」として平成最後のワイン研はお開きとなった。

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。この日参加の8名が、「招き猫」の店名そのままに新時代の幸せの招来を願いつつ「平成」最後のカラオケを楽しんだ。

次回は5月17日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは5月10日(金)、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)




第58回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第58回例会を3月15日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年3月15日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(徹)、小川、河崎、木本、國友、小林(弘)、篠原夫妻、末次、冨平、野村、村木、計14名 (50音順・敬称略)

籤運抜群野村先輩。乾杯は何回目? 幸運にあやかりたい !

春到来を感じさせる好天の午後、カサグランデ・ゲストルームに集まったのは14名の参加者と12本のワインボトル。フランス、スペインなど旧世界ワインはもちろん、アメリカ、ニュージーランドなど新世界ワインに日本のワインも顔を揃えて、今日も世界のワインが味わえると参加者の期待が膨らんだ。「乾杯役カードを良く引くネ!」との声もかかった野村さんの発声に合わせてニュージーランドの白ワインで全員乾杯する姿を荒木さんがカメラに収めるいつもの光景で例会は始まった。次いで2012年産というボルドー白ワインを味わったあとは、マスカットベーリーAのロゼ・岩の原ワイン「深雪花(みゆきばな)」と進んでいく。

故郷越後の「深雪花」はまず伊藤さんに飲んで頂きましょう

会が始まると早速テーブルに配られたカサグランデ特製料理は「千切り野菜のサラダ」。続いて「焼きたまねぎのツナマヨネーズソース、鶏肉のゴマ酢和え」、さらに「菜の花とハムのオムレツ」と程良いタイミングで出る料理を食べながら周りの人たちとの談笑が続いてグラスはすぐに空になっていく。忙しいのはソムリエ役の二人だが、毎回話題になるのが“抜栓が飛びぬけて楽“だというオープナー。少々値が張る商品だが、実は個人のものを会で使わせてもらっている。「会で譲って貰ったら」「分割払いでどう?」という声のなか、ソムリエ役は各人のグラスの空き具合を見ながら栓を抜いていく。

「使い勝手がいい!」「借り貰い~にと言う訳にはいかないかねえ」

今回の注目は、会には初登場のミャンマーとトルコの赤ワイン。クジャク(孔雀))マークが目を惹くミャンマーワインは「エタヤレッド」。ドイツの企業家がミャンマー・南シャン州の高地にあるインレー湖に近いエタヤ村にヨーロッパから輸入のブドウの苗を植えて造った「ミャンマー初のぶどう酒」と謳っている。ミャンマー旅行の土産というこのワインを味わいながらミャンマー旅行や駐在員時代の思い出話から、「ミャンマーと言うよりビルマと言う方が馴染みだね」との声も。映画「ビルマの竪琴」の話も出て、「水島上等兵役の俳優は誰だっけ?」と、しばしビルマの話に花が咲いた。

「これミャンマーのワインです」「初めての味です」

ひとしきり会話が弾んで盛り上がったところで「ワイキキタイムに行きましょう」とワイン研会長。「待ってました(?)」の拍手もあって資料が配られる。今回は「ワインの価格シリーズ」の3回目。「ワインの価格と飲み頃の目安」について「1,000円1年の法則」なる考え方が紹介された(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。そのほか「前回質問が出ていたので」と再度「フル、ミディアム、ライトの各ボディ」のワインのタイプと味わいについておさらいをした。「先日行ったレストランでワインリストの一番上に載っているワインを頼んでみたよ」とワイキキタイムで得た情報(2月例会)をとに早速試してみた実践派参加者も現れた。

恒例、まじめに勉強の時間です

ワイキキタイムの静かなひと時のあとは、ミャンマーワインと同じく今回初登場のトルコワイン。イスラム教の国ということで収穫したブドウの10%程度しかワインに加工されなかったが、近年は味が認められて輸出も増えているというトルコで、最大の老舗ワインメーカーを謳う「ヴィラ ドルジャ」ワインを味わう。

これがトルコワイン?

トルコのあとはカリフォルニアの「マーフィー・グッド2013」と赤ワインが続いたところで、ひときわ目立つ1升瓶の栓が抜かれる。アルプス山脈の名峰「マッターホルン」を描いたラベルの「モンシェルヴァン サドヤ」の白。実はこのブランド、既にワイン研では赤3回、白は2回目の登場とあって既にお馴染みのワイン。なにしろ1升瓶とあってグラスにたっぷり注ぐことができると好評。「私の好きな画家・香月泰男が生前愛飲していたワイン」との持参者の説明に「あの“シベリアシリーズ”で有名な画家だね」と美術談義も加わった。この甲府の国産ワイン白を挟んで、バーボンの樽で熟成した「ロバートモンダヴィ」などカリフォルニアワイン2本を味わい賑やかに談笑が続くうちに時間が過ぎてコーヒータイムとなった。
結局この日飲んだワインは9本、オーストラリア、スペイン、フランスの赤ワイン3本を次回「平成最期のワイン研」のお楽しみとしてお開きとなった。
散会後は恒例・有志のカラオケタイム。この日も12名が参加して得意のノドを披露する例会に劣らぬ盛況となった。

おまけの1枚。ワイン研に参加するとこんな笑顔になります(*^_^*)


次回は4月19日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは4月14日(日)、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

第57回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第57回例会を2月15日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年2月15日 15時-17時

・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、木本、國友、栗原、小林(弘)、篠原夫妻、冨平、野村、早川、村木、計14名 (50音順・敬称略)

厳しい寒さのなかに初参加の木本芳樹さんを含めた14名が集まって満席の会となった。前回の完飲みで持ち越しのワインがなく、ひょっとして足りなくなるのではとの心配もなんのその、この日の持参ワインは11本、暫く顔をみせなかった日本ワイン2本に、フランスはブルゴーニュとボルドー産が各2本、スペイン2本、オーストラリア1本、それに3月例会のお楽しみに残した2本。

初めての参加です。よろしく!

大きな体を小さくして? 新人です・・・

ソムリエ役の河崎さん欠席で代わりにその席のカードを引いたのが栗原稲門会会長。「私はここに座るだけ、冨平さんにおまかせ!」と冨平ソムリエ役奮闘の会となった。

「私はお味見係です・・・」「困ったものです(笑)」


「三寒四温とはなかなかいきませんが、元気に春を迎えましょう」との早川さん発声の乾杯で会は始まったが、グラスに注がれたのはオーストラリア産の珍しい赤のスパークリングワイン。村木さんのオーストラリア旅行土産だという。「甘いね」と会には初めて登場の味を楽しんだ。

まだかなあ~。山梨観光大使の話長い・・・


乾杯のあとはまず白ワインから。この日はボルドーとブルゴーニュ産の2本だけだったが、本場の白ワインをしっかり味わった後は、暫くぶりに登場の日本ワインの赤。期せずしてワイン生産を競う山梨と長野のライバル対決(?)。しかもラベルが「IZUTU WINE GOLD」、「SANYO WINE」とどちらも英文表示なのが面白い。まずは信州・桔梗ケ原メルローの井筒ワインの「ゴールド」ラベル。「前回のワイキキタイムで勉強したので、思い切って高い方のワインにしました。それに昨日はバレンタインデーでしたからネ」と持参の篠原夫人。「桔梗ケ原」と聞いて話題は映画「ウスケボーイズ」の話から、麻井宇介氏の薫陶を受けて北海道でワイン造りに励むワイナリーの新聞特集記事(日経)まで登場してワイン談義が弾んだ。このように参加者が持参のワインの説明をすることが多くなってきたのが最近の傾向で、研究会らしい雰囲気が増してきた。

ちょっと高いワインです! 思わず会長の手が伸びた・・・


カサグランデのオーナー夫人とスタッフがワイン研のために特別に調理の今日の料理は、「ブロッコリーの白和え 里いもの蕗みそ和え キャベツとわかめのからし酢しょうゆ和え」「豚しゃぶ水菜とセロリ添え」「ロールキャベツクリームソース」の三皿。「ワイン研の楽しみはワインよりもこの料理」との声も。

2本目の日本ワインは、山梨観光大使・早川さん持参の「SANYO WINE」。巨峰の産地として有名な山梨・牧丘地区でのヤマソービニオン樽熟成のこのワインの生産者・三養酒造の社名は、「美味しいぶどう酒を飲んで楽しく生きよう」と詠んだ唐代の漢詩「三養訓」に由来し、同社は全国で初めて巨峰からワインを造ったという。

資料の勉強、新聞の勉強、お味の勉強、いろいろ学びます

頃合いをみて「ワイキキタイム」に。前回のワインの市価(小売価格)の話に続いて、今回は「飲食店でのワインの価格設定のしくみ」がテーマ。「ワインバーやレストランなどの価格は小売価格の何倍で設定されているか」「ワインリストの一番安い1本はお得な場合が多い」「ワインリストで幅をとっているジャンルはその店が得意とする分野」などワインリストの見方のあれこれを学んだ(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」、永岡書店刊より)。

そのほか「前回質問が出たのでおさらいをします」と「ワイングラスの種類とその特徴」について2度目の学習、さらに「今こそ白の魅力を語ろう」という日経・日曜特集記事の紹介。「赤ワインが健康に良いということで日本のワインブームの一因になったが、1970年代後半から80年代にかけては、赤より白のほうが人気だったといい、日本固有の甲州種の白ワインが脚光を浴びている」との解説も付いてフランス・ブルゴーニュの白ワインの魅力が語られるレポート資料も配られて多彩なワイキキタイムとなった。

「どうぞ、どうぞ、スペイン産です」

「まだありますよ」「どうも、どうも」

勉強(?)の後は再び歓談タイムに。ボルドー、ブルゴーニュのメルロー、カベルネソービニヨン、スペインのシラー、テンプラニーリョなどいろいろなブドウから造られた赤ワインを味わいながら賑やかに談笑が続いて、あっという間の2時間が過ぎていきコーヒータイムに入った。最後に「3月はワイン研例会を挟んで、前日にニモクサロン、翌日に散策の会と同好会活動が続きますが、ワイン研をお忘れなく!」との締めがあって2月例会はいつもの賑やかさを残して終わった。


散会後は恒例・有志のカラオケタイム。例会初参加の木本さんも加わって9人がミラーボールのきらめくなかでの熱唱が相次いだ。

次回は3月15日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは3月9日(金).井垣(090-1196-1471)までお早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

第56回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第56回例会を1月18日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年1月18日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(徹)、河崎、國友、小林(弘)、佐藤(俊)、篠原夫妻、末次、冨平、早川、村木、計13名(50音順・敬称略)

平成26(2014)年1月にスタート、6年目を迎えたこの日、「今年もよろしく!」と13名が元気な顔を揃えた。新年はやはり本場のワインでというのか、集まったワインはフランス7本、イタリア2本、ドイツ1本とヨーロッパワインが大勢を占め、ニューワールド(オーストラリア)産が1本、国産・日本ワインはゼロという会としては珍しいワインの集まりとなった。参加者が思い思いに持ち寄るワインを飲むのが会のやり方とあって、毎回どんなワインが集まるかが参加者の楽しみだが、「高級ワインも飲みたいな!」の声に応えて新年の例会は会で準備した「高級ワイン」を味わうのが恒例となっている。

昨年を振り返って「収支決算」

さあ今年も頑張りましょう、「カンパイ!」

例年この高級ワイン選びを頼んでいた山本さんがこの日欠席とあって、今回は河崎さんが選んだ高級ワインで乾杯して今年をスタートすることにした。乾杯発声は「Q」カードを引いた國友さん。「今年もまた元気に過ごしましょう!」との声に合わせて威勢よく杯を上げた。
さて、乾杯をした「高級ワイン」とは? フランス・ブルゴーニュの「シャサーニュ・モンラッシェ・グラン・クリュ」。「モンラッシェ」といえばブルゴーニュ地方の有名な畑。「白ワインの聖地」ともいわれる同地方屈指のシャルドネ種100%の辛口白ワインを思い思いに味わった。

先輩達がお休みの今日は、いろいろ苦労があります

さて、いつものとおりどれから飲もうかと頭を悩ますソムリエ役。まずは、この日唯一のニューワールド・オーストラリア産のワインから。オーストラリア通の参加者たちの豪州談義をはじめ歓談が続くうちに次々とボトルの栓が抜かれていく。今回も活躍したのが前回登場のワインオープナー、「これは便利だ」と開栓を楽しむソムリエ役の二人。
白ワインが暫く続いて赤ワインに移っていく。注目はリパッソ製法で造られたイタリアの赤ワイン「コルテ・ジャーラ リパッソ ヴァルボリチェッラ」。「リパッソ製法」とはイタリア・ヴェネト州での赤ワイン造りの伝統的製法で、干しぶどうのような状態のブドウを搾って造る「アマローネ」の搾りかすに通常の赤ワインを注ぎ入れてさらに発酵させたものだという。

このワインはどんなワイン?

う~ん・・・今日はみんなで勉強?

頃合いをみて「ワイキキタイム」に。「ソムリエ試験の傾向と対策」から選んで続けた「クイズ出題」は「易しい問題を選ぶのが難しくなった(?)」として、ワイン知識の解説スタイルに戻った。今日のテーマは「ワインの価格」。ワインショップやデパート、スーパーなどで売られている市価(小売価格)について。「ワインのおいしさは、価格ではなく、原価に比例する」。「1本2000円以上になると、美味しいワインを安定して見つけられる」「1本10,000円以上になると原価は大体同じ、希少価値や付加価値によって価格が上昇する」「1,000円以下や前後の価格なら、ニューワールドがおすすめ」などワインの価格と味わいの関係について学んだ。【遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用】

説明書を読んで勉強

資料を読んで勉強! 今日はみんなで勉強?

今日のマリアージュ料理は、おせちをイメージした「カレー照りトマチキンロール 伊達巻き 蒲鉾添え」に続いて、「大根サラダ ゴマドレッシング和え」、「チキンとほうれん早のキッシュ」の三種。「今年もよろしく!」と店への気持ちを込めておいしくいただいた。

お皿が空になりワインを飲み干す頃、それでもやっぱりみんな笑顔に!

今回集まったヨーロッパワインは、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどお馴染みのブドウ種のほかに、あまり馴染みのないブドウ種のものが多かったのが特徴。ミューラー・トゥルガウ(ドイツ)、ネグロ・アマーロ、マルヴァジーア(イタリア)、ヴィオニエ(フランス)などのブドウで造られたワインだったが、果たして皆さん気付いただろうか?今回はいつも話題をふりまく常連の先輩たちが欠席とあっていつもの賑やかさとまではいかなかったが、持参のワインについての説明や質問などワイン談義も含めての歓談が続いて、やがてコーヒータイムに。今回は結局9本のワインを空けて、2本を次回のお楽しみにして散会となった。

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。7人が参加して1時間半、夫々の持ち歌を存分に歌って新年に弾みをつけた。

次回は2月15日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは2月9日(金)。井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第55回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第55回例会を12月21日(金)に開催しました。
・日 時: 平成30年12月21日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、國友、栗原、小林(弘)、篠原夫妻、末次、冨平、野村、早川、松村、計16名(50音順・敬称略)

小平稲門会設立30周年に当たる平成最後の年を締めくくる同好会活動となった第55回例会は、定員を超える16名が参加して行われた。この日テーブルに並んだのは日本のワインが6本、本場フランスが4本、イタリア、チリ各1本の12本。日本のワインが半分を占めたが、うち3本は前回の持越し分。実は11月例会は日本ワインを味わわない初めての会でもあった。 
それならば日本ワインの乾杯で始めようと、野村さんの発声で声高らかに杯をあげたのは「TOKYO 2016」と名付けた信州・桔梗ケ原で栽培のオレゴン種のスパークリングワイン。ワイン研ではお馴染みの東京ワイナリー(練馬)を第1号にして東京には現在4ワイナリーが誕生しているが、その一つ「深川ワイナリー」(門前仲町)が2016年に初めて売り出したもので、独特のネーミングとキャラ「ワインマン」を描いたラベルを珍し気に眺める会員も居て、東京に吹く新しいワインの風を感じさせた。

野村さんの音頭で乾杯! 日本ワイン「TOKYO 2016」(手前右端)

次いで、伝統あるイタリア、フランス・ボルドーのシャルドネ種白ワインを味わって赤ワインに移っていく。先ずはボルドー・メドック産の「LADY G」から。そのラベルを「レディ ガガ?」と読んだ会員も出て笑いを誘い、ここでも味よりラベルが話題になったほか、最近買った4Kテレビの話や好調ワセ・スポの話などいつもながらの賑やかさになっていった。
この日の注目は新登場のワインオープナー。ワイナリーツアーで訪れた牛久ワイナリーのワインショップで試飲用のボトルを次々と軽々開けるのを見て興味を持った篠原さんが買い求めた品。「最速3秒でコルクが抜ける」というこのオープナー(
ラクリスコルクスクリュー)を早速試してみたソムリエ役のご両人、「これは楽で良い!」と驚いた。

「3秒お待ちください!」ソムリエさんのお仕事にも余裕が?

頃合いをみて「ワイキキタイムです」との声に「待ってました」と拍手もあって、5問クイズの用紙が配られ暫しの静寂が。山梨に追いつけ追い越せと長野県が県内4つの地区に設定したワインバレーについての質問や、イタリア、イギリス、ニューヨーク州各地のワインについて、さらにワインの甘みの由来などの質問5問。正解の発表に「当たった!」と変な喜び声や「え!?」と意外そうな声などが交じるなか、それぞれの解答の解説がされた。

左列は余裕かな? 右列は・・・頭抱えちゃったよ! 3人で相談?

ワインとマリアージュの今日の料理は、「トルティーヤ2種」、「和風ドレッシング」、「クリスマスミートローフ」の3皿。中でも「ミートローフ」はクリスマスツリーをイメージして作られていて、いつもながらの料理の工夫に感謝、感謝!

心遣いのこもったクリスマス料理にみんな子供みたいに歓声!

お勉強の後はまた歓談タイムに。テーブルがおよそ3つのグループになって談笑が続いたが、伊藤(順)先生の「近頃肩が凝ってね」という話を聞いた隣の篠原さんがやおら立ち上がって先生の肩を揉みはじめたが、それを見た篠原夫人が「私の方が上手ですよ」と交代、一層和やかな雰囲気に。次々と空いていくボトルには,解禁からひと月遅れで飲むボージョレヌーボーのほか、12月初めに開催された信州・宮田村と銀座を結ぶ「ワインまつり」に参加して得た「紫輝」など今年の新酒に加えて、ツアー土産、巨峰のロゼ「葡萄の城」など日本ワインが続いた。

うちの奥さんの肩もみ巧いんですよ…(幸せなご主人めっ!!!)

テーブルに並んだボトルが殆ど空になってコーヒータイムに入るところで、ワイン研会長からお願いが二つ。一つは30周年記念のメインイベントとして招いた「早稲田吹奏楽団」の第80回定期演奏会(1月12日・府中の森芸術劇場)の案内。もう一つはワイン研例会会費の件。現行の会費2,000円は据え置きながら、ワイン不持参者の「プラスワンコイン(任意)」はワイン持参者とのバランスを考えて、更にワンコインを加える「1,000円」(計3,000円)としたいとの報告があり、次回から実施のこととなった。

真面目に来年のお話。もちろん「異議な~し!」

毎月お世話になるカサグランデに感謝の気持ちを伝えるのが12月例会の慣わし。店のスタッフ代表にワイン研会長からお礼のことばとともに心ばかりの品を手渡し、全員が拍手で感謝の気持ちを伝えた。次いで、ワインパ-ティも含めて毎回ソムリエ役を務めてもらった河崎さん、冨平さんにも感謝の印としてカサグランデ・ラスクが贈られた。そしてこの二人が最後に残しておいたデザートワイン「サドヤ・オーナーヴ」(赤ワインに砂糖・ブランデーを添加した酒精強化ワイン)が皆のグラスに注がれ、栗原稲門会会長の発声で「新年が良い年でありますように!」と乾杯してこの日持ち寄りのワインすべてを飲み干して今年5年目の例会を賑やかなうちに終えた。

今年も有難うございました…

1年間ソムリエを引き受けてくれたお二人にも感謝の気持ち

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。平成最後の歳末カラオケとあって11人が集い、時間を延長して独唱・合唱取り混ぜて熱唱し、心地よいワインの酔いを発散させた。

次回は1月18日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込みは14名まで受付。但し、12月27日現在既に満席になっています。

(文=井垣、写真=荒木)

第54回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第54回例会を11月30日(金)に開催しました。

・日 時: 平成30年11月30日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、小林(弘)、國友、佐藤(俊)、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、山本、計16名  (50音順・敬称略)

小春日和のこの日、ワイナリーツアーを挟んで2か月ぶりのカサグランデでの例会。11月例会はボジョレ・ヌーヴォー解禁翌日の開催が通例だが、今年は都合で2週間遅れの「ボジョレ・ヌーヴォーを味わう会」となった。参加者も定員を超えていささか窮屈な座席ながら、暫くぶりの例会とあって持ち込みワインも、ボジョレ・ヌーヴォーを含めたフランスワイン4本に加えて、アメリカ、チリ(3)、イタリア、南ア、アルゼンチン、ワイナリーツアー土産のワイン(2)、それにベトナム土産の焼酎まで加わっての14本がテーブルに並んだ。

国友さんの音頭でにこやかに「乾杯!!」

会は乾杯役カードを引いた國友さんの発声、荒木さんがカメラを構えるお馴染みの形で、カリフォルニア産白ワインを手に「カンパーイ!」と威勢よく会は始まった。が、最初に10月・ワイナリーツアーの会計報告といささか無粋な報告が。でも「今回初めて赤字を出さずに終わりました」との報告に思わず拍手も。続いて例会に初参加の小林弘子さんのあいさつに「エッ! 初めて?」とびっくりの声。それもそのはずツアーには毎回参加、他の同好会でもすでに顔なじみの人。

歓迎!! 初参加?の小林さん

乾杯の後は、当然ながらフランスの「ボジョレ・ヌーヴォー」2本から。まずは樹齢40年の古樹の手摘ぶどうのヌーヴォー「ドメーヌ・ド・ラ・プレーニュ」、ラベルの「猫」が可愛いと毎年評判だという。迷ったらラベルデザインで選んで思いがけないワインに出会う楽しみ方もあるようだと。次いでのヌーヴォーは700年以上の歴史を持つブルゴーニュ最古のワイナリー「ラウル・クラージェ」と2本の新酒を味わった。

大歓迎!! ボジョレ・ヌーヴォー!!

ワインを飲みながらのこの日の話題の中心はワセ・スポの健闘ぶり。2日後に迫ったラグビー「早明戦」。明治を破って8年ぶりの優勝を期待する声の一方で、帝京を破った明治の強さに一抹の不安の声も。「大丈夫勝てますよ!」とは事情に詳しい元体育局長の伊藤(順)先生の予想。「ラグビーだけでなく、バレーは4冠、テニスだってワセダは頑張っているヨ」などと先生からは、Eスクールで頑張る羽生結弦選手の文武両道ぶりも紹介されて、ひとしきりワセ・スポ選手たちの話で盛り上がった。

今年の早稲田スポーツは「半端ない強さ!!」・・・伊藤先生談

「次はこれでいきましょう」とワインを選ぶソムリエ役の二人の姿もすっかり板について、参加者持ち寄りの世界各国のワインが次々に空いていくが、話に夢中で味わい損なう人も出る。恒例の「ワイキキタイム」は暫くぶりのクイズ出題。「ワインの味わいの“苦味”は何に由来するか」から「チーズ」「酒税法」「ブドウの栽培方式」などについての5問。「難しいなー」という声に「これでもソムリエ試験問題の中から易しい問題を探したのですよ」とのワイン研会長の冷たい(?)声を聞きながら頭をひねった。

ソムリエさんは実地試験中?

毎回の楽しみは間をおいて配られるカサグランデ特製の料理。「大根サラダ」のあとのは、珍しい2種類の「トルティーヤ」。すり潰したトウモロコシから作るメキシコ、アメリカ南西部などの伝統的な薄焼きパンのことで、小麦粉から作られたものも「トルティーヤ」と呼ぶとか。さらに「鶏のもも肉ときのこのグラタン」と続いて次々と味わう赤ワインを一層引き立ててくれた。
飲むうち、話すうちに時間は過ぎて行き、最後の締めは「カミヤシャトーの巨峰・ロゼでいこう」というソムリエ役の目論見に割って入ったのが、なんとワインならぬアルコール度45%のベトナム焼酎。実は夏にベトナムに遊んだワイン研常連たちが空港で「ワイン」と間違えて買ったベトナム土産。9月例会からの持ち越しとあって「では、飲もう!」と空けたがアッと言う間に空になってワイン研常連の飲兵衛ぶりを遺憾なく発揮した。

ベトナム焼酎を試飲しています・・・ちょっとこわごわ?

コーヒータイムに入って、ワイン研会長から「お知らせ」が三つ。一つは、「紫輝」ワインでお馴染みの信州・宮田村のワインまつり会場と銀座をネットで結んで行われる「ワインまつりIN 銀座 NAGANO」の案内。「参加します」と早速3人の手があがった。そのほか、映画「おかえり、ブルゴーニュへ」の上映案内と、西原春夫元早大総長の講演会「世界における日本の役割」(12月9日・於ルネこだいら)の案内などがされ、「とても楽しかったです!」との小林さん初参加の感想に拍手を送ったところで定刻となり、14本中11本を空け、ツアー土産など3本を次回の楽しみに残して第54回例会を終えた。

ハ~イ! ワインまつり参加しま~す

散会後は有志のカラオケタイム。いつものとおり賑やかに9人が程よい酔いに乗せて得意の歌を熱唱した。

次回、第55回例会は、12月21日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参ない方は+500円)。参加申込みは14名まで受付。申込み締切は12月16日(日)ですが、例月早く満席になっています。早目に井垣(090-1196-1471)までお願いします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第5回ワイナリー見学ツアー報告

10月の第53回ワイン研究会は、「第5回ワイナリー見学ツアー」として行いました。

・日  時:平成30年10月26日 8時40分出発-18時00分帰着
・訪問先:牛久シャトー、牛久大仏(茨城・牛久市)
・参加者:24名(50音順・敬称略)
井垣、伊藤(徹)、小川、小平、河崎、国友、栗原、篠原、志村、末次、滝沢、冨平、野村、福田、山本、横田(以上 男性16名)
荒木、小林(弘)、坂本、篠原、内藤、浜田、福田、片岡(以上 女性8名)

今回のツアーは、関東地区ワイナリー巡りとして一昨年の足利(栃木)に続いて牛久市(茨城)の「牛久シャトー」と「牛久大仏」を訪れた。ツアーも5回目とあって今年は少し視点を変えたワイナリー見学。牛久シャトー(旧 カミヤシャトー)は、「電気ブラン」で知られる「神谷バー」となる「みかはや銘酒店」を浅草で開いた(明治13 [1880]年)、神谷傳兵衛が自らの病気が葡萄酒の滋養効果で治癒した経験からワイン醸造を夢見て牛久の地に開設した日本初の本格的醸造場。フランス・ボルドーの様式を採り入れた煉瓦造りの建物3棟は国の重要文化財に指定されているというので、わが国ワイン醸造の歴史を訪ねるツアーとなったもの。

バスの中は賑やかそう!!

快晴とはいかなかったがまずまずのツアー日和のこの日、ルネこだいら傍に三々五々集まった参加者は24名。その1/3が女性とあって一段と和やかな雰囲気のなかバスは圏央道を牛久IC目指して走った。牛久シャトーでは案内係は付かず「シャトー内はご自由にどうぞ!」というスタイルなので、ワイナリーの案内チラシが配られて事前に車内での「ワイキキタイム」(?)。走ること2時間半、缶ビール片手の人もいて、賑やかにおしゃべりが続くうちに「牛久シャトー」に着いた。

シャトーカミヤの本館の前で

まずは一行を出迎えた正面の煉瓦造りの瀟洒な洋風建物は牛久シャトーのシンボルという本館で、明治36(1903)年建設の国の重要文化財。「それにしては新しいな」と不思議な気持がしたが、実はカミヤシャトーの事務室だったこの建物のほか、全ての建物が東日本大震災で煉瓦積のズレや煉瓦の脱落など躯体に被害をうけ、5年の歳月をかけて復元復旧したばかりというので納得 !

牛久シャトーの歴史がわかる展示の数々

地下のワイン熟成、貯蔵施設・・・もしかして商談中ですか?

収穫したばかりのぶどうの仕込み作業を窓から覗かせて頂きました

本館を通って、今は「神谷傳兵衛記念館」になっている地上2階、地下1階の旧発酵室へ。本館と同じく煉瓦造りの重要文化財。2階には牛久シャトーの歴史がわかる創業者・神谷傳兵衛らやカミヤシャトーを訪れた板垣退助など要人の写真類、創業期のワイン生産の道具や機器など、日本初の本格的醸造場が伺われる展示の数々を見て回って地下のワイン熟成、貯蔵施設へ。 貯蔵樽がズラリと並ぶ温度・湿度が最適になる天然の貯蔵施設の暗い通路の先に突然明るい一室が現れた。部屋では園内のぶどう畑で今年収穫したばかりのぶどうの仕込み作業の最中で、ここだけに現代ワイナリーの姿が見て取れた。地下の旧発酵室から続くワインセラーでは牛久シャトーのオリジナルワイン「葡萄の城」やボルドーを始め各国ワインがズラリと並んでいた。別棟のスーベニアショップでは「葡萄の城」の試飲サービスもあって牛久シャトーブランドを味わったり、お土産に買ったり。

ワインセラー・・・憧れのワインを試飲させて頂きました

お食事の用意が出来るまで待つのも楽しいですね

園内には「オエノンミュージアム」という名の建物も。「オエノン」ってチョット聞き慣れない名だが、実は牛久シャトーは「蜂ブドウ酒」でお馴染みの合同酒精(株)の一部門で、同社を母体とする持株会社・オエノンホールディング(株)の名。「オエノ」はギリシャ神話に出てくるすべてを酒に変える女神の名で、バイオの象徴、それに多角化を目指す「オン」を加えて社名にしたという。同グループの歴史と現状の展示のあるこのミュージアムも見たりしての参加者はそれぞれ自由に各施設を見学したあとは、お待ちかね「ランチタイム」に。

今日一番幸せなひととき・・・

ランチは「レストランキャノン」で。この建物も煉瓦造りの旧ワイン貯蔵庫で重要文化財に指定され、長方形の構造を活かしてレストランに改造したもの。ランチはフランス料理、前菜、スープ、メインディッシュの魚・肉、そしてデザートと続いた。ワインはもちろん「葡萄の城」白、赤。「料理おいしかったよ!」と好評だった。

ランチを楽しんで「牛久大仏」見学に向かう。暫く走るとバスの車窓に突如現れた大仏像に「ウワー 大きい!」と声があがる。それもその筈、青銅製立像では世界一の高さ120 m、奈良の大仏が掌に乗るという大きさでギネスブックに登録。「牛久阿弥陀大仏」が正式名、浄土真宗東本願寺の霊園・牛久浄苑に立っている。

満開のコスモス畑の彼方に巨大な牛久阿弥陀大仏


正門を入って大仏に向かう道の右側には折から満開のコスモスのお花畑が広がって目を奪われる。左側には桜並木と芝桜などの庭が広がっていて春の風景を思い浮かべながら大仏の内部へ。エレベーターで地上85 mの5階胸部展望台に。展望台と言っても像自体の美観上の配慮からスリット状に設けられた小窓からの展望だが、東西南北が見渡せ、天候次第で富士山やスカイツリーも見えるという眺望(残念ながらこの日は見えず)を楽しんでから階段沿いに降り、約3,400体の永代供養・胎内仏がある金色の3階、写経空間の2階など独特の世界を覗いた。

撮影提供場所で集合写真・・・牛久大仏様もご一緒に

時間の関係でゆっくり園内散策とはいかなかったが、予定のコースをすべて巡って帰途に。車中ではビンゴゲームに興じ、ワインや「電気ブラン」などの賞品がプレゼントされた。途中の渋滞などもあって予定よりやや遅れたが、18時、小平駅前に無事帰着。「楽しかったよ。また来年もよろしく」の声を残して解散となった。

(文=井垣、写真=荒木)

次回の第53回例会は、都合により第5金曜日11月30日(金)15:00-17:00、於カサグランデで。今年のボジョレ・ヌーボーを味わう会です。会費は2,000円+ワンコイン(任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名になったら締め切らせていただきます。早めに井垣(090-1196-1471)まで。