野菜を知ろう

野菜を知ろう(1)
タマネギは魔除け用としても活用された

タマネギ

タマネギの原産地は「シルクロードで知られる中央アジアや近東」です。
栽培の歴史は古く、紀元前にエジプトをはじめ地中海沿岸で 栽培されており、
古代エジプトでは、紀元前3200~2789年墓の壁画に描かれており、ピラミッド建設の労働者の食べたタマネギ、ニンジン、ダイコンの量の記録が残っているとの事です。
16世紀までにヨーロッパ全域に広がり、16世紀には アメリカ大陸にも伝わり、多くの品種が生まれました。

また、タマネギは食用のほか、悪魔よけとして戸口につるしたり埋葬する棺に入れたりしていました。この風習が、ヨーロッパに伝わり、中世ヨーロッパでは、コレラが大流行した時に家の軒先にタマネギをつるしたと言われています。

それでは、日本への渡来です。
江戸時代に南蛮船で長崎に渡来しましたが、普及しませんでした。
明治になってアメリカの品種が導入され、食卓の洋食化とともに需要が伸び、今では家庭に欠かせない野菜になっています。

日本でも大正時代に、コレラに効き目があるとのうわさが広まり爆発的に売れたことがあったそうです。

(2022.4.8)

◆目次は、2ぺージに。
◆前ページ「目次」⇐3ページ「タマネギ」⇒次ページ「トウモロコシ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です