第35回名曲を聴く会の報告

開催日:2016年5月27日(金) 午後1時より3時まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
曲  目:次のとおり。
メンデルスゾーン  交響曲第4番  イタリア
    エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
オランダ人コンビによる演奏。南国イタリアの明るい陽ざしを誘う曲目であるが、ゆったりとした演奏であった。
メンデルスゾーンにとって太陽の国、イタリアの印象は、強烈であったようである。
名曲を聴く会_201605_1べートーベン ピアノソナタ第21番<ワルトシュタイン>
  ピアノ フリードリヒ・グルダ
支援者であったワルトシュタイン伯爵に贈呈されたことから、この名前がついた。
グルダの強靭なタッチでの演奏が、印象的であった。
名曲を聴く会_201605_2ショパン ピアノソナタ第2番
   
ピアノ アルフレッド・コルトー
名手コルトーの演奏。第3楽章に有名な葬送行進曲が用いられていることから、葬送または葬送行進曲つきの副題でよく知られるピアノソナタである。
コルトーは素晴らしく情熱的な演奏によって、説得力の強い演奏を聴かせてくれた。
名曲を聴く会_201605_3本日の参加者(敬称略): 荒木、井垣、小川、山本(杉並稲門会クラシック同好会会長)、以上4名。
名曲を聴く会_201605_4_5_6おって、
例によって場所を変えて、スペイン産の赤ワインを飲みながら雑談したが、今回は杉並より山本さんが参加されたので、先方の活動振りを聞きながら、クラシック談議に花が咲いた。

【次回開催】
日 時: 6月24日(金) 午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
会 費: 1,000円 (コーヒー付)
曲 目:次とおり。
◎サン=サーンス 交響曲第3番(オルガン付き)

 エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団
 オルガン ピェール・スゴン
◎マリア・カラス アルバム EMI Records

(文=小川、写真=荒木)



第34回名曲を聴く会の報告

開催日:2016年4月22日(金) 午後1時より3時まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
会  費:1,000円(コーヒー・クッキー付き)
曲  目:次のとおり
ブラームス  交響曲第二番
  ブルーノ・ワルター指揮  コロンビア交響楽団

名曲を聴く会_201604_1

名曲を聴く会_201604_2


第二番は他の3つの交響曲に比べ牧歌的な曲目である。
ブラームスの田園交響曲である。
ワルターの指揮は燃えるような情熱でオケを引っ張っているが、いかにも若々しい演奏であった。

シューマン   ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲
  ピアノ  イェルク・デムス   バリリ弦楽四重奏団

名曲を聴く会_201604_3

名曲を聴く会_201604_4


シューマンの数少ない室内楽でこの両曲は優れた名曲である。
このバリリ、デムス盤はロマン的感情がとうとうと溢れ出た名盤で、ワインでも飲みながら鑑賞したくなる気分になった。

おって、帰りに例によって軽くスペインワイン(赤)1本を空け音楽論議の後、散会。

本日の参加者(敬称略):荒木、井垣、栗原、清水(国分寺会長)、末次、竹内、山本、小川、以上
                 8名

【次回開催】
日 時: 5月27日(金) 午後1時より3時まで
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
会 費: 1,000円 (コーヒー・ケーキ付)
曲 目:次の3曲
(1)メンデルスゾーン  交響曲第4番 イタリア

   エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(2)べートーベン  ピアノソナタ第21番<ワルトシュタイン>
   ピアノ  フリードリヒ・グルダ
(3)ショパン  ピアノソナタ第2番より葬送行進曲
   ピアノ アルフレッド・コルトー

(文=小川、写真=荒木)

 

 

第33回名曲を聴く会の報告

開催日:3月25日(金) 午後1時より3時まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
会  費:1,000円(コーヒー・菓子付き)
曲  目:次の2曲
(1)チャイコフィスキー 交響曲第五番
   セルジュ・チェリビダッケ指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

名曲_201603_チャイコフスキー_1

名曲_201603_チャイコフスキー_2

指揮者の名前は初耳であるが、実はフルトベングラーの統率するベルリンフィルの指揮台で活躍した指揮者のようである。
永年、レコード録音を拒否し続け、日本でのレコード登場が遅れ、本件も放送録音盤のようである。
交響曲第五番は第四番の作曲よりかなり時間が経過してからの作品であるが、他の作曲家の活躍に刺激され作曲したもので、昨今、五番、六番(悲愴)の方がよく演奏されるのは、興味深い。

(2)ブラームス ドイツレクイエム
ブルーノ・ワルター指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック ウェストミンスター合唱団

名曲_201603_ブラームス_1

名曲_201603_ブラームス_2

名曲_201603_ブラームス_3

ブラームスが有名になったのは、この曲によるものと言われている。
モーツァルトなどの他のレクイエムは、カトリック教会において死者の安息を神に願う、典礼音楽のことであり、ラテン語の祈祷文に従って作曲されている。
これに対して、ブラームスはプロテスタント信者であり、ドイツ語版の聖書に基づき、歌詞として使用している。また演奏会用作品として作曲され、典礼用としては考えられていないようである。

本日の参加者(敬称略):荒木、竹内、小川、以上3名
名曲_201603_風景
【次回開催日】
日 時: 4月22日(第4金曜日) 午後1時より3時まで
場 所: 国分寺北口 「でんえん」
会 費: 1,000円 (コーヒー付)
曲 目: 次の2曲
(1)ブラームス 交響曲第二番
   ブルーノ・ワルター指揮  コロンビア交響楽団
(2)シューマン ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲
  ピアノ:イェルク・デムス  バリリ四重奏団

(文: 小川 写真: 荒木)

第32回名曲を聴く会の報告

開催日:2月26日(金) 午後1時より3時まで
場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
会  費:1,000円(コーヒー・菓子付き)
曲  目:次の2曲
(1)ヴィヴァルディ 合奏協奏曲 四季
    
 イ・ムジチ合奏団

 
かつてLP全盛時代に日本でよく売れた名盤である。 ヴィヴァルディ自身による命名でないそうであるが、四季という総称が日本人に受けたことによるものか。

(2)モーツァルト 交響曲第40番
      ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団


モーツァルトの代表的なシンフォニーの一つであるが、多くの人がロマンティシズムの表現の先触れを、この交響曲のなかに見たといわれる曲目である。

参加者(敬称略):荒木、井垣、栗原、白井、国分寺(清水、千原)、小川、以上7名。 名曲_201602_風景 終わっていつもの様にスペインの赤ワイン1本で雑談、4時に散会した。

【次回開催】
日 時:3月25日(第4金曜日) 午後1時より3時まで
場 所:国分寺駅北口 でんえん
会 費:1,000円(コーヒー付)
曲 目:次の2曲
(1)チャイコフイスキー 交響曲第5番
    
セルジュ・チェリビダッケ指揮  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ブラームス  ドイツレイクエム
      ブルーノ・ワルター指揮 ウェストミンスター合唱団  ニューヨーク・フィルハーモニック

第31回名曲を聴く会の報告

開催日:1月22日(金) 午後1時より3時まで 場  所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」 会  費:1,000円(コーヒー・菓子付き)   曲  目:次の2曲 (1)マーラー 交響曲第5番 ブルーノ・ワルター指揮  ニューヨーク・フィルハーモニック

  第2番から第4番までが声楽入りの交響曲であるが、第5番で声楽を廃し、純器楽のための交響曲となっている。 第4楽章のアダージェットはハープと弦楽器のみで演奏される美しい楽章であるため、独立して演奏されることも多い。 (2)モーツルト ピアノ協奏曲第21番 マリア・ジョアオ・ピリス(ピアノ) テオドール・グシュルバウアー指揮  リスボン・グルベンキアン財団室内管弦楽団 これまた名曲の第20番の完成からわずか1か月後に初演された第21番も、幾分遅いテンポながら、流れてくる一音一音は美しいモーツァルトの音色そのものである。 参加者(敬称略):荒木、井垣、栗原、末次、村上、山本、小川、以上7名。 なお、別席で鑑賞されていた方が偶然にも日野稲門会の方と判明、次回も参加するとのことであった。名曲_201601_風景 鑑賞後は、いつもの通りスペイン赤ワインを飲みながら雑談。山本さんが自宅に1981年産のシャトー・ラトゥールがあるとのことで、次回ワイン研究会を楽しみして散会となった。

【次回開催】
日 時:2月26日(第4金曜日) 午後1時より3時まで
場 所:国分寺駅北口 名曲喫茶「でんえん」
会 費:1,000円(コーヒー付き)
曲 目:次の2曲
(1)モーツァルト 交響曲第40番    ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団
(2)ヴィヴァルデイ 合奏協奏曲 四季      イ・ムジチ合奏団    

第28回名曲を聴く会の報告

第28回名曲を聴く会を2015年10月23日、午後1時より国分寺駅北口の「でんえん」で開催しました。先ずブラームスのヴァイオリン協奏曲を鑑賞しました。これは、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと並び3大ヴァイオリン協奏曲と称されているものです。2曲目は、シューベルトの歌曲「白鳥の歌」を聴きました。 詳細は☞ 名曲を聴く会_201510 。

第26回名曲を聴く会の報告

第26回名曲を聴く会を2015年7月24日、午後1時より国分寺駅北口の「でんえん」で開催しました。今回は、数あるバイオリン協奏曲の中でも名曲として知られるブルッフのバイオリン協奏曲第1番と、ソ連のスターリン体制下で反逆者の烙印を捺されたショスタコーヴィチの交響曲第5番(復活)を鑑賞しました。 詳細は☞ 名曲を聴く会_201507 。