ゲストティーチャー奮闘記

 「市役所のしごと」

2016年10月26日、紅葉あざやかな小平三小でのあっという間の2時間でした。校長室で談話中、生徒が迎えに来てくれ、緊張の中を教室へ。

担任の野村高広先生の紹介に続いて自己紹介。野村先生の適切なフォローをいただきながら本題へ。6年生に「市役所のしごと」を話すことは言葉使い、専門用語、内容の選択にそれなりの配慮が必要でした。私が行った授業は、先ず市から提供してもらった「こだいらグリーンロード」の観光案内図を全員に配り、小平市の全体像をつかんでもらい、その中の主な公共施設の説明から始めました。この方法が子供たちの理解に役立ったようです。そのあと、市役所の仕事は「ゆりかごから墓場まで」の言葉に表現されるように多くの仕事があること、その中で特に子供たちに身近な学校(教育)、福祉、防災、水道・下水道のライフライン等に重点をおき話をすすめました。

熱のこもった授業風景

熱のこもった授業風景

野村先生の手助けをいただきながら、時折子供たちに問いかけたりの説明に子供たちも熱心に聞いてくれ、こちらもついつい力がはいりました。特に、学校(教育)の運営に64億円ものお金が使われていること(平成26年度)、思っていた以上に市役所の仕事は多いこと、毎日1,000人以上の市民が市役所に訪れること、玉川上水を流れている水は下水道の汚水を浄化した水であること、私たちの飲んでいる水の8割は利根川水系の水であること等々に大きな関心を寄せたようです。予定していた内容の話ができたのか、いささか疑問が残りますが、なんとか7割程度の満足かなあ、と自己評価しています。

生徒の質問に丁寧に答える大野さん

生徒の質問に丁寧に答える大野さん


後日子供たちからお礼の便りを文集にしていただきました。その中の一人の生徒の便りを紹介します。

「貴重なお話をありがとうございました。私は最初、市役所の方々のお仕事は書類を整理したり、会議を行ったり、という事しか思いうかびませんでした。しかし、実は市役所のお仕事もいろんな人を守ったり、助けたりするすてきなお仕事だという事がわかりました。私も知らないうちに小平市役所の方々にお世話になっていたという事もわかりました。私も知らない場所でも人々を助けたり、支えたりする人になりたいです。」

(大野照藏記)

 

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