ワイン研究会の第28回例会を2016年6月17日(金)に開催しました。
日 時: 6月17日 15時-17時
場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河 崎、 国友、末次、滝沢、冨平、中村、山本、以上12名 (50音順・敬称略)
常連参加者5名の欠席で、しばらくぶりに12名での例会となった。この日ジョーカーを引き当てたソムリエ役は、国友、中村のご両人。初めて乾杯用のシャンパンの栓を抜く中村さん、ベテランの国友さんの指導を受けて緊張の面持ち。無事に心地よい音を立ててコルクを抜き、思わず「楽しいな!」。
ワイン研会長の発声で乾杯するのを常としていたが、冒頭、会長から「今後は席決め同様、トランプで「Q・クイーン」を引いた人が乾杯の発声をすることにしたい」との提案があり、今回はワイン研の「荒木クイーン」を指名、荒木さんの発声で乾杯して、会は始まった。
この日は前回から持ち越しの5本に加えて8本の持参があって、13本がテーブルに並んで壮観。フランス(2)、スペイン(2)、ポルトガルの「旧世界」5本に対して、日本(4)、オーストラリア(2)、カナダ、チリの「新世界」産が8本集まったのが特徴。
なかでも注目が、乾杯に使ったスペインのシャンパンともいうべき「カバブリュット レゼルバ」。スペインのカタルーニャ地区で15世紀に創業し、画家のダリも愛飲したという老舗ワイナリーの産。
乾杯のあとは、まず冷えた白から。山梨、信州の日本ワインから順次赤へ。どのワインから開けていくか、ソムリエ役も頭が痛そう。
飲み干したワインは次のとおり(写真左から)。
●カバ ブリュット レゼルバ カスティロ ペレラーダ 泡白・スペイン ベネデス
●グリド甲州 白・日本 山梨
●五一わいん スペシャル 白・日本 塩尻
●ハーディーズ VR シラーズ 2013・赤・オーストラリア
●ミッションヒル オカナガン ヴァレー 赤・カナダ
●シャトー レ ルミーズ 赤・フランス ボルドー
●ジョージ・ウィンダム ビン444 2013・赤・オーストラリア
●五一わいん スペシャル 赤・日本 塩尻
●シャトー ボオ 2011・赤・スペイン
●レオン ロージュリル 2014・赤・フランス
運ばれるカサ グランデの特製料理を味わいながら、ズッキーニの料理談義を始め心地よいワインの酔いも加わって話題は弾む。イチローの安打数世界記録や都知事問題の「号外話題」はもちろん、カナダへ旅行の河崎さんのお土産ワインを飲みながらバンクーバーなどカナダ駐在の往時を懐かしむ人も出るなど、いつものペースで盛り上がっていった。
「ワイキキタイム」。前回に続いて食卓で披露すると喜ばれる(?)ネタを増やそうとの第2回は、「作家とワイン」の話。アメリカの文豪ヘミングウェイが愛したワインが「シャトー マルゴー」。飛行機事故など数々の事故に遭いながら最後には自殺するが、ヘミングウェイが孫娘の名前にマルゴーの英語読みの「マーゴ」と名付けるが、彼女もまたヘミングウェイの死と同じ日に自殺したという。
次は「三銃士」で有名でワインにも詳しい文豪アレキサンドル・デュマの話。辛口白ワインの「モンラッシェ」は「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」といわれるが、これはデュマの「ダルタニアン物語」が出典とか。また「三銃士」は実は4人、「デュマ」も「大デュマ」「小デュマ」親子2人、などと食卓の話題を仕込んだ。
(注:葉山考太郎著『知ればおいしい! 今夜使えるワインの小ネタ』 講談社刊より引用)
これらの話に出てくるロマネコンティやシャトーマルゴーなど世界的有名ワインのチョット届かぬ(?)値段の話には溜息も…。
そろそろ時間が残り少なくなったところでワイン研会長からいくつかの報告・提案がされた。
■4月例会のゲスト・斎藤まゆさんを校友に推薦しようとの動きについて の現状報告がされた。
■10月21日に予定の第3回ワイナリーツアーについては、足利市のココ・ファーム・ワイナリー往訪を予定して具体化を進めており、次回例会で案内したいとの報告があった。
■次回7月例会について、予定の7月15日(金)の前日に「ニモクサロン」、翌日に「夏の集い」が予定されていて連日の行事となるため、開催日を変更してはどうかとの提案があり、出席者了解し、「7月29日(金)」に変更することとした。
かくしてコーヒータイムに入り、参加者がいつもより少なかったとはいうものの10本のワインを空にし、3本を次回に残して、6月例会も無事終了した。
散会後の恒例カラオケは主力メンバーが欠席とあって、久しぶりに二次会のない例会となった。
(文=井垣、写真=荒木)
次回の第29回例会は、「7月29日(第5金曜日)」ですので、ご注意ください。会場はいつもの「カサ グランデ」で変わらず。会費は2,000円プラスワンコイン(任意)。ワイン愛好家はもちろん、ワインの世界を覗いてみたい方、どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で参加申込みは14名までですので、早めに井垣(090-1196-1471) までお申し込みください。