第15回寄席研究会報告

第15回目の寄席研は、10月7日(金)に恒例の新宿末廣亭で、10月上席昼の部観賞会を開催しました。
寄席研究会_201610_1今回の寄席は桃月庵白酒、春風亭正朝以外あまりポピュラーな噺家がおらず、いつもの寄席研と違って昼の部終了までに1階席が全部埋まらない状況でした。ただ、いつもは男性客が8割近くを占めるのに、今回は女性客が半数以上を占めていたようでした。
今回の会員の参加は、コアメンバーの方が他の行事と重なってしまい、5名と少し寂しい観賞会でした。

前半の部でまずびっくりしたのが柳家小三太。先代小さん門下で、真打ち歴20年以上のはずですが、前座の下手さとは異質のとんでもない噺家という感じでした。その後に早稲田大学OBの若手桃月庵白酒が登場。「短命」という艶話でしたが、15分では物足りない気がしました。
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後半の部は、大ベテラン川柳川柳の落語ならぬ歌謡漫談、春風亭正朝のお馴染みの「目黒のさんま」と続きました。
トリは桂才賀、私は彼の事はよく知らなかったのですが、二つ目時代8年間「笑点」に出演し、刑務所慰問1,000回以上で社会貢献表彰を受けています。本日のお題は素人作品募集からの「カラオケ少年院」で、罪状と歌詞がピッタリという内容で観客を沸かせました。最後に踊りまで披露してくれました。

終演後は恒例の焼き鳥屋「庄助」で懇親会を行いましたが、どういうはずみか全員小平まで戻って、カラオケ会で締めとなりました。
★参加者:荒木、栗原、佐藤(俊)、野村、伊藤(徹)、 以上5名

次回は来年2月頃を予定しています。是非ご参加下さい。

  (文=伊藤(徹)、  写真=荒木)

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