日 時: 2016年9月7日(水) 12時~14時30分
会 場: セレオ国分寺(国分寺駅ビル)9 階・中華料理「華琳」
参 加 費 : 各自注文実費(ランチと珈琲1,600円位)
参 加 者 : 荒木・今井・大竹・久保田・浜田・藤崎・牧野(敬称略、五十音順)
お話担当:今井さん 「知的障害について」
今回は7名の方が、参加されました。嬉しいことが一つ、新しく浜田さんがご出席下さいました。緊張していますと仰っていましたが、すぐに溶け込んでしまわれました。同窓というのは不思議な世界ですね。それだけで心を許し合えます。
そして、実は今回4人の方が介護でご欠席でした。長寿社会では私達も介護世代ですね。
悲しいご報告がありました。いつもお洒落でセンス抜群、みんなをほんわかと楽しい雰囲気に包んで下さっていた白井先輩が、9月1日肺炎で亡くなられました。
イコンのような不思議なテンペラ画作品を見せて頂いた会の時の、美しい笑顔が忘れられません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
さて今日のお話担当は、前回が初参加だった今井さん。現在活動していらっしゃる、障害者のグループホームでのお仕事の話でした。
今井さんのお仕事、学芸大事務補助の仕事が終わった時、何か他の仕事をしてみたいと、桜町病院の施設に就職されて2年。9時から18時まで、60代7名、20代1名の軽い知的障害の女性達が生活するグループホームで、生活支援を週2,3回行っていらっしゃるそうです。
この仕事では、公的な資格(ヘルパー2級以上等)は要らないそうで、ホームの利用者さんの出来ない高度な作業、例えばお料理やお金を使っての買い物などのお手伝いをするのが、今井さん達のお仕事なのだそうで、皆さんのお母さん役のようですね。
そんな仕事の中で、今井さんが学んだことのお話は、とても感動的なものでした。資格がなくても出来る?ということが不思議だったのですが、その謎が解けました。今井さんは、「私も初めての経験でしたが、彼女達と自分の間に何も違いはないのです。人間はみな同じで、何か一つのことをやりあげるのに少し速度が違うだけ。時間の流れが私達は速く、彼女たちはゆっくり流れているだけなのでしょうね」と。
記帳だけしか出来なかった方が、ゆっくり電卓を使えるようになった時の自信の笑顔、まだまだ可能性を秘めていらっしゃる皆さん、その方達に寄り添うように自分を合わせていく苦労も、楽しみも話して下さいました。
「人間はみな同じ」。以前他のヘルパーさんからも伺った言葉ですが、助けてあげる、指導してあげるという支援は間違っていますね。寄り添ってともに時間を過ごしていく、そんな世界なのかもしれません。心が晴れるような素晴らしいお話でした。(^-^)
次回の女子懇親会は11月9日(水)、12:00~14:30、 セレオ国分寺9 階・中華料理「華琳」で。お話担当はこれから交渉します。皆さんお断りにならないで下さいね。(^_-)-☆
(文と写真=荒木)