第44回散策の会 報告

白金めぐり

令和元年5月25日(土)

元号も「令和」と新しくなり、散策もまた気分を新たにスタートしようと思い、せめて聞こえや視覚だけでもリッチな場所をと「白金(しろかね)」を選んでみました(エッ? なんの関係もないじゃないか!)。これまで都の中心部を散策の対象にすると、郊外の時より参加者が多くなる傾向にあります。ということは、この会はシティーボーイの集まりなのでしょうか? 今日も集合場所の目黒駅には17人に集合していただきました。まずは7分ほど歩き、美術館の前庭でのオリエンテーションです。

大正浪漫の薫りの前で


☆東京都庭園美術館(港区白金台5-21-9)(65歳以上550円)
壁飾りから家具・照明器具などがアール・デコ様式で統一され、その優美な直線や曲線には目が奪われました。それもそのはず、ここは昭和8年に建てられた旧朝香宮邸で、その後吉田茂総理公邸、白金迎賓館を経て昭和58年からは美術館として一般に公開されている国の重要文化財です。庭園も「芝庭」と「日本庭園」「西洋庭園」と趣の異なる庭が3つあり、この日の企画展「キスリング展」も魅力的な絵画ばかりですので、自由時間として1時間を充てました。
なお、散策の会では平成23年10月に一度訪れていますが、その時は休館日だったため内部の見学はしていません。

☆自然教育園(白金台5-21-5)(65歳以上無料)
この日はまだ5月なのに厳しい真夏日。でも園内は新緑と深緑が映え、すがすがしい気分になりました。ここは庭園美術館を包み込むように拡がる広大な面積を誇っています。それも一般的な植物園や庭園と違い、手を入れない自然のままの武蔵野の森を残そうとしている貴重な緑地です。中は「路傍植物園」「水生植物園」「武蔵野植物園」などのブロックで構成されていて、国立科学博物館の付属施設です。

炎暑の中のオアシス


☆瑞聖寺(ずいしょうじ)(白金台3-21-19)
通り道にあったのでちょっと覗いてみました。江戸黄檗宗の最初の中心的な寺院だったそうで、ずっしりとした雄大なたたずまいの大雄宝殿や、階段下に見える通用門は国の重要文化財に指定されています。

屋根と裳階の曲線が見事


☆東大医科学研究所(白金台4-6-1)
付属の病院を持つ医学・生命科学の研究機関であり、基礎研究の成果を医療に直結させることを使命としています。研究は主として感染病やがんなどを対象として、前身は伝染病研究所(初代所長は新千円札の顔となる北里柴三郎)です。「白金」のイメージとはほど遠い古い外観を持つ建物が多く、本郷キャンパスに似た雰囲気や風格を持っています。今回は見学しませんでしたが、医科学の歴史的資料の保存と公開をする施設として「近代医科学記念館」があります。

ワセダよりちょっと頭が良い連中のいる場所


☆聖心女子学院(白金台4-11-1)
申し訳ないことに、校地を囲む塀のほんの一部を見るだけになってしまいました。実は下見の際、松村さんときついアップダウンを耐えながら、長い塀沿いに半周して正門まで行ってみました。そこからも校舎はまるで見えず、しかも予想どおり「部外者立入禁止」「見学お断り」の立て札。守衛に誰何される前に腰が引けて、構内には立ち入るのを諦めました。本番時に同じ難行を皆さんに強いることはできず、キャンパスの“塀のみチラッ”となった訳です。ゴメンナサイ。ここは明治41年創立の小・中・高一貫教育の私立女子校で、卒業生には上皇后美智子、高円宮妃久子、総理夫人安倍昭恵、作家の曾野綾子などがいます。良家の子女が多いようですから、もしかしたらみなさんの御家族にも・・・?? なお、大学のキャンパスがあるのは広尾で、ここにはありません。そういえば3月末の花見の席で「あこがれのマドンナが聖心だったなァ」と私に告白してくれた御仁がいました。“聖心は遠くにありて想うもの”ですか。青春のすてきな想い出をどうぞ大切に。

「みなさ~ん! ここが聖心です」「へぇ~?」


☆プラチナ通り(白金5・6丁目)
ぶらぶら歩きの道すがら通ってみました。ここは「外苑西通り」の一部を指しての名称です。シロガネーゼ・ファッションの発祥の地で、イチョウ並木沿いにブティックやカフェバーなどおしゃれな店が集まっています。無論“プラチナ”や“シロガネーゼ”は“白金”にかけた言葉です。『小平のシティーボーイ、シロガネーゼ発祥の地を行くの図』を狙ってみたのですが、如何だったでしょうか。ただ無念にも、小犬を連れたシロガネーゼに遭遇することはありませんでした。

☆恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4-20)
サッポロビールの工場跡地を再開発し、平成6年に開業した複合施設です。デパート・レストラン・写真美術館・恵比寿麦酒記念館・映画館・オフィスビル・マンションなどがあるおしゃれな街です。今回は小休止をとっただけで「スカイウォーク」に乗り、恵比寿駅へと向かいました。

【散策後の懇親会】
1月に集まり散じた高田馬場の「土間土間」に、人は変わらず再び13人が集まり参じました。談笑の間に散策で消費したカロリーを上回る量の補給を終え、西武線や東西線へと散っていきました。その後、懲りない面々が花小金井のスナックに行ったとか、行かなかったとか。

「楽しかったね」「うんうん」


【参加者】
伊藤(徹)・大河原・大河原夫人・国友・栗原・小林(弘)・小山・佐藤(俊)・篠原夫人・志村・滝沢・田中・千葉・土井・野村・松村・村木 (17名)

(文=佐藤(俊) 写真=国友・佐藤(俊)・松村)

第67回名曲を聴く会の報告

開催日: 令和元年5月24日(金)午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
曲 目: べートーヴェン 交響曲第6番(田園)
               指揮 カール・べーム ウィーンフィルハーモニー
この名盤を聴いたのは、会の第1回をここ、「でんえん」で開催するのを記念して聴いて以来の2回目である。
指揮者べームのゆったりとした曲の流れでのウィーンフィルの名演奏は、いつ聴いても飽きない。

●本日の参加者:荒木、滝沢、山本、小川、以上4名。

【次回開催予定】
・開催日時: 6月28日(金)午後1時より
・場     所: 国分寺駅北口 「でんえん」
・曲     目: チャイコフィスキー ピアノ協奏曲第1番
                       ピアノ ヴァン・クライバーン   指揮 コンドラシン
                       シカゴ交響楽団

(文:小川、写真:荒木)

春の早慶戦 応援ツアー参加者募集中!

昨秋の東京六大学野球は最後まで優勝争いにからみましたが、残念ながら勝率差で第2位の結果でした。
今春は、小宮山新監督デビュー、若手投手陣の台頭などで優勝の期待がかかります。皆さま、ご一緒に声援を送りましょう。「ワセ・スポを愛する会」と共同で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。

●実施日時:2019年6月2日(日)
●集合場所:明治神宮球場1塁側 学生席入口 12:00集合
●費  用:1,000円 (昼食は各自ご用意下さい)
●申込み先:中村泰三 電話 090-7252-7852   Fax042-341-3822
●申込締切:5月18日(土)

(以 上)

第60回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第59回例会を5月17日(金)に開催しました。

・日 時: 令和元年5月17日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、河崎、木本、國友、小林(弘)、末次、篠原夫妻、冨平、松村、計14名(50音順・敬称略)

「令和」最初の会が60回の節目に重なったこの日の例会は14名の満席で、キャンセル待ちも出た。テーブルに並んだ11本のボトルは、スパークリングワイン2本を除いてすべてが赤ワイン。白ワイン0本は、60回のワイン研初めての珍事(?)。これも「予め用意せずその日次第」のワイン研の面白さと納得。

改元初の乾杯役の籤を引いたのは村木さん。立派な体格どおり威勢の良い発声を待つ参加者を前に稲門祭担当役員の村木さん、なんと稲門祭記念品申込状況の報告から始めてビックリ。でもすぐに「令和時代の皆さんの健勝を祈ってカンパーイ!」の声に合わせて皆で乾杯、令和ワイン研はスタートした。

令和元年の初乾杯。「令和もたくさん飲みましょう!」えっ違う?


続いてお馴染みのスパークリング・ロゼ(チリ)を飲みながら隣同士の会話が弾み始めたところで立ち上がったのがワイン研会長。「今日はこれからワイキキタイムを始めます」と宣言して資料を配り始めた。その中身は「ブドウ品種は白・赤ともに3品種をおぼえるだけでOK」と、日常生活でワインを楽しむために知っておくべき赤ワイン3品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール)の色・香リ・味わいなどについて説明したもの(遠藤誠著「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。

え~っ? 会長、もうワイキキタイムですか?


それを承知のソムリエ役、まずは、メルロー100%の「テール・ド・ソル」、次いで「バッカスの夢」と言う名のブルゴーニュのピノ・ノワール100%、とフランスの赤ワインを開ける。注がれたワインを手許のワイキキ資料を見ながら香りや味を確かめる姿もあって「ワイキキタイムの自習時間だね」と言う声も。夫々が持参のワインについて説明することも多くなってワイン談義も盛んになってきたが、飲むほどに話題も広がり賑やかな会となっていくのはいつものとおり。

「ビールだけじゃなくワインも詳しいんでしょう?」「う~ん・・・」


フランス、スペイン、イタリアのヨーロッパ赤ワインに交じっての注目は米・カリフォルニアの「コッポラ」。不朽の名作「ゴッドファーザー」など数々の名作で知られる映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏のワイナリーの産。同ワイナリーが手掛ける7つのブランドシリーズの一つ「ダイヤモンドシリーズ」と言うので興味津々だったが、なんといってもこの日のハイライトはお待ち兼ね「レミーマルタンXO」。

「ゴッドファーザーも飲んでいたんだよ!」「本当かよ~~」


ワイン研にブランデー?といぶかる向きもあったが、ブランデーの語源はオランダ語の「焼いたワイン」。白ブドウが原料のワインを蒸留して樽に入れ5年以上の年月をかけて熟成させたものを言い、熟成年数を表す符号として付いているお馴染み「VSOP」とか「ナポレオン」の中で、40年~45年ともいわれる年数熟成させたのが「XO」だという。「ワイキキタイム番外編」の解説を聞きながら、「レミーマルタンXO」がブランデーグラスならぬワイングラスに注がれていく。ところがボトルから注ぐのに「茶こし」が一役? なんでも抜栓のときコルクが落ちてしまって店の茶こしを借りたという。「永年大切に保管した証拠だね?」の声も。この40度の強いお酒もワイン研の面々、アッという間に空にしたからオソロシイ人たち!


コーヒータイムに入ってワイン研会長から報告が2件。
一つは4月に行ったアンケートの結果報告。当日不参加だった常連も含めて19名のうち14名から回収した回答結果が報告された。総じて現在のワイン研の運営を可とし、個々の問いには前向きの意見が記されていて、全回答の資料が配られた。
報告のあと一つは「ワイン研平成史」と題する小冊子発行の件。小平稲門会ホームページに毎回掲載の「この日飲んだワイン」の写真を第1回から直近分までを、或る会員が纏めてプリントしたのを見て発想したという。「平成」のワイン研記録として残したいと「試し刷り」を示しての報告に、「賛成」の声多く実行することとなった。6月例会には配布の予定。

こうして2時間はいつもどおりの賑わいのなかで過ぎていき、結局この日はワイン8本にブランデー1本を飲み、唯一の日本ワインなど3本は次回への持越しとした。いつも散会後に記録のため「この日飲んだワイン」の写真を撮る荒木さん。「確かもう1本あったはず」と怪訝顔だったが、遅れて参加したカラオケの部屋で行方不明の1本を発見した。少し残ったのがモッタイナイとカラオケ組が持って出たと分かってホッ!とした令和初のワイン研だった。

僕もカラオケに来ちゃいました! バロンで~す!


散会後は恒例・有志による「令和」初のカラオケタイム。9名が自慢のノドを競ったが、モチロン「ブランデーグラス」も登場した。

次回は6月21日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは6月14日(金)。井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

 

第66回ざる研「さらしな田無店」のご案内

長らくお休みを頂いていましたが、この程再開の運びとなりましたので宜しくお願い致します。

1.日 時: 6月17日(月)11時50分、西武新宿線田無駅改札集合
2.場 所:西東京市田無町4-3-17「さらしな田無店」電話042-450-6333 ※5回目
3.費 用:@¥4,000程度
4.参加申し込み:参加ご希望の方は6月13日(木)までに世話人・山本浩(電話042-473-7617)へご連絡ください。

(以 上)

第66回名曲を聴く会の報告

開催日: 平成31年4月26日(金)午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
曲 目: ブラームス 交響曲第1番
                 指揮 フルトベングラー       ベルリン・フィル
第66回のこの会合が平成最後の小平稲門会の同好会となった。
LPレコードに拘りCDを一切聴かない趣旨で、よくもまあこんなに続いたものである。
会場を毎回提供して頂いているご高齢の「でんえん」、ママには感謝、感謝である。可能な限り、ご了解を頂きながら続けたいものである。

今回のブラームス、フルトベングラー、ベルリンフィルという最高の組み合わせで、いつ何度聴いても飽きないこの曲目を聴けるのは、幸せなことだといつも思う。

●本日の出席者:荒木、栗原、清水(国分寺)、滝沢、小川、以上5名。

例会後、いつものように国分寺駅ビルの9Fのイタリアンレストランで赤ワイン、ピザを肴にし、稲門情報を主として懇親し、解散した。

【次回開催予定】
・開催日時:5月24日(金) 午後1時より
・場     所: 国分寺駅北口 「でんえん」
・曲     目: べートーヴェン 交響曲第6番(田園)
                       指揮 カール・べーム ウイーン・フィル

(文:小川、写真:荒木)

第59回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第59回例会を4月19日(金)に開催しました。

・日 時: 平成31年4月19日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、小川、河崎、木本、栗原、佐藤(俊)、篠原夫妻、冨平、村木、横田、計14名(50音順・敬称略)

「平成」最後の例会となったこの日、3年ぶりに例会参加の横田康平さんを加えて定員満席の14名が揃った。参加者の来場とともに持参のワインも増えていき、フランス、スペイン、ドイツ、イタリアとヨーロッパワインが8本、オーストラリア、チリなどニューワールド組が4本と12本のボトルが揃ったが、日本のワインが味わえない寂しさもチョッピリ。

平成最後の乾杯役の籤を引いたのは小川さん。「令和に入って皆さん益々お元気に、そしてこの会も“500回(?)”と続きますように祈ってカンパーイ!」の声に合わせて暫くぶりチリのスパークリング・ロゼで元気に乾杯してスタートした。

平成最後の乾杯はベテランの小川さん

スペイン、ドイツの白を味わった後に登場したのが、オーストラリアの「野鳥が集まる場所」という意味の名の「クーヨン」。同国ペニンシュラ地域北端の涼しい水鳥の生息地に近いワイナリーの産。オーストラリア旅行の土産と聞いて現役時代の思い出などオーストラリア談義に花が咲く。白から赤に移って市議選から小宮山新監督への期待など話題が飛び交って、いつもの賑やかさになっていった。

この日ワインを飲みながら食べたカサグランデ特製の料理は「春キャベツのサラダ」「蒸し鶏のマリネ」「鶏むね肉」の三皿。最後の春巻き風に薄皮で包んだ「鶏むね肉」は一人4本とボリュームたっぷり。「とても食べきれない」と持ち帰る人も出た。

頃合いを見て「ワイキキタイム」に。今日のテーマは「ワインの産地」について。すでにご存知の「オールドワールド」と「ニューワールド」だが、長い歴史を持つヨーロッパワインのイメージは「農産物」、ニューワールドは「食品工業」的なスタート。その違いがワイン名やラベルの表示の仕方の違いになっているという。さらに、この新・旧世界のほかに新世界の一部に「第三勢力・冷涼系」ワインが台頭しつつあるということなども知った(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。続いての情報提供は、「ナチュラルワイン再脚光」と大見出しの特集記事(日経)の紹介。「自然派ワイン(オーガニックワインやビオワイン)」と「ナチュラルワイン」との違いも知った。

ワイキキタイムの皆さんは、?十年前の座布団帽姿を思い起こさせます

ワイキキタイムのあとは再び談笑タイムに。すっかりソムリエ役が板についた二人が各自のグラスの空き具合を見ながら飲むワインの順番を決め、そのワインについて持参者が説明をする場面が増えてきた。

そんなワインを二つ。その一つはスペインの「イニエスタ・コラソン・ロコ・ティント」。ご存知サッカーのスペイン代表で「FCバルセロナ」からJリーグ「ヴィッセル神戸」に移籍して話題になったA・イニエスタ選手がスペインのラ・マンチャ地区に所有する広大なワイナリーで造られたワイン。サッカーフアンにお薦め!

パーカーポイント「94」のワインはお口に合いましたか?

もう一つは、コーヒータイムが迫ってソムリエ役が「これで最後にしましょうか」と開けた南仏・コート・デュ・ローヌ産の「バスティード・ミラフロール」。ボトルの頭部に「94」のラベルが。この数字はパーカーポイントを表すという。パーカーポイントとは、世界で最も有名なワイン評論家R.M. パーカー氏によって評価される100点満点で表す評価方法で、「ワインの価格に関係なく公平なワインの選択には不可欠のもの」とされている。「94」点は高評価ワインという。

ソフトな売り込み・・・聞いているうちについ買ってしまいましたよ!

コーヒータイムに入ってお願いが2件。一つは稲門祭担当の村木さんから記念グッズ購入・奨学金寄付のお願い。早速手を挙げての申込みもあった。

アンケートを話題に、年代を超えて和気藹々と話し合います

あとの一つはワイン研会長からの「アンケート」のお願い。会長が言うには「次回例会は「令和」最初にして60回目、歳でいうと「還暦」に相当するのでワイン研も原点に戻って今後の運営を考えたいとして、常連参加者に協力要請があった。

「やっぱり今日は飲まないのかなぁ~」
「来月までお預けだって・・・また会おうな!」  レミーマルタン君をまた箱にしまう・・・ざんねん!

こうして2時間はいつもどおりの賑わいのなかで過ぎていった。結局この日飲んだワインは10本。2本は次回への持越しとしたが、実は外にブランデー「レミーマルタンXO」の持参があり、最後にこれを飲みたい派と次回への持越し派とに分かれて意見交換(?)の結果、「次回のお楽しみ!」として平成最後のワイン研はお開きとなった。

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。この日参加の8名が、「招き猫」の店名そのままに新時代の幸せの招来を願いつつ「平成」最後のカラオケを楽しんだ。

次回は5月17日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは5月10日(金)、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)




国立西洋美術館開館60周年記念
「松方コレクション展」へ

第19回目の「美術館を巡る会」は上野の国立西洋美術館を訪ね、同館開館60周年記念「松方コレクション展」を見学します。
この展覧会では名高いゴッホの「アルルの寝室」など国内外に散逸した名品を含め、160点の作品を鑑賞できます。加えて100年にわたり時代の荒波に翻弄され続けたコレクションの歴史も学べます。
また、常設展も観られます。是非ご参加下さい。

実施要領
1.会 場:国立西洋美術館(上野公園内)
2.集 合:2019年6月14日(金)午後1時30分 JR上野駅公園口集合
3.行 程:美術品鑑賞  約2時間。その後、希望者で感想会。
4費 用:入館料1,600円+交通費
5.世話人:小山雄一 電話080-3736-1941

ご参加希望の方は6月10日(月)までに世話人までご連絡下さい。

(以 上)

第44回散策の会のお知らせ

散策の会の第44回例会は、「白金めぐり」です。

1.日時・集合場所
令和元年5月25日(土)午後1時00分
JR目黒駅 中央改札口前 集合

2.経路
JR目黒駅→庭園美術館→自然教育園→瑞聖寺→東大医科学研究所
→聖心女子学院(塀のみ)→プラチナ通り→恵比寿ガーデンプレイス
→恵比寿駅(解散)

3.参考情報
(1)入場料:庭園美術館は、65歳以上550円(要 年齢証明書)
                        自然教育園は、65歳以上無料(要 年齢証明書)
(2
)歩行数は約1万歩
(3)解散後、希望者で高田馬場にて懇親会を行う(会費 4,000円程度)

4.申し込み
5月19日までに佐藤(俊)の下記あてにお願いいたします。
090-9149-8977  または t-sato(at)ion.ocn.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】

なお、懇親会出席希望の方で前日以降のキャンセルは、飲食代3,500円を申し受けます。

(以 上)

第58回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第58回例会を3月15日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年3月15日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(徹)、小川、河崎、木本、國友、小林(弘)、篠原夫妻、末次、冨平、野村、村木、計14名 (50音順・敬称略)

籤運抜群野村先輩。乾杯は何回目? 幸運にあやかりたい !

春到来を感じさせる好天の午後、カサグランデ・ゲストルームに集まったのは14名の参加者と12本のワインボトル。フランス、スペインなど旧世界ワインはもちろん、アメリカ、ニュージーランドなど新世界ワインに日本のワインも顔を揃えて、今日も世界のワインが味わえると参加者の期待が膨らんだ。「乾杯役カードを良く引くネ!」との声もかかった野村さんの発声に合わせてニュージーランドの白ワインで全員乾杯する姿を荒木さんがカメラに収めるいつもの光景で例会は始まった。次いで2012年産というボルドー白ワインを味わったあとは、マスカットベーリーAのロゼ・岩の原ワイン「深雪花(みゆきばな)」と進んでいく。

故郷越後の「深雪花」はまず伊藤さんに飲んで頂きましょう

会が始まると早速テーブルに配られたカサグランデ特製料理は「千切り野菜のサラダ」。続いて「焼きたまねぎのツナマヨネーズソース、鶏肉のゴマ酢和え」、さらに「菜の花とハムのオムレツ」と程良いタイミングで出る料理を食べながら周りの人たちとの談笑が続いてグラスはすぐに空になっていく。忙しいのはソムリエ役の二人だが、毎回話題になるのが“抜栓が飛びぬけて楽“だというオープナー。少々値が張る商品だが、実は個人のものを会で使わせてもらっている。「会で譲って貰ったら」「分割払いでどう?」という声のなか、ソムリエ役は各人のグラスの空き具合を見ながら栓を抜いていく。

「使い勝手がいい!」「借り貰い~にと言う訳にはいかないかねえ」

今回の注目は、会には初登場のミャンマーとトルコの赤ワイン。クジャク(孔雀))マークが目を惹くミャンマーワインは「エタヤレッド」。ドイツの企業家がミャンマー・南シャン州の高地にあるインレー湖に近いエタヤ村にヨーロッパから輸入のブドウの苗を植えて造った「ミャンマー初のぶどう酒」と謳っている。ミャンマー旅行の土産というこのワインを味わいながらミャンマー旅行や駐在員時代の思い出話から、「ミャンマーと言うよりビルマと言う方が馴染みだね」との声も。映画「ビルマの竪琴」の話も出て、「水島上等兵役の俳優は誰だっけ?」と、しばしビルマの話に花が咲いた。

「これミャンマーのワインです」「初めての味です」

ひとしきり会話が弾んで盛り上がったところで「ワイキキタイムに行きましょう」とワイン研会長。「待ってました(?)」の拍手もあって資料が配られる。今回は「ワインの価格シリーズ」の3回目。「ワインの価格と飲み頃の目安」について「1,000円1年の法則」なる考え方が紹介された(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用)。そのほか「前回質問が出ていたので」と再度「フル、ミディアム、ライトの各ボディ」のワインのタイプと味わいについておさらいをした。「先日行ったレストランでワインリストの一番上に載っているワインを頼んでみたよ」とワイキキタイムで得た情報(2月例会)をとに早速試してみた実践派参加者も現れた。

恒例、まじめに勉強の時間です

ワイキキタイムの静かなひと時のあとは、ミャンマーワインと同じく今回初登場のトルコワイン。イスラム教の国ということで収穫したブドウの10%程度しかワインに加工されなかったが、近年は味が認められて輸出も増えているというトルコで、最大の老舗ワインメーカーを謳う「ヴィラ ドルジャ」ワインを味わう。

これがトルコワイン?

トルコのあとはカリフォルニアの「マーフィー・グッド2013」と赤ワインが続いたところで、ひときわ目立つ1升瓶の栓が抜かれる。アルプス山脈の名峰「マッターホルン」を描いたラベルの「モンシェルヴァン サドヤ」の白。実はこのブランド、既にワイン研では赤3回、白は2回目の登場とあって既にお馴染みのワイン。なにしろ1升瓶とあってグラスにたっぷり注ぐことができると好評。「私の好きな画家・香月泰男が生前愛飲していたワイン」との持参者の説明に「あの“シベリアシリーズ”で有名な画家だね」と美術談義も加わった。この甲府の国産ワイン白を挟んで、バーボンの樽で熟成した「ロバートモンダヴィ」などカリフォルニアワイン2本を味わい賑やかに談笑が続くうちに時間が過ぎてコーヒータイムとなった。
結局この日飲んだワインは9本、オーストラリア、スペイン、フランスの赤ワイン3本を次回「平成最期のワイン研」のお楽しみとしてお開きとなった。
散会後は恒例・有志のカラオケタイム。この日も12名が参加して得意のノドを披露する例会に劣らぬ盛況となった。

おまけの1枚。ワイン研に参加するとこんな笑顔になります(*^_^*)


次回は4月19日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは4月14日(日)、井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)