第22回映画鑑賞会の報告

第22回映画鑑賞会を下記の通りおこないました。

■鑑    賞   日 : 2019年3月19日(火)
■映画の題目 :「ぼけますから、よろしくお願いします」(監督・撮影・語り=信友直子)
■上  映  館: ポレポレ東中野(シニア料金:¥1,200)
■上  映  時  間: 10:30~12:20
■あらすじと感想
映画は、認知症を発症した80歳代の母親とその母を支える90歳代の父親の生活を数年かけて実の娘(この映画の監督=信友直子)が撮ったドキュメンタリー映画です。

娘の生まれ故郷である広島県呉市で、年老いた仲の良い両親が二人で暮らしていた。東京で映画関係の仕事をしている娘が、両親のことが気がかりで時折帰省しては家事などを手伝っていた。そんな中で、若いころは社交的で裁縫や家事が得意で習字が上手な母が帰省する度に認知症になりかかっていることに、娘は気が付いた。
ある日、母親が父親に付き添われてMRI検査を受けた結果、認知症と診断され薬物療法が始まり、日常生活でも認知症の症状が鮮明になった。父親は腰を曲げての炊事、洗濯、ごみ出し、買い物をする日々が続く。母親はデイケアに行き、時には介護士から来てもらうようになる。薬の影響かも知れないが稀に狂暴になることも。娘はその状況を見て東京から呉に転居して両親と生活しようと父親に持ち掛けるが、父親は娘の将来を思い「母親の介護はまだ自分で出来るから、あなたは好きな道を歩みなさい」と云われ思い留まった。
映画は2017年で父親が95歳、母親は91歳(?)の時で終わったが、2018年11月時点で母親は脳梗塞になり入院中、父親は母親が入院したことにより気が抜けたのか居眠りしている時間が多くなったとのこと。
映画を通して感じたことは大変仲の良い老夫婦で父親の献身的な介護に感銘させられた。

2025年には日本人の5人に1人は認知症患者になると云われています。この映画や認知症患者を抱えた家族の話を聞く度に自分を含めた家族はこのような状況になりたくないと祈るばかりです。

■参 加 者: 3名・小川、栗原、鈴木(敬称略)
■懇 親 会:当日は鈴木が2時30分から「会員勧誘活動会議」があったために東中野駅前の日本蕎麦屋さんで食事のみとさせて頂きました。(小川さん、栗原さんには失礼いたしました)

(2019年3月22日 鈴木記)

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