第31回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。
記
■鑑 賞 日 時:2025年5月26日(月)10:50~12:35
■上 映 館:新宿ピカデリー
■映画の題目:「父と僕の終わらない歌」
*映画のあらすじと感想
一人息子がいて、認知症を患った音楽好きで楽器店を営む父を支えるその妻や街の仲間との物語である。とりわけ時には怒鳴られたりしても献身的に父を支える一人息子との関係を主に画いていた。
映画は、街の仲間の結婚披露宴に参列し父子が車で帰宅しようとハンドルを持った父がふと帰路を忘れ、息子に教えを請う画面から始まった。後日、父は息子と妻と共にクリニックを訪れた際にアルツハイマー型認知症と診断された。
認知症を患った父は、楽器店の客の顔を忘れる、免許証を返納しているのに運転しようとする、徘徊する、感情の起伏が激しくなり家財を投げ壊す、アイロンを消し忘れる、息子の顔と名前さえも忘れるようになった。
そんな中でも息子は一生懸命に父を支えようと共に車に乗り好きな音楽テープをセットすると、父は歌う時だけ正気に戻り歌詞も忘れず大変楽しそうに歌っていた。また、家族3人での夕食時では妻が明るく振舞い父はとても幸せそうだった。
映画の最後の画面は息子と街の皆の協力を得て父の若かりし頃の夢だったレコード出版するためのオーデションも兼ねたライブがあり、ここでも歌う時だけは正気に戻りステージの上で息子と一緒に幸せそうに大声で歌う心温まる場面であった。
全般を通して息子、妻、街の仲間皆の献身的な支えが印象だった。
鑑賞後に私自身は余生で認知症には罹りたくないとの気持ちを一層強くしたが、完全な予防策、完治方法がない現時点では自分の体でありながら自身の意思ではどうにもできない。ただ神のみぞ知るの心境。
ある統計では2025年に日本人の高齢者認知症患者は約700万人で、65歳以上の高齢者の5人に1人は罹る身近な病のようです。
【参加者】(4名、50音順、敬称略)
荒木・末次・鈴木・瀧川
【懇親会】(参加者4名)
・場所=「日本料理 三平」
・経費=¥8,680
・集金=¥2,500×2名、¥2,180×1名、¥1,500×1名(今回過不足なし)
・今回繰越=前回繰越¥2,630
(文=鈴木昭助)