第22回映画鑑賞会のご案内

第22回映画鑑賞会を下記の通り開催いたします。皆様方の参加をお待ちいたします。

■鑑    賞   日 : 2019年3月19日(火)
■映画の題目 :「ぼけますから、よろしくお願いします」(監督・撮影・語り=信友直子)《あらすじ》
映画は家族に認知症患者を持つこの映画の監督自身のドキュ
メンタリー映画です。
この映画の監督が45歳の時に乳癌になり、その時母は広島県の呉市から上京して不安な監督に寄り添って看病してくれた。その母が後にアルツハイマー型認知症の診断を受け、90歳を超えた父が80代後半の母の介護をする日々がはじまる。監督は実家に帰ることも考えるが、父の「母の介護は私がやる。あんたはあんたの仕事をしろ」という言葉に、思い留まる。
しかし監督は、両親の記録を撮ることが自分の使命だと思い始めた。病気であることを突きつけられ苦悩する母、95歳で初めてリンゴの皮をむく父・・・。認知症の患者を抱えた家族の日々を娘である監督の視点から画いています。
《信友直子監督プロフィール》
1961年広島県呉市生まれ。1984年東京大学文学部卒業。 1986年から映像制作に携わり、フジテレビ「NONFIX」や「ザ・ノンフィクション」で数多くのドキュメンタリー番組を手掛ける。 「NONFIX 青山世多加」で放送文化基金賞奨励賞、「ザ・ノンフィクション おっぱいと東京タワー〜私の乳がん日記」でニューヨークフェスティバル銀賞・ギャラクシー賞奨励賞を受賞。
■上  映  館: ポレポレ東中野(シニア料金:¥1,200)
■集  合  場  所:JR東中野駅西口改札口前
■集  合  時  間: 10:05 am
(チケットは当日販売で全席自由席の ため早めの集合としました。悪しからずご了承願います)
■参加申し込み:3月日17日(日)までに、鈴木昭助あてにお申し込みください。
携帯電話: 080-6519-8720
E-mail: syouchan(at)k5.dion.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】
■懇  親  会: 予算¥2,500/人。参加、不参加は映画鑑賞申し込み時に合わせて申し出願います。

(記=鈴木)

 

 

第64回名曲を聴く会の報告

開催日: 平成31年2月22日(金)午後1時より
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
曲 目: ベートーヴェン 交響曲第6番(田園)
     指揮 ブルノー・ワルター コロンビア交響楽団
田園を聴くのは、「名曲を聴く会」の発足した2013年3月の第1回会合にこの古風な国分寺でんえんで開催するのを祝して聴いて以来6年振り、2回目である。
第1回はベーム指揮のウィーンフィルの演奏で素晴らしい演奏であったが、今回のワルター指揮の田園も柔らかい曲の流れで、さすがの名盤であった。

●本日の参加者:荒木・井垣・塩田、清水(国分寺)・滝沢・山本・小川・以上7名。

おって

終了後、国分寺駅ビル、イタリアンで会食したが、話題の中で塩田さんが田園の解説書をご覧になり、楽譜の説明があったが、さすがグリークラブのOBだけあって着眼点がこうも違うのかと感心した。

【次回開催予定】
・開催日時:3月22日(金) 午後1時より
場     所: 国分寺駅北口 「でんえん」
・曲     目: ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲
        指揮 ミシェル・プラッソン  トゥールーズ国立管弦楽団

(文:小川、写真:清水)


第57回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第57回例会を2月15日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年2月15日 15時-17時

・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者:荒木、井垣、伊藤(順)、伊藤(徹)、木本、國友、栗原、小林(弘)、篠原夫妻、冨平、野村、早川、村木、計14名 (50音順・敬称略)

厳しい寒さのなかに初参加の木本芳樹さんを含めた14名が集まって満席の会となった。前回の完飲みで持ち越しのワインがなく、ひょっとして足りなくなるのではとの心配もなんのその、この日の持参ワインは11本、暫く顔をみせなかった日本ワイン2本に、フランスはブルゴーニュとボルドー産が各2本、スペイン2本、オーストラリア1本、それに3月例会のお楽しみに残した2本。

初めての参加です。よろしく!

大きな体を小さくして? 新人です・・・

ソムリエ役の河崎さん欠席で代わりにその席のカードを引いたのが栗原稲門会会長。「私はここに座るだけ、冨平さんにおまかせ!」と冨平ソムリエ役奮闘の会となった。

「私はお味見係です・・・」「困ったものです(笑)」


「三寒四温とはなかなかいきませんが、元気に春を迎えましょう」との早川さん発声の乾杯で会は始まったが、グラスに注がれたのはオーストラリア産の珍しい赤のスパークリングワイン。村木さんのオーストラリア旅行土産だという。「甘いね」と会には初めて登場の味を楽しんだ。

まだかなあ~。山梨観光大使の話長い・・・


乾杯のあとはまず白ワインから。この日はボルドーとブルゴーニュ産の2本だけだったが、本場の白ワインをしっかり味わった後は、暫くぶりに登場の日本ワインの赤。期せずしてワイン生産を競う山梨と長野のライバル対決(?)。しかもラベルが「IZUTU WINE GOLD」、「SANYO WINE」とどちらも英文表示なのが面白い。まずは信州・桔梗ケ原メルローの井筒ワインの「ゴールド」ラベル。「前回のワイキキタイムで勉強したので、思い切って高い方のワインにしました。それに昨日はバレンタインデーでしたからネ」と持参の篠原夫人。「桔梗ケ原」と聞いて話題は映画「ウスケボーイズ」の話から、麻井宇介氏の薫陶を受けて北海道でワイン造りに励むワイナリーの新聞特集記事(日経)まで登場してワイン談義が弾んだ。このように参加者が持参のワインの説明をすることが多くなってきたのが最近の傾向で、研究会らしい雰囲気が増してきた。

ちょっと高いワインです! 思わず会長の手が伸びた・・・


カサグランデのオーナー夫人とスタッフがワイン研のために特別に調理の今日の料理は、「ブロッコリーの白和え 里いもの蕗みそ和え キャベツとわかめのからし酢しょうゆ和え」「豚しゃぶ水菜とセロリ添え」「ロールキャベツクリームソース」の三皿。「ワイン研の楽しみはワインよりもこの料理」との声も。

2本目の日本ワインは、山梨観光大使・早川さん持参の「SANYO WINE」。巨峰の産地として有名な山梨・牧丘地区でのヤマソービニオン樽熟成のこのワインの生産者・三養酒造の社名は、「美味しいぶどう酒を飲んで楽しく生きよう」と詠んだ唐代の漢詩「三養訓」に由来し、同社は全国で初めて巨峰からワインを造ったという。

資料の勉強、新聞の勉強、お味の勉強、いろいろ学びます

頃合いをみて「ワイキキタイム」に。前回のワインの市価(小売価格)の話に続いて、今回は「飲食店でのワインの価格設定のしくみ」がテーマ。「ワインバーやレストランなどの価格は小売価格の何倍で設定されているか」「ワインリストの一番安い1本はお得な場合が多い」「ワインリストで幅をとっているジャンルはその店が得意とする分野」などワインリストの見方のあれこれを学んだ(遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」、永岡書店刊より)。

そのほか「前回質問が出たのでおさらいをします」と「ワイングラスの種類とその特徴」について2度目の学習、さらに「今こそ白の魅力を語ろう」という日経・日曜特集記事の紹介。「赤ワインが健康に良いということで日本のワインブームの一因になったが、1970年代後半から80年代にかけては、赤より白のほうが人気だったといい、日本固有の甲州種の白ワインが脚光を浴びている」との解説も付いてフランス・ブルゴーニュの白ワインの魅力が語られるレポート資料も配られて多彩なワイキキタイムとなった。

「どうぞ、どうぞ、スペイン産です」

「まだありますよ」「どうも、どうも」

勉強(?)の後は再び歓談タイムに。ボルドー、ブルゴーニュのメルロー、カベルネソービニヨン、スペインのシラー、テンプラニーリョなどいろいろなブドウから造られた赤ワインを味わいながら賑やかに談笑が続いて、あっという間の2時間が過ぎていきコーヒータイムに入った。最後に「3月はワイン研例会を挟んで、前日にニモクサロン、翌日に散策の会と同好会活動が続きますが、ワイン研をお忘れなく!」との締めがあって2月例会はいつもの賑やかさを残して終わった。


散会後は恒例・有志のカラオケタイム。例会初参加の木本さんも加わって9人がミラーボールのきらめくなかでの熱唱が相次いだ。

次回は3月15日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは3月9日(金).井垣(090-1196-1471)までお早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

早慶・早明ラグビー観戦
「攻めの防御」で慶應・明治を連破

早大ラグビー部創部100周年の節目を、8シーズンぶりの優勝で飾る

2018年11月23日(金)早慶ラグビー、12月2日(日)早明ラグビーを観戦。帝京を破った明治。その明治を破った慶應。共に強敵で、両ゲームとも早稲田不利の下馬評であった。早慶戦は、岸岡の新記録となる55mのスーパードロップゴールなどで勝利した。

早明戦は、対抗戦グループの優勝を賭けた大事な一戦となり、秩父宮ラグビー場は2万人を超える大観衆を集め、弥が上にも雰囲気は盛り上がった。
開始早々、早大の若きスピードスターFB河瀬が先制トライを挙げ、これで落ち着いた試合運びとなり、前半を4点のリードで折り返した。
後半に入ると、明治FWが徐々に力発揮し、これに対して早大は出足の早い・低いタックルで対応。早大の攻めが、なかなかゲインラインを切れない中、これを打破したのが、CTBの中野将伍であった。FW並みの体格を持ち、強い当たりと素早い動きで、連続2トライを挙げ、明治を突き放した。

明治ラインアウトのボールを競る選手たち


相良新監督を迎え、アタックル(アタック+タックル)を合言葉に、「攻めの防御」を体現し、優勝のかかった一戦でフォワードに絶対の自信を持つ明治を打ち破った。往年の「縦の明治、横の早稲田」を彷彿させる熱戦の勝利で、ラグビー蹴球部創部100周年の節目に、対抗戦グループ8シーズンぶりの感動的な優勝で華を添えた。今季大活躍の若い選手が多く来季の活躍に期待したい。

(大島二典 記)

【参加者】
大島二典(慶大・明大戦)、栗原政博(同)、國友康邦(慶大戦)、佐藤俊雄(同)、菅野忠喜(同)

第43回散策の会のお知らせ

散策の会の第43回例会は、「赤坂界隈をめぐる」です。

1.日時・集合場所
平成31年3月16日(土)午後1時30分
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 1番出口の地上 集合

2.経路
乃木坂駅→旧乃木邸→高橋是清翁記念公園→豊川稲荷→憲政記念館→国会前庭洋式庭園→国会前庭和式庭園→国会議事堂前駅(解散)

3.参考情報

(1)歩行数は約1万歩
(2)解散後、希望者で新宿にて懇親会を行う(会費3,500円程度)

4.申し込み
3月10日までに佐藤(俊)の下記あてにお願いいたします。
090-9149-8977 または t-sato(at)ion.ocn.ne.jp【 (at)を@に置き換えてください 】

なお、懇親会出席希望の方で前日以降のキャンセルは、飲食代3,500円を申し受けます。

(以 上)

第63回名曲を聴く会の報告

開催日: 平成31年年1月25日(金) 午後1時~3時
場 所: 国分寺駅北口 「でんえん」
曲 目: 次のとおり。
◎ベートーヴェン 交響曲第三番(英雄)
指揮 フルトヴェングラー ウイーンフィル
第1回名曲を聴く会は2013年3月に開催、以後5年以上にわたりLPレコードを鑑賞し、この1月度は63回目に当たる。
本年度より曲目の鑑賞も一巡したので、今後はかつて鑑賞した曲目を再度選定して聴くこととした。
今回は2014年6月の第14回開催の曲目、第三番(英雄)を鑑賞した。このコンビの演奏はいつ聴いても飽きることはない名演奏である。今回は2014年6月の第14回開催の曲目、第三番(英雄)を鑑賞した。このコンビの演奏はいつ聴いても飽きることはない名演奏である。

●本日の参加者:荒木、小川、栗原、滝沢、以上4名


【2月度(第64回)の予定】
・開催日時:2月22日(金)午後1時より
場     所: 国分寺駅北口 「でんえん」(会費:千円)
・曲     目: 次のとおり。
 ベートーヴェン 交響曲第6番(田園)
 指揮 ブルノー・ワルター  コロンビア交響管弦楽団

(文:小川、写真:荒木)

 

第56回ワイン研究会 報告

ワイン研究会の第56回例会を1月18日(金)に開催しました。
・日 時: 平成31年1月18日 15時-17時
・場 所: カフェ「カサ グランデ」(西武多摩湖線一橋学園駅傍)
・出席者: 荒木、井垣、伊藤(徹)、河崎、國友、小林(弘)、佐藤(俊)、篠原夫妻、末次、冨平、早川、村木、計13名(50音順・敬称略)

平成26(2014)年1月にスタート、6年目を迎えたこの日、「今年もよろしく!」と13名が元気な顔を揃えた。新年はやはり本場のワインでというのか、集まったワインはフランス7本、イタリア2本、ドイツ1本とヨーロッパワインが大勢を占め、ニューワールド(オーストラリア)産が1本、国産・日本ワインはゼロという会としては珍しいワインの集まりとなった。参加者が思い思いに持ち寄るワインを飲むのが会のやり方とあって、毎回どんなワインが集まるかが参加者の楽しみだが、「高級ワインも飲みたいな!」の声に応えて新年の例会は会で準備した「高級ワイン」を味わうのが恒例となっている。

昨年を振り返って「収支決算」

さあ今年も頑張りましょう、「カンパイ!」

例年この高級ワイン選びを頼んでいた山本さんがこの日欠席とあって、今回は河崎さんが選んだ高級ワインで乾杯して今年をスタートすることにした。乾杯発声は「Q」カードを引いた國友さん。「今年もまた元気に過ごしましょう!」との声に合わせて威勢よく杯を上げた。
さて、乾杯をした「高級ワイン」とは? フランス・ブルゴーニュの「シャサーニュ・モンラッシェ・グラン・クリュ」。「モンラッシェ」といえばブルゴーニュ地方の有名な畑。「白ワインの聖地」ともいわれる同地方屈指のシャルドネ種100%の辛口白ワインを思い思いに味わった。

先輩達がお休みの今日は、いろいろ苦労があります

さて、いつものとおりどれから飲もうかと頭を悩ますソムリエ役。まずは、この日唯一のニューワールド・オーストラリア産のワインから。オーストラリア通の参加者たちの豪州談義をはじめ歓談が続くうちに次々とボトルの栓が抜かれていく。今回も活躍したのが前回登場のワインオープナー、「これは便利だ」と開栓を楽しむソムリエ役の二人。
白ワインが暫く続いて赤ワインに移っていく。注目はリパッソ製法で造られたイタリアの赤ワイン「コルテ・ジャーラ リパッソ ヴァルボリチェッラ」。「リパッソ製法」とはイタリア・ヴェネト州での赤ワイン造りの伝統的製法で、干しぶどうのような状態のブドウを搾って造る「アマローネ」の搾りかすに通常の赤ワインを注ぎ入れてさらに発酵させたものだという。

このワインはどんなワイン?

う~ん・・・今日はみんなで勉強?

頃合いをみて「ワイキキタイム」に。「ソムリエ試験の傾向と対策」から選んで続けた「クイズ出題」は「易しい問題を選ぶのが難しくなった(?)」として、ワイン知識の解説スタイルに戻った。今日のテーマは「ワインの価格」。ワインショップやデパート、スーパーなどで売られている市価(小売価格)について。「ワインのおいしさは、価格ではなく、原価に比例する」。「1本2000円以上になると、美味しいワインを安定して見つけられる」「1本10,000円以上になると原価は大体同じ、希少価値や付加価値によって価格が上昇する」「1,000円以下や前後の価格なら、ニューワールドがおすすめ」などワインの価格と味わいの関係について学んだ。【遠藤誠著 「3つの法則で選ぶ美味しいワイン」永岡書店刊より引用】

説明書を読んで勉強

資料を読んで勉強! 今日はみんなで勉強?

今日のマリアージュ料理は、おせちをイメージした「カレー照りトマチキンロール 伊達巻き 蒲鉾添え」に続いて、「大根サラダ ゴマドレッシング和え」、「チキンとほうれん早のキッシュ」の三種。「今年もよろしく!」と店への気持ちを込めておいしくいただいた。

お皿が空になりワインを飲み干す頃、それでもやっぱりみんな笑顔に!

今回集まったヨーロッパワインは、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどお馴染みのブドウ種のほかに、あまり馴染みのないブドウ種のものが多かったのが特徴。ミューラー・トゥルガウ(ドイツ)、ネグロ・アマーロ、マルヴァジーア(イタリア)、ヴィオニエ(フランス)などのブドウで造られたワインだったが、果たして皆さん気付いただろうか?今回はいつも話題をふりまく常連の先輩たちが欠席とあっていつもの賑やかさとまではいかなかったが、持参のワインについての説明や質問などワイン談義も含めての歓談が続いて、やがてコーヒータイムに。今回は結局9本のワインを空けて、2本を次回のお楽しみにして散会となった。

散会後は恒例・有志のカラオケタイム。7人が参加して1時間半、夫々の持ち歌を存分に歌って新年に弾みをつけた。

次回は2月15日(金)15:00-17:00、「カサグランデ」で開催します。会費は2,000円(ワイン持参の方)。ワイン持参ない方は+1,000円。参加申込み14名まで受付。締め切りは2月9日(金)。井垣(090-1196-1471)まで早めにお申込みください。

(文=井垣、写真=荒木)

 

第21回映画鑑賞会の報告

第21回映画鑑賞会を下記の通りおこないました。

1.鑑    賞    日    時: 2019年1月21日(月)13:50~16:30
2.上        映       館: 新宿ピカデリー
3.タ    イ    ト   ル: 「バジュランギおじさんと、小さな迷子」(インド映画)
4.鑑    賞    料   金: ¥1,100(シニア)
5.参  加  者: 荒木、栗原、末次、生井、鈴木(5名、敬称略)
6.あらすじと感想: 映画研究会として初めてインド映画の鑑賞でした。
映画のあらすじは、パキスタンの言語障害を持つ少女(シャヒーダ)が母親と一緒に言葉を発せられるようにとインドの寺院に願掛けに行き、その帰途にインド国内で母親と逸れてしまうが、少女は善良で真正直なインド人の男性(パワン)に連れられてパキスタンの親元に帰るまでが描かれていた。
母から逸れたシャヒーダは、ヒンズー教のお祭りで音量の大きい音楽に合わせて色とりどりの原色の衣装を身に着け激しく踊るパワンと初めて出会った。パワンはいろいろな人の協力を得ながらパスポートも持たずにシャヒーダと一緒にパキスタンに密入国をして、その後も数々の障害を乗り越えシャヒーダを実家に連れ戻すことが出来た。

私(鈴木)はインド映画の鑑賞はこの映画が初めてであったが、次のようなことを感じた。
■先ず上映時間が2時間30分と長い映画を観るのは初めてで、あらすじは上記のようではあるが、中にはロマンスもあり、多少ユーモア部分もあり、多少のスリルもあり、パワンがスパイと間違えられて自白を強要される画面などもありで、終わってみれば鑑賞時間の長さは気にならなかった。
■パワンはシャヒーダが言語障害者のうえパキスタン人であることを知ってからなお一層、パキスタンの親元に連れ戻してやろうとする感があった。
■鑑賞後の懇親会で知らされたインド映画の特色でもある音量の大きい音楽、踊り、原色の衣装の画面が多かった(但し、パキスタンに密入国した後はそのような画面はなかった)。
■インドとパキスタンは主な宗教の違いもあり仲が悪く、画面でもその影響を映しているように感じた。

7.懇  親  会: 青龍(新宿歌舞伎町店)、鑑賞参加者の5名全員参加。
懇親会はインド映画に詳しい方々がおり約2時間の映画談議でした。
懇親会料金=¥9,833(集金¥2,000×5=¥10,000) 余り=¥167
前回繰越=¥2,631
次回繰越=2,631+167=¥2798

インド映画について懇親会で出た話と、私(鈴木)も興味がありましたので調べてみたことを下記致しました(皆様は既にご存知かも知れませんが)。
●インドでの映画の製作=1913年に初めて
●製作本数(2015年。2016年以降資料入手不可)
 1位:インド(1,903本)
 2位:ナイジェリア(997本)
 3位:米国(791本)
 4位:中国(668本)
 5位:日本(586本)
 6位:フランス(300本)
世界で自国映画のシェアが輸入映画のシェアよりも多いのは、インドと米国だけ。
●製作本数が多い理由
・北インドのヒンズー語、南インドのタミル語など国内が多言語でそれに対応して制作。
・経済的に貧しくテレビ等の普及率が低く、画像での娯楽は映画が主。
・「ボリウッド」=インド映画の製作中心地であるムンバイの俗称。米国の映画産業中心地「ハリウッド」に合わせてつけられた。
●上映時間は大半は2時間半前後、3時間以上の映画もあり
・1本の映画に笑い、悲しみ、勇気、恐怖、驚き、憎しみ、怒り、安堵
等の情景と踊り、音楽を入れるために長時間になる。
●音楽、踊りを沢山取り入れて衣装は原色使い
・大半の映画に「ミュージカル」場面がある。

(2019年1月24日 鈴木記)

第42回散策の会 報告

浅草名所(などころ)七福神めぐり

平成31年1月12日(土)

「開運招福」、正月恒例の七福神めぐりもはや9回目となります。福はどんなに多くいただいても『まんぷく』にはならないので、今年もたらふくいただきました。ただ、浅草名所七福神めぐりは本来9つの社寺で構成されていますが、今回は参加者の疲労を考慮して、やや離れている2社を割愛し7社寺回りを予定しました。なお、訪れなかった鷲神社(寿老人)と吉原神社(辨財天)は平成24年3月の「南千住・吉原巡り」で参拝しています。
この日東京では午前に初雪が観測され、冷え込みの厳しい一日でしたが、集合場所には18名の方々に集まっていただきました。

縁結びの今戸神社で集合写真(誰か期待している?)


☆寿老神 石浜神社(荒川区南千住3-28)
いきなり南千住駅から25分間という長丁場の歩きを耐え、ようやくたどり着きました。年齢1500年といわれる鹿を従えた木彫の質素なお姿です。ここでは寿老人でなく寿老と称しています。すぐ脇にはるかに大きい極彩色の大黒天が祀られていて、そちらへ目が行きますが、メインはあくまで寿老神です。御利益=延命・長寿。

私大きな顔をしていますが、主役は左の寿老神様と鹿でして・・・


☆布 袋 橋場寺不動院(台東区橋場2-14-19)
黒光りし、のけぞって笑う姿はまさに大人の風格が感じられます。普通なら大きな袋を持っているはずなのに、太鼓腹が袋の代わり(?)をしている珍しいお姿です・・・と書きましたが、実は松の内を過ぎたため布袋像は厨子の中に収まってしまい、お姿を見ることは叶いませんでした。本堂は江戸後期の建立で、数々の大火から免れた事から、火伏せの寺として信仰を集めています。御利益=病苦除け。
参拝の後、川縁の「隅田川テラス」を歩きます。浅草より上流のためか、屋形船はおろか船一艘の航行もなく、どんよりした雲を映す水面のみ眺める行進でした。

拝顔は叶わず、僕がモデルになろうか?との希望者は多数・・・(._.)


☆福禄寿 
今戸神社(今戸1-5-22)
白髪童顔の穏和な容姿で二頭身の今戸焼きです。ここは招き猫の発祥地とかで、福禄寿の隣に巨大な今戸焼きの招き猫が鎮座していました。また境内には良縁を望むおびただしい数の絵馬が括りつけられています。イザナギ・イザナミの夫婦神を祀ってあるからでしょう。独身人口が増加している昨今でも結婚志望は多いようで、これも婚活なんでしょうかね? 面白いのは絵馬の形で、「縁」と「円」をかけて真ん丸です。中の動物も馬でなく猫でした。参拝客は我々一行を除けば若い女性ばかり。御利益=家庭円満。

☆毘沙門天 待乳山聖天(まつちやましょうでん)(浅草7-4-1)
毘沙門天像は白色の木彫です。このお寺は隅田川に架かる言問橋と桜橋の間、隅田公園を望む10mの高台にありました。お寺の紋章は大根と巾着の組み合わせというユニークなもので、大根は心の毒を清め、巾着は金持ちになるそうです。でも二股大根では清めるどころか、心の毒をさらに増やすんじゃないかなァ? ねェご同役。駐車場には「さくらレール」という名のモノレール(定員4名)の乗り場があり、高い場所にある本堂に通じています。年長さんはこれを利用し、年中さんは階段を登りました。平成24年4月、ワセスポと共催で早慶レガッタを応援した際にも訪れています。浅草寺の支院で御利益=健康。

☆恵比寿 浅草神社(浅草2-3-1)
極彩色の木彫りの像のはずですが、拝顔できませんでした。この神社は浅草寺の右手にあり、浅草寺の守護神です。三社祭が初夏の風物詩としてなによりも有名で、きらびやかな神輿が3台展示されておりました。御利益=富財。

浅草神社の三社祭り神輿


☆大黒天 
浅草寺(浅草2-3-1)
口の中が異様に赤く、全身黒ずくめで米俵の上に座っておられます。本堂の北西に建つ影向堂(ようごうどう)の中に安置されていました。御利益=開運招福。

堂内撮影禁止…でも綺麗な弁天様が大挙してお出ましに


☆浅草文化観光センター展望テラス(雷門2-18-9)
雷門の直前にあり、木造の平屋を重ねたような奇妙な形の建物です。その8階の展望テラスに登ってみました。真下に見える仲見世の雑踏は渦をまく川の流れのように写ります。右手に伸びる銀色のスカイツリーの脇には金色のアサヒビールの社屋が並び立っています。この建物の設計者はあの新国立競技場を設計した隈研吾で、やはり木材を使った「和」を基調としています。

8階テラスから通り抜けた夕暮れの仲見世を見下ろす


さてここまでで1万歩。さすがに参加者の顔には色濃い疲労が滲んできました。散策は苦行を本意としないので、世話役からこの先の矢先稲荷神社(福禄寿)を割愛したい旨の提案を行います。『そだねー』の声多く、そこで今回は六福神だけに留め、目の前の浅草駅で解散しました。散策中幸いにも雨や雪に遭うこともなく、強風も吹かず、まずまずの半日でした。

【懇親会】
地下鉄を乗り継ぎホームタウンの高田馬場へ到着しました。会場は「土間土間 高田馬場店」。土間土間チェーンを利用するのは平成27年5月(巣鴨店)以来です。まずは今年1年の脚の健康を祈願して“乾杯”。海鮮鍋で暖まりながら、駅伝やラグビーの結果を慨嘆したり激励したりして、杯を重ねました。

【参加者】
荒木・伊藤(徹)大河原・大河原夫人・大島・栗原・小林・櫻井・佐藤(俊)・志村・志村夫人(野間)・鈴木・滝沢・竹内・田中・土井・福田夫人・松村 (18名)

(文=佐藤(俊)、写真=荒木)