第29回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第29回例会を2016年7月29日(金)に開催しました。

アジアンスタイルのソムリエ河崎さん(左)と小川さん

アジアンスタイルのソムリエ河崎さん(左)と小川さん


・日  時:  7月29日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園
駅傍)
・参加者:  荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河 崎、 国友、栗原、佐藤(俊)、滝沢、中村、野村、早川、山本、以上14名 (50音順・敬称略)




恒例の第3金曜日から初めて第5金曜に変更した7月例会は、定員一杯の14名が参加。持ち寄りワインも前回から持ち越しの3本を加え、11本がテーブルに並んだ。フランス、スイス、シチリア、モルドバ、ルーマニア、ポルトガルのヨーロッパ勢に山梨、信州の日本勢が加わって相変わらずの賑やかさ。

この日飲んだワイン

この日飲んだワイン

飲んだワインは次のとおり(写真左から)。
●コノスル・スパークリングワイン・ブリット     チリ
●フランケン・シルヴァーナ・シュタインマン    白・ドイツ・フランケン 
●スイスAOC・ハイダ                白・スイス・ヴァレー州
●キスヴィン・ルビー                 白・2014・山梨・甲州 
ストローク・ソーヴィニオン・ブラン           白・モルドバ
ノマド・ピノ・ノワール                   赤・ルーマニア
●ドン カルロ・ロッソ                        赤・イタリー・シチリア

●紫輝・ヤマソービニオン                  赤・2015・長野・宮田村
●ポルタ・ダ・エルダージ                    赤・ポルトガル

今回から会の始まりの乾杯はトランプの「K・キング」を引いた人がすることになったが、最初の栄誉(?)を引き当てた佐藤(俊)さんの発声で全員元気よく「カンパ~イ!」

今日のキング佐藤(俊)さんの発声でカンパ~イ!

今日のキング佐藤(俊)さんの発声でカンパ~イ!

開栓はまず白ワインからというわけで、スイス白ワイン「ハイダ」から。
「ハイダ」とは「それ行け!という元気付けの意味」。そのままに80余歳でスイスの山歩きをして帰国したばかりの山本さん。ヨーロッパ最大最長という「アレッチ氷河」のトレッキング旅行土産の白ワインと山岳地チーズ「アレッチ」を皆で味わった。

山本さんのスイストレッキング旅行のお土産

山本さんのスイストレッキング旅行のお土産

次いでドイツ特有の扁平なびん(ボックスボイテル)に入ったドイツ・フランケンの辛口白ワイン、さらにご存じ「キスヴィン・ルビー」をカサグランデ特製料理を食べながら味わっていく。
キスヴィンワインは、山梨出身の早川さんが塩山の同ワイナリーを訪ねてのお土産。生憎、斎藤まゆさん(4月例会のゲスト)は不在だったとか。ワイナリー訪問の報告とともに甲州市ワイナリーガイドなどのパンフレットを出席者に配布する郷土愛ぶりも発揮した。

ワインをチェックする山梨観光大使の早川さん

ワインをチェックする山梨観光大使の早川さん

斎藤さんといえばワイン研ゲストとして招いたのがきっかけになって、校友に推薦しようとの声があがったが、その後の動きについての報告と、キスヴィンワインがANA(全日空)ショッピングサイトに採用されたとの斎藤さんからの報告がワイン研会長から披露された。
そして「ワイキキタイム」に。今回は中村さんが自ら書き上げた資料を使っての「ワインの歴史」の説明。ワインの起源はメソポタミア文明の紀元前4000-5000年にさかのぼり、ギリシャ、ローマ帝国を経てジュリアス・シーザーがヨーロッパに広めていったなどの説明に「研究会」らしいアカデミックな雰囲気に。

今日のワイキキタイムの先生は中村さん

今日のワイキキタイムの先生は中村さん

そこで、「ではこれを飲もう」となったのが、モルドバ共和国の白ワイン。ルーマニアとウクライナに挟まれた小さな国・モルドバは紀元前3000年頃にはすでにワイン生産がされた世界最古のワイン生産地域の一つといわれ、英国王室愛飲の「ミレスチワイン」など王侯貴族用ワインの生産で有名。もっともワイン研で飲んだモルドバ・ワインは王室ご用達ワインの100分の1の価格??

豆腐とトマトのカプレーゼ

豆腐とトマトのカプレーゼ

冷しゃぶの梅肉ドレッシング

冷しゃぶの梅肉ドレッシング

鶏肉とトマトのホイル焼き

鶏肉とトマトのホイル焼き


白ワインが続いて赤ワインに移るときには冷しゃぶの肉料理も運ばれてき、モルドバの隣国ルーマニア、イタリー・シシリア、ポルトガルの赤ワインを次々と空けたあとは、当会ではすでにおなじみの信州・宮田村から送られた日本ワイン「紫輝」が続いた。
村興しに熱心な宮田村からは、村政60周年記念事業として日本全土から台湾・南西諸島まで移動する蝶についての「アサギマダラ・サミット&フェスティバル」の開催案内もワイン研に送られて来て、当会のワインだけでない付き合いの広がりの一端も。

井垣会長から10月ワイナリーツアーのお知らせ

井垣会長から10月ワイナリーツアーのお知らせ

かくして瞬く間に時間は経ち、コーヒータイムに。そこでワイン研会長から10月21日の第3回ワイナリーツアーの具体案の発表があった。かくして話題の都知事選挙やポケモンGOなど世間の話題に移る間もないほどにワイン談義に花が咲いた7月例会は、9本のワインを空にし、2本を次回に残して、無事終了した。
前回流れた散会後の恒例カラオケ、今回は5名が参加して復活、時間を延長しての熱唱ぶりだったという。

(文=井垣、写真=荒木)

8月は夏休みで、次回の第30回例会は9月16日(第3金曜日)です。会場はいつもの「カサ グランデ」。会費は2,000円プラスワンコイン(任意)。ワイン愛好家はもちろん、ワインの世界を覗いてみたい方、どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で定員は14名までですので、早めに井垣(090-1196-1471)までお申し込みください。 申込締切は9月11日(日)です。



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