第81回ワイン研究会報告

寒さも和らいだ3月15日(金)、「こもれび」で第81回ワイン研究会が開催されました。今回は野村さんが小林市長宅から頂いた、年代不明の陶器に入ったワインを持参される、とのことで皆さん興味津々で集まりました。野村家の応接間に永年飾られていた、とのことで、ワインにとって大事な保存状態は?でしたが、数十年は経ているワイン、さすがにコルクも劣化していましたが、そこはソムリエ冨平さん、難なく抜栓に成功しました。

まず最初の一杯は野村さんへ、「あれ?赤ワインかと思ったら黄金色、白ワイン?」。飲んでみると強いアルコール度数、ワインではなくブランデーでは?との皆さんの意見。陶器はピエロがラッパをもってけだるい表情でたち、後ろにはガス灯と思しき煙突が。外国製はまちがいないのですが、どこか、と喧々諤々。家で調べたら1979年イタリアで製造された「ピエロ陶器ウイスキー」と判明、ワインではなく、ウイスキーでした。飲み干した陶器は「こもれび」さんに寄贈、オブジェとして飾ってありますので機会があればご覧ください。

ピエロ陶器ウイスキー


いつもユニークはワインを持参され、ワインにまつわる蘊蓄を披露される山本さん、今回持参されたスペインの「さくら」ワインは現地固有のモナストレルという品種、このワインの生産者がアメリカのポトマック河畔に咲く桜に感激し、また生産地のCEREZOはスペイン語で桜を意味することから、桜を愛する日本人向けとして開発・販売されています。
今回も陶器ウイスキー以下、5本飲み干しました。
Druk My Niet ロゼ(南ア)、Juan Gil [SAKURA]赤(スペイン)、Louis Bresson スパークリング(仏)、La Raze Médoc 赤(仏)、陶器ウイスキー(伊)。

【参加者(50音順、敬称略)】9名
井垣、伊藤(徹)、國友、河崎(文責)、篠原、冨平、野村、牟田、山本

第132回ニモクサロンの報告

・日 時:3月14日(第2木曜日)12:00~14:00
・場 所:東大和市駅前ビックボックスC5室 電話042-566-6892
・会 費:2,500円
・参加者(敬称略、五十音順):13名。荒木・井垣・伊藤(徹)・小平・梶川・小山・佐藤(俊)・鈴木・野村・比留間・松村・山本・横田

《報告》
今日は、何年ぶり?の小山さんがご出席くださいました。梶川さんもお久しぶりでしたが、乾杯は小山さんにお願いしました。

ところが、小山さんから大変なご報告がありました。このニモクサロン立ち上げにお力添えを下さり、多くの同好会を作り、賑やかな小平稲門会を築いて下さった伊藤順藏先生がご逝去されたというご報告でした。役員さんの方に情報が届いたばかりで、ご家族様のご意向で、既に家族葬でお見送りされたとのお話でした。
急遽、山本さんのお声で献杯をしてお見送りをさせて戴きました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

《今日の話題》
☆ 会場は、ショックで静まり返ってしまいましたが、誰ともなく伊藤先生の思い出話となり、次々と懐かしい話、情報、先生の周りの人々の話など、亡くなられた多くの方々の懐かしいお話が、思い出としてよみがえりました。

お話し下さった佐藤さん、伊藤(徹)さん、小山さん、山本さん、井垣さん、そして、一番お世話になった?荒木、お話有難うございました。
☆ 各担当者から、同好会活動のお誘いがありました。詳細は、小平稲門会のHPでご確認ください。
① ワイン研究会:3月15日(金)珍しいワインが出るようです!
② 稲酔会:3月19日(火)
③ 小金井公園お花見:3月23日(土)12:00
④ 散策の会:3月26日(火)羽村堰を巡ります。23日申込み締切り
⑤ 落語研究会:3月29日(金)新宿末廣亭
⑥ 映画研究会:4月1日(月)新宿バルト9 「オッペンハイマー」
⑦ 「石井道彌&カラ・OK」5月ごろ

●尚、14時から2時間カラオケの会開催、9名の方が参加されました。
伊藤順藏先生を偲んでの歌なども次々と歌われ、先生のお得意だった1曲「君こそわが命」を伊藤徹さんが歌われました。
参加者(敬称略、五十音順):9名。荒木・伊藤(徹)・小山・佐藤(俊)・野村・比留間・増田・松村・山本

(文責:荒木)

第79回ざる研 青梅街道駅「佳蕎庵」報告

・日 時:2024年3月6日(水)12時から14時
・場 所:小平市小川町2-1362 電話 042-347-0655 火・休
・お店ホームページ:こちら
・食べログ:こちら
・参加者:井垣昭、伊藤徹、大河原忠彦、大河原真世美、河崎健治、木本芳樹、篠原哲、篠原泰子、瀧川清(初参加)、竹内吉夫、百々謙治郎、福田豊、福田静代、松村純夫、松本研二、村木央明、山本浩、若林覚(18名)

2015年10月15日第30回以来、9年ぶり、3回目の訪問です。
“通称「ざる研」の歩み”に、第25回開催の初回訪問(2015.5.26)が掲載されています。
写真は外二(蕎麦粉10、つなぎ2)の蕎麦で〆た後の仕上がった状態です。
人気店のため、貸し切りで気兼ねなく、蕎麦前(つまみ)、お酒、蕎麦を堪能しました。

瀧川さんが初参加で恒例により、通称「ざる研」の歩み第3版を贈呈しました。第77回の茨城県鉾田市「村屋東亭」訪問まで収録されています。

参加者は19名の予定でしたが、1名が都合で不参加となりました。

瀧川さんが累計1,111番目のざる研参加者の予定のはずでしたが、次回に持ち越されました。
ちなみに、累計1,000番目の参加者は荒井桂さんで2020年1月の第73回日本橋「室町砂場」で達成されています。

18回ぶり15度目の参加となる村木さんの挨拶、乾杯の発声により、エビス生ビールでスタートしました。
本日の献立と日本酒のラインナップを掲載します。献立は亭主の手書き、特選日本酒は字が小さいので、下記をご覧ください。
【献 立】

先付け(もずく酢、白板(蒲鉾)、葉わさび漬け、焼味噌(しゃもじ)、きのこ煮)、椀(おぼろかけ)、向付(千葉石鯛、鹿児島真鰺)、焼物(イーハトーヴ玉子焼、かすみ鴨低温調理)、炊物(おでん風煮物)、油物(海老野菜天)、蕎麦(三芳外二)、水物(苺、りんご)
【飲んだお酒】
エビス生ビール、奈良萬(福島)、田酒(でんしゅ、青森)、飛露喜(ひろき、福島)、屋守(おくのかみ、東京都東村山)、鶴齢(かくれい、新潟)、義侠(ぎきょう、愛知)、南(高知)
丁寧な料理と全国各地の銘酒を堪能しました。日本酒のラインナップもとてもよいです。お酒を飲まない人もいるので、十数名で日本酒を多分3升ぐらいは飲んだのでしょうか

閉会した後、亭主と話していたら、「どちらの集まりですか?」と訊かれました。よく飲むなあ、と思ったのでしょうね。

〆の蕎麦です。

次回、第80回ざる蕎麦研究会は5月下旬に開催予定です。お店などの詳細が決まりましたらホームページやメルマガでお知らせします。

以 上

(文=木本芳樹、写真=福田豊)

第131回ニモクサロンの報告

・日 時:2024年2月8日(第2木曜日)12:00~14:00
・場 所:東大和市駅前ビックボックスC5室 電話042-566-6892
・会 費:2,500円
・参加者(敬称略、五十音順):10名。荒木・井垣・伊藤(徹)・小平・滝沢・野村・比留間・松村・山本・横田

《報告》
お休みだった滝沢さんがご出席で皆さんから大歓迎。いつもの穏やかな笑顔に心配していらした皆さんも一安心。ついついニモクサロンの長い思い出話に花が咲きました。亡くなられた先輩達も、いろいろ話のタネにされて、あちらで笑っていらっしゃったかな?

《今日の話題》
☆ 新春交歓会に参加された皆さんから、楽しいご報告がありました。
当たった景品の中身から、当たりそうで当たらなかった方の悲劇の話など、参加できなかった者にはちょっと羨ましい楽しい報告でした。
☆ 役員の松村さんから、今年の企画の紹介とお誘いがありました。
3月23日(土)お花見 小金井公園
7月6日(土)夏の集い ルネこだいらで納涼祭 小山さんの民謡?
8月・9月 新入会員募集の後、ご近所グループ会が開かれる?
10月27日(土) 総会
☆ 山本さんから、2月、3月の稲門会の同好会やイヴェントの予定が紹介されました。手帳に全部記帳されていらっしゃるようです。そう言えば、奥様から「また稲門会ですか?」と言われていらっしゃるとか?
手帳の無い方は、HPの同好会のページに掲載されていますよ(^-^)
☆ 一つ珍しいご案内。4月16日(火)ルネこだいらレセプションホールで増田さんの企画で、石井道彌トリオと歌手の入山アキ子さんのライブがあるそうです。(小平稲門会協力・チケット5,000円)。
☆ 最後は松下幸之助さんの「ボケたらあかん 長生きしなはれ」が紹介されて、みんなで大笑い! 元気にまた来月逢いましょう~と解散!

尚、14時から2時間カラオケの会開催、7名の方が参加されました。
参加者(敬称略、五十音順):7名。荒木・伊藤(徹)・野村・比留間・増田・松村・山本

(文責:荒木)

第26回美術館を巡る会
東京国立博物館「本阿弥光悦の大宇宙」展の報告

2024年2月27日(火)、寒風・烈風・快晴。

第26回美術館を巡る会は、東京国立博物館の本阿弥光悦展を鑑賞しました。江戸時代初期俵屋宗達とともに「琳派の祖」とされた光悦、満を持してのご案内でしたが反響が少なく、中止も考えましたが、最終的には6名の方々にご参加頂き、多彩で質の高い光悦芸術に浸ることができました。


国宝「舟橋蒔絵硯箱」、重文「鶴下絵36歌仙和歌巻」、重文「紫紙金字法華経」、重美「短刀銘兼氏 金象嵌花形見」、重文「黒楽茶碗 銘時雨」が次々と表れ、圧倒されました。
とりわけ「舟橋蒔絵硯箱」は金蒔絵の川と舟、鉛の橋、銀文字の和歌、箱の曲線のフォルムが絶妙なバランスで配置された作品で魅了されました。
また「鶴下絵和歌巻」は俵屋宗達の大胆・繊細な鶴の絵(動きのある鶴の群れは現代のアニメにも通ずる?)と光悦の変幻自在な書とのマッチングが、微妙な緊張関係を生んでいました。光悦は緊張のあまり、最初に登場する「柿本人麻呂」の「人」の字を落としてしまったそうです。

残念だったのは「鹿下絵新古今和歌集和歌巻」(シアトル美術館、他国内美術館)、「国宝白楽茶碗 銘不二山」(サンリツ服部美術館)、「赤楽茶碗 銘熟柿」(サントリー美術館)が出品されていなかったことです。

「鹿下絵」は俵屋宗達との共作、前・後半が切り取られ、前半が詠み手ごとに更に分断されそれぞれの美術館に、後半はシアトル美術館に所蔵されています。
こうしたものを集結させてこその「本阿弥光悦大宇宙」展だったと思いますが…。

懇親会は、高田馬場「石庫門」で、美術、中華料理、紹興酒、茅台酒、山登り談義で盛り上がりました。
2024年2月27日開催
【参加者】6名(50音順、敬称略)
河崎健治、竹内吉夫、福田豊ご夫妻、山本浩、若林覚

次回は4月23日(火)アーティゾン美術館で、半・抽象彫刻家「ブランクーシ」展です。奮ってご参加下さい。

(文責=お世話役・若林 覚)

第27回美術館を巡る会
アーティゾン美術館
「ブランクーシ 本質を象る」展のお誘い

ブランクーシをご存知でしょうか。ルーマニア生まれ、パリで活躍した抽象彫刻家です。

ブランクーシ(1876-1957)はロダンの助手になりますが、「大樹の陰では何も育たない」と言って、僅か2ヶ月で袂を分かちます。

写実的なロダンに比し、対象物の本質に迫るミニマルな彫刻を展開し、同時代、次世代の芸術家に多大な影響を与えました。(イサム・ノグチも一時期助手を務めました)

本展は、パリのブランクーシ・エステートや国内外の美術館から彫刻、絵画、写真など90点の作品が集結する、日本初の本格的な展覧会です。
春爛漫のひととき、不思議な作品に出会ってみませんか。


◆日 時=2024年4月23日(火)15時-16時30分
◆集 合=アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)受付 15時
◆鑑賞料=2,000円。チケットはめいめいでお求め下さい。
(3月29日までは前売りで1,800円、展覧会公式サイトで購入できます)
※チケットの買い方不明の方は若林まで相談下さい。
◆懇親会=東京駅八重洲口カジュアルフレンチ(お店は、参加人数で選定します)
◆申込み締切り日=4月16日(火)  若林覚 宛
電話: 090-2498-1512

Email: satowaka3(at)gmail.com 【(at)を@に置き換えてください】
 (以 上)

初夏のいなほ会パーティのお知らせ

早稲田大学校友会の稲門会に属するボランティア団体、結婚相談室「いなほ会」が主催する「初夏のいなほ会パーティ」が次の要領で開かれます。

◆日 時=2024年5月25日(土) 13:00~16:00(受付開始12:30)
◆会 場=産業プラザCoconeriホール 3階
(西武池袋線練馬駅北口に隣接)
◆会 費=5,000円(今回から事前振込となります)
◆定 員=男女各15名(非会員は、「いなほ会」への入会手続きが必要)
◆申込み締切り=5月10日(金)
◆問い合わせ先=いなほ会会長・竹島亜機雄
電話: 090-6509-0324 Email: a-inaho(at)lilac.plala.or.jp 【(at)を@に置き換えて下さい


●以下は案内リーフレット(表・裏)の画像です。クリックすると、拡大されます。


早同定期野球戦 復活第11戦は3月21日に開催

早稲田大学と同志社大学の「早同定期野球戦」復活第11戦は、次の要領で開催されます。
早同野球戦は、安部磯雄・早稲田大学野球部初代部長の、同志社英学校講師から東京専門学校(早稲田大学の前身)教授への転任を記念して始まりました。しばらく中断していましたが、2014年に復活第1戦が東京(東伏見)で開かれ、現在、試合は東京と京都で交互に行われています。今回、第11戦となります。

◆日 時=2024年3月21日(木)
12:15 セレモニー
13:00 プレーボール
◆会 場=安部磯雄記念野球場
(西武新宿線東伏見駅南口下車、早稲田大学東伏見キャンパス内
◆観戦料=無料(直接、野球場にいらしてください)

【両校OBによる交流会】
◆日 時=同日、17:00~19:00
◆会 費=5,000円(立食形式)
◆会 場=墨花居田無店 西東京市田無町4-24-1 電話042-451-8852
(西武新宿線田無駅下車、北口より徒歩5分)
◆定 員=50名
◆申込み締切日=3月13日(水)
申込み先=早稲田大学校友会東京三多摩支部西東京稲門会・緒方 章
電話: 090-8317-1303 Email: oga(at)trust.ocn.ne.jp

(以 上)

第29回寄席研究会のご案内
新宿末廣亭3月下席昼の部観賞会

寄席研究会は昨年9月の国分寺寄席以来、半年ぶりの開催となります。
今回はいつも通りの末廣亭での開催で、落語芸術協会担当分を観賞します。
皆様のご参加をお待ちしております。

2024年2月24日 伊藤 徹)

新宿末廣亭3月下席昼の部観賞会
◆日     時=3月29日(金) 12時~16時15分
◆場     所=「新宿末廣亭」(新宿区新宿三丁目)
◆集合場所=各自お好きな時間に入場し、終了後に入口付近にお集まり下さい。希望者で懇親会を予定しています。
◆入  場  料=全席自由席。シニア2,700
懇親会費=2,500円程度
◆主な出演者=三遊亭遊之介、三遊亭遊三、三遊亭とん馬、桧山うめ吉(俗曲)、      桂竹丸、瀧川鯉昇、林家今丸(紙切り)、三遊亭遊吉(主任)
◆備   考=夜の部の前半に人気の神田伯山(講談) が登場しますので、混雑も予想されます。出来るだけ早い入場をお勧めします。
◆連   絡   先=伊藤 徹(電話: 090-8749-7442)

ゲストティーチャー活動を実施
~創立150周年迎えた小平二小で~

小平稲門会は2月14日(水)、昨年創立150周年を迎えた小平市立小平第二小学校(山川順子校長)で6学年3クラスの児童を対象に地域貢献活動の1つ、「ゲストティーチャー活動」を実施しました。

山川順子校長(左)と講師、企業参観者ら

講師を務めたのは、峯岸敏雄(1969政経)、宮本義信(1985社学)、若林覚(1971政)の3氏。授業は1時限・45分と短かったものの、児童の皆さんは、講師の説明に熱心に耳を傾けていました。
同校での実施は2020年2月以来、4年ぶり8回目。

ゲストティ―チャー活動は、子どもたちが将来の夢を抱き、生き方を考え、職業観を養うことが狙い。活動は2010年にスタートしました。

(授業参観=副会長・小山雄一、文=広報・二又祐一、写真=事務局・勝見亮助)

各講師の授業内容は次のとおり。
◆デパートと「おもてなし」
 峯岸敏雄(1969政経)

デパートはここ数年、閉店が相次いでいます。少子高齢化やコナの問題もありますが、やはりAI、ICTの進歩によるネット通販などの拡大によるお買い物の変化も大きいと思いす。
でも、人は「人と人とのつながり、温もり」を大切にします。
「人によるきめ細かいおもてなしサービス」はお客様の満足を得るためには欠かせません。デパーが提供する(しようと努力している)よりきめ細かい接客サービスはAIの活用も含め益々求められていると思います。
このようなお話を、売場の写真をお見せしながら、おもてなしの基本は「笑顔、挨拶、アイコンタクトです」等、ロールプレイなど実体験を通じて説明しました。
まとめとして、皆さんが将来、どんな仕事に就いても、そこには必ず「お客様」がいます。そのお客様が何を欲し、何を喜ぶか」を考え、それを「商品やサービスとして提供する」。これが「おもてなし」です、と締めくくりました。

◆自動車業界のこれまでとこれから
 宮本義信(1985社学)

小学6年生でも音楽の授業の楽器演奏から音楽の【YAMAHA】は良く知っているが、バイクやマリン、電動アシスト自転車の【ヤマハ発動機】についてはなじみが薄いことから、楽器のヤマハを親会社としてスタートしたヤマハ発動機の成り立ちや様々な事業・製品を紹介した。
その後、①私は何故ヤマハ発動機へ入社したのか? ②これまでに自分の担当した仕事の内容と、その場面場面で苦労したことや学んだことは? ③これからの自動車業界に求められること→環境意識の高まりに向けたカーボンニュートラルへの対応/安全意識の高ま
りに向けた車両安全装置開発や交通安全教育充実、④今後のICTやAI等の科学技術発達による自動車業界の変化と、実は変わらない大切なことについて各パート毎に説明した。
今回ゲストティーチャーへの初めてのチャレンジでしたが、児童の皆さんが真面目に話を聞いてくれて、ホッと一安心です。

◆新しきこと、珍しきこと、面白きこと 「広告からアートへ、民から官へ」
 若林覚(1971政)
いきなり、児童の一人から「サントリー創業者の鳥井信治郎、知ってます。伊集院静の<琥珀の夢>読みました。今日は<大正時代>の話は出てきますか?」と言われて驚いた。
タイトルに「私の生き様、君たちへの提言が凝縮されている。これだけは覚えてくれ」と言って、些か<ランボー>に始めた。
入社してすぐ佐渡島へ行った。佐渡は「能」の島だ。そこで世阿弥を知った。何であれ「新しきこと、珍しきこと、面白きこと」に対する積極果敢な挑戦が必要だ。それが「革新を呼び、花となって後世に残る」と言って、能の基礎を完成させた。響くところあり、
自分のモットーにした。
やがて宣伝部に転じ、様々なCM、イベントに関わった。19 83年の<ランボー>のCMは「アートを超えた」と評された。
学芸員の資格を取り、練馬区立美術館長に就任、民から官へ転じた。美術館の前庭に、幻想美術動物園を作った。
君達も「新しいこと、珍しいこと、面白いこと」に積極果敢に挑戦して欲しい。
転身は大いに結構だ。