早大ラグビー部創部100周年の節目を、8シーズンぶりの優勝で飾る
2018年11月23日(金)早慶ラグビー、12月2日(日)早明ラグビーを観戦。帝京を破った明治。その明治を破った慶應。共に強敵で、両ゲームとも早稲田不利の下馬評であった。早慶戦は、岸岡の新記録となる55mのスーパードロップゴールなどで勝利した。
早明戦は、対抗戦グループの優勝を賭けた大事な一戦となり、秩父宮ラグビー場は2万人を超える大観衆を集め、弥が上にも雰囲気は盛り上がった。
開始早々、早大の若きスピードスターFB河瀬が先制トライを挙げ、これで落ち着いた試合運びとなり、前半を4点のリードで折り返した。
後半に入ると、明治FWが徐々に力発揮し、これに対して早大は出足の早い・低いタックルで対応。早大の攻めが、なかなかゲインラインを切れない中、これを打破したのが、CTBの中野将伍であった。FW並みの体格を持ち、強い当たりと素早い動きで、連続2トライを挙げ、明治を突き放した。
相良新監督を迎え、アタックル(アタック+タックル)を合言葉に、「攻めの防御」を体現し、優勝のかかった一戦でフォワードに絶対の自信を持つ明治を打ち破った。往年の「縦の明治、横の早稲田」を彷彿させる熱戦の勝利で、ラグビー蹴球部創部100周年の節目に、対抗戦グループ8シーズンぶりの感動的な優勝で華を添えた。今季大活躍の若い選手が多く来季の活躍に期待したい。
(大島二典 記)
【参加者】
大島二典(慶大・明大戦)、栗原政博(同)、國友康邦(慶大戦)、佐藤俊雄(同)、菅野忠喜(同)