第15回映画鑑賞会の報告

1.鑑      賞      日: 2017年9月13日(水)
2.上   映   館: 新宿ピカデリー
3.上   映   時  間: 14:10~16:10
4.鑑   賞   料  金: シニア ¥1,100
3.タ    イ  ト  ル: 「ダンケルク」(米国映画)
4.参加者(敬称略):荒木、井垣、栗原、松村、山本、鈴木

《鑑賞して》
第2次世界大戦でドイツ軍によりフランスの海辺の町ダンケルクに追い詰められた連合軍を救出するために英国のチャーチル首相が、全軍の撤退作戦(実際にあった作戦)を指令した。映画は、その40万人ともいわれる兵士救出作戦を行った軍部、民間人の様子を描いたものです。

兵士撤退のために海軍の用船配備、用船あるいは乗船待ちの兵士を援護のための空軍による空中戦、英国から兵士救助のためにドーバー海峡を渡りダンケルクに向かう民間人(父親と息子、他1名の3名で)の船の三つの画面がかわるがわる映し出されていました。

映画の初めのほうで主人公の兵士がドイツ軍から追われて銃撃を受け、疲労困憊の多くの兵士たちが撤退の為に乗船待ちしている時もドイツ空軍からの空爆にも何の手段もなく、船で撤退中に魚雷を受け、油の海を泳ぐ兵士たちの画面などを見せられてドイツ軍に対抗する戦力が全くなかったのかと疑問を持ちました。

全体を通して何故かドイツ軍は空中戦(CGでなく実写本物使用〈HPによる〉の割には迫力があった)で飛行機が3機か4機が映っただけで、地上戦も兵士の姿も全く無くあくまでも撤退を主にした映画でした。

《懇親会》
鑑賞後に居酒屋「清流」にて約2時間の懇親会を持ちました。

経費=¥11,458
(繰越)¥411(+)今回余分¥142=(次回繰越)¥553

 (記 :鈴木  2017.9.16)

 

第14回映画鑑賞会の報告

1.鑑    賞    日    時: 2017年8月30日(水)
2.鑑    賞    映   画: 「関ヶ原」(¥1,100人)
3.映        画       館: 新宿ピカデリー (14:40-17:20)
4.参加者(敬称略): 荒木・伊藤・小川・国友・鈴木(5名) 

《感  想》
映画の題名は「関ヶ原」となっていますが、内容は関ヶ原の合戦前に石田三成と島左近、大谷刑部など三成方の人となりを中心にした画面と、合戦が終わってから三条が原で三成が処刑されるまでの大半が三成を中心に映されている感があり、「石田三成」を題名にしてもよいくらいの映画と感じました。

関ヶ原の合戦シーンはスケールの大きさを感じられましたが、西軍、東軍とも同じような鎧を身に着け侍同士がそれぞれ長い槍を持ち大勢入り乱れての合戦で、どちらの軍か見分けができませんでした。また、合戦の勝敗を左右したと言われる小早川秀秋の動向が少ないように感じました。

全体を通して、タイトルが「関ヶ原」でもあり、合戦に対しての東軍の動向をもう少し映されてもよいのではと感じました。
キャストでは三成を演じた岡田准一、島左近を演じた平岳大が私には目につきました。

《懇親会》
鑑賞後に参加者5名全員で新宿区役所近くの「青龍」にて約1時間半の懇親会を持ちました。
(懇親会5名の経費¥8,175 (今回残¥25+前回までの残¥386=繰り越し¥411)

*カメラ持参を忘れまして今回は写真無しです。失礼いたしました。

(記 :鈴木  2017.9.4)

 

第15回映画鑑賞会のご案内

第15回映画鑑賞会を下記の通り行います。
皆様、是非ご参加ください。

1. 鑑 賞 日 : 2017年9月13日(水)

2. タイトル  : 「ダンケルク」  戦争映画  米国作品 
(あらすじ)第2次世界大戦で敢行された兵士救出作戦を史実に基づいた作品。ドイツ軍によってフランス北端の町ダンケルク港に追い詰められた連合軍兵士たちの運命と、救出に挑んだ者たちの活躍を描いる。イギリスのチャーチル首相は全軍挙げての撤退作戦を明示。海軍、空軍の支援の下、軍艦、漁船、ヨットなど、あらゆる船舶を使用した史上最大の救出作戦が描かれている。

3. 上 映 館 : 新宿ピカデリー(料金=シニア:¥1,100   一般:¥1,900)
*上映時間未定のため集合時間等は9月9日(土)頃にお伝えいたします。

4. 参加申し込み :9月8日(金)まで下記に申し出ください。
 鈴木昭助の携帯 : 080-6519-8720

(以 上)

 

第14回映画鑑賞会のご案内

第14回映画鑑賞会を下記の通り行います。
皆様、是非ご参加ください。

1. 鑑 賞 日 : 2017年8月30日(水)


2. タイトル  :「関ヶ原」  時代劇   原作:司馬遼太郎
(あらすじ)豊臣秀吉の死後、豊臣家への忠義を貫く石田三成(岡田准一)は、天下取りの野望に燃える徳川家康(役所広司)と対立を深めていき1600年10月21日、長きにわたった戦国時代に終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」は、早々に決着がついた。有利と思われた三成率いる西軍は、なぜ家康率いる東軍に敗れたのか・・・・・・?

3. 上 映 館  : 新宿ピカデリー(料金=シニア:¥1,100  一般:¥1,900)
*上映時間未定のため集合時間等は8月26日頃にお伝えいたします。

4. 参加申し込み :8月25日(金)まで下記に申し出ください。
 鈴木昭助の携帯 : 080-6519-8720

(以 上)

 

第13回映画鑑賞会の報告

1.鑑    賞    日    時: 2017年7月4日(火)
2.鑑    賞    映   画: 「新地町の漁師たち」(¥1,200人)
3.映        画       館: 東中野ポレポレ
4.参加者(敬称略): 小川 ・松村(純) ・鈴木 (3名)

《感  想》
この映画は「東日本大震災」で原子力発電所から海水への放射能漏れにより漁業ができなくなった福島県新地町の漁業者が、苦悩と海水の汚染水処理を巡り東京電力との交渉を画いたドキュメンタリー映画である。
漁に出て魚は獲れるが、それは単に魚が放射能に汚染されていないかを検査するためで、市場には出せない漁民の虚しさが感じ取れた。
また、東京電力との交渉では漁業者同士の意見が対立し、組合長をつるし上げにする場面なども描かれており、漁をする人たちの一日でも早く海に出たい気持ちが表れていた。
この映画の監督である山田徹氏は今年で弱冠33歳の若年であるが、2011年から月に一度、新地町に通い(途中1年間はいろんなことを考え過ぎてブランクあり)制作、撮影、編集まで全部ひとりで行った。

上映後にスクリーンの舞台で監督と文芸評論家の加藤典洋氏と二人で約30分のトークがあって、加藤氏からこの映画には子供、女性の出演が最後の一コマだけでは少なすぎる。今後海外での上映を考えているようなら、このことを考慮したほうが良いとの指摘をされていた。

《懇親会》
映画鑑賞後に映画館の11階にある「喫茶ポレポレ」にて1時間弱、参加者3人で懇親会を持ちました。
映画鑑賞会_201707_1

(文・写真: 鈴木   2017.7.5)

 

第12回映画鑑賞会の報告

1.鑑    賞    日    時: 2017年5月25日(木)13:50~16:00
2.鑑    賞    映   画: 「たたら侍」(¥1,100/人)
3.映        画       館: 新宿バルト9
4.参加者(敬称略): 荒木・井垣・伊藤・小川・国友・栗原・末次・山本・鈴木(9名)

《あらすじと感 想》
「たたら」とは日本における古代からの製鉄法で、炉に空気を送り込むのに使われる鞴(ふいご=送風装置)が「たたら」と呼ばれていたために付けられた名称。砂鉄や鉄鉱石を木炭で比較的低温で還元して、純度の高い鉄を生産できることが特徴とのことです。

この映画は、戦国時代に良質な鋼の製造を受け継がれていた出雲の山奥にある「たたら村」で起こった時代劇です。
この村が、ある時に鋼を狙った山賊に襲われたことから、鋼の技術を継承する村下(むらげ)の長男(伍介=青柳翔)が村を守るために武士を志して村を出ました。武士(後にこの侍は「たたら侍」と呼ばれた)として村に帰ってはきたが、武士になる手助けをした筋の悪い商人(与平=津川雅彦)に騙されて幼馴染の忠告も無視し、結局は商人が連れてきた野武士に村を襲われてしまいました。

私の感想として、
・鞴のセットを見て鋼の製造にあたり、古代よりよくもあのような送風装置を考えたものだと感心されました。
・伍介が武士になろうとして村を出る時には、村下である父親や村人とかなりの葛藤があったと感じ取られました。
・村を襲われた最後のシーンで武士になった伍介が、一人残った津川雅彦演じる与平と「たたら村」の刀で立ち合い、与平が討ち死にするのかと観ていましたが、従来の「正義は勝つ」の時代劇と違いました。

【参考】 明治32年に奥出雲の5つの鋼メーカーの経営者が安来港に「雲伯鉄鋼合資会社」を設立し、たたら製品の製造販売を始めた。これが現在の(株)日立金属安来製作所の発祥で、鋼のトップメーカーである。

《懇親会》
映画鑑賞後に新宿区役所近くの「青龍」で約2時間の懇親会を持ちました(¥2,000会費で)。

映画鑑賞後の懇親会

映画鑑賞後の懇親会

 (文・写真: 鈴木   2017.5.28)

 

 

第11回映画鑑賞会の報告

1.鑑    賞    日    時: 2017年2月16日(木)13:50~15:55
2.鑑    賞    映   画: 「サバイバルファミリー」(¥1,100/人)
3.映        画       館: 新宿バルト9
4.参加者(敬称略): 井垣、伊藤、小川、鈴木(計4名)
映画研究会_201702
《あらすじと感 想》
ある日、東京の街が突然原因不明の電気、電池、パソコン、水道、ガスなどが使用不能となり、また自動車、飛行機などの移動手段もストップになり、人々は生活するうえで大変な不自由を感じていた。
そんな中で小日向文世が主人役を演じ、その妻と男女一人ずつの子供の四人家族が東京を脱出し、自転車で妻の実家の鹿児島にたどり着くまでを描いた映画である。
二人の子供は、亭主関白で典型的な会社人間である父親と母親に対して年齢的にも反抗期であった。しかしながら、地図を見ながら時には高速道路を自転車で走ったり、道を間違えたり、食料品が逼迫し自動車のバッテリー液を飲料水代わりにしたり、酪農家の豚を捕まえて食べようとしたり、川を渡ろうとして一時は父親が川に流され行方不明になったりしながら、家族全員で力を合わせ、やっとの思いで鹿児島の妻の実家にたどり着いた。
苦労しながら鹿児島まで着く間に、家族愛が育まれたことを感じ取られる映画でした。

《懇親会》
映画鑑賞後に、いつも寄席研究会の懇親会を行う焼き鳥屋「庄助」で約1時間、ビール、日本酒で焼き鳥を食しながら懇談。

 (文・写真: 鈴木   2017.2.17)