第48回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第48回例会を4月20日(金)に開催しました。

・日  時: 平成30年4月20日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者:  荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、国友、栗原、篠原、志村、末次、冨平、野村、早川、増田、山本、計16名 (50音順・敬称略)

4月だというのに夏日が続く今年の春。この日も高い気温のなか集まったのは定員越えの16人、参加できなかった人も出た例会となったが、持参ワインは9本と、こちらはいつもと比べて少なめだった。しかし、ボルドー、ブルゴーニュ産の本場フランスはもちろん、ドイツ、オーストラリア、ウルグアイ、スペイン、ブラジルのワインが集まってその多彩さは、相変わらず。
例会スタートの乾杯発声役は、「Q」カードを引いた稲門会会長の栗原さん。「30周年の記念行事もキックオフしました。大いに盛り上げていきましょう」と皆で勢いよく乾杯した。

今日のスタートは栗原会長の音頭です

今回の乾杯ワインは南米・ウルグアイの白ワイン。「ウルグアイのワインって初めてだね」「いや前に飲んだよ」などと言いながら味わう。次いで、ドイツ、スペイン産の白ワイン、続けて赤ワインへと移っていくが、皆のグラスの空き具合を睨みながら、「次はどれにしようか」とソムリエ役の河崎・冨平さんの悩み(?)も知らぬげに、まわりの人たちとのおしゃべりタイムが続く。

テイスティングも慎重なお二人

話題はボストンマラソン優勝者のプロ転向や大谷二刀流のスポーツ談義からセクハラの話題、はては好みのワイン販売店の情報交換まで、ワイングラス片手にカサグランデの料理(今回は「中華春雨サラダ」「生鮭の木の芽味噌ホイル焼き」「鶏胸肉のチーズ焼きパプリカ添え」の3皿)を食べながら賑やかさが増していった。

美味しいご馳走とワインが有れば話も弾みます

ワイン研ですっかり定着したお待ちかね(?)のワイキキタイム。「ソムリエ試験・傾向と対策」クイズの第3回は、「織田信長に献上されたポルトガル赤ワインを何と言った?」「標準的なテイスティングでのロゼワインの適温は?」「スクリューキャップの利点は?」など6問。しばし静粛のあとの解答発表には各問ごとに「当たり!」の声も上がったが、全問正解者はなかった模様。【出題・解答は、杉山明日香著「ソムリエ試験対策問題集」・リトルモア社刊より引用】

みんな受験生のように真剣です

クイズに次いで、最近のワイン界の動きの情報提供も。「自然派ワインが主流派のひとつに」(日経)、「葡萄の酒を辿って」(朝日)など、昨今注目を浴びている「自然派ワイン」についての新聞記事の紹介がされた。

ワイン業界の動きも勉強します!   研究会ですから

ワイキキタイムのあとは再びワインを賞味しながらの談笑タイムに入ったが、 まだ時間を残して持参のワインを全部飲んでしまいそうな様子を見て心配したのが末次さんと早川さん。「追加しなければ」と4月にオープンしたばかりの1階コンビニへ。そこで仕入れてきたワインを翳(かざ)して、「これ、“甲州”です。一番高いのを買ってきました」という早川さんに「さすが、山梨観光大使!」と声がかかった。いつも次回に持ち越すワインが出る50回近い例会で、初めてワインが足りなくなって急遽補充をするという「春の珍事」となった。

「ワイン足りなくない?」  「甲州差し入れです!」 「先輩! まず、いっぱい!」

このワインも空けてコーヒータイムが迫るところで、ワイン研会長から、「6月の例会は50回の節目に当たるので、小平稲門会30周年記念イベントを兼ねてワインパーティーを企画したい。17日の日曜日に「カサグランデ」のホールを借りることにお店の了解も得られたので」との発表がされた。会員から賛成の意見や要望も出されて、さらに具体的に企画し、改めて案内することとなった。乞うご期待!というところで、4月例会を無事終えた。

散会後の恒例、有志カラオケ会は、キャンセル待ちで例会に参加できなかった篠原夫人も参加、10名が得意のノドを披露した。

次回の例会は、5月18日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)、どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で申し込み受付は14名まで。申し込み締め切りは5月13日(日)ですが、早めに井垣(090-1196-1471)までお願いいたします。

なお、6月のワインパーティー実施要領についてはホームページでご案内する予定です。お楽しみに。

(文=井垣、写真=荒木)

第47回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第47回例会を3月16日(金)に開催しました。

・日  時: 平成30年3月16日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者:  荒木、井垣、伊藤(徹)、小川、河崎、国友、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、増田、松村、山本、計15名 (50音順・敬称略)

ニューフェースの乾杯! 初々しい? キマッテル?

例年より早く桜の開花宣言がされて、いよいよ春到来。3月例会は14名のはずが、揃った顔が15。慌てたのが申込み受付係のワイン研会長だったが、急遽、椅子を加え、「お料理も大丈夫ですよ」とのお店の厚意にホッと一安心! ワインもフランス、ドイツ、ニュージーランド、インド、日本と各国産ワインが計11本。今回は本場フランスのワインが多く持ち寄られて相変わらずの賑わい。
例会スタートの乾杯発声役は、初参加の松村さん。席順を決めるトランプの「Q」を引いて、いきなり乾杯の大役(?)を務めることに。大手ビール会社に勤めた松村さん、ワインアドバイザーの資格試験を受けた思い出も語って自己紹介のあと、勢いよく「カンパーイ!」。

宮廷の宴会? お行儀良く飲んで・・・。その舞台裏でソムリエ達は忙しい!

南仏ルーション産の白ワインで乾杯のあとは、丸く平たい伝統的なボトル「ボックスボイテル」でドイツ・フランケン地方産と一目でわかる辛口の白ワイン。「フランケンってフランケンシュタイン?」「それは城でしょう!」と珍問答もあって賑やかに。
 続いて、一昨年のワイナリーツアーで訪れた足利・ココファームワイナリーの、その名も「呱々和飲(ココワイン)」を飲む。「ツアーの折に買ったものですよ」と山本さん。白を3本味わって赤に移る。

飲んだり食べたり喋ったり・・・。手も口も忙しいです

この日の注目はインドワイン。インド旅行のため前回例会を欠席した末次さん、例会のお土産にとワインを求めるも禁酒の州もあってなかなか手に入れられず空港の免税店でやっと手に入れたという「フラテッリ」。インド旅行の土産話をきっかけに、ボンベイに4年半住んだ冨平さんを始め会員夫々のインド観や旅行の思い出話に花が咲いた。

インドワインを飲んでインドへ行こう!! いや帰ってきたのです

ワインもさることながら参加者の楽しみは、ワイン研のために特別に調理されるカサグランデの料理。この日のメニューは、「ブロッコリーの白和え」「サラダスパゲティ」「鶏むね肉のさっぱり煮」の3皿が程よく出されて例会ならではのマリアージュを味わった。

頃合いを見てお馴染みの「ワイキキタイム」に。前回から始まった「ソムリエ試験・傾向と対策」クイズの第2回。「ブドウの実の糖度の高い部分はどこ?」から「シンプルな調理法の料理にはシンプルなワイン? 複雑なワイン? どちらが基本の組合せ?」など6問。なかには「焼酎」の問題もあって「難しいな」の声に、「やさしい問題を探す方が難しいですよ」とワイン研会長。【出題・解答は、杉山明日香著「ソムリエ試験対策問題集」・リトルモア社刊より引用】

急に静かになっちゃった・・・。ムムムッ

ワイキキタイムでしばし静まったあとは、ボルドー、ブルゴーニュ、ガイヤック(南西地区)産の本場フランスワインに、ニュージーランド、日本産を次々と味わいながら、夫々のワインについての話や、「自然派ワインが主流派のひとつに」(日経)、「葡萄の酒を辿って」(朝日)などの最近の新聞記事の話からスクープに始まった国会の話題にまで発展して賑やかな談笑タイムが続いた。

「最後はウイスキーです」。突然ソムリエが・・・

今回も10本のワインを空けて、コーヒータイムが近づいたところで登場したのがワインならぬウイスキー。しかも容器がゴルフクラブのクラブハウス を象ったもの。「実は叔父の形見です。川越カントリークラブの開場30周年記念品だそうで、ワインの会ですが、皆さんに飲んでいただければ嬉しい」と持参した荒木さんの話に、根っからの酒好きの面々に異論はなく、皆で飲んでこの日の食後酒?とした。こうしてそれぞれ程良く酔って、3月例会を終えた。

散会後の恒例、有志カラオケ会は11名が参加して、演歌・歌謡曲はもちろん童謡、フォークソング、果ては球団応援歌(六甲おろしではありませんよ!)まで飛び出しての熱唱が続いた。

次回の例会は、4月20日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で申し込み受付は14名まで。申し込み締め切りは4月15日(日)ですが、早めに井垣(090-1196-1471)までお願いいたします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第46回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第46回例会を2月16日(金)に開催しました。

・日  時: 平成30年2月16日 15時17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、 伊藤(徹)、小川、河崎、国友、佐藤(俊)、篠原夫妻、栗原、冨平、野村、増田(初参加)、村木、山本、計16名   (50音順・敬称略)

平昌冬季五輪真最中。この日昼から注目の男子フィギュアSPに日本選手出場とあって、遅刻者が出るのでは?との心配もあったが、定刻には全員揃った。参加申込みが多く定員を超えたが、なお参加できない人も出た2月例会、テーブルには13本のボトルが並んで盛会となった。

祝辞がまだ続く・・・かんぱ~い

ワイン愛飲家の増田さんが「やっと時間がとれるようになりました」と初参加。前回はキャンセル待ちで参加叶わずの村木さんが今日の乾杯役。ソムリエ役は「これからも河崎・冨平コンビにお願いしよう」との提案に皆さんの賛成を得て開会に。

初参加でもすぐにワイン仲間

 まずは、ドイツ白ワインで乾杯のあと、昨年ツアーで訪れたルミエールワイナリーのその名も「光・甲州」や、ボルドーは5大シャトーのひとつ、シャトー・オー・ブリオンを持つ生産者の「クラレンドル」の白などを味わったあとに登場したのがオレンジワイン「ゴッツア ツオリコウリ」。

説明を聴きながら味わいます

「オレンジ?」といぶかる声に、「白ブドウ・ツオリコウリ種を原料に、種も皮も一緒に古代から伝わる壺で発酵・熟成する伝統的な手法で作られたジョージア産ワインです」との説明に、「ジョージアってあの相撲の“栃ノ心”の出身地でしょ」「旧名・グルジアの方が馴染みだね」としばし産地・ジョージアが話題に。

あちこちで話が弾みます

魚の形をした珍しいボトルに入ったイタリアのワインも登場。「ペッシェ(魚)ヴィーノ(ワイン)」という名のこのワイン、かつて日本にワインブームが興る前には一世を風靡し、イタリアンレストランでは藁で包んだキャンテイがもてはやされたのだという。

次々とグラスが空くのを見て、「次はこの赤ワインでいこう」とソムリエ役も抜栓に忙しいなか、ウイング型のオープナーが壊れるハプニングも。予備のソムリエナイフで事なきを得たが、「4年使って400本も開ければ筋肉疲労も起きるよナ」と妙に感心する声も出た。

慎重にソムリエナイフを使って

参加者の楽しみは、ワインはもちろん、この会のために特別調理の料理も同じ。この日は「人参と焼き豚のマヨネーズ和え」、「カレーミートパイ チーズスティック」「鮭の味噌マヨ焼き」の3皿が運ばれた。部屋の一角には雛人形も飾られていて、多くの版画やアンティーク調度品に囲まれた部屋は、賑やかな談笑とともに一足先に春が来たような雰囲気になった。

お雛様も晴れ舞台

「楽しみ」と言えば、「ワイキキタイムも!」という参加者も出てきた当会。前回までの4択クイズに続いての登場が、ソムリエ試験の受験生向け問題集からのクイズの出題。「昔の“傾向と対策”を思い出して答えてください!」とワイン研会長。「やさしい問題しか出ませんからご心配なく!」とはいうものの、「難しいなあ」という声も出た。

解答が配られて・・・なるほど!

問題は「ワイン用ブドウの栽培条件」「ボルドーワインの全生産量に占める輸出量の割合」「ワイン輸入にかかる税金」などについての6問。ソムリエになるにはワインの知識だけでは駄目、と「日本酒」の問題もあって、各自頭を悩ませたあとは、配られた解答と資料を読んでしばし静かに「お勉強」。(問題・解答は、杉山明日香著「受験のプロに教わるソムリエ試験対策問題集」株式会社リトルモア刊 から引用)
ワイキキタイムも終わって再び談笑が続くところに突然現れたのが中村泰三さん。すでに下地が入っていて(?)会は一層賑やかさを増した。

突然のお客様登場

この日の話題はなんといってもオリンピック。例会直前のSPでトップに立ったフィギュアスケートの羽生選手に関心が集まったが、人間科学部に在籍の同選手のほか、荒川、村主、八木沼ら日本女子フィギュア界をリードした校友選手たちの在校時代のエピソードなども元体育局長の伊藤(順)先生から披露された。

早稲田出身の選手達の話で・・・

外国産ワインに劣らず、お馴染みの宮田村の「紫輝」をはじめ日本のワイン4本も空にして、結局12本という例会では最高本数のワインをそれぞれ味わったところでコーヒータイムとなり、賑やかなうちに2月例会を終えた。

散会後の恒例有志カラオケ会は11名が参加、ワインの心地よい酔を熱唱に発散させた。

次回の例会は、3月16日(金)15:00-17:00、於 カサグランデで開催します。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名まで。申し込み締め切りは3月11日(日)です。早めに井垣(090-1196-1471)までお願いいたします。

(文=井垣、写真=荒木)

第45回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第45回例会を1月19日(金)に開催しました。

・日  時: 平成30年1月19日 15時17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、 伊藤(徹)、河崎、国友、佐藤、篠原夫妻、末次、冨平、野村、山本、計13名   (50音順・敬称略)

発足5年目に入った1月例会。稲酔会、ニモクサロン、ワイン研と3日続きの同好会出席に「連日お疲れ様」というあいさつに混じって「今年もよろしく」の新年あいさつも。前回からの持越しも含めてこの日も賑やかに12本、うち11本を本場フランスと日本のワインが占めた。

新年おめでとう! 今年も宜しくお願いします

「今年も皆さん元気で良い年でありますように!」と、12月に次いで新年も乾杯役を末次さんが務めた。乾杯のワインはお馴染みキスヴィンのシャルドネ。昨年のワイナリーツアーで会として確保したものだったが、「これが欲しかったのに売り切れて買えなかった」と冨平さん、残念そう。
乾杯のあとで「チョット無粋だが」とワイン研会長から前年度の会計報告。次年度繰越金が減った原因の一つに、ワイン持参で参加の会員が増えてワンコイン寄付が減る傾向にあるとして、「ワンコイン寄付は大切な財源になるのでワイン持参なくとも遠慮なく参加して欲しい」とは会長の弁。

日頃はチョット手の出ない高級ワインを味わうのが新年例会の常。選定役の山本さんがこの日選んだのは、「メゾン・ジョセフ・ドルーアン・ボーヌ」の赤。1880年設立でブルゴーニュに広大なぶどう畑を持ち、ボーヌ地区のフランス国王やブルゴーニュ公が持っていたセラーなどの歴史的建造物を所有して、現在4代目・ドルーアンファミリーが舵取りしているワイン生産者。

幾ら高級ワインでも演技し過ぎ!

このワイン、高級ワインを求めて某デパートのワイン売り場でソムリエに相談して勧められたという。ワイン研の予算にあう価格で特別にサービスしてもらったというから、さすが、山本さん!

なるほど高級ワインだ・・・

いつものように運ばれたこの日の料理は「大根と水菜の明太マヨ和え」「手羽先煮込み長芋添え」「ミートローフ焼きトマトチーズ添え」の3皿。カサグランデさん、今年もお世話になります!
今回、唯一日仏以外のワインが、白ワインが圧倒的に多い中で数少ないと言われるドイツのピノ・ノワール。続けてフランス・ボルドーのカベルネソーヴィニヨン+メルロー種の赤を飲みながら談笑が続いたところで、お待ちかね(?)「ワイキキタイム」に。

今日も難しい問題です

1年余り続いた4択クイズ。「タネも切れてきたので4択は今日で終わりにします。今日の問題は難しいですよ」と配られた問題は、「シャンパンのコルクに流れ星の絵を焼きこんだのがあるが、なぜ?」「食後のデザートを楽しむ頭文字「C」のつく「6C」ってなに?」「オバマ大統領就任式に出たワインは?」など5問(出題・解答は「クイズワイン王」・葉山考太郎著・講談社刊)。さて、次回からの「ワイキキタイム」は? 乞うご期待!
ワイン談義に花が咲くなか、フランスワインが続いて11月から持ち越したボジョレ・ヌーボーも登場して「お待たせしました」とやっと開栓。
赤ワインが続いたところで白に戻って、再びキスヴィン甲州を飲んだところで、1月6日の日経電子版に掲載のキスヴィン・斎藤まゆさんの記事が紹介された。「新興醸造所なのに1本1万4,000円」「最初に目指したのはお笑い芸人」などの小見出しで「国内外の著名な評論家も注目する女性醸造家の、自由奔放な生き方を追った」記事に改めて斎藤さんの活躍ぶりを知る。

まゆさんの活躍嬉しいねえ

次いで、11月の例会で行った「ワイン研アンケート」の結果の発表がされた。
「会の運営の仕方」「HP」「ワイナリーツアー」などについては概ね好評。「30周年記念のワイン研行事」についてのアイデアも披露された。
この日最後に空けたのは、北海道の「ハスカップワイン」。スイカズラ科の植物で北海道に自生するハスカッップから造られたフルーツワイン。コーヒータイムも迫ってハスカップワインを飲みながら、新年恒例の「お年玉プレゼント」に。

ジャンケンポン! この真剣な顔!

お年玉プレゼントをゲットした(左から)1等・佐藤さん、2等・山本さん、3等・末次さん(隣は?)

ジャンケンで勝った1等の佐藤(俊)さんがボジョレ、2等の山本さんがボルドーのハーフボトル、3等の末次さんがチーズ詰め合わせをそれぞれ笑顔でゲット、負けた全員にカサグランデ・ラスクが配られて、賑やかなうちに平成30年最初のワイン研は無事終了した。

散会後の恒例、有志カラオケ会は9名が参加していつもどおりの熱唱が続いた。

次回の例会は、2月16日(金)15:00-17:00、於 カサグランデで開催します。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名まで。申し込み締め切りは2月11日(日)ですが、早めに井垣(090-1196-1471)までお願いいたします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第44回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第44回例会を12月15日(金)に開催しました。

・日  時: 平成29年12月15日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、国友、篠原夫妻、末次、冨平、早川、峯岸、山本、計14名   (50音順・敬称略)

初参加の峯岸さんを含めて14名と前回からの繰り越しワイン5本を含めて11本のボトルが参加(?)しての今年最後の例会となった。この日は自由着席で、伊藤稲門会前会長を中心に銘々好きなところに座った。ソムリエ役の席にはいまや定席の河崎さんと小川さんが着き、乾杯役席で会費集めを手伝った末次さんがそのまま乾杯役をする羽目に。

皆さんの健康を祝して「シャブリ」で乾杯

皆さんの健康を祝して「シャブリ」で乾杯

「乾杯のワインはこれでいきましょう」とソムリエ役が選んだのが「高級白ワインといえばコレ!」と言われる「シャブリ・ グラン・クリュ」。乾杯役の「峯岸さんの歓迎と皆さんの健康を祝してカンパーイ!」の発声で会はぜいたくな気分でスタートした。「株があがったので嬉しくてこれを買ってしまった。といっても店の奥にあるセラーのなかでは一番安いものでしたよ」とは持参人の弁。

ソムリエも慎重に開封します

ソムリエも慎重に開封します

乾杯の後に「12月の定番です」と栓を抜いたのは「ベートーヴェン第九ラベル」のオーストリアワイン。ベートーヴェンが交響曲第九番を作曲した家屋が敷地内にあるというワイナリーの産。続いてシュール・リー方式で造った甲州種の日本ワインと白3本を続けて飲んだ。
赤に移っての最初は、末次さんの海外旅行土産のベトナムワイン「ヴァン・ダラット ダラット・レッドワイン」。フランス植民地時代に開かれた避暑地で多くの観光客が訪れる街「ダラット」の名を冠したベトナムでは最も有名なワインといい、味わいながらベトナムやネパールなどを訪れた会員たちが思い出話に花を咲かせた。

ベトナムワインを飲みながらの土産話

ベトナムワインを飲みながらの土産話

賑やかに話が弾むなか料理が運ばれる。この日のメニューは「柚子ポンの豚シャブ」「鮭ときのこのパピョット」「ランチョンミート」の三皿。例会のために調理の特別料理にワインが一層楽しめて「ワイン研が楽しいのはお店のお蔭だね」と参会者から感謝の声があがった。
頃合いを見て「ワイキキタイム」に。ツアーなどもあって3か月ぶりの4択クイズ。「ぶどうの果実のどの部分が甘い?」「ウオーターストレスってどんな意味?」「ロマネ・コンティの畑の入口に立っているものは何?」など5問(出題・解答は「クイズワイン王」・葉山考太郎著・講談社刊より引用)。「難しいな!」という溜息が出るなかで、「4問正解だったよ」という山本さんは満点を逃して残念そうだった。

間違えたのは「ぶどうの果実のどの部分が甘い?」

間違えたのは「ぶどうの果実のどの部分が甘い?」

このクイズだけで終わらなかったのが、今回の「ワイキキタイム」。前回の例会以降の1か月の間に朝日、日経紙で報じられたワイン関係の記事が紹介された。「地球温暖化で北海道のワインが脚光を浴び、仏ワイナリーが函館に進出」「中国雲南省・ヒマラヤ山脈麓の標高2500メートルの高地に広がるブドウ畑でワイン造り」とフランスの国外進出ぶりを伝える記事や、「関税撤廃でワインの消費量が日本酒を抜く可能性」「国税庁が国産のワインラベル表記基準を設ける」などのほか、ワインコミック「神の雫」「マリアージュ」の原作者・樹林伸氏(校友)の記事など計7つの情報で最近のワイン業界の動向も仕入れて「飲むだけではない」ワイン研の一面をチョッピリ。

井垣会長提供の新聞記事写しで勉強が続きます

井垣会長提供の新聞記事写しで勉強が続きます

暫く飲む手を休めた後は再びワインと歓談タイム。ボルドーとサンテミリオンのフランスワインと2本のチリワインを空けていったが、ここで、もう一つの趣向が。荒木さんの提案で、今年飲んだワインを思い出して印象に残ったワインや一番美味しかったワインを語ってもらおうというもの。この例会報告用に撮ったワインの写真とワイン名を纏めた資料を皆さんに配って感想を聞いたが、時間がなかったこともあり結果をまとめるところまでいかず資料を持ち帰ってゆっくりと思い出すことになった。

本当にこんなに飲んだのかなあ

本当にこんなに飲んだのかなあ

閉会時間が迫ってコーヒータイムになるころ、最後の登場は峯岸さんが9月に差入れの食後酒・国産グラッパ(表示はブランデー)。アルコール度数40度という強さに飲み切れず残っていたが、初参加のご本人の前で空にした。

初参加「グラッパ」の峯岸さん

初参加「グラッパ」の峯岸さん

会の最後に毎回世話になる「カサ グランデ」のオーナー夫人と女性スタッフを会場にお呼びしてワイン研会長から今年一年のお礼を述べて心ばかりの品をお渡しし、全員が拍手で感謝の意を表した。

カサグランデの皆さんへの感謝の品

カサグランデの皆さんへの感謝の品

今年最後の例会、あれこれと盛り沢山の趣向もあって、いつになく飲むペースが遅くなったのか8本のワインを空けるにとどまり、今年の平均9本を下回ったが5年目に入る新年の例会での再会を楽しみにしての閉会となった。
ワイン研究会_201712_10_1散会後の恒例有志カラオケ会は10名が参加しての「歌い納め会」。それぞれ得意の曲を披露し、最後に「また逢う日まで」を全員で熱唱して終えた。

次回の例会は、1月19日(金)15:00-17:00、於 カサグランデで開催します。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名まで。申し込み締め切りは1月14日(日)ですが、早めに井垣(090-1196-1471)までお願いいたします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第43回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第43回例会を11月17日(金)に開催しました。

・日  時: 平成29年11月17日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(順)、 伊藤(徹)、小川、河崎、栗原、佐藤(俊)、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、早川、山本、計16名  (50音順・敬称略)

ワイナリーツアーを挟んで2か月ぶり、ボジョレ・ヌーボー解禁の翌日とあって参加申込み相次ぎ、定員を超える16名と賑やかな会となった。なかでも元気な姿で出席の伊藤(順)前稲門会会長の姿に一同大喜び。驚きは前回からの持越し分を含めて15本と会始まって以来の多くのワインが並んだこと。
会で準備した2本、参加者持参の2本に加えて稲酔会の「虎居」からの差入れもあって、この日集まった「ボジョレ・ヌーボー」は5本。それに日本ワインの新酒「甲州」2本が加わって「2017」のラベルがズラリ。
会は、珍しいボジョレ・ヌーボー・ロゼでの乾杯で始まった。「伊藤先生の恢復を祝い、皆さんの健康を祝してカンパーイ!」と伊藤(徹)さんの音頭で一同声高らかに杯を上げた。

伊藤先生おめでとうございます!!

伊藤先生、おめでとうございます!!

今年のボジョレは「1月には寒い時期もあったが、春にかけて穏やかな気候が続き、雨量も正常で日照レベルも素晴らしく、潜在的にはバランス良く、しなやかで熟したワイン」との現地レポートも聞きながら、ヌーボー3本を次々と味わった。次いで、フランスに負けるなとばかり一足早く11月3日に解禁となった山梨の新酒「甲州」2本を味わったところで、「ヌーボーはこの辺にして…」とこの日のソムリエ役、河崎・篠原さんの二人が選んだのはイタリアの「ワインの王様」といわれるDOCG規格の「バローロ」だった。

またソムリエ・・・頑張ろうね!

またソムリエ・・・頑張ろうね!

飲むほどに賑やかに談笑が続く中、この日の話題が三つ。
まずは、なんといっても伊藤前会長の話。自宅階段で転倒、大腿骨骨折などの大怪我から7か月の入院、退院後の懸命のリハビリを経て同好会出席までを振り返りながら「皆さんに会えて涙が出るほど嬉しい」との言葉に皆が拍手で応えた。
ワイン研究会_201711_3_4_2二つ目の話題は小平の市民文化祭写真展にスイスのブドウ畑を望む風景写真で三度目の入選を果たし、表彰式からの帰りにワイン研に出席の山本浩さん、入賞の写真を披露した。
ワイン研究会_201711_5_6_2三つ目は、公演などもあって暫くぶりに出席の志村智雄さんの話。11月29日に観劇の会が企画して中央公民館で開催の「市民学習奨励学級」での「雨月物語の一篇・青頭巾」を「一人語り」する志村さんの公演に臨む気持ちなどを聞いた。

参加者が多くテーブルが一杯のため「資料を配ってのワイキキタイムを今日は休みます」となったが、「ならば」と山本さんが「ボジョレ地区」についての詳しい説明をしたり、「ボジョレ・ヌーボーとボジョレ・ヴィラージュ・ヌーボーはどう違うか」の説明などもあって、飲むだけでない研究会らしさもチョッピリ。

真面目にボジョレ・ヌーボのお勉強

真面目にボジョレ・ヌーボのお勉強

飲むだけでないといえば、毎回の楽しみが、カサグランデ心尽くしの料理。「キャベツと鶏胸肉のサラダ」「きのことベーコンのトマト煮」「豆腐ハンバーグ」がタイミング良く運ばれていつもどおりのマリアージュを楽しみながら、フランス、スイス産ワインを賞味した後は、ワイナリーツアーで訪れたルミエールワイナリーの石蔵発酵槽仕込みの「石蔵和飲」で締めた。
10本を空けてコーヒータイムになるころ、最後に登場したのが、峯岸会員差入れのグラッパ。グラッパといえばイタリアが本場の食後酒だが、これは国産初の減圧蒸留法で生産のもの、アルコール度数40度という強さに沢山のワインを飲んだあとだけに流石に全部は飲み切れず、次回のお楽しみに。

40度の国産グラッパ、未だ残っとるぞ!

40度の国産グラッパ、未だ残っとるぞ!

最後にワイン研会長からお知らせとお願いが2件。
お知らせは、お馴染みになった長野・宮田村の「ワインまつり」の案内。昨年と同様、宮田村と銀座をネット中継で結ぶ「信州みやだワインまつり IN  銀座 NAGANO」が12月9日(土)に開催される。配られた案内チラシ写真には昨年参加の会員の姿も写っていた。参加希望の方は会長まで。

左端は去年参加の山本さん

左端は去年参加の山本さん


お願いは、来年で5年目に入るワイン研についてのアンケートの依頼。配られたアンケート用紙に早速記入した人もいたが、「年内に皆さんの意見をまとめて今後の会運営の参考にしたいので是非答えてください」とのお願いがあって、ボジョレを含む5本のワインを次回のお楽しみに残して定刻に例会を終えた。
ワイン研究会_201711_10
この後の恒例のカラオケには13名が参加。この日のワイン本数15本とともにワイン研新記録、一人2曲ずつながら、志村さん「高田馬場」の熱演(?)もあって盛り上がった。

次回の例会は、12月15日(金)15:00-17:00、於 カサグランデで開催します。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名まで。申し込み締め切りは12月9日(日)ですが、早めに井垣(090-1196-1471)までお願いいたします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第4回ワイナリー見学ツアー報告

10月の第42回ワイン研究会は、昨年に続き「第4回ワイナリー見学ツアー」として行いました。

・日  時:平成29(2017)年10月20日 8時30分出発-17時30分帰着
・訪問先:
ルミエールワイナリー(笛吹市)―フレンチダイニング竜― Kisvinワイナリー ―乾徳山恵林寺(以上 甲州市塩山)
・参加者:23名(50音順・敬称略)
井垣、伊藤(徹)、小川、梶川、国友、栗原、佐藤、篠原、末次、滝沢、冨平、野村、早川、福田、松村、村木、山本(以上 男性17名)
荒木、小林(弘)、坂本、浜田、福田、片岡(以上 女性6名)

今回のツアーは、創業130年、日本最古のワイン醸造用地下発酵槽を持つルミエールワイナリーと、発足4年ながらそのぶどう栽培とワイン造りに業界が注目するKisvin(キスヴィン)ワイナリーの歴史の異なる2社を訪れようというもの。その間に挟まるランチタイムも乞うご期待。

秋を飛び越して一気に冬を迎えたかのような前夜からの雨の中を参加者全員、元気に小平駅前に集まった。
定刻にスタートしたバスは小雨降る中央高速を山梨へ。今回5名のツアー初参加者がいて、改めて全員で自己紹介。和やかな雰囲気に移る頃合いをみて、恒例の缶ビール車内販売。ビール営業が本職だった松村さん、さすがの声掛けでたちまち売切った。

ビールは完売! 観光マップでお勉強!

ビールは完売! 観光マップでお勉強!

「皆さんご心配なく。山梨に入ったら富士山が見えますよ!」と道中ガイド役を買って出た「山梨観光大使」の早川さん、勤務していた出版社のコミックを使っての「甲州」ぶどうの生い立ちの説明や、観光マップの配布をするなどサービス満点。
富士山こそ顔を見せなかったが、山梨県に入ると降雨の跡もなく雲のかかった山並みを遠くに見ながら順調な走行を続け、最初の目的地ルミエールワイナリーへ。

雨上がりの山並みを見ながら、ルミエールワイナリーへ

雨上がりの山並みを見ながら、ルミエールワイナリーへ

甲府盆地の東部、京戸川扇状地の中腹傾斜地の狭い道をバスはやっと上って創業家の旧家跡というワイナリーに到着。われわれを出迎えたスタッフの大島さん、早速ワイナリー前に広がる日本式棚仕立てのぶどう畑の案内のあと、醸造タンクなど施設を見学して醸造用地下発酵槽へ。
傾斜地の地中を流れる地下水の天然の冷却効果でワインセラーやタンクに適しているとして作られたこの日本初のヨーロッパ型横蔵式半地下貯蔵庫、発酵槽は国の有形文化財として登録されている。

有形文化財指定の石倉の中で

有形文化財指定の石倉の中で

花崗岩を積み上げて作られた長方形の地下発酵槽10基が横並びに並んでいて、赤ワインの大量仕込み兼貯蔵タンクとして使われたという。「花崗岩の表面が赤くなっているのは長年利用したブドウの色素が付着したから」と大西さん。発酵槽の前の通路はセラーとして使われ、ワイン樽がズラリと並んで壮観。
この地下発酵槽が有形文化財に指定されたのを機に一部石蔵でのワイン仕込みが復活していて、醸造所から鉄網の蓋をとおして覗けたが、今年の仕込みは終わっていた。ショップでは試飲したり、お土産ワインを求めたりした。

ルミエールワイナリー見学を終えて

ルミエールワイナリー見学を終えて

笛吹を後にして塩山へ。JR塩山駅近くの住宅街、うっかりすると通り過ごしそうな民家にひっそりと「フレンチダイニング竜」の看板が。旧塩山市長の私邸を取得してフレンチレストランにしたという知る人ぞ知る人気店。
「これがレストラン?」といぶかりながら豪華な門をくぐり、案内された離れの和室のテーブルにつき、手入れされた庭を眺めながらのランチタイムに。
和食器に地元の有機野菜を使ったフレンチランチのフルコース。飲み物はもちろん白ワイン「甲州」。和空間で味わうフレンチに会話も弾んで赤ワインをボトルで追加した。

フレンチフルコースを前に「甲州」白で乾杯

フレンチフルコースを前に「甲州」白で乾杯

昼食を済ませて次のお目当ては、ワイン研に招いたのがきっかけになって昨秋晴れて推薦校友となり、今年の4月例会にも招いたおなじみの斎藤まゆさんが醸造責任者を務めるKisvinワイナリー。
こちらも住宅街の中、「Kisvin Winery」と記した案内のワイン樽を見逃してしまいそうな佇まいのワイナリー。それもその筈、ここは三代続くぶどう栽培農家の荻原Kisvin社長の実家、今も社長のお祖母さんが住まわれているとか。その敷地を使って評判のワインを造っている小さなワイナリー。

Kisvinワイナリー入口で斎藤さんのお話

Kisvinワイナリー入口で斎藤さんのお話

われわれを笑顔で出迎えた斎藤さん、歯切れのよい口調で歓迎の言葉を述べてワイナリーの説明。「小さいワイナリーですが、この間世界的に有名なソムリエが来訪されて、スイスにはもっと小さいワイナリーがあるよと言ってくれました」。
次いで新興ワイナリーらしくピカピカに光る新鋭醸造設備と敷地地下に造られたセラーを見学。セラーには20樽が並んで各種ワイン熟成中。説明を受けているとき、打栓用木槌で樽を叩いたり、栓を開けてみようとした会員がいて斎藤さんを慌てさせる一幕も。畑では60種ものぶどうを栽培していると言い、「どんどん新種のぶどうを栽培して良いワインづくりに挑んでいきます」と斎藤さん。

ワインセラーで大人しく説明を聞いていたのですが・・・

ワインセラーで大人しく説明を聞いていたのですが・・・

快活に話す斎藤さんに比べて控えめな萩原康弘社長だったが、ぶどう栽培の専門家としての評判はつとに高く、良いぶどうとワイン造りに秘める情熱は熱い。「良いワインを造るために斎藤にきてもらった。今後ともこれで行く」ときっぱり。小さいながらも萩原・斎藤コンビの世界に通用するワインづくりに業界の注目度はいやがうえにも高まっていくことだろう。

4種の試飲ワインを頂き、斎藤さんの音頭で乾杯!

4種の試飲ワインを頂き、斎藤さんの音頭で乾杯!

場内見学の後は、Kisvinワイン4種の試飲でのおもてなし。斎藤さんの発声で乾杯! 楽しく再会の一時を過ごし、お気に入りのワインを買う参加者も多かった。

萩原社長と斎藤さん(前列中央)を囲んで記念撮影

萩原社長と斎藤さん(前列中央)を囲んで記念撮影

斎藤さんたちに見送られてKisvinを後にし、武田信玄の墓があるので有名な乾徳山恵林寺へ。重要文化財の「赤門」をくぐって庭園を進むと「三門」に。

恵林寺「三門」の前で早川観光大使の解説が続く

恵林寺「三門」の前で早川観光大使の解説が続く

柱には、織田信長の焼き討ちで死を遂げた快川(かいせん)和尚の辞世の詞が両柱に掲げられている。「安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火も自ずから涼し、と読みます」と、ここでも早川さん、観光大使の顔をのぞかせた。
開山堂―方丈庭園―うぐいす廊下―恵林寺庭園とみどころを早足でまわったが、信玄公墓所は非公開で遠くから眺めるだけだった。

予定のコースをすべて巡って帰途に。車中ではビンゴゲームに興じた。都内に近づくにつれて再び雨模様。小平駅前に予定どおりの時刻に無事帰着。「楽しかったよ。また来年もよろしく」の声を残して解散となった。

(文=井垣、写真=荒木)

次回の第43回例会は、11月17日(金)15:00-17:00、カサ グランデでの開催です。今年のボジョレ・ヌーボーを味わう会です。会費は2,000円+ワンコイン(任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名まで。申し込み締め切りは11月12日ですが、早めに井垣(090-1196-1471)までお願いします。

 

第41回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第41回例会を9月15日(金)に開催しました。

・日  時: 平成29年9月15日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(徹)、河崎、国友、栗原、篠原夫妻、末次、冨平、野村、早川、村木、山本、計14名 (50音順・敬称略)

8月は休んで2か月ぶりの例会となったこの日、集まったのは定員一杯の14名。ワイン持参の参加も多く、フランス、スイス、スペイン、チリ、南ア、中国、日本と国際色豊か、加えて「食後酒に」と会員から差入れの国産「グラッパ」を加えてテーブルには12本が並んだ。

今日の乾杯は冨平さん

今日の乾杯は冨平さん


今回ソムリエ役のカードを引いたのが、篠原夫妻。「勘弁して!」との夫人の声に助け舟を出したのが河崎さん。さて、どれから始めようかと思案のソムリエ役に、「これから願います」と手を挙げたのが、前回スイスの山歩きで欠席した山本さんのスイス土産ワイン「サン サフォラン」。

スイスの土産話をしながら

スイスの土産話をしながら


このワイン、ユネスコ「世界文化遺産」に登録されているスイス有数のワイン生産地・ラヴォー地区サン=サフォラン村の銘酒だという。レマン湖北岸の丘陵地帯に広がるぶどう畑の写真を掲げながらの説明をまず聞いてから、この日「Q]カードを引いた冨平さんの発声で乾杯、自国消費が主なためなかなかお目にかかれないスイスワインを賞味した。

ソムリエ役は任せて!

ソムリエ役は任せて!


お土産ワインと言えば、世界のゴルフ場を訪ね歩く河崎さんの上海土産が「長城千紅葡萄酒」。万里の長城の麓、河北省沙城地区で栽培のカベルネ ソービニヨンとメルロー種のMBワイン。会では初めて味わう中国ワインに一同興味津々、万里の長城の描かれたボトルのラベルをしみじみ眺める参加者も。
珍しいといえばもう一つ、デパ地下ワイン売り場のスペインワインコーナーで見つけた和名のラベルに惹かれて買ったと持参者がいう「賛否両論」。
予約するのが難しいといわれる人気の日本料理店「賛否両論」(恵比寿)。そのオーナー笠原将弘氏と1879年創業のスペイン・リオハのクネ社の5代目オーナーが、「日本料理にマリアージュする味わい」をコンセプトに黒ブドウ「テンプラニーリョ」を主体に「グラシアーノ」をブレンドしたワイン。

マリアージュというとワイン研でしか味わえぬカサ グランデの特製料理。この日は「ドライカレーのトルティーヤ」、「野菜サラダ玉葱ドレッシング」「秋鮭のホイル焼き」の3皿。お店の好意に感謝しながら次々とワインとのマリアージュを味わう。「こんなに料理を食べて世界のワインが飲めるのはワイン研だからこそ!」と一頻り感心する声も出た。

ワイキキタイムの問題は難しい

ワイキキタイムの問題は難しい

続いて恒例の「ワイキキタイム」。4択クイズ問題も10回目。「ソムリエナイフ」を5年も使うとガタがくるのはどの部分?」から「マスター・オブ・ワイン(MW)の資格を持つ日本人は何人か?」などの5問に頭をひねった(出題・解答は「クイズワイン王」葉山孝太郎著・講談社刊より引用)。クイズのなかの「MW」、現在日本在住の資格取得者はただ一人という超難関資格。そのMW・大橋健一氏とKISVINの斎藤まゆさんが、山梨で開催の「日本ワインコンクール2017」の記念シンポジウムにパネラーとして出席、日本ワインの品質向上と海外進出についての意見交換をしたと報じる新聞記事も紹介された。

斎藤さんの情報なども

斎藤さんの情報なども

海底ワインの記事

海底ワインの記事

「ところで、覚えていますか」とやおらワイン研会長が取り出したのが「眠る海底ワインは沈没船の夢を見るか」と見出しの付いた日経紙。海底に沈んだ難破船から引き揚げられたシャンパンの発見を機に世界各地で始まったワインの海底熟成の記事の写真が、今年1月例会で飲んだ伊豆半島沖の海底で熟成の「サブリナ」だった。記事によると「1万円前後で販売」とかで値段にビックリ。友人からもらったと例会に持参した志村さん、知っていましたか?

盛り上がって・・・

盛り上がって・・・

グラッパは来月に・・・

グラッパは来月に・・・

飲むほどに一段と賑やかに談笑が続くなか、ANAビジネスクラスで使用のチリワイン、南アフリカ、フランス、スペインと世界のワインを次々と飲んで、今回唯一の日本ワイン「まぼろしの葡萄・アジロン」が空くころにはコーヒータイムが迫り、差入れのグラッパとブルゴーニュ産ワイン2本は次回例会のお楽しみにして9月例会は終わった。
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恒例のカラオケには10名が参加、一人2曲しか歌えなかったものの、ワインの程よい酔い心地に浸りながら得意のノドを競った。

次回10月20日は第4回のワイナリー見学ツアーです。既に申込みが多く、あと1人で満席です。カサ グランデでの例会は11月17日(金)15:00-17:00、今年のボジョレ・ヌーボーを味わう会です。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)、どなたでも歓迎。申し込み締め切りは11月12日(日)ですが、会場の都合で14名までですので、早めに井垣(090-1196-1471)までお申し込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

第40回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第40回例会を7月21日(金)に開催しました。

・日  時: 平成29年7月21日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 青木、(小平 & 国分寺)荒木、井垣、伊藤(徹)、河崎、国友、栗原、篠原、清水(国分寺)、志村、冨平、野村、村木、計13名 (50音順・敬称略)

斎藤まゆさんのKISVIN甲州スパークリングで栗原会長が乾杯!

斎藤まゆさんのKISVIN甲州スパークリングで栗原会長が乾杯!

6月例会から20日目の開催ということもあってか、旅行や同窓会とぶつかって参加者が少なくなりそうだったが,清水元・国分寺稲門会会長(38法)と青木壮司・同副会長(40政経)の特別参加を得ての7月例会となった。この日テーブルに並んだワインは8本といつもより数こそ少なめながら、それぞれに話題性のあるワインが揃った。
日頃は「名曲を聴く会」にも参加のほか、国分寺稲門会の各種イベントに招いてくださる清水さんと、小平の会員でかつ国分寺の役員でもある青木さんの参加とあって、会では自粛していたスパークリングワインでの乾杯で例会を始めることとした。

清水会長(中央)と青木さん(右)

国分寺稲門会の清水さん(中央)と青木さん(右)

乾杯用ワインは、4月例会のゲスト・斎藤まゆさんが持参されたが抜栓の機会を失っていたKISVIN甲州スパークリング。この日もソムリエ役を引き受けた冨平・河崎さんが慎重にコルク栓を抜き、清水・青木さんを歓迎する栗原稲門会会長の発声で元気よく「カンパーイ」。
因みにこのKISVIN甲州スパークリング、6月の校友会山梨県支部大会で乾杯用に使われたとか。「校友が造ったワインだと喜んで頂けたようです。次々と早稲田の繋がりが広がっていきます。これも小平稲門会様のお蔭です」との報告がまゆさんからあったとのこと。

ソムリエ達が真剣にテイスティング、そして注ぐ

ソムリエ達が真剣にテイスティング、そして注ぐ

連日の猛暑続きのなかのワイン研はやはり冷えた白ワインからと、これもおなじみになったKISVIN甲州、次いでドイツ、イタリア産の白を味わったが、この日の注目はリースリング100%のドイツ・モーゼル産の白。実はやや甘口の味もさることながらボトルに注目が。というのは「窓ボトルシリーズ」として有名なこのワイン、ボトル正面の透明な窓からボトルの裏側のラベルをワイン越しに眺めると水の代わりにワインを使って描いた有名画家の水彩画がくっきり。ラベルデザインが毎年変わる冬限定販売なので、愛好家の間では引っ張りだこだというので、会員それぞれ早速に覗いてみて「なるほど!」。
ワイン研究会_201707_4_5_0続いての登場がカリフォルニアワイン2本。1本はゴルフツアーのお土産に河崎さんがサンフランシスコ空港でゲットしたカリフォルニア最古のワイナリー産のジンファンデル種の白。もう1本はゲストの清水さん持参の「オーバード・2009」。ところが、この「オーバード」、昨年のワイナリーツアーで訪れたココファームワイナリーの園生たちが1989年にカリフォルニアで植えたぶどうから造られたもの、ココファームが輸入元と知って急に身近なワインに思えてきた。

頃合いをみて恒例の「ワイキキタイム」に入る。9回を迎えたクイズ問題。「難しい」の声に「やさしい問題もありますよ」とばかり、「ワインを開けるときキャップシールのどこを切れば良いか」とか、「ワイン造りで出る搾りかすはどうやって処理する?」など5問にゲストの二人も挑戦。(出題・解答は「クイズワイン王」葉山考太郎著・講談社刊より引用)。「やっぱり研究会ですね」の声に、「小平は“ざるそば研”“映画研”“寄席研”と研究会が多い」「研究会だから家内が許してくれている」と笑いを誘う。「ワイン研もソムリエならぬ”飲ムリエの会”に改称したほうが良さそう」とはワイン研会長の弁。

クイズのヒントをちょっぴり?

クイズのヒントをちょっぴり?

会場のカサ グランデ。ワイン研の使う個室はエレベーター使用のお客さんの通り道ともなっているが、ここにヒョッコリと現れたのが、会員の村山久子さん(29二文)。稲門会発足時からの会員で、会の行事第一号となった女子会主催「玉川上水を歩く会」(平2・4)に故白井康子さんらと参加した4人のうちの一人。6月の「名曲を聴く会」に初めて参加、出席者を驚かせたが、今日も元気な姿で二度ビックリ。ワイン研参加を勧めたが、ご本人はカフェでゆっくりと過ごされた。会に寄付をいただいて先輩の心遣いにさらに感激!。

村山先輩、お久しぶりです!

村山先輩、お久しぶりです!

会に欠かせなくなったカサ グランデの特別料理、今回は「豚と野菜の生春巻き」「スパゲティツナサラダ」「和風チキンロール」の三種。いつもながらの特別料理を味わいながら会話も弾み、3日前の雹や雷などの集中雨でPCが壊れたり停電したりの被害話や、この日106号ホームランを打った早実・清宮選手の話題も出て一段と賑やかに。

お皿も空になり、コーヒータイムになっても話は尽きません

お皿も空になり、コーヒータイムになっても話は尽きません

イタリア・バローロ村の白、南フランス・ローヌ地区産の赤・白と、ボルドー、ブルゴーニュのワインこそなかったが、この日用意のユニークなワイン8本を完飲みしてコーヒータイムに。

「8月の例会は休みで、次回は9月。10月の第4回ワイナリーツアーの企画を発表します。奮ってご参加を」とワイン研会長の締めで7月例会はいつもどおりの賑やかさのうちに終わった。
この日飲んだワインは、次のとおり(左から)。
ワイン研究会_201707_10_0この後の恒例のカラオケ、国分寺稲門会カラオケの会の清水さん、青木さんも加わって8名が時間を延長して得意のノドを披露した。

8月の例会は夏休み。次回の例会は、9月15日(金)15:00-17:00、於 カサグランデで開催します。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)、どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名まで。申し込み締め切りは9月10日(日)ですが、早めに井垣(090-1196-1471)までお願いいたします。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第39回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第39回例会を6月30日(金)に開催しました。

・日  時: 平成29年6月30日 15時-17時
・場  所:  カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線・一橋学園駅傍)
・参加者: 荒木、井垣、伊藤(徹)、小川、小平、河崎、国友、佐藤(俊)、篠原夫妻、志村、末次、冨平、野村、山本、以上15名 (50音順・敬称略)

会場の都合で定例の第3金曜でなくプレミアム金曜の開催となった6月例会。朝からの雨もあがって集まった15名。テーブルに並んだワインが11本。本場ボルドー、ブルゴーニュ産ではないフランスワイン4本、チリ2本、スロベニア1本に、日本ワインがなかった前回の挽回とばかりこの日は日本のワインが4本、うち1本を残して10本をたっぷりと味わう会となった。

久しぶりのご出席で少し緊張気味? 「乾杯!」

久しぶりのご出席で少し緊張気味? 「乾杯!」

スパークリングワインでの乾杯を自粛中とあって、今日のソムリエ役・小川・野村両氏の悩みは乾杯ワインをどれにするかだった。「これで始めましょう」と取り出したフランス産白ワインを見て「そのボトル、ドイツワインみたい」との声に「これはライン河を挟んでドイツ国境に接するアルザス地方の産だからでしょう」と早速の説明に、冒頭から研究会らしい雰囲気を漂わせながら暫くぶりに出席の志村さんの発声で勢いよく乾杯!で会は始まった。

またソムリエカードを引いちゃった!

またソムリエカードを引いちゃった!

「皆さん酔わない内に」と荒木さんから案内が二つ。一つは国分寺稲門会から届いた「国分寺寄席」の開催案内。同会の人気イベントとあって早速の申込みが相次いだ。もう一つが前進座の俳優で、脚本、演出も手掛ける志村さんの「志村智雄戯曲集」の出版案内。志村さんは、早稲田にもゆかりの埼玉・本庄市からの依頼で、同市出身の全盲の国学者・塙保己一の群読劇の8月公演を演出するなど活躍中。「本庄の街おこしを手伝っています!」

身振り手振りで演出家志村智雄さん

身振り手振りで演出家志村さん

白ワインを2本空けて次は赤、とフランス、チリ、スロベニアのワインのあとは、近年とみに世界の評価をあげている日本ワイン。この日唯一のロゼは「こころぜ」。昨年のワイナリーツアーで訪れたココ・ファームのロゼだから「COCO-ROSE」。次いで、一昨年訪れたシャトー酒折の「キスヴィン マスカット ベーリーA2009」も登場。おなじみのキスヴィンワイナリー設立(2013年)前、ぶどう栽培の天才と言われる荻原現KISVIN社長とシャトー酒折がコラボレーションしたワインという。さらに、メルローの傑作ヴィンテージといわれるシャトー・メルシャンの「桔梗ケ原2001」など、次々と日本ワインの逸品を味わった。

テーブルを囲んでワインも話題も尽きません

テーブルを囲んでワインも話題も尽きません

ワインに欠かせないこの日の料理は「ツナマヨごぼうサラダ」、「茄子ミート」「鶏手羽の甘辛煮」の三種。いつもながら例会のためのカサグランデ心尽しの特別料理に感謝!感謝! 「どんどんおいしくなって毎回楽しみです」と野村さん。
頃合いをみて「ワイキキタタイム」に。クイズ形式での出題も8回となってだんだんと難しくなっていく。「パリ最初のワイン学校を作ったのはどこの国の人?」「理想的な環境の下でも長年寝かせたワインは目減りする。1ミリリットル減るのに何年かかる?」など5問(出題・解答は「クイズワイン王」・葉山考太郎著・講談社刊より引用)。賑やかな例会もしばし静寂タイムに。

今日の問題は難しい・・・

今日の問題は難しい・・・

今日の乾杯ワインの産地・アルザス地方がフランスワインの北限産地ならば、スペインと国境を接するルーション地方がフランスの南限ワイン産地。このルーションのワイナリーが、花崗岩と石英の丸い小石という独特のテノワールで土壌改良剤「コフナ」を使ってぶどうを栽培して造った紅白二種のワインが登場。

「コフナ」の説明をする井垣さん

「コフナ」の説明をする井垣さん

この「コフナ」、農業大国フランスの土壌の劣悪化、作物の品質低下を防ぐために政府が国立パスツール研究所に命じて開発した微生物「コフナ菌」を使った土壌改良剤で、「実は私が勤めた会社はコフナの日本総代理店をやっていてこのワインの輸入・販売もわが社なのです」とワイン研会長。
「コフナを使って育てたコメ、野菜、果物が実に美味しいと評判、家庭園芸用もあります。楽農会でもぜひ試してみてください」との説明に、蓼科で菜園を楽しむ小川さんや楽農会の末次さんの目が輝いた。

しばしウイスキーの話で・・・

しばしウイスキーの話で・・・

楽しく談笑が続いて終わりに近づき、久しぶりに出席の小平さんに感想を求めると「研究会らしい雰囲気を感じましたが、実は私はウイスキー党です」と告白(?)。すかさず山本さんが「ウイスキーの一番おいしい飲み方」を披露するなど、しばしワインならぬウイスキー談義に花が咲いた。
ワインの心地よい酔いを賑やかな談笑に発散させているうち2時間がアッという間に過ぎていき、「次回も参加します」と手が挙がる中、第33回例会はお開きとなった。
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この後の恒例のカラオケ、10名が参加したが、「夫婦で同好会に参加させて頂いて1周年です!」とカラオケ大好きの篠原夫人から各種同好会で世話役をつとめる荒木さんに花束が贈られるサプライズもあって例会同様の盛り上がりとなった。

1周年お礼の花束

1周年お礼の花束

次回の例会は、7月21日(金)15:00-17:00、於 カサグランデ。会費は2,000円+ワンコイン(ワイン持参ない方。任意)。どなたでも歓迎。ただし、会場の都合で14名まで。申し込み締め切りは7月16日(日)ですが、早めに井垣(090-1196-1471)でお願いいたします。

(文=井垣、写真=荒木)