ワイン研究会の第36回例会を3月17日(金)に開催しました。
・日 時: 平成29年3月17日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 井垣、伊藤(徹)、小川、河崎、国友、篠原夫妻、末次、竹内、冨平、野村、浜田、山本、以上13名 (50音順・敬称略)
世話役の荒木さんが初の欠席でトランプカードもお休み。暫くぶりに参加者思い思いの自由着席となったが、ソムリエ役は河崎・冨平さんのベテラン2人、乾杯役は女性の浜田さんと決めて、さあスタートというとき、いきなり大きな音とともにコルク栓が飛んでスパークリングワインが勢いよく噴き出すハプニングに一同ビックリ。
気をとりなおして、春到来にふさわしく、チリのスパークリング・ロゼで乾杯。「春らしくていい色ね」とロゼの色を愛でた後の登場が、「天使が幸せのまじないをかけた」といわれる本場シャンパン。このところ続く複数回の乾杯で例会が始まった。
前回からの持越し分も含めて、この日、テーブルに並んだボトルは参加人数を上回る14本。うち、本場フランスの5本に次いで、日本ワインが3本と、会員の日本ワインへの思い入れが伝わってくる。
まずは、ブルゴーニュのシャルドネ種白ワインから。「この会に参加するようになって白ワインっていいなと思うようになった」との声に「赤は健康に いいんだよ」とは赤ワイン派の弁。
ならばと、ソムリエ役が開けたのが、シャトー・メルシャンの「椀子」。ボトルのラベルに大きく記された漢字を見て「これ、なんて読むの?」。「マリコですよ!」との答えに、「オレの彼女の名前と一緒だ!」と思わず洩らした某さん、などと楽しい会話があちこちで弾む。
次いで、登場が二度目の一升瓶のワイン。「これなら少し多めに飲めるナ」との声も。 このワイン、甲府・サドヤの「モンシェルヴァン」。ラベルにはアルプスの名峰・マッターホルンの雄姿が。フランス語でマッターホルンを「モン・セルヴァン」といい、モンシェルヴァンは「私の好きなワイン」を意味するとのこと。
ワインが進むほどに賑やかになっていく当会で、唯一静粛なひとときが、ご存知「ワイキキタイム」。クイズ形式での出題も6回目。「ワインベルト」や「キュヴェ」というワイン用語から「アメリカ禁酒法時代のワイン消費量の変化」などの質問に、「難しいな」と言いながら答えを選んでいく。この日の注目は「ケネディー大統領が暗殺前夜に飲んだシャンパンの銘柄は?」というクイズだった。(出題・解答は『クイズワイン王』(葉山考太郎著・講談社)より引用)
野球やゴルフの話題も出て歓談が続く中、当会会長から嬉しい知らせが二つ。
一つは、ワイン研が一昨年の3月例会にゲストとして招いた、東京で初のワイナリーを練馬・大泉学園に開設した越後屋美和さん(東京ワイナリー代表)が、「平成 28年度 東京都女性活躍推進大賞 優秀賞 個人の部」でただ一人受賞されたとの報告。
「カサ グランデ」心尽くしの料理を食べながら、ボルドー、ニュージーランドのワインを味わった後は「ロバート・モン・ダヴィ・2004」。「わが家の押し入れに長年死蔵(?)していたのを持ってきました。なんでもカリフォルニアワインを世界一流レベルに引き上げた功労者だそうです」と持参の山本さん。
「それでは最後にこれを是非」と小川さん。なんとスペインの酒精強化ワインのシェリー酒を勧めで味わう。前回までの「グラッパ」に次いでアルコール度数の高いワインを最後に飲む会の伝統(?)が生まれそうな気配に。
こうして9本のボトルを空にした後、カサ グランデ・コーヒーでこの日の仕上げをして3月例会を賑やかにを終えた。
ワインの心地よい酔いをドライシェリーで加速した元気な9人は、散会後のカラオケでそれぞれ自慢のノドを競って酔いを発散させた。
次回の例会は、4月21日(金)に「カサ グランデ」で開催します。KISVINワイナリーの斎藤まゆさんがゲストとして参加されます。会費は2,500円。参加申込みは14名まで。本記事HPに掲載日より受付開始します。早めに井垣(090-1196-1471)までお申し込みください。
(文=井垣、写真=国友・山本・荒木)