野菜を知ろう

野菜を知ろう(45)
ミョウガは地下茎で一度植えると、そのままで4~5年は収穫できます

ミョウガ

ミョウガは建物の北側や庭木の下など、ほかの野菜を作りにくい半日蔭でやや湿り気の高い場所を好みます。日本にも自生する野草に近い野菜なので、ほとんど手がかからず、放っておいても育ちます。
花蕾を食べる花ミョウガは、生のままスライスして汁の実やソーメンなどの薬味にするほか、ぬか漬け、塩漬け、梅酢漬け、酢味噌あえなどに利用されます。

東洋医学では、眼が赤くなった時や、疥癬、タムシなどの場合に、ミョウガの子(花ミョーガ)をもみつぶして塗布するとあります。風邪を引いた時にも効果ありです。

植え付けは3~4月に行います。苦土石灰と堆肥を十分入れて深さ20cmの溝を掘り、新芽を20cm間隔で植えます。乾燥に弱いので、夏には切りわらやもみ殻、堆肥などを敷き、水やりもしておきます。
追肥は6月下旬~7月初旬と12月上旬~中旬の2回、株の周りに配合肥料をまいて軽く耕しておきます。夏から秋には花ミョウガが収穫できます。

4~5年に一度は株を掘り上げて更新します。毎年、畑の25%を更新していくのも良い方法です。

(2022.8.20)

◆目次は、2ページに。
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