小平稲門会(大島二典会長)は2024年10月27日(日)、小平市民文化会館(ルネこだいら)で第36回通常総会を開催しました。第1部の総会では、提案された5つの議案がすべて承認・可決されました。第2部では、発声医学の専門家によるユニークな講演が行われました。従来どおり立食スタイルで行われた第3部の懇親会では、出席者は和やかな雰囲気のなかで懇親を深めていました。
「各種イベント・同好会などへの積極な参加を」
第1部は、2024年度(2023年10月~2024年9月)に亡くなった6名の物故会員への黙祷の後、小山雄一副会長の司会で総会の開催を宣言。挨拶に立った大島二典会長は「コロナ明け、初めて年間を通してフルに活動ができた節目の年といえる」と2024年度を総括しました。一方、会員減少、高齢化、実活動層の年齢上昇などが顕在化してきていることから、「日々の会運営にあたって、窮屈感を感じる局面も多々ある」としながらも、「この1年間、効果的に行われてきた諸活動をさらに強化・継続することで乗り切ることができるのではないか。そのためには、各種イベント、同好会、会務運営などへの積極的な参加が不可欠である」と訴えました。
総会議案はすべて承認・可決
総会は、小平稲門会の会則第9条に基づき、大島会長が議長を務めて開始されました。
まず、二又祐一幹事長が第1号議案・2024年度活動報告と第3号議案・2025年度活動計画(案)、久保田節子会計幹事が第2号議案・2024年度収支決算報告と第4号議案・2025年度収支予算(案)を説明し、満場の拍手をもって承認されました(3ページ参照)。また、今年度は役員改選の年にあたり、第5号議案として提案された「役員選任(案)」も全会一致で承認・可決されました。
議案の審議・承認が終わった後、来賓の松田健一・早稲田大学東京三多摩地域担当課長/研究推進部研究マネジメント課長から祝辞をいただきました。そのなかで松田課長は、早稲田大学が2032年に創立150周年を迎えることについて触れ、世界に貢献する研究大学となるためのグローバルセンター構想について説明しました。
“発声の力”が、心と体の健康につながる
第2部は、一般社団法人日本発声医学協会代表理事の野口千代子先生による講演「心と体を守る歌と声の振動」が行われました。
声を出すことのメリットとして、野口先生は次の点を挙げました。
①体温が上がり、免疫力がアップする。
②唾液がたくさん出て、口腔内の細菌を殺す。
③顎や舌などの口腔機能を使って、オーラルフレイルを防ぐ。
④口腔内の筋肉が鍛えられ、誤嚥性肺炎、肺線症などの防止につながる。
⑤オキシトシンなど、幸せホルモンの分泌が増加する。
⑥脳波がβ波からα波に変化、ストレスを軽減。
⑦歌詞と情景のイメージで、情動脳が活性化、認知症予防につながる。
⑧自律神経叢が活性化する。
第3部は懇親会で親睦図る
第3部は、宮本義信副幹事長の司会で懇親会が行われました。小林洋子小平市長、松岡あつし小平市議会議長、小平三田会・砂押正己幹事長から祝辞をいただいた後、校友会東京三多摩支部・尾ノ井光昭支部長のご発声で乾杯。その後、今年米寿を迎えられた会員5名のうち出席した2名に、大島二典会長からご長寿のお祝いの品が手渡されました。
小平稲門会に2024年、8名の新たなメンバーが加わりました。そのうち2名が今回、出席し懇親を深めました。
次いで、小平市内在住の早大生2名、早稲田祭2024運営スタッフの学生3名が紹介されました。
最後に竹内吉夫会員のリードにより、米寿を迎えた飛田護道会員のハーモニカと北橋捷之幹事のバイオリンの伴奏で早稲田大学校歌「都の西北」を斉唱し、第36回総会を締めくくりました。
(文=広報・二又祐一、写真=広報・山田哲司)
小平稲門会第36回通常総会出席者(敬称略、89名)
【早稲田大学関係】
■早稲田大学東京三多摩地域担当課長/研究推進部研究マネジメント課長・松田健一
【小平市関係】
■小平市長・小林洋子
■小平市議会議長・松岡あつし
【小平三田会関係】
■小平三田会幹事長・砂押正己
【講 師】
■一般社団法人日本発声医学協会代表理事・野口千代子
【東京三多摩支部・近隣稲門会関係】
■東京三多摩支部支部長/多摩稲門会会長・尾ノ井光昭
■清瀬稲門会会長・内田貞司、副会長・堀内知行
■小金井稲門会副会長兼事務局長・関政己
■国分寺稲門会会長・下山登、副会長・山岸信雄
■西東京稲門会会長・緒方章、副会長兼幹事長・原田一彦、副会長・大久保健仁、副会長兼会計幹事・辻直邦
・東久留米稲門会会長・山口謙二、幹事・河村洋子
・東村山稲門会副会長兼事務局長・町田光髙、副会長・小野浩一
・東大和稲門会会長・上田正秋、副会長・阿部晴彦
・武蔵野稲門会会長代行・杉原鉄夫、顧問・片岡冬里
【小平市在住早稲田大学学生】
・ペロニアジョンレゲーロ(国際教養学部2)、吉岡侑星(人間科学部1)
【早稲田祭2024運営スタッフ】
・三井さら(政治経済学部2)、増山あんり(政治経済学部2)、住吉直人(政治経済学部1)
【会員61名】
芦野信司(1979文)、天野富康(1968法)、井垣昭(1961法)、石井道彌(1952文)、磯山亮(推薦校友)、伊藤徹(1969法)、大島二典(1969理工)、大野照藏(1964法)、勝見亮助(1970社学)、河崎健治(1971政経)、北橋捷之(1967商)、木本芳樹(1974理工)、國友康邦(1963商)、久保田節子(1972文)、栗原政博(1964政経)、小山雄一(1968法)、塩田智男(1956法)、篠田義明(1957教育)、末次浩一郎(1972政経)、鈴木昭助(1967商)、鈴木達也(1977理工)、瀧川清(1974政経)、瀧本紀子(1993商)、竹内吉夫(1974商)、田中一俊(1975文)、田中康彦(1975理工)、谷憲治(1989教育)、土井洪二(1965商)、百々謙治郎(19 7 5政経)、飛田護道(19 60教育)、富澤七郎(1958商)、冨平茂(1973理工)、中村泰三(1966理工)、西村知己(1977理工)、西村弘(1960教育)、間誠(1985文)、橋本勝弘(1981商)、早川三雄(1971法)、平澤洋(1972政経)、比留間進(1971文)、広山嘉彦(1976教育)、福田豊(1 9 7 3理工)、二又祐一(1 9 7 2商)、牧野敏夫(1970教育)、増田峰夫(1959法)、松尾寛敏(1973政経)、松村純夫(1 97 6政経)、松本研二(19 7 1商)、真砂紀彦(1983法)、峯岸敏雄(1969政経)、宮寺賢一(1967政経)、宮本義信(1985社学)、村上征德(1960政経)、村上裕二(1985文)、森田健次(1971教育)、安田昌樹(1977政経)、山口勝(1966商)、山田哲司(1976政経)、山本浩(1954政経)、横田康平(1955政経)、若林覚(1971政経)