第14回寄席研究会は、2016年6月22日(水)恒例の新宿末廣亭で6月下席昼の部観賞会を開催しました。
12時の開演早々に1階椅子席(約110席)は満席、1時には2階席を開放し最終的には300人以上でほぼ満員となったようです。特に1階桟敷席は、寄席の雰囲気を楽しもうという若い人で一杯でした。
今回の会員の参加は7名。開演と同時に入場した4名は1階、その後入場した3名は2階での観賞となりました。
前半のお目当ては早稲田出身で今売り出し中の桃月庵白酒でしたが、順番が替わってしまったため遅れて参加の3名の方は、残念ながら観る事が出来ませんでした。演目は主人と女将さんからそれぞれ買収される「権助魚」で、熱演だったと思います。プログラムにはなかった代演の漫才ホームランは寄席研のファンも多く、今回も好評でした。
ベテランの鈴々舎馬風、柳家小袁治は丁度当日が参院選の公示日であったためか、二人とも立川談志の選挙の裏話に終始し本題に入らずじまいでした。
後半の三遊亭円丈は和洋取り混ぜた桃太郎からシンデレラまでの創作落語で会場は爆笑の渦でした。昼席トリは現落語協会会長の柳亭市馬で、演目は俄か仕立ての間抜けな幽霊が出て来る「不動坊」、30分近くの熱演で、最後に落語を聞いたなという感じでした。
終演後はこれも恒例の末廣亭隣の焼き鳥屋・庄助で懇親会を行いました。
今回初参加の末次さんの感想を聞きながら、最後は早稲田スピリット?の話で盛り上がり楽しく散会しました。
★参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、栗原、末次、山本、伊藤(徹)、以上7名。
次回は9月か10月を予定しています。是非ご参加下さい。
(文=伊藤徹、写真=荒木)