第17回ゲストティーチャー活動のご案内と参観者募集

小平稲門会による地域貢献活動の一環として、第17回ゲストティーチャー活動が下記の通り行われます。学校側も、ゲストティーチャーを務める小平稲門会の会員の参観を歓迎しております。
お時間のある方は是非参観してくださいますよう、お願いいたします。

1.期   日:2018年11月8日(木)
2.時   間:13時35分~15時10分
3.場   所:小平市立小平第三小学校(小平市回田町118)
4.講師と題目(敬称略):
   ①峯岸敏雄=百貨店を探求しよう
   ②二又祐一=校正・校閲の仕事~間違いのない記事をつくる~
5.参観申込期日:11月7日(水)
6.申   込   先:鈴木昭助
                               
携帯電話 080-6519-8720
                               E-mail   syouchan(at)k5.dion.ne.jp
             【 (at)を@に置き換えてください 】

(以 上) 

小平市立三小の卒業式に参列

●日 時: 2018年3月23日(金) 10:00-11:30
●会 場: 小平市立第三小学校 体育館

昨年117日にゲストティーチャー活動を行った小平市立第三小学校(山川順子校長)から卒業式の招待状をいただき、当日の講師を務めた峯岸敏雄さんと鈴木昭助(当日の講師を務めた塚本恵三さんが所用のため代理として鈴木)が来賓として参列させていただきました。
来賓の中には、長年にわたり同小学校の世話役を務められた小平稲門会顧問の伊藤順藏先生もいらっしゃいました。

式は最初に山川校長の挨拶で始まり、次に来賓の紹介がありました。私たちは課外授業協力者として、「早稲田大学校友会小平稲門会」と紹介されました。

式では、6年生の児童が一人ずつ名前を呼ばれて壇上に上がり、校長先生から卒業証書を手渡され、緊張の面持ちで中には涙を拭っている児童もおりました。私も何か心に打たれるものがありました。

これまで自分の卒業式以外に参列したことがなかった私にとって、60余年前の自分の小学校の卒業式とは異なるところがありました。まず、在校生からの送辞、卒業生からの答辞を読む場面がなく、その代わりに壇上の卒業生一同とフロアーにいる在校生(5年生だけが代表で参列)一同が対面で在校時の思い出を語ったり、お互いに励まし合ったりの言葉の交換でした。また、「仰げば尊し」の合唱はなく、その代わりに卒業生と在校生の合唱の交換でした。
最後は校歌を合唱してから、在校生の楽器演奏と拍手の中で退場する卒業生の姿が印象的でした。

式が終わった後に、峯岸さんと二人で昼食を摂りながら感想を述べ合いました。

2018325日、鈴木記)



第16回ゲストティーチャー活動参観記

市役所と商社の役割をテーマに2コマ実施
~2月23日に小平市立第二小学校で~

授業テーマ「小平市と市役所のしごと」
第16回のゲストティーチャー活動は2018年2月23日に、小平稲門会顧問・國友康邦さんの協力を得て小平市立第二小学校で行われました。今回は、大野照藏さんの「小平市と市役所のしごと」と塚本恵三さんの「総合商社・はてその正体は?」のテーマで、6年生の2クラスを対象とした授業でした。児童たちが授業開始に当たり大きな声で講師に挨拶したことが、とても印象的でした。

6年生の全児童数は男子36名、女子28名の合計64名ですが、大野さんの「市役所のクラス」は男子21名、女子6名、一方、塚本さんの「総合商社のクラス」は男子15名、女子22名と、テーマによって男女の比率が逆になっていました。(商社は女性に人気があるのか?)生徒が自由にクラスを選んだとのことなので、それぞれのクラスの児童に聞いてみますと、「興味があったから」「ためになりそうだから」という、同じような言葉が返ってきました。そして授業終了後に数人の生徒に感想を聞いたところ、「面白かった」「ためになった」と、「少し難しかった」の声もありました。

ゲストティーチャー・大野さん

大野さんのクラスでは、長年にわたり市役所に勤務された自己紹介から始まり、用意されたレジメと“小平市の地図”“東京都の水道水源と浄水場別給水区域の地図”を生徒に配付されました。そしてレジメに沿って、小平市については市政になるまでの歴史、人口の推移、小平市の文化財などを話されました。
また、市役所は“市民のゆりかごから墓場まで”の手助けをすることが一番の仕事であると話されていました。その中で市の水源は多摩川、利根川、荒川であり、東村山浄水場に集められて市民に給水されている、あるいは税金の使われ方、福祉の関係、ごみを含めた環境の関係、教育関係、商業・工業・農業関係等の仕事の話をされました。
授業の最後のほうでは、小平市には小学校がいくつあるかとか、市会議員は何人いるかとかの質問もされていました。
大野さんはもっと話をされたかったようですが、時間が少し足りなかった様子でした。

(鈴木昭助 記)

授業テーマ「総合商社、はてその正体は?」
小平稲門会は第16回ゲストティーチャー活動を、2018年2月23日に小平市立小平第二小学校6年生2学級を対象に実施しました。学校の創立は明治6年(1873年)まで遡りますが、現在、児童数493名、学級数15です。
授業に先立って伺った校長先生の話では、昨年11月の学習発表会で、6年生が2015年の国連総会で採択された持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)についての発表を行い、多数の方に参観していただいたとのことでした。小平稲門会にゲストティーチャーをお願いして、いろいろな業界や仕事の話をしていただいているのも、そのような取り組みの一環であるとのことです。

今回のゲストティーチャーは、大野照藏さん(39法)と塚本恵三さん(48理工)です。それぞれテーマは“市役所の仕事”と“総合商社、はてその正体は?”でした。45分の授業を2回行いました。

ゲストティーチャー・塚本さん

私が見学した塚本恵三さんの授業の様子をお伝えします。最初の授業では、37名の児童が6グループに分かれて、それぞれケニヤ、アルゼンチン、フランス、オーストラリア、米国、中国の6カ国の需要と供給を考え、取引の可能性について発表しました。各国の特徴を考えるよい機会になったと思いますし、商社が国と国をつなぐ役割をしていることが理解できたでしょう。地球全体や地域の持続性を考えるヒントにもなったと思われます。子供たちは活発に発表や質問をしていました。また、とても礼儀正しくて感心しました。
5分休憩後、次の授業で、原油や天然ガスなどの資源が、どのような経路や加工の後に消費者に提供され、商社はどのような役割を果たすのか説明しました。塚本さんの専門分野でしたが、内容が難しかったのか、疲れたのか、眠そうな生徒も見受けられました。担任の先生の的確なサポートはさすがで、「商社が関わって世界がつながっている」と最後に締めくくっていただきました。

(木本 芳樹 記)



2月23日に二小でゲストティーチャー活動実施

 

第16回ゲストティーチャー活動を、小平稲門会会員・國友康邦顧問の協力を得て次の要項で行いますので、お知らせします。

1.日       時:2018年2月23日(金) 13:45-15:30
2.学    校   名:小平市立小平第2小学校
3.対  象  学  年:小学6年生 (2クラス)
4.講師(敬称略)とテーマ:①大野照臧 「市役所の仕事」
                  ②塚本恵三 「総合商社 はてその正体は?」

■参観希望の小平稲門会会員は、2月21日(水)までに、申し込むこと。
 申し込み先: 鈴木昭助 携帯電話 080-6519-8720
■集合時間・場所: 13:20 小平市立小平第二小学校の来客玄関口

(以 上)

 

 

ゲストティーチャー奮闘記

小平三小で2コマの授業を実施

第15回ゲストティーチャー活動を2017年11月7日、小平市立第三小学校6年生クラスで実施しました。第三小学校は明治13年(1880年)、市内で3番目の創立、間もなく140周年を迎えます。現在の児童数は648名、小平市のコミュニティ・スクールの指定校として保護者・地域・学校・教育委員会が一体となって、より良い学校づくりを進めています。小平稲門会・大島二典幹事長の母校でもあります。神童大島少年の小学生時代の姿を思い浮かべながら訪問しました。

学校ではゲストティーチャー学習を「未来へのジャンプ!」と銘打ち、各方面で活躍された人達の話を聞き、自分の生き方を考え、将来の夢に向かって進んでいく児童育成を目指して取り組んでいます。

山川校長(中央)と講師陣

山川校長(中央)と講師陣

今回講師の峯岸敏雄さんは「百貨店を探検してみよう」、塚本恵三さんは「総合商社、はてその正体は?」をテーマに、お二人が40年以上第一線で活躍され、培った経験と知識をたっぷり2時間お話しされました。
峯岸さんは8回目登板のベテラン講師、児童一人一人と優しく向き合い、百貨店の1階受付から各階の売り場、地階にある空調コントロール室など裏方さんの仕事までそれぞれの特徴を説明しながら、顧客商売の真髄である「おもてなし」についてロールプレイングを交えて、分かりやすく紹介しました。さすがに若いころ教師志望だった峯岸さんの講義でした。

峯岸さんの授業風景

峯岸さんの授業風景

一方の塚本さんは今回がデビュー戦。始まりは緊張気味でしたが、ロシア、フランス、アルゼンチン、オーストラリア4か国間の仮想貿易を体験させながら、こちらも百戦錬磨、直球勝負で押しながらも、児童たちの発想もうまく引き出すなど「世界の需要と供給をつなぐ架け橋としての商社の仕事」を生き生きと紹介しました。担任の先生方の好リードの助けもありましたが、初めて聞く話の数々に子供たちは、興味深く聞き入ったり、参加したり。また自分たちの考えも活発に発表したりして、あっという間の2時間でした。

塚本さんの授業風景

塚本さんの授業風景


授業の最後は峯岸さんが「一期一会」、塚本さんは「挑戦と創造」の言葉で締めくくりました。
デジタル時代、今の教育は我々の時代とは全く違った難しさがあるようです。しかし、時代は移り変わっても、「他人への思いやり」「汗をかく」「縁の下の力持ち」など変わらない大切さを説くお二人の講義は今の子供たちにとっても新鮮だったと思います。「疲れました」と言いながらも「子供たちはすごい!」と仰った塚本さんも次回への挑戦を始めているようでした。 

(早川三雄 記)

 

11月7日に小平三小でゲストティーチャー活動を展開

小平稲門会が地域貢献活動の一環として展開している小学校でのゲストティーチャー活動が、次の要領で行われます。小平稲門会のメンバーが社会人として培った経験や知識を小学生にわかりやすく伝えるもので、2010年から小平市立の小学校で展開しています。

●実施日:2017年11月7日(火)

●時 間:13時15分から90分(10分の中休みあり)
●場 所:小平市立第三小学校(小平市回田町118)
●対 象:小学6年生
講 師:①塚本恵三(「総合商社」    はてその正体は?)
             ②峯岸敏雄(デパートを探検してみよう)
●実施責任者:鈴木昭助・副幹事長

 

ゲストティーチャー授業参観記

小平二小で総合学習授業
~小平稲門会から3名のゲストティーチャーが参加~


2017年2月4日(土)、季節は立春を迎え、朝の風の冷たさも多少和らぎ、日中の陽射しに春を感じるこの日に小平市立第二小学校(細萱希彦校長)で、6年生を対象に社会人の知識・経験を伝え、これからの進路を考える一助にとの観点から、総合学習授業が同小学校の防災ボランティアとして常日頃からご活躍の小平稲門会・国友康邦顧問(38商)のご尽力により行われました。

当稲門会より大野照藏さん(39法)、鈴木昭介さん(42商)、峯岸敏雄さん(44政経)の3名がゲストティーチャーとして招かれ、約90分に亘る長丁場の中、熱弁を揮われました。

(左から)講師を務めた峯岸さん、大野さんん、鈴木さん

(左から)講師を務めた峯岸さん、大野さん、鈴木さん


6年1組(32名)では、峯岸さんがデパートでの勤務経験から挨拶・接客といったおもてなしの心を生徒参加型ロールプレイングを交えた実演により、また普段は気の付かない顧客対応のための縁の下の力持ち的なデパートの内輪話等を披露されました。

勤務経験を生かし、デパート知り得情報を語る峯岸さん

勤務経験を生かし、「デパート知り得情報」を語る峯岸さん


6年2組(27名)では、大野さんが市役所での豊富な経験をもとに、グリーンロードの案内図を資料として小平市の全体像を説明、続いて市役所の広範囲にわたる仕事の内容を分かりやすく「ゆり篭から墓場まで」との言葉を交えて解説されました。特に防災に関する内容については今日的な課題として強調されました。

小平グリーンロード案内図を資料に小平市の全体像を説明する大野さん

小平グリーンロード案内図を資料に小平市の全体像を説明する大野さん


6年3組(31名)では、鈴木さんが「繊維について」と題し繊維の種類・製法・用途等についてレジュメ・パソコン画面の引用等を駆使され、普段、繊維といえば衣類との見方になりがちな生徒の目線を様々な方面に広げるべく丁寧な説明に終始されました。特に繊維が衣類以外に多方面で利用されていることを、サンプルを使い詳しく解説されました。

パソコン映像を駆使して衣料とは異なる繊維について解説する鈴木さん

パソコン映像を駆使して衣料とは異なる繊維について解説する鈴木さん


当日は、二小側の要望で学校公開日に実施したため、多くの保護者が来校されており、授業の感想・意見をうかがいました。

●分かっていたと思っていた市役所の仕事全般についての話を聞けたのは、生徒にとっても親にとっても大変よい機会であり、また小平市自体での新しい発見があった。
●題目によってはなかなか取っつきにくい課題もあったが、普段なかなか面と向かうことのない他の大人の人間に接する機会をこのような形で実施できるということは子供達にとって大変貴重な経験だと思う。
●各講師の授業は大変工夫を凝らしており、子供達を飽きさせないように質疑応答方式、ロールプレイング、サンプル実物・映像供覧等々を駆使されていて効果的であったが、出来れば今少し生徒参加型の方法、例えばデパートの話の中では、大変難しいとされている商品包装のやり方を一緒に実演したり、を経て仕事の大切さ、難しいさということも学習できれば幸い。
――等、他多数のコメントを頂き、今後の参考にしたいと思いました。

講師陣(前列中央の3名)と小平稲門会からの参観者

講師陣(前列中央の3名)と小平稲門会からの参観者


昨今、世の中は情報化時代・少子化時代の真っただ中にあり、小平稲門会の地域貢献活動の一環たるこのゲストティーチャーによる学習は、各生徒が身近な他人に接し、新しい視線での新しい知識の習得とともに人と人が繋がりあう所作に気づき、今後の情操を育む絶好の機会として更なる充実を図るべしと、強く念じることとなる一日となりました。

(地域貢献活動幹事/48理工・塚本記)

 

 

 

 

ゲストティーチャー奮闘記

 「市役所のしごと」

2016年10月26日、紅葉あざやかな小平三小でのあっという間の2時間でした。校長室で談話中、生徒が迎えに来てくれ、緊張の中を教室へ。

担任の野村高広先生の紹介に続いて自己紹介。野村先生の適切なフォローをいただきながら本題へ。6年生に「市役所のしごと」を話すことは言葉使い、専門用語、内容の選択にそれなりの配慮が必要でした。私が行った授業は、先ず市から提供してもらった「こだいらグリーンロード」の観光案内図を全員に配り、小平市の全体像をつかんでもらい、その中の主な公共施設の説明から始めました。この方法が子供たちの理解に役立ったようです。そのあと、市役所の仕事は「ゆりかごから墓場まで」の言葉に表現されるように多くの仕事があること、その中で特に子供たちに身近な学校(教育)、福祉、防災、水道・下水道のライフライン等に重点をおき話をすすめました。

熱のこもった授業風景

熱のこもった授業風景

野村先生の手助けをいただきながら、時折子供たちに問いかけたりの説明に子供たちも熱心に聞いてくれ、こちらもついつい力がはいりました。特に、学校(教育)の運営に64億円ものお金が使われていること(平成26年度)、思っていた以上に市役所の仕事は多いこと、毎日1,000人以上の市民が市役所に訪れること、玉川上水を流れている水は下水道の汚水を浄化した水であること、私たちの飲んでいる水の8割は利根川水系の水であること等々に大きな関心を寄せたようです。予定していた内容の話ができたのか、いささか疑問が残りますが、なんとか7割程度の満足かなあ、と自己評価しています。

生徒の質問に丁寧に答える大野さん

生徒の質問に丁寧に答える大野さん


後日子供たちからお礼の便りを文集にしていただきました。その中の一人の生徒の便りを紹介します。

「貴重なお話をありがとうございました。私は最初、市役所の方々のお仕事は書類を整理したり、会議を行ったり、という事しか思いうかびませんでした。しかし、実は市役所のお仕事もいろんな人を守ったり、助けたりするすてきなお仕事だという事がわかりました。私も知らないうちに小平市役所の方々にお世話になっていたという事もわかりました。私も知らない場所でも人々を助けたり、支えたりする人になりたいです。」

(大野照藏記)

 

10回目迎えたゲストティーチャー活動  

創立50周年の小平九小で初の授業

2015年7月9日(木)、小平市立第九小学校創立50周年記念事業の一環として、小平稲門会メンバーが、社会人の知識・経験を小学生に伝える「総合学習授業」にゲストティーチャーとして招かれた。
今回、授業を参観する機会を得たので、これまでの活動と当日の参観の感想を以下報告する。

2010年10月に小平市立第三小学校を皮切りにスタートしたゲストティーチャー活動は、その後、小平市立第二小学校、小平市立学園東小学校と実施対象校を広げ、今回節目の10回目を迎えた。実施授業時間は68時間、講師数は10名にのぼり、小平稲門会地域貢献活動の大きな柱に育っている。

今回の小平九小は、会員の村上征徳さんが九小課外活動で将棋指導をしていることから実現したものである。小平九小は創立50周年の記念の年で、スポーツ・料理・ゲストティーチャー・風船飛ばしなどの記念イベントを盛りだくさんに企画しているようであった。

松原 修校長(左から2人目)と講師陣

松原 修校長(左から2人目)と講師陣

今回、講師を担当したのは、小山雄一さん(印刷と色、そして工場のお話)、鈴木昭助さん(繊維について)、峯岸敏雄さん(百貨店を探検してみよう)の3名。6年生約90名を3クラスに分け、各90分の授業を行った。

色見本を背に授業する小山さん

色見本を背に授業する小山さん

小山さんは江戸時代の木版刷り教科書や現代印刷の色原稿を、鈴木さんは自動車に使われるエアバッグやカーボン繊維、不燃繊維など多様な見本を示し、峯岸さんはデパートの基本である挨拶や接客を生徒参加型で実演するなど、各講師がサンプル・写真・実技指導など変化に富んだ授業を展開、生徒たちの興味津々の様子が伝わって来た。

先生にも参加してもらい接客指導する峯岸さん

先生にも参加してもらい接客指導する峯岸さん

初めてゲストティーチャーを務めた鈴木さんは、生徒たちに上手く伝わったかを心配されていたが、生徒たちは休み時間も繊維見本に群がり、鈴木講師を質問攻めにしていたのは印象的であった。

鈴木さんが示す繊維サンプルに興味津々の生徒たち

鈴木さんが示す繊維見本に興味津々の生徒たち

授業後の反省会では、校長先生、担任の先生から熱い感謝の言葉があり、後日生徒さんたちから講師にお礼の感想文集が届いたとのこと。90分の授業を参観して、この活動がさらに広がり継続できればいいなと感じた。

(大島二典記)

       

 

ゲストティーチャー授業参観記

小平二小の授業を参観して感じたこと

42商・鈴木昭助

小平稲門会のゲストティーチャー授業はどのようにして行われているのかと興味を持ち、2015年2月17日に初めて小平市立第二小学校6年生の授業を参観させていただきました。

今回のゲストティーチャーは1クラス約20名(合計64名)の3クラスで行われました。大島二典さんは「海外での仕事と暮らし」、小山雄一さんは「印刷の色と工場」、峯岸敏雄さんは「百貨店を探検しよう」というテーマで、銘々が主に会

社勤務時代に得た知識と経験を基にした約1時間半の授業でした。

左から森 拡司小平二小校長と、講師陣の大島、小山、峯岸の3氏

左から森 拡司小平二小校長と、講師陣の大島、小山、峯岸の3氏

私は初めての経験でもあり出来るだけ3クラスを平均に参観しようと思い、1時間半の間に3つの教室を行き来した関係で断片的になりますが、以下のようなことを感じました。

先ずは、銘々の講師が教えていることは普段の授業では得られない、まさにゲストティーチャーだからこそのものであること。また教えるための資料の収集も大変だったと思われますが、それに基づいて授業を進めていること。そして、具体的な例を挙げて説明を行い、あるいは生徒にいま教えたことを実際に教室の中で実行させたりして非常に良いことだと思いました。

一方、ほとんどの生徒は興味深くゲストティーチャーの話を聞いていました。クラスによっては2~3人で雑談をする生徒、一見真面目に聞いていないような素振りの生徒も見られましたが、そのような生徒でも普段の授業とは異なる中で何か一つでも得ていると思いたいです。

小平稲門会がゲストティーチャーを行うことは会員にとっても学校、生徒にとってもいろんなメリットがあると思われます。

次回のゲストティーチャーは2015年5月に第九小学校で予定されているようですが、今後も計画を立てて継続できることを期待いたします。