第49回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第49回例会を5月18日(金)に開催しました。

・日 時: 平成30年5月18日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(
順)、伊藤(徹)、河崎、国友、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、増田、村木、計14名 (50音順・敬称略)

風薫る5月とは思えぬ蒸し暑さのなかに集まった14名。持ち寄りワインも  フランス、イタリア、ルーマニアのほかに、スペイン、チリ、日本のワインが各2本と国際色豊か。会費集めから、持参ワインの記録まで開会前の慌ただしさの中を自発的に協力の常連会員のお蔭でいつものとおり定刻にスタートしたが・・・。

「早く始まらないかなあ~」。でも、お行儀よく待ちます

「乾杯の前にお願い!」と立ち上がった村木さん、今年の稲門祭記念品への協力を求めたが、例会出席の会員以外にも、村山久子先輩(昭29・文)がカサグランデ来店の折に「記念品申込み費用」を 店に託されていたことを知って「ムラキ、カンゲキ!」。今年も目標達成に向けての協力を願って乾杯へ。

「村山先輩有難うございます!!」

「Q」カードを引き当てた野村さんの発声で乾杯したのは、この日唯一のフランスワインで。ブルゴーニュの白「トラン マコン・ヴィラージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ2013」でまずは本場の味を味わって、歓談タイムに。

お待ちかねの「カンパイ!!」。しみいるフランスワインの味

毎回トランプカードを引いて座席を決めるので、誰と隣り合わせになるかもこの会の楽しみ(?)の一つ。、ワインを飲みながら周りの人たちとの会話が弾んでいくが、この日の話題はやはりアメリカンフットボール。なかには「早稲田にもアメフト部もあるの?」という無関心派もいて、「もちろん。強いよ。高等学院アメフト部の出身選手が主力さ」「昔はアメラグ(アメリカンラグビーの略)と言ってたね」などアメフト談義に花が咲いた。
サラダや魚介類に合うというチリのヴィクター・ソーヴィニヨンをグラスに注いだところに、タイミング良く「サーモンとトマトのサラダ」が運ばれる。 このほか、「ツナのリエット」「新玉ねぎとひき肉」と相変わらずのお店心尽くしのメニューでマリアージュ。

一頻り賑やかに会話が弾んだあとは、お待ちかね(?)「ワイキキタイム」に。「ソムリエ試験・傾向と対策」と称してのクイズも4回目。「ぶどうの手摘み作業の長所」「ワインの外観(色調)」を問う質問や「白酒(バイチュウ)など中国酒」についても問う6問に取り組んだ(問題・解答は、杉山明日香著「ソムリエ試験対策問題集」・リトルモア社刊より引用)。しばしの静粛のあとの正解発表と解説には溜息もまじって、ソムリエ試験の難かしさを実感した。

簡単にソムリエにはなれないネ

クイズの後は、ワイン業界の動きとして「オレンジワイン」が注目されているとの新聞の特集記事(日経)が紹介された。白ブドウを皮ごと発酵槽に入れて時間をかけて発酵させると、果皮の色が果汁に移ってワインの色がオレンジ色を帯びるという白ワイン。このオレンジワインが今、世界的なブームで、その背景に、4月例会で話題とした「自然派ワイン」への関心の高まりと同様、「世界のワイン市場に同時多発的に起きている「原点回帰」や「自然志向」という大きな流れがある」(日経)ことを知った。

オレンジワインの紹介

ワインの味もさることながらワインの名前が話題になることも。「幾重にも重なること」という意味の「重畳」(ちょうじょう)や「KIZAN」と横文字ラベルの山梨・甲州市の日本ワインが興味を引いた。機山ワイナリーの「KIZAN」から、陶器に詳しい末次さんが陶芸家・井高帰山の青磁の杯の話をすると、小平稲門会の設立総会のパーティーの料理は早稲田ゆかりの食堂「喜山」のケータリングだった話など、連想ゲームさながらに「キザン」の話が出た。

「斎藤さん出席のメール?」。思わず拍手してしまいました

スペイン、イタリア、チリ、ルーマニアと各国のワインを味わって賑やかな雰囲気のなかですべてのボトルが空き、コーヒータイムが近づいて、ワイン研会長から6月のワインパーティーの話がされた。HP、稲門会ニュースや、ニモクサロンですでに発表ずみとあって、20名を超える参加申し込みがあり、Kisvinの斎藤まゆさんも来場予定という。準備や当日は45-50年代卒の“若手”に協力を願いたいとの話もあって当日の諸準備に入ることになった。「乞う、ご期待!」と次回を楽しみにして、いつもながらの賑やかさのなうちに第49回例会はお開きとなった。

専任ソムリエさん達、今日もご苦労様でした

散会後は有志のカラオケタイム。いつもの店が満室とあって、ならばと他店に移る熱心な9名がワインの程よい酔いを得意のノドで発散させた。

次回の第50回例会は、6月17日(金)15:00-17:00、小平稲門会の設立30周年を記念して「カサグランデ」でワインパーティーを開催します。会費は4,000円(ワイン持参の方。ワイン持参ない方は+1,000円)。ただし、参加申込みは30名まで受付。申し込み締切は6月3日(日)です。早目に井垣(090-1196-1471)までお願いします。

(文=井垣、写真=荒木)

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