日 時: 2023年5月24日(水)12時から
場 所: 杉並区上荻2-7-11 電話03-3390-0325 火、第3水休
参加者:荒井 桂、井垣 昭、伊藤 徹、大河原忠彦、大河原真世美、河崎健治、木本芳樹、國友康邦、末次浩一郎、鈴木達也、滝沢公夫、竹内吉夫、百々謙治郎、野村吉宏、福田 豊、山本 浩、若林 覚(17名)
創業大正13年(1924年)、来年100周年を迎える「荻窪 本むら庵」を訪問しました。“独自製作の石臼で、打つ直前に粉を挽き、玄そばに秘められた味と香りを解き放ちます”と、蕎麦に詳しくない人には呪文のようですが、100個にのぼる石臼を製作して試行錯誤したそうです。
1991年にニューヨーク店(Honmura An)を開店し人気店となりましたが、2007年に閉店しています。筆者は2001年に、マンハッタンのその店を訪れた記憶があります。本むら庵の歴史に興味のある方は、本むら庵の百年をご覧ください。
再開第1回(第75回ざる研)を2月22日に「さらしな総本店 田無店」で開催した後、2月26日に16名で本むら庵を早速予約しました。もう一つの候補は以前予約したもののコロナ禍でキャンセルせざるを得なかった店で、電話をしてみましたが、未だ予約を受け付けていませんでした。
今回の参加者は19名まで膨らみましたが、直前に2名の体調不良者が出たため、当日朝に17名に変更しました。お店は快く人数と一部料理の変更を受け付けてくれました。
献立:白穂乃香(グラス生ビール)、本日の三点(ウドのきんぴら、鴨ロース、谷中ショウガ)、生湯葉刺身、つぶ貝しぐれ煮、玉子厚焼、谷中の豚肉巻き、挽きぐるみ田舎蕎麦
会費の目安を6,000円として献立を考えました。前回(2018年)の一人当たりの会費は5,000円でしたが、同じ献立を現在の料金で計算すると、一人当たり6,580円になったことが理由です。
メインの蕎麦は茶そばを候補にしていましたが、5月中旬で提供終了となったため、本むら庵の特長でもある“挽きぐるみ田舎蕎麦”としました。美味しかったですが、ちょっと量が少なかったかなあ、と思います。他の料理は総額が6,000円程度でかつ品数が多くなるように組みました。全7種類です。今回は私の不手際で料理の写真を撮り忘れましたが、ホームページでご覧になれます。
総額のポイントはお酒の見積もりでした。サッポロビール那須工場が生産する、知る人ぞ知る無濾過生ビール“白穂乃香”を参加者の皆さんに飲んでもらいたい、と思っていました。首都圏の一部と愛知県の限られた飲食店のみで提供されているビールです。白穂乃香の次は剣菱の一合升(樽酒冷酒)として、昼食なので、これくらいかなと計算していましたら、誤算でした。白穂乃香20杯、剣菱樽酒33杯、麦焼酎(知心剣)1合が売れました。奥の座敷を借り切っていましたので、他のお客さんに迷惑はかからなかったと思いますが、我々の一角がとても賑やかでした。一人当たり7,000円はざる研の史上最高額でした。
次回9月13日(水曜日)第77回は、ざる蕎麦研究会初のバスツアーで、茨城県鉾田市「村屋東亭」を訪問します。往路で「つくば宇宙センター」を見学、復路で「千葉県香取市佐原」を散策します。既に定員20名を超える参加申し込みをいただいています。
(文=木本芳樹、写真=國友康邦、福田 豊、木本芳樹)