第57回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第57回例会を2月15日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年2月15日 15時-17時

・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、木本、國友、栗原、小林(弘)、篠原夫妻、冨平、野村、早川、村木、計14名 (50音順・敬称略)

厳しい寒さのなかに初参加の木本芳樹さんを含めた14名が集まって満席の会となった。前回の完飲みで持ち越しのワインがなく、ひょっとして足りなくなるのではとの心配もなんのその、この日の持参ワインは11本、暫く顔をみせなかった日本ワイン2本に、フランスはブルゴーニュとボルドー産が各2本、スペイン2本、オーストラリア1本、それに3月例会のお楽しみに残した2本。

初めての参加です。よろしく!

大きな体を小さくして? 新人です・・・

ソムリエ役の河崎さん欠席で代わりにその席のカードを引いたのが栗原稲門会会長。「私はここに座るだけ、冨平さんにおまかせ!」と冨平ソムリエ役奮闘の会となった。

「私はお味見係です・・・」「困ったものです(笑)」


「三寒四温とはなかなかいきませんが、元気に春を迎えましょう」との早川さん発声の乾杯で会は始まったが、グラスに注がれたのはオーストラリア産の珍しい赤のスパークリングワイン。村木さんのオーストラリア旅行土産だという。「甘いね」と会には初めて登場の味を楽しんだ。

まだかなあ~。山梨観光大使の話長い・・・


乾杯のあとはまず白ワインから。この日はボルドーとブルゴーニュ産の2本だけだったが、本場の白ワインをしっかり味わった後は、暫くぶりに登場の日本ワインの赤。期せずしてワイン生産を競う山梨と長野のライバル対決(?)。しかもラベルが「IZUTU WINE GOLD」、「SANYO WINE」とどちらも英文表示なのが面白い。まずは信州・桔梗ケ原メルローの井筒ワインの「ゴールド」ラベル。「前回のワイキキタイムで勉強したので、思い切って高い方のワインにしました。それに昨日はバレンタインデーでしたからネ」と持参の篠原夫人。「桔梗ケ原」と聞いて話題は映画「ウスケボーイズ」の話から、麻井宇介氏の薫陶を受けて北海道でワイン造りに励むワイナリーの新聞特集記事(日経)まで登場してワイン談義が弾んだ。このように参加者が持参のワインの説明をすることが多くなってきたのが最近の傾向で、研究会らしい雰囲気が増してきた。

ちょっと高いワインです! 思わず会長の手が伸びた・・・


カサグランデのオーナー夫人とスタッフがワイン研のために特別に調理の今日の料理は、「ブロッコリーの白和え 里いもの蕗みそ和え キャベツとわかめのからし酢しょうゆ和え」「豚しゃぶ水菜とセロリ添え」「ロールキャベツクリームソース」の三皿。「ワイン研の楽しみはワインよりもこの料理」との声も。

2本目の日本ワインは、山梨観光大使・早川さん持参の「SANYO WINE」。巨峰の産地として有名な山梨・牧丘地区でのヤマソービニオン樽熟成のこのワインの生産者・三養酒造の社名は、「美味しいぶどう酒を飲んで楽しく生きよう」と詠んだ唐代の漢詩「三養訓」に由来し、同社は全国で初めて巨峰からワインを造ったという。

資料の勉強、新聞の勉強、お味の勉強、いろいろ学びます

頃合いをみて「ワイキキタイム」に。前回のワインの市価(小売価格)の話に続いて、今回は「飲食店でのワインの価格設定のしくみ」がテーマ。「ワインバーやレストランなどの価格は小売価格の何倍で設定されているか」「ワインリストの一番安い1本はお得な場合が多い」「ワインリストで幅をとっているジャンルはその店が得意とする分野」などワインリストの見方のあれこれを学んだ(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」、永岡書店刊より)。

そのほか「前回質問が出たのでおさらいをします」と「ワイングラスの種類とその特徴」について2度目の学習、さらに「今こそ白の魅力を語ろう」という日経・日曜特集記事の紹介。「赤ワインが健康に良いということで日本のワインブームの一因になったが、1970年代後半から80年代にかけては、赤より白のほうが人気だったといい、日本固有の甲州種の白ワインが脚光を浴びている」との解説も付いてフランス・ブルゴーニュの白ワインの魅力が語られるレポート資料も配られて多彩なワイキキタイムとなった。

「どうぞ、どうぞ、スペイン産です」

「まだありますよ」「どうも、どうも」

勉強(?)の後は再び歓談タイムに。ボルドー、ブルゴーニュのメルロー、カベルネソービニヨン、スペインのシラー、テンプラニーリョなどいろいろなブドウから造られた赤ワインを味わいながら賑やかに談笑が続いて、あっという間の2時間が過ぎていきコーヒータイムに入った。最後に「3月はワイン研例会を挟んで、前日にニモクサロン、翌日に散策の会と同好会活動が続きますが、ワイン研をお忘れなく!」との締めがあって2月例会はいつもの賑やかさを残して終わった。


散会後は恒例・有志のカラオケタイム。例会初参加の木本さんも加わって9人がミラーボールのきらめくなかでの熱唱が相次いだ。

次回は3月15日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは3月9日(金).井垣(090-1196-1471)までお早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

第56回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第56回例会を1月18日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年1月18日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(徹)、河崎、國友、小林(弘)、佐藤(俊)、篠原夫妻、末次、冨平、早川、村木、計13名(50音順・敬称略)

平成26(2014)年1月にスタート、6年目を迎えたこの日、「今年もよろしく!」と13名が元気な顔を揃えた。新年はやはり本場のワインでというのか、集まったワインはフランス7本、イタリア2本、ドイツ1本とヨーロッパワインが大勢を占め、ニューワールド(オーストラリア)産が1本、国産・日本ワインはゼロという会としては珍しいワインの集まりとなった。参加者が思い思いに持ち寄るワインを飲むのが会のやり方とあって、毎回どんなワインが集まるかが参加者の楽しみだが、「高級ワインも飲みたいな!」の声に応えて新年の例会は会で準備した「高級ワイン」を味わうのが恒例となっている。

昨年を振り返って「収支決算」

さあ今年も頑張りましょう、「カンパイ!」

例年この高級ワイン選びを頼んでいた山本さんがこの日欠席とあって、今回は河崎さんが選んだ高級ワインで乾杯して今年をスタートすることにした。乾杯発声は「Q」カードを引いた國友さん。「今年もまた元気に過ごしましょう!」との声に合わせて威勢よく杯を上げた。
さて、乾杯をした「高級ワイン」とは? フランス・ブルゴーニュの「シャサーニュ・モンラッシェ・グラン・クリュ」。「モンラッシェ」といえばブルゴーニュ地方の有名な畑。「白ワインの聖地」ともいわれる同地方屈指のシャルドネ種100%の辛口白ワインを思い思いに味わった。

先輩達がお休みの今日は、いろいろ苦労があります

さて、いつものとおりどれから飲もうかと頭を悩ますソムリエ役。まずは、この日唯一のニューワールド・オーストラリア産のワインから。オーストラリア通の参加者たちの豪州談義をはじめ歓談が続くうちに次々とボトルの栓が抜かれていく。今回も活躍したのが前回登場のワインオープナー、「これは便利だ」と開栓を楽しむソムリエ役の二人。
白ワインが暫く続いて赤ワインに移っていく。注目はリパッソ製法で造られたイタリアの赤ワイン「コルテ・ジャーラ リパッソ ヴァルボリチェッラ」。「リパッソ製法」とはイタリア・ヴェネト州での赤ワイン造りの伝統的製法で、干しぶどうのような状態のブドウを搾って造る「アマローネ」の搾りかすに通常の赤ワインを注ぎ入れてさらに発酵させたものだという。

このワインはどんなワイン?

う~ん・・・今日はみんなで勉強?

頃合いをみて「ワイキキタイム」に。「ソムリエ試験の傾向と対策」から選んで続けた「クイズ出題」は「易しい問題を選ぶのが難しくなった(?)」として、ワイン知識の解説スタイルに戻った。今日のテーマは「ワインの価格」。ワインショップやデパート、スーパーなどで売られている市価(小売価格)について。「ワインのおいしさは、価格ではなく、原価に比例する」。「1本2000円以上になると、美味しいワインを安定して見つけられる」「1本10,000円以上になると原価は大体同じ、希少価値や付加価値によって価格が上昇する」「1,000円以下や前後の価格なら、ニューワールドがおすすめ」などワインの価格と味わいの関係について学んだ。【遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用】

説明書を読んで勉強

資料を読んで勉強! 今日はみんなで勉強?

今日のマリアージュ料理は、おせちをイメージした「カレー照りトマチキンロール 伊達巻き 蒲鉾添え」に続いて、「大根サラダ ゴマドレッシング和え」、「チキンとほうれん早のキッシュ」の三種。「今年もよろしく!」と店への気持ちを込めておいしくいただいた。

お皿が空になりワインを飲み干す頃、それでもやっぱりみんな笑顔に!

今回集まったヨーロッパワインは、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどお馴染みのブドウ種のほかに、あまり馴染みのないブドウ種のものが多かったのが特徴。ミューラー・トゥルガウ(ドイツ)、ネグロ・アマーロ、マルヴァジーア(イタリア)、ヴィオニエ(フランス)などのブドウで造られたワインだったが、果たして皆さん気付いただろうか?今回はいつも話題をふりまく常連の先輩たちが欠席とあっていつもの賑やかさとまではいかなかったが、持参のワインについての説明や質問などワイン談義も含めての歓談が続いて、やがてコーヒータイムに。今回は結局9本のワインを空けて、2本を次回のお楽しみにして散会となった。

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。7人が参加して1時間半、夫々の持ち歌を存分に歌って新年に弾みをつけた。

次回は2月15日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは2月9日(金)。井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第55回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第55回例会を12月21日(金)に開催しました。
・日 時: 平成30年12月21日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、國友、栗原、小林(弘)、篠原夫妻、末次、冨平、野村、早川、松村、計16名(50音順・敬称略)

小平稲門会設立30周年に当たる平成最後の年を締めくくる同好会活動となった第55回例会は、定員を超える16名が参加して行われた。この日テーブルに並んだのは日本のワインが6本、本場フランスが4本、イタリア、チリ各1本の12本。日本のワインが半分を占めたが、うち3本は前回の持越し分。実は11月例会は日本ワインを味わわない初めての会でもあった。 
それならば日本ワインの乾杯で始めようと、野村さんの発声で声高らかに杯をあげたのは「TOKYO 2016」と名付けた信州・桔梗ケ原で栽培のオレゴン種のスパークリングワイン。ワイン研ではお馴染みの東京ワイナリー(練馬)を第1号にして東京には現在4ワイナリーが誕生しているが、その一つ「深川ワイナリー」(門前仲町)が2016年に初めて売り出したもので、独特のネーミングとキャラ「ワインマン」を描いたラベルを珍し気に眺める会員も居て、東京に吹く新しいワインの風を感じさせた。

野村さんの音頭で乾杯! 日本ワイン「TOKYO 2016」(手前右端)

次いで、伝統あるイタリア、フランス・ボルドーのシャルドネ種白ワインを味わって赤ワインに移っていく。先ずはボルドー・メドック産の「LADY G」から。そのラベルを「レディ ガガ?」と読んだ会員も出て笑いを誘い、ここでも味よりラベルが話題になったほか、最近買った4Kテレビの話や好調ワセ・スポの話などいつもながらの賑やかさになっていった。
この日の注目は新登場のワインオープナー。ワイナリーツアーで訪れた牛久ワイナリーのワインショップで試飲用のボトルを次々と軽々開けるのを見て興味を持った篠原さんが買い求めた品。「最速3秒でコルクが抜ける」というこのオープナー(
ラクリスコルクスクリュー)を早速試してみたソムリエ役のご両人、「これは楽で良い!」と驚いた。

「3秒お待ちください!」ソムリエさんのお仕事にも余裕が?

頃合いをみて「ワイキキタイムです」との声に「待ってました」と拍手もあって、5問クイズの用紙が配られ暫しの静寂が。山梨に追いつけ追い越せと長野県が県内4つの地区に設定したワインバレーについての質問や、イタリア、イギリス、ニューヨーク州各地のワインについて、さらにワインの甘みの由来などの質問5問。正解の発表に「当たった!」と変な喜び声や「え!?」と意外そうな声などが交じるなか、それぞれの解答の解説がされた。

左列は余裕かな? 右列は・・・頭抱えちゃったよ! 3人で相談?

ワインとマリアージュの今日の料理は、「トルティーヤ2種」、「和風ドレッシング」、「クリスマスミートローフ」の3皿。中でも「ミートローフ」はクリスマスツリーをイメージして作られていて、いつもながらの料理の工夫に感謝、感謝!

心遣いのこもったクリスマス料理にみんな子供みたいに歓声!

お勉強の後はまた歓談タイムに。テーブルがおよそ3つのグループになって談笑が続いたが、伊藤(順)先生の「近頃肩が凝ってね」という話を聞いた隣の篠原さんがやおら立ち上がって先生の肩を揉みはじめたが、それを見た篠原夫人が「私の方が上手ですよ」と交代、一層和やかな雰囲気に。次々と空いていくボトルには,解禁からひと月遅れで飲むボージョレヌーボーのほか、12月初めに開催された信州・宮田村と銀座を結ぶ「ワインまつり」に参加して得た「紫輝」など今年の新酒に加えて、ツアー土産、巨峰のロゼ「葡萄の城」など日本ワインが続いた。

うちの奥さんの肩もみ巧いんですよ…(幸せなご主人めっ!!!)

テーブルに並んだボトルが殆ど空になってコーヒータイムに入るところで、ワイン研会長からお願いが二つ。一つは30周年記念のメインイベントとして招いた「早稲田吹奏楽団」の第80回定期演奏会(1月12日・府中の森芸術劇場)の案内。もう一つはワイン研例会会費の件。現行の会費2,000円は据え置きながら、ワイン不持参者の「プラスワンコイン(任意)」はワイン持参者とのバランスを考えて、更にワンコインを加える「1,000円」(計3,000円)としたいとの報告があり、次回から実施のこととなった。

真面目に来年のお話。もちろん「異議な~し!」

毎月お世話になるカサグランデに感謝の気持ちを伝えるのが12月例会の慣わし。店のスタッフ代表にワイン研会長からお礼のことばとともに心ばかりの品を手渡し、全員が拍手で感謝の気持ちを伝えた。次いで、ワインパ-ティも含めて毎回ソムリエ役を務めてもらった河崎さん、冨平さんにも感謝の印としてカサグランデ・ラスクが贈られた。そしてこの二人が最後に残しておいたデザートワイン「サドヤ・オーナーヴ」(赤ワインに砂糖・ブランデーを添加した酒精強化ワイン)が皆のグラスに注がれ、栗原稲門会会長の発声で「新年が良い年でありますように!」と乾杯してこの日持ち寄りのワインすべてを飲み干して今年5年目の例会を賑やかなうちに終えた。

今年も有難うございました…

1年間ソムリエを引き受けてくれたお二人にも感謝の気持ち

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。平成最後の歳末カラオケとあって11人が集い、時間を延長して独唱・合唱取り混ぜて熱唱し、心地よいワインの酔いを発散させた。

次回は1月18日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込みは14名まで受付。但し、12月27日現在既に満席になっています。

(文=井垣、写真=荒木)

第54回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第54回例会を11月30日(金)に開催しました。

・日 時: 平成30年11月30日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、小林(弘)、國友、佐藤(俊)、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、山本、計16名  (50音順・敬称略)

小春日和のこの日、ワイナリーツアーを挟んで2か月ぶりのカサグランデでの例会。11月例会はボジョレ・ヌーヴォー解禁翌日の開催が通例だが、今年は都合で2週間遅れの「ボジョレ・ヌーヴォーを味わう会」となった。参加者も定員を超えていささか窮屈な座席ながら、暫くぶりの例会とあって持ち込みワインも、ボジョレ・ヌーヴォーを含めたフランスワイン4本に加えて、アメリカ、チリ(3)、イタリア、南ア、アルゼンチン、ワイナリーツアー土産のワイン(2)、それにベトナム土産の焼酎まで加わっての14本がテーブルに並んだ。

国友さんの音頭でにこやかに「乾杯!!」

会は乾杯役カードを引いた國友さんの発声、荒木さんがカメラを構えるお馴染みの形で、カリフォルニア産白ワインを手に「カンパーイ!」と威勢よく会は始まった。が、最初に10月・ワイナリーツアーの会計報告といささか無粋な報告が。でも「今回初めて赤字を出さずに終わりました」との報告に思わず拍手も。続いて例会に初参加の小林弘子さんのあいさつに「エッ! 初めて?」とびっくりの声。それもそのはずツアーには毎回参加、他の同好会でもすでに顔なじみの人。

歓迎!! 初参加?の小林さん

乾杯の後は、当然ながらフランスの「ボジョレ・ヌーヴォー」2本から。まずは樹齢40年の古樹の手摘ぶどうのヌーヴォー「ドメーヌ・ド・ラ・プレーニュ」、ラベルの「猫」が可愛いと毎年評判だという。迷ったらラベルデザインで選んで思いがけないワインに出会う楽しみ方もあるようだと。次いでのヌーヴォーは700年以上の歴史を持つブルゴーニュ最古のワイナリー「ラウル・クラージェ」と2本の新酒を味わった。

大歓迎!! ボジョレ・ヌーヴォー!!

ワインを飲みながらのこの日の話題の中心はワセ・スポの健闘ぶり。2日後に迫ったラグビー「早明戦」。明治を破って8年ぶりの優勝を期待する声の一方で、帝京を破った明治の強さに一抹の不安の声も。「大丈夫勝てますよ!」とは事情に詳しい元体育局長の伊藤(順)先生の予想。「ラグビーだけでなく、バレーは4冠、テニスだってワセダは頑張っているヨ」などと先生からは、Eスクールで頑張る羽生結弦選手の文武両道ぶりも紹介されて、ひとしきりワセ・スポ選手たちの話で盛り上がった。

今年の早稲田スポーツは「半端ない強さ!!」・・・伊藤先生談

「次はこれでいきましょう」とワインを選ぶソムリエ役の二人の姿もすっかり板について、参加者持ち寄りの世界各国のワインが次々に空いていくが、話に夢中で味わい損なう人も出る。恒例の「ワイキキタイム」は暫くぶりのクイズ出題。「ワインの味わいの“苦味”は何に由来するか」から「チーズ」「酒税法」「ブドウの栽培方式」などについての5問。「難しいなー」という声に「これでもソムリエ試験問題の中から易しい問題を探したのですよ」とのワイン研会長の冷たい(?)声を聞きながら頭をひねった。

ソムリエさんは実地試験中?

毎回の楽しみは間をおいて配られるカサグランデ特製の料理。「大根サラダ」のあとのは、珍しい2種類の「トルティーヤ」。すり潰したトウモロコシから作るメキシコ、アメリカ南西部などの伝統的な薄焼きパンのことで、小麦粉から作られたものも「トルティーヤ」と呼ぶとか。さらに「鶏のもも肉ときのこのグラタン」と続いて次々と味わう赤ワインを一層引き立ててくれた。
飲むうち、話すうちに時間は過ぎて行き、最後の締めは「カミヤシャトーの巨峰・ロゼでいこう」というソムリエ役の目論見に割って入ったのが、なんとワインならぬアルコール度45%のベトナム焼酎。実は夏にベトナムに遊んだワイン研常連たちが空港で「ワイン」と間違えて買ったベトナム土産。9月例会からの持ち越しとあって「では、飲もう!」と空けたがアッと言う間に空になってワイン研常連の飲兵衛ぶりを遺憾なく発揮した。

ベトナム焼酎を試飲しています・・・ちょっとこわごわ?

コーヒータイムに入って、ワイン研会長から「お知らせ」が三つ。一つは、「紫輝」ワインでお馴染みの信州・宮田村のワインまつり会場と銀座をネットで結んで行われる「ワインまつりIN 銀座 NAGANO」の案内。「参加します」と早速3人の手があがった。そのほか、映画「おかえり、ブルゴーニュへ」の上映案内と、西原春夫元早大総長の講演会「世界における日本の役割」(12月9日・於ルネこだいら)の案内などがされ、「とても楽しかったです!」との小林さん初参加の感想に拍手を送ったところで定刻となり、14本中11本を空け、ツアー土産など3本を次回の楽しみに残して第54回例会を終えた。

ハ~イ! ワインまつり参加しま~す

散会後は有志のカラオケタイム。いつものとおり賑やかに9人が程よい酔いに乗せて得意の歌を熱唱した。

次回、第55回例会は、12月21日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参ない方は+500円)。参加申込みは14名まで受付。申込み締切は12月16日(日)ですが、例月早く満席になっています。早目に井垣(090-1196-1471)までお願いします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第5回ワイナリー見学ツアー報告

10月の第53回ワイン研究会は、「第5回ワイナリー見学ツアー」として行いました。

・日  時:平成30年10月26日 8時40分出発-18時00分帰着
・訪問先:牛久シャトー、牛久大仏(茨城・牛久市)
・参加者:24名(50音順・敬称略)
井垣、伊藤(徹)、小川、小平、河崎、国友、栗原、篠原、志村、末次、滝沢、冨平、野村、福田、山本、横田(以上 男性16名)
荒木、小林(弘)、坂本、篠原、内藤、浜田、福田、片岡(以上 女性8名)

今回のツアーは、関東地区ワイナリー巡りとして一昨年の足利(栃木)に続いて牛久市(茨城)の「牛久シャトー」と「牛久大仏」を訪れた。ツアーも5回目とあって今年は少し視点を変えたワイナリー見学。牛久シャトー(旧 カミヤシャトー)は、「電気ブラン」で知られる「神谷バー」となる「みかはや銘酒店」を浅草で開いた(明治13 [1880]年)、神谷傳兵衛が自らの病気が葡萄酒の滋養効果で治癒した経験からワイン醸造を夢見て牛久の地に開設した日本初の本格的醸造場。フランス・ボルドーの様式を採り入れた煉瓦造りの建物3棟は国の重要文化財に指定されているというので、わが国ワイン醸造の歴史を訪ねるツアーとなったもの。

バスの中は賑やかそう!!

快晴とはいかなかったがまずまずのツアー日和のこの日、ルネこだいら傍に三々五々集まった参加者は24名。その1/3が女性とあって一段と和やかな雰囲気のなかバスは圏央道を牛久IC目指して走った。牛久シャトーでは案内係は付かず「シャトー内はご自由にどうぞ!」というスタイルなので、ワイナリーの案内チラシが配られて事前に車内での「ワイキキタイム」(?)。走ること2時間半、缶ビール片手の人もいて、賑やかにおしゃべりが続くうちに「牛久シャトー」に着いた。

シャトーカミヤの本館の前で

まずは一行を出迎えた正面の煉瓦造りの瀟洒な洋風建物は牛久シャトーのシンボルという本館で、明治36(1903)年建設の国の重要文化財。「それにしては新しいな」と不思議な気持がしたが、実はカミヤシャトーの事務室だったこの建物のほか、全ての建物が東日本大震災で煉瓦積のズレや煉瓦の脱落など躯体に被害をうけ、5年の歳月をかけて復元復旧したばかりというので納得 !

牛久シャトーの歴史がわかる展示の数々

地下のワイン熟成、貯蔵施設・・・もしかして商談中ですか?

収穫したばかりのぶどうの仕込み作業を窓から覗かせて頂きました

本館を通って、今は「神谷傳兵衛記念館」になっている地上2階、地下1階の旧発酵室へ。本館と同じく煉瓦造りの重要文化財。2階には牛久シャトーの歴史がわかる創業者・神谷傳兵衛らやカミヤシャトーを訪れた板垣退助など要人の写真類、創業期のワイン生産の道具や機器など、日本初の本格的醸造場が伺われる展示の数々を見て回って地下のワイン熟成、貯蔵施設へ。 貯蔵樽がズラリと並ぶ温度・湿度が最適になる天然の貯蔵施設の暗い通路の先に突然明るい一室が現れた。部屋では園内のぶどう畑で今年収穫したばかりのぶどうの仕込み作業の最中で、ここだけに現代ワイナリーの姿が見て取れた。地下の旧発酵室から続くワインセラーでは牛久シャトーのオリジナルワイン「葡萄の城」やボルドーを始め各国ワインがズラリと並んでいた。別棟のスーベニアショップでは「葡萄の城」の試飲サービスもあって牛久シャトーブランドを味わったり、お土産に買ったり。

ワインセラー・・・憧れのワインを試飲させて頂きました

お食事の用意が出来るまで待つのも楽しいですね

園内には「オエノンミュージアム」という名の建物も。「オエノン」ってチョット聞き慣れない名だが、実は牛久シャトーは「蜂ブドウ酒」でお馴染みの合同酒精(株)の一部門で、同社を母体とする持株会社・オエノンホールディング(株)の名。「オエノ」はギリシャ神話に出てくるすべてを酒に変える女神の名で、バイオの象徴、それに多角化を目指す「オン」を加えて社名にしたという。同グループの歴史と現状の展示のあるこのミュージアムも見たりしての参加者はそれぞれ自由に各施設を見学したあとは、お待ちかね「ランチタイム」に。

今日一番幸せなひととき・・・

ランチは「レストランキャノン」で。この建物も煉瓦造りの旧ワイン貯蔵庫で重要文化財に指定され、長方形の構造を活かしてレストランに改造したもの。ランチはフランス料理、前菜、スープ、メインディッシュの魚・肉、そしてデザートと続いた。ワインはもちろん「葡萄の城」白、赤。「料理おいしかったよ!」と好評だった。

ランチを楽しんで「牛久大仏」見学に向かう。暫く走るとバスの車窓に突如現れた大仏像に「ウワー 大きい!」と声があがる。それもその筈、青銅製立像では世界一の高さ120 m、奈良の大仏が掌に乗るという大きさでギネスブックに登録。「牛久阿弥陀大仏」が正式名、浄土真宗東本願寺の霊園・牛久浄苑に立っている。

満開のコスモス畑の彼方に巨大な牛久阿弥陀大仏


正門を入って大仏に向かう道の右側には折から満開のコスモスのお花畑が広がって目を奪われる。左側には桜並木と芝桜などの庭が広がっていて春の風景を思い浮かべながら大仏の内部へ。エレベーターで地上85 mの5階胸部展望台に。展望台と言っても像自体の美観上の配慮からスリット状に設けられた小窓からの展望だが、東西南北が見渡せ、天候次第で富士山やスカイツリーも見えるという眺望(残念ながらこの日は見えず)を楽しんでから階段沿いに降り、約3,400体の永代供養・胎内仏がある金色の3階、写経空間の2階など独特の世界を覗いた。

撮影提供場所で集合写真・・・牛久大仏様もご一緒に

時間の関係でゆっくり園内散策とはいかなかったが、予定のコースをすべて巡って帰途に。車中ではビンゴゲームに興じ、ワインや「電気ブラン」などの賞品がプレゼントされた。途中の渋滞などもあって予定よりやや遅れたが、18時、小平駅前に無事帰着。「楽しかったよ。また来年もよろしく」の声を残して解散となった。

(文=井垣、写真=荒木)

次回の第53回例会は、都合により第5金曜日11月30日(金)15:00-17:00、於カサグランデで。今年のボジョレ・ヌーボーを味わう会です。会費は2,000円+ワンコイン(任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名になったら締め切らせていただきます。早めに井垣(090-1196-1471)まで。

第52回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第52回例会を9月21日(金)に開催しました。

・日 時: 平成30年9月21日  15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川(裕)、河崎、國友、佐藤(俊)、篠原夫妻、冨平、野村、早川、村木、山本、計15名(50音順・敬称略)

8月を休んで2か月振りの例会、小雨の中を集まった14名に現役早大生が加わるサプライズ例会となった。持ち寄りのワインが11本。フランス産4、イタリア産3、日本ワイン2に加えて南ア、アルゼンチンと相変わらずの賑やかさ。

年の差○○歳も何のその。「まずは乾杯!!」

ワイン研会長から、「今日は我々の孫世代と言っても良い若いゲストが参加です」と特別参加の早大生・小川裕太郎君(理工・建築科2年)の紹介で始まった。まずは今日の乾杯役・國友さんの発声で小川君歓迎も含めて勢いよく「カンパーイ」の声が部屋に響いた。乾杯ワインは「キスヴィンスパークリング」。6月のワインパーティーに招いた斎藤まゆさんからのプレゼント。

「先輩に会いに行こう」企画の様子をタブレットで説明

何故現役が参加? といぶかる皆に小川君が自己紹介。説明によると大学教務部が行った9月4日-7日の「先輩に会いに行こう! 山梨県編」企画に参加、訪ねた先輩の一人が「ワイン造りは喜びそのもの!」というキスヴィンの斎藤まゆ先輩だった。斎藤さんからワイン造りの話を聴き、実際にシャルドネ収穫の実体験もした。話すうちに「小平に住んでるならワイン研を訪ねたら」と斎藤さんに紹介されて参加したという。20歳になったばかりの若人、近くに坐った会員からの質問攻めに会ってこの日の人気を独り占めにした。

一升瓶も氷で冷やしながらのデカンタに移してお洒落に

今回のワインの注目は「甲州辛口」(山梨・モンデ酒造)の一升瓶(1800mL)。グラスにどうして注ごうかとソムリエ役は思案したが、心配無用。荒木さんが「叔父の形見です」とデカンタを持参。お蔭でこれに移して順次皆のグラスに注いでスマートに飲むことができた。
日本ワインの代表・甲州種に続けて本場フランス・シャブリのシャルドネ、南アのシュナンブランス種と白ワインを味わううちに「サンマには白が合うね」との声にサンマの焼き方やら「今年のサンマは大きくって美味しい」としばしサンマ談義に花が咲いた。サンマといえば、この日のカサグランデのマリアージュ料理は「さつま芋 人参 きゅうりのマスタード入りマヨネーズ和え」「スタッフド エッグプラント」「チキン南蛮スパゲッティ添え」の三種。いつもながらの店の心尽くしに感謝。

井垣会長の資料は凄いなあ~~皆さん大絶賛。大学生もびっくり

話が弾むうち、恒例の「ワイキキタイム」に。飲むだけでなくワイン業界の動きを知っておくのも当会の勉強の一つ。今回は最近のワインに関する新聞記事などの紹介。まず、世界的猛暑で農産物が大きなダメージを受けるなかで「強い日差しで糖度高まりワインは当たり年? 来夏のお楽しみ」(日経)、ワイン研でゲストに招いた越後屋美和さんの「東京ワイナリー」で、練馬区が主導して練馬産ワインに注力、都市農業のPRをしていく記事(日経)、国内製造ワインの「表示ルール」が10月から厳しくなる(日経)、今世界的にロゼワインの人気が高まっている(朝日)に加えて、「ワインはどこで保管するか」など家ワインの基礎知識や楽しむワイングッズの紹介(JCBプレミアム誌)。しばし飲む手を休めて資料を読み込んだ。

会の進行は2人のソムリエさんに任せて・・・(ご苦労様です!)

白を飲み干して赤に。フランス・ボルドーのメルロやピノ・ノワール、イタリアのサンジョヴェーゼ種ワインなどが空いていくが、今回は持参者の説明も少なく、いまやすっかりソムリエ役に定着の河崎さん、冨平さんに開ける順序をまかせてもっぱら会話と飲み方にまわった参加者たち。学生さんが参加だからというわけでもなかろうが、いつの間にか山本・伊藤(順)の両米寿先輩の学生時代の写真まで登場するなどいつもながらの賑やかさのなかで時間が過ぎていった。

「小川君、またお出で!」「総会に来ると良い」「BBQが良いよ」

コーヒータイムになって、ワイン研会長から10月封切の映画「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児」の紹介があった。シャトーメルシャンでワイン醸造を手掛け晩年はワインコンサルタントとなった麻井宇介氏を師と仰ぐ山梨大学大学院のワイン研究仲間たちが「日本ワイン」の道を開拓していく実話に基づくもの。ワイン研と映画研究会のコラボで30周年記念イベントに参加の「ウスケボーイズ」映画鑑賞会を10月22日(月)に開催するとのこと(詳細は稲門会HP参照・参加申込受付中)。そして、最後に小川君の「楽しかった」との感想を聞いて例会は 賑やかなうちに終えた。この日飲んだワインは一升瓶を含めて8本、3本を次回に持ち越しとした。

散会後は有志のカラオケタイム。参加の7名は店の「新装記念超格安料金」の恩恵を受けての楽しい一時を過ごした。

次回は10月26日(金)に5回目の恒例ワイナリーツアー。今年は「電気ブラン」でお馴染み浅草・神谷バーを開いた神谷傳兵衛氏が、茨城・牛久に開設したわが国最初の本格的醸造場といわれる「牛久シャトー」に行きます。すでに多くの申し込みを受けています。11月の例会は都合により第3金曜日ではなく「第5金曜日の30日」ですのでご注意ください。

(文=井垣、写真=荒木)

第51回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第51回例会を7月20日(金)に開催しました。

・日 時: 平成30年7月20日  15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者:井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、國友、篠原夫妻、末次、冨平、増田、村木、山本、計13名(50音順・敬称略)

連日の暑さのなか、次なる50回へとスタートのこの日、世話役兼写真担当の荒木さん欠席で、出席は13人。持ち寄りのワインが11本。本場フランス産5本、日本ワイン2本に加えてギリシャ、ベトナム、スロヴェニア産の珍しいワイン、赤、白、ロゼ、スパークリングと各種ワインが揃った。

会長からワインパーティーのお礼とご報告

ワイン研会長から、前回のワインパーティーの盛会と準備段階からの協力へのお礼の挨拶と会計報告のあと、乾杯役カードを引いた篠原(哲)さんの「一足早い暑気払いを!」の声に合わせて乾杯をして会はスタート。

篠原さんの声に合わせて乾杯!

暑い日は冷えた白ワインからと始めたが、この日一番の話題はベトナム。というのはワイン研常連など有志9名がベトナムツアーに参加。その土産話の中心は当然にベトナムのワイン事情。お土産ワインは、ベトナムの避暑地・ダラットで生産の「ヴァン・ダラット」赤・白2本、ベトナムワインと言えば「ダラット」といわれる有名ブランドだという。

お土産の「ヴァン・ダラット」とベトナムの写真(作者國友さん)

ところが、ワイン研へのお土産は帰途空港で、と考えた常連たちだったが、空港売店はフランス産ワインばかり。焦った彼ら、やっと「ワイン」とラベルに表示のボトルを確保して一安心。しかし帰国してよくよく見るとラベルに「麦」の絵と「アルコール43度」とあってビックリ。どうやら焼酎の類らしいと、あわてて「ヴァン・ダラット」を買いに走ったという。「日本で買ったので2本にしました」とダジャレも飛んだ。「良ければ次回43度ワイン(?)持参します」とのこと。乞うご期待!

「ダラット」は肉よりもサラダ料理に合うといわれるが、この日のカサ グランデ特製料理は「キャベツと鶏胸肉のサラダ」「焼きタマネギのツナマヨネーズソース」「なすと豚しゃぶのゴマ酢醤油がけ」の三皿。いつもながらの心尽くし料理にワインも進んだ。

スタッフの皆さんも一休みしてご馳走様

前回のワインパーティーに続けて再度ギリシャワインが登場。高橋真梨子歌う「海の色に染まるギリシャのワイン」(桃色吐息)を聴いて興味をもったという山本さんのギリシャワインについての説明を聞きながら、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島の地ブドウ「アシルティコ」種のワインを味わった。

ギリシャワイン? 物知りの山本さん(右)

恒例の「ワイキキタイム」。今回はチョッピリ遊び心を入れての「性格&ワイン診断」。好みのワインは性格で決まる―という訳で、配られたチャートの質問に「YES」「NO」と答えていくと、AタイプからHタイプのうち自分にぴったりのタイプがわかるという性格判断(Wine Style誌より引用)。「これは面白い!」と取り組んだ結果、一番多かった(5名)タイプがF型の「メルロータイプ」。このタイプは「平和主義の癒しキャラ=揉め事が大嫌いな調整型。いやな仕事も笑顔で引き受ける寛容な性格です・・・」との解説に、「ナルホド!」と納得の顔も。

エッ! 君がGタイプ? 右は性格判断解説書

性格判断を楽しんだあとは、「ホームパーティー 何でもてなす?」の新聞特集記事(6/3日経)の紹介。「銘柄伏せて持ち寄るのも一興」とワイン研方式の持ち寄りパーティーを勧めていた。

次々とボトルを開けて歓談が続き時間も残り少なくなって、ワイン研会長からいくつかの連絡事項が話された。
●年内のワイン研日程。8月は休み。9月は21日(金)、10月は26日(金)に第5回ワイナリーツアー、11月は定例開催日が30周年記念イベントの温泉旅行(温泉を楽しむ会・楽農会・美術館を巡る会共催)とぶつかるため、第5金曜日(30日)に変更. と年内の予定変更が告げられた。
●10月に第5回ワイナリーツアーの案内も。今年は茨城の牛久ワイナリーへ。ご存知「浅草の神谷バー」の創設者・神谷伝兵衛が牛久に建てた日本初の本格的ワイナリー・神谷シャトーと牛久大仏観光を予定。案内と同時に参加申込の手が挙がって、初日に13名が申し込む好調なスタートとなった。
●次いで30周年記念誌の第5部「会員随想」への寄稿要請と続いたあとに、今回の第51回例会で50回出席となった伊藤徹さんにワイン研会長から「精勤賞」としてカサ グランデ・ラスクが贈られた。また、多くの参加者が伊藤夫人の趣味の手芸を活かした手製のワインボトル入れを貰っていて「奥様にもお礼の拍手を!」の声と拍手が送られて、いつもながらの賑やかさのうちに第49回例会はお開きとなった。

精勤賞のプレゼントを前に50回出席の伊藤(徹)さん(中央)

散会後は有志のカラオケタイム。カラオケ常連の欠席はあったものの7名が参加、「ギリシャのワイン~」と桃色吐息を歌うなど、賑やかに過ぎていった。

次回8月は夏休み、第52回例会は、9月21日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。

(文=井垣、写真=國友・山本)

第50回ワイン研究会 報告

小平稲門会設立30周年記念イベント参加企画

ワイン研究会の第50回例会をワインパーティーとして6月17日(日)に開催しました。

・日 時: 平成30年6月17日(日)  15時―17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者:次の34名 (50音順・敬称略)
☆荒木彌榮子、井垣昭、伊藤順蔵、伊藤徹、大島二典、大野照臧、小川浩史、小平道彦、片岡洋子、上村護、河崎健治、國友康邦、栗原政博、小林弘子、坂本由美子、佐藤俊雄、篠原哲、篠原泰子、志村智雄、末次浩一郎、滝沢公夫、冨平茂、野村吉弘、浜田春美、早川三雄、福田豊、増田峰夫、松村純夫、村木央明、山本浩 (以上、小平稲門会会員及び関係者)
☆青木壮司 (国分寺稲門会&小平稲門会)
☆佐野信男、高橋隆門 (西東京稲門会)
☆斎藤まゆ (Kisvin ワイナリー・甲府稲門会)

ワイン研究会が発足して5年目、4回のワイナリーツアーを含めて50回を数える節目の例会を、小平稲門会30周年記念イベントも兼ねて祝おうとワインパーティーを企画。例会会場としてお世話になってきた「カサ グランデ」を借切っての開催。過去の例会およびツアーに参加した総計44名のうち31名の参加申込みに加え、西東京稲門会「ワインを愛する会」の2名を含めて初参加が3名と、総計34名が参加してのパーティーとなった。

34名大集合の記念写真 。「ハイ チーズ!」

梅雨の晴れ間となったこの日、ワインを手に三々五々集まった参加者は、受付で座席を決める札を引くというワイン研お馴染みの方法で7つのテーブルに着く。持参のワインを手にした参加者を一人ずつカメラに収めていく荒木さん。持参ワインの記録のためのもの。
中央の丸テーブルに色とりどりのワインが並んでゆく。なかには1升びんの顔も。
ワインテーブルを挟んで左右にビュッフェ形式の料理台。テーブルに活けられたアジサイの花が会場を彩るなか、カサグランデのオーナー夫人と調理好き女性スタッフが用意した「わかめときゅうりの酢の物」「3種のバケット」「ツナのリェット、なすミート、鯖トマト」「ウインナーパイ」「ミートローフ」「サラダスパゲッティ」などの料理も開会を待った。

素敵なパーティー料理が並んだテーブル

斎藤さんからのキスヴィン甲州レゼルヴ

会は、「祝 小平稲門会30周年」の横断幕を囲んで全員がにこやかに記念撮影するところから始まった。そして、ワイン研会長の開会あいさつとゲストや初参加者の紹介がされる中、この日のソムリエ役の河崎・冨平・松村さんが乾杯用ワインを各テーブルに注いでまわる。ワインはもちろん「キスヴィン・スパークリング」。この日のゲスト・斎藤まゆさんからの差入れもあっていつもと違ってグラスにはタップリ。「久しぶりに本来の量だね」との常連の声も。

乾杯の発声は栗原稲門会会長。50回例会と稲門会30周年を祝い参加者の益々の健勝を皆で祈って「カンパーイ!」の声が会場に響いた。

栗原会長の発声で「カンパーイ!」

会の前半は、テーブル毎の5人での歓談タイム。それぞれが料理をとりワインをお代わりしながら賑やかに談笑が続いたところで、ワイン研ではすっかりお馴染みの斎藤さんのトークタイムに。ワイン研に招いたのがきっかけになって推薦校友になった彼女が、今や日本だけでなく世界的に注目を浴びているキスヴィンの最近の様子を披露し、世界に通じるワイン造りへの意気込みを語った。また、「醸造中の貯蔵樽を叩いたり、栓を抜こうとしたツアー客は初めてでした」と昨年のワイン研ツアーの時の話に当該の会員を慌てさせたり、質問に答えて、早稲田に入学した頃はお笑い芸人になりたかった話なども披露して和やかな時間となった。

斎藤さんの話に聞き入る伊藤前会長と皆さん

会は再び歓談タイムに。今度はテーブルを離れての参加者交流とあって、グラス片手に他テーブルに移って話したり、立っての談笑であったり会場は一層賑やかさを増した。

大活躍のソムリエさん達をねぎらって・・・お疲れ様!!

例会の定番「ワイキキタイム」はパーティーでも欠かせない。初参加者もいるのでと、過去のクイズから2択問題が5問の復習版。〇か×かを手を挙げて答え、5問正解者には賞品をという趣向。進行は末次さんが担当。「日本に初めて入ったワインはポルトガルのワイン?」などの5問に全員が参加した結果11名が全問正解、賞品の「カサ グランデ・ラスク」を手にした。

斎藤さんが手を上げないなら・・・この問題は「×」かな?

こうした趣向を含めながら参加者の談笑はさらに弾んで会が一層盛り上がるなかで予定の時間が過ぎていった。この日集まったワインは計25本、そのうち4本を次回例会に残してあとは飲み干し、盛会裏に50回と30周年を記念するワインパーティーは終了した。
参加いただいた皆さんありがとうございました。


散会後はいつものとおり有志のカラオケタイムとなったが、斎藤さん、青木さんに西東京のカラオケ同好会会長の高橋さんも加わり、なんと16名が参加しての豪華カラオケタイムとなった。

次回の第51回例会はいつものスタイルで、7月20日(金)15:00-17:00、「カサ グランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方。ワイン持参ない方は+ワンコイン)。ただし、参加申込みは14名まで受付。申し込み締切りは7月15日(日)ですが、早目に井垣(090-1196-1471)までお願いします。

(文=井垣、写真=國友・荒木)

 

第49回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第49回例会を5月18日(金)に開催しました。

・日 時: 平成30年5月18日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(
順)、伊藤(徹)、河崎、国友、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、増田、村木、計14名 (50音順・敬称略)

風薫る5月とは思えぬ蒸し暑さのなかに集まった14名。持ち寄りワインも  フランス、イタリア、ルーマニアのほかに、スペイン、チリ、日本のワインが各2本と国際色豊か。会費集めから、持参ワインの記録まで開会前の慌ただしさの中を自発的に協力の常連会員のお蔭でいつものとおり定刻にスタートしたが・・・。

「早く始まらないかなあ~」。でも、お行儀よく待ちます

「乾杯の前にお願い!」と立ち上がった村木さん、今年の稲門祭記念品への協力を求めたが、例会出席の会員以外にも、村山久子先輩(昭29・文)がカサグランデ来店の折に「記念品申込み費用」を 店に託されていたことを知って「ムラキ、カンゲキ!」。今年も目標達成に向けての協力を願って乾杯へ。

「村山先輩有難うございます!!」

「Q」カードを引き当てた野村さんの発声で乾杯したのは、この日唯一のフランスワインで。ブルゴーニュの白「トラン マコン・ヴィラージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ2013」でまずは本場の味を味わって、歓談タイムに。

お待ちかねの「カンパイ!!」。しみいるフランスワインの味

毎回トランプカードを引いて座席を決めるので、誰と隣り合わせになるかもこの会の楽しみ(?)の一つ。、ワインを飲みながら周りの人たちとの会話が弾んでいくが、この日の話題はやはりアメリカンフットボール。なかには「早稲田にもアメフト部もあるの?」という無関心派もいて、「もちろん。強いよ。高等学院アメフト部の出身選手が主力さ」「昔はアメラグ(アメリカンラグビーの略)と言ってたね」などアメフト談義に花が咲いた。
サラダや魚介類に合うというチリのヴィクター・ソーヴィニヨンをグラスに注いだところに、タイミング良く「サーモンとトマトのサラダ」が運ばれる。 このほか、「ツナのリエット」「新玉ねぎとひき肉」と相変わらずのお店心尽くしのメニューでマリアージュ。

一頻り賑やかに会話が弾んだあとは、お待ちかね(?)「ワイキキタイム」に。「ソムリエ試験・傾向と対策」と称してのクイズも4回目。「ぶどうの手摘み作業の長所」「ワインの外観(色調)」を問う質問や「白酒(バイチュウ)など中国酒」についても問う6問に取り組んだ(問題・解答は、杉山明日香著「ソムリエ試験対策問題集」・リトルモア社刊より引用)。しばしの静粛のあとの正解発表と解説には溜息もまじって、ソムリエ試験の難かしさを実感した。

簡単にソムリエにはなれないネ

クイズの後は、ワイン業界の動きとして「オレンジワイン」が注目されているとの新聞の特集記事(日経)が紹介された。白ブドウを皮ごと発酵槽に入れて時間をかけて発酵させると、果皮の色が果汁に移ってワインの色がオレンジ色を帯びるという白ワイン。このオレンジワインが今、世界的なブームで、その背景に、4月例会で話題とした「自然派ワイン」への関心の高まりと同様、「世界のワイン市場に同時多発的に起きている「原点回帰」や「自然志向」という大きな流れがある」(日経)ことを知った。

オレンジワインの紹介

ワインの味もさることながらワインの名前が話題になることも。「幾重にも重なること」という意味の「重畳」(ちょうじょう)や「KIZAN」と横文字ラベルの山梨・甲州市の日本ワインが興味を引いた。機山ワイナリーの「KIZAN」から、陶器に詳しい末次さんが陶芸家・井高帰山の青磁の杯の話をすると、小平稲門会の設立総会のパーティーの料理は早稲田ゆかりの食堂「喜山」のケータリングだった話など、連想ゲームさながらに「キザン」の話が出た。

「斎藤さん出席のメール?」。思わず拍手してしまいました

スペイン、イタリア、チリ、ルーマニアと各国のワインを味わって賑やかな雰囲気のなかですべてのボトルが空き、コーヒータイムが近づいて、ワイン研会長から6月のワインパーティーの話がされた。HP、稲門会ニュースや、ニモクサロンですでに発表ずみとあって、20名を超える参加申し込みがあり、Kisvinの斎藤まゆさんも来場予定という。準備や当日は45-50年代卒の“若手”に協力を願いたいとの話もあって当日の諸準備に入ることになった。「乞う、ご期待!」と次回を楽しみにして、いつもながらの賑やかさのなうちに第49回例会はお開きとなった。

専任ソムリエさん達、今日もご苦労様でした

散会後は有志のカラオケタイム。いつもの店が満室とあって、ならばと他店に移る熱心な9名がワインの程よい酔いを得意のノドで発散させた。

次回の第50回例会は、6月17日(金)15:00-17:00、小平稲門会の設立30周年を記念して「カサグランデ」でワインパーティーを開催します。会費は4,000円(ワイン持参の方。ワイン持参ない方は+1,000円)。ただし、参加申込みは30名まで受付。申し込み締切は6月3日(日)です。早目に井垣(090-1196-1471)までお願いします。

(文=井垣、写真=荒木)

第50回例会(ワインパーティー)のご案内

小平稲門会設立30周年記念イベント参加企画

第50回例会は ワインパーティー!

ワイン研究会は、この6月に第50回例会を迎えます。この節目の例会を小平稲門会30周年記念イベントも兼ねて「ワインパーティー」で祝おうと企画しました。

日ごろ例会に参加できない方をはじめ、どなたでも歓迎! 是非ご参加ください。

・日      時: 平成30年6月17日(
日) 15:00-17:00
・場      所: カサ グランデ (西武多摩湖線・一橋学園駅北口傍)
・内      容: 立食・ビュッフェ形式での「ワインパーティー」
・人      数: 30~40人規模
・参  加  費: 4,000-5,000円程度
・申込締切日: 5月20日(日)
・申  込  先: 井垣  昭 (電話090-1196-1471)

(以 上)