髙島野十郎(たかしま やじゅうろう・1890~1975)をご存知でしょうか。
福岡県久留米市の醸造家に生まれ、最晩年は千葉県柏市に住みました。
長兄の親友は洋画家青木繁で、そんな影響もあったのでしょうか、東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業しながらも、独学で画家の道を進みます。画壇や団体に属さず、流行や時代に迎合することなく、孤高然とした画家でした。
柏市の寓居は、電気、ガス、水道もなく、掘立て小屋のようで、貧乏画家とも呼ばれていました。

アトリエ兼住居(柏稲門会のウェブサイトより)
「月」や「蝋燭」を好んで描き、友人・知人・隣人に惜しげもなく差し上げていました。
生前は全く認められず、没後、福岡県立美術館で開催された「近代洋画と福岡展」の担当学芸員によって見出され、作品の収集が始まりました。
私は、千葉や三鷹など随所で作品に触れ、「立ちのぼり、やがて消えゆく、蝋燭の炎」、「満ちて垂れ下がり、やがて落ちゆく、からすうり」に、「生命とはかなさ」を感じ、立ち去りがたかったのを覚えています。 蝋燭 からすうり

◆「没後50年 髙島野十郎展」のリフレットはこちら。
・日 時=2026年9月4日(金) 15時~16時30分
・集 合=渋谷区立松濤美術館 入口
・鑑賞料=500円(60歳以上)
・懇親会=文化村周辺の飲食店(探索中) 17時~19時
・申込み締切日=8月28日(金) 若林覚 宛
電話: 090-2498-1512
Email: satowaka3(at)gmail.com【(at)を@に置き換えてください】
展覧会と同時に懇親会出席の有無をご連絡ください
◆お知らせ
10月20日(火)10時30分~12時、番外編で「開館40周年、サントリーホールのバックステージとアートを楽しむ会」を開催します(参加費は無料、懇親会はランチョンで。詳細は追って)。めったに無い機会です。ご予定頂ければ幸いです。