第69回 ワイン研究会 報告

「ワイン研究会」の第69回例会を2月24日(金)に開催しました。

・日 時: 令和5年2月24日 15時‐17時
・場 所: 永田珈琲店「こもれび」(西武新宿線小平駅傍)
・参加者:井垣、伊藤(徹)、大島、河崎、國友、栗原、佐藤(俊)、篠原夫妻、末次、竹内、冨平、野村、山本、計14名 (50音順・敬称略)

コロナ下で3年間休会を余儀なくされていた、ワイン研究会が満を持しての開催となりました。小平駅から1~2分と絶好の立地条件にある、永田珈琲内の個室「こもれび」で2月24日開催。14名と定員一杯の参加者。持参されたワインも9本。なにはともあれ、シャンパンで乾杯。狭い室内に芳醇なワインの香りが漂い始めます。

3年ぶりのワイン研究会に参加した14人のメンバー

持参頂いたワインの内、白眉は山本さんの「天皇ワイン」オーストリア産です。このワイン、ルーツは古くは岐阜県多治見の修道院でミサ用に製造され、全国の修道院に送られていた第二次大戦中、ワインの輸入が途絶え、困った宮内省(当時)の要請で皇室にも献上されました。ワイン名がKAIZERで日本語で皇帝・天皇とつながることから御用達となりました。
戦後修道院関係者が帰国し、その際ブドウの樹を持ち帰り、かの地で栽培、ワインの醸造を始めました。そのうち優れたものを選んで{TENNOワイン}天皇ワインとしてかの地で販売されています。

この日飲んだ8本のワイン

ワインはそれぞれの物語を知って飲むと格別、と山本さんはおっしゃっています。持参頂いた9本全部は飲み切れませんでしたが、ワイワイ言いながら8本飲み干し、会の復活を喜びあいました。

ワイン研究会は、毎月原則第3金曜日に「こもれび」で開催されます。会場の関係とワインをシェアするため、14名程度が限界ですが、ワインラバーのご参加を心よりお待ちしています。

(文責河崎)

第55回散策の会
「青梅の名木と釜の淵をめぐる」のお知らせ

1.日時・集合場所
令和5年4月1日(土)午後1時30分
JR青梅線・青梅駅 改札前集合

2.経 路
青梅駅→梅岩寺の枝垂れ桜→旧稲葉家住宅→金剛寺の青梅→釜の淵公園

→青梅市立郷土博物館→青梅駅(解散)

3.参考情報
(1)歩数は約7,000歩。
(2)坂道の上り下りがある。
(3)トイレは途中と郷土博物館にある。
(4)訪れる施設はすべて無料。

参加の申し込みは3月30日までに佐藤(俊)の下記あてにお願いいたします。
t-sato(at)ion.ocn.ne.jp 【 (at)を@に置き換えてください 】
または 090-9149-8977

なお、マスクの着用は各自の判断に委ねます。
(以 上)

今井右子展のご案内

小平稲門会会員・今井右子さん(1978文)の絵画作品展が、2023年3月14日(火)から東京・日本橋本町の中和ギャラリーで開かれます。

あかねさす(F25 Oil on Canvas)

●会 期: 2023年3月14日(火)~19日(日) 12:00-19:00
     (最終日は17:00まで)
●会 場: 中和ギャラリー
    (東京都中央区日本橋本町1-5-17 町田ビル4F  電話03-6262-1522)

第23回美術館を巡る会
東京ステーションギャラリー「佐伯祐三展」と
「佐伯祐三アトリエ記念館」鑑賞のお誘い

2023年2月8日
若林 覚

佐伯祐三は、1898年大阪生まれ、25歳で東京美術学校を卒業し、パリに向かいます。
画家・里見勝蔵に連れて行かれたブラマンクは、佐伯の絵を見るなり、「このアカデミック!」と喝破します。「型どおり、習ったとおりで、面白くない」と言ったのではないかと思います。
以来、佐伯は覚醒し、ユトリロやゴッホの影響も受けながら、大きく変貌を遂げていきます。

「展覧会」は、パリの街の佇まい、帰国中の下落合(何点も出ています)、生誕の地・大阪の風景、肖像画など、代表作100点で構成されています。東京での回顧展は、2005年の練馬区立美術館以来です。
ユニークな作風が注目され、これからという時に、結核に冒され、30歳でパリ郊外の病院で亡くなりました。

今回の「美術館を巡る会」は、東京駅丸の内北口直結の「東京ステーションギャラリー」と佐伯が、学生時代と一時帰国時代を過ごした、西武新宿線下落合駅10分の「アトリエ記念館」を巡ろうというものです。奮ってご参加下さい。
◆日 時=2023年3月14日(火)
 ①佐伯祐三展鑑賞 自画像としての風景    13:00~14:00
  詳細はこちら
 ②新宿区立佐伯祐三アトリエ記念館      15:00~16:00
 ③懇親会(高田馬場、下落合周辺。希望者のみ)16:30~18:00
◆集 合=東京ステーションギャラリー入口
◆入館料=①東京ステーションギャラリー   1,400円
     ②新宿区立佐伯祐三アトリエ記念館 無料
◆定 員=10名(申込み順)➡12名に変更しました(2月26日)
◆申込み先=若林 覚
      電話: 090-2498-1512
      Email: satowaka3【at】gmail.com(【at】を@に置き換えてください)

(以 上)

ワイン研再開=2月24日、「こもれび」で=

ワイン研究会会長・河崎健治

約3年にわたり、休会していました、ワイン研究会を2月から再開します。1月20日、少人数での再開へ向けての事前調査で開催可能、と判断いたしました。

 会場は小平駅南口から徒歩1分の「永田珈琲 内、こもれび」です。2月24日(金)午後3時開催。
通常、本研究会は第3金曜日が開催日ですが、2月は予約が取れなかったため、第4金曜日となりました。 3月以降は第3金曜日が開催日となります。

会費は、ワイン持参の方2,000円、持参されない方3,000円です。パスタやピザ等の軽食を提供いたします。
皆様の参加、お待ちしております。

申し込みは、
①メール:kenj042【at】jcom.home.ne.jp (【at】を@に置き換えてください)、
または、
②河崎携帯:090-1056-9311にお願いします。
なお、会場の収容人数に制限がありますのでご希望に添えない可能性もありますのでご了承ください。
(以 上)

ワイン研究会再開準備会を実施

2023年1月20日(金)、約3年間休会していましたワイン研究会の再開に向けて、会場予定の永田珈琲「こもれび」で再開に向けて可能性を検討しました。

会場は個室で、約14~15名収容可能、軽食も提供できます。井垣前会長以下6名での開催でした。持参したワインは5本、6人で飲み切れるか、とも思いましたが、気が付けば空き瓶林立!!

新会場の永田珈琲「こもれび」で

皆さん、久しぶりの顔合わせ、飲み会に興奮され、お酒が進んだようです。篠原さんが育てた水菜を奥様がサラダにしたてて持参され、おいしく頂きました。
会場は個室なので回りを気にすることなく、またお店のサービスも行き届いていて、うるさ型揃いのワイン研メンバーにもきっと満足いただけると確信しております。

今回味わったワイン

ドイツ産ピノノワール、南アフリカ産ワイン、早稲田ブランドのワイン等を堪能し、最後は店自慢のコーヒーで締め。大満足の1日でした。

【参加者】井垣、河崎、國友、篠原夫妻、富平、計6名(50音順・敬称略)

(文=河崎、写真=冨平)

◆再開第1回のワイン研究会は2月24日(金)、15:00から「こもれび」で。
詳細は、こちら

第120回ニモクサロンの報告

・日 時:2023年1月12日(第2木曜日)12:00~14:00
・場 所:東大和市駅前ビッグボックスC6 042-566-6892
・会 費:2,500円
・参加者:13名。荒木・井垣・伊藤(徹)・小平・梶川・佐藤(俊)・鈴木(昭)・滝沢・野村・比留間・松村・山本・木本(初参加)(敬称略、五十音順)

まずは生ビールで「乾杯!」。冷たいけど美味しいネ!!

《報告》
今日は第120回目のニモクサロン。数学科ご出身の木本さんが、さっと計算して、「素晴らしい10年も続いているのですね!!」 いやいや、イチモクサロンとしてスタートしたのが2010年4月8日ですから、コロナの空白の3年間を考えれば13年目になるわけですよね・・・。
私達と一緒に、このビッグボックスも年を重ねて、リニューアル工事が始まるわけですね。
今日初めてご参加の木本さんをご紹介しなければなりませんね。
小平稲門会の役員をはじめ、第2の人生を忙しくお過ごしのご様子です。東京から飛び出して、今年は滋賀大学のお仕事まで加わったそうです。でもニモクサロンでは初参加の新入生。早速乾杯の音頭をとって頂きました。先輩たちのお手伝いも宜しくお願いします。
毎年1月のニモクサロンでは、佐藤良三先輩が金粉入りのお酒をお持ち下さって、1年間の幸運を願って乾杯をしたのですが、今日は山本さんが持参された「金粉入り月桂冠」でスタートを切りました。今年も皆様にとって良い年になりますように・・・(*^_^*)
甘みのある美味しいお酒でした。有難うございました。
山本さんから、小平市主催の「新春歩け歩け~」に参加されて、90歳以上でご参加の人と紹介されたそうです。お元気で頑張っていらっしゃるお話は、聞くだけでも元気が出ますね。

《同好会ご報告》
2022年12
8日(木)第119回ニモクサロン:9名が参加、楽しく過ごしました(HP報告あり)。
8日(木)カラオケの会:6名が参加。
13日(火)映画研究会:「ラーゲリより愛を込めて」    12:45~15:10新宿ピカデリー。9名参加。涙を誘われる映画でした(HP報告あり)。
2023年1
7日(土)散策の会:恒例の「七福神巡り」。9名参加。目黒界隈を歩いて福をたくさん頂きました(HP報告あり)。
《同好会ご案内》
2
22日(水)ざる蕎麦研究会:「田無 更科」 申し込み受付中(木本)
日時未定 映画研究会:現在調査検討中(鈴木)
日時未定 ワイン研究会:現在準備中(担当者変更 井垣・荒木⇒河崎・冨平)

量はたっぷり・・・


《今年の抱負を伺いました》
新年第1回目ですので、皆さんの今年の抱負を一言ずつ伺いました。(^-^)色々ありました。
滋賀大学データーサイエンス部の関係から、滋賀県に行く機会が増えた。ウナギなどお料理が楽しみ。コロナ騒動で様々な街の様子が変わっているので、探訪したい。
80歳の女性に触発され「英語の本を読む会」に参加する。鈴木遺跡の話を聞きに行き保存に関係したくなった。マラソンはハーフマラソンに参加していく。「三浦半島」など。
健康第一に過ごします!
腰痛が少し良くなってきたので、頑張る。同好会活動なども参加したい。
腰痛が悪化。ウィンドウに映る姿を見て姿勢を直している。シルバーセンターの萩山の仕事が終わるので、働き口を検討中です。
毎日7千歩歩いている。父親の時の経験から、終活に力を入れている。皆さんに迷惑をかけないようにしながら、楽しく過ごしていきたいと思っている。
抱負はありません。私も鈴木小考古学資料室の再建に興味がある。
日本中の霊場巡礼を2回終えた。これからは、坂東三十三か所をもう一度巡ろうかと思っている。(散策の会でも神社仏閣を随分ご案内頂きましたネ・・・)
パスポートが切れたので、これからは旅行記を纏めていきたい。現在中国旅行を書いているが、PCトラブルで全部消えてしまったアクシデントに見舞われ困っている。
産経新聞1月15日「素晴らしいエッセイ」に投稿が載る予定。(比留間家のルーツが紹介された。高麗から稲作をもって日本へ? 江戸時代集団で小平へ開拓移住?等の話題もあり)
右手を痛めたのでゴルフを辞めた。帯状疱疹などで、病院通いが多い。道路の裁判は結局負けてしまい、移転が始まっている状況。(長い間関わられて大変でしたね・・・)
今年で米寿になります。家康の言葉に「運命」「宿命」「天命」という言葉があるが、これからは天命を待つ。
だんだん出来ない事が多くなってきましたが、出来ることを探して、今年も頑張って楽しく過ごして行きたいと思います。

●尚、2:00から2時間のカラオケの会が別室で開催され、7名の方が参加されました。
【参加者】荒木・伊藤(徹)・佐藤(俊)・比留間・野村・松村・山本(敬称略、五十音順)

●2月のニモクサロン、カラオケの会は、会場ビッグボックスの改装工事の為、お休みいたします。
3月につきましては、工事の進捗情報が入り次第、改めて広報させて頂きます。
以上。

(文と写真:荒木)

「新春歩け歩けのつどい」に参加しました

会員・家族10名が参加
新春1月8日(日)、小平市・小平市体育協会等主催の「第43回新春歩け歩けのつどい」に2組のご家族を含め10名が参加しました。コロナ禍の中、一昨年は開催自体が中止、昨年は開催されましたが、感染予防の観点から稲門会としての参加は中止となりました。3年振りの参加となった当日は風もなく好天に恵まれ、参加者全員ウオーキングを満喫しました。

9時30分から開会式典が行われ、小林洋子市長など来賓あいさつの後、90歳以上で最高齢の参加者として、当会会員の山本浩さん(1954政経)が紹介され、参加者全員から大きな拍手が送られました。

最高齢の参加者として紹介された小平稲門会会員の山本浩さん(左から6人目)

その後、小平稲門会の旗を先頭にウオーキングをスタートしました。今年は西回りコースで、市役所→たかの街道→津田保育園通り→鎌倉橋→玉川上水緑道→大けやき道→青梅街道→市役所の約8kmで行われました。

きつねっぱら公園で

スタート後は、会員同士おしゃべりをしながら、それぞれのペースで楽しく歩き、きつねっぱら公園子どもキャンプ場での一休み時、集合写真を撮りました。約2時間後、市役所にゴール。参加賞や甘酒をいただき解散となりました。午後の大学日本一をかけた帝京大学との世紀の一戦を応援するため足早に帰宅する会員あり、ウオーキング後のビールを満喫する会員ありと、それぞれに楽しんだ初春の一日でした。

(文=1976政経・松村純夫、写真=2003理工院・篠原浩美、松村純夫)

【参加者(敬称略)】10名
大島二典、國友康邦、篠原哲ご夫妻、篠原浩美、瀧川清、松村純夫、山口勝、山本浩ご夫妻

2023年新春交歓会 2月10日(金)に開催

小平稲門会の全体行事・新春交歓会を次の要領で開催します。

新春交歓会は2020年2月の開催以来、新型コロナの影響で中断していたため、3年
ぶりの開催となります。会員の皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
◆日時=2023年2月10日(金) 13:00~15:00
*当初予定の開催日から変更となりましたので、ご注意ください。
◆会場=橙や本(小平駅北口より徒歩2分)
【小平市美園町2-2-8 電話042-343-0480】
*小平駅南口の「橙や支店」ではありませんので、ご注意ください。
◆会費=5,000円
◆申込み締切日=1月24日(火)
◆申込み先=alumni.kodaira@gmail.com

第54回散策の会報告
元祖山手七福神めぐり

令和5年1月7日(土)

明けましておめでとうございます。

昨年はコロナ禍の中にもかかわらず皆様のご理解を得て5回の「散策の会」が催行できました。多くの方々の参加をいただき、誠にありがとうございました。本年も引き続きご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

今回の七福神は目黒駅を中心として左右にほぼ一直線にならび、無駄のないコースでした。それもそのはず、江戸時代からの目黒不動への参詣ルートに従って祀られていたからです。参拝の順序については、白金から目黒に向かうのは無病息災・長寿のご利益があり、逆の目黒から白金へのルートは商売繁盛だそうです。参加メンバーを見れば迷いなく前者のコースとなるでしょう。

ところで、なぜ”元祖“と付くかといえば、2つの訳があるようです。1つは谷中七福神と共に江戸最古の七福神であること。もう1つは「新宿山ノ手七福神」と紛らわしいので混同を避けるためです。ただ各寺院の御朱印は「江戸最初 山手七福神」となっています。

今年はきっと福に包まれる9人衆


☆毘沙門天 覚林寺(港区白金台1-1-47)日蓮宗 
白金高輪駅を出るといきなり日吉坂の上りにかかります。ただゆるい傾斜のうえ、わずか5分で到着ですので助かりました。ここは寺の名より「清正公(せいしょうこう)さま」の方が通用します。そういえばバス停も「清正公前」でした。この通称は加藤清正の位牌や像が祀られているからといわれています。毘沙門天像は境内の毘沙門堂に祀られていました。ただ扉は閉められたままで、暗くてよく拝顔できませんでした。この後さらに日吉坂を上り八芳園の前を通り、瑞聖寺まではとろとろと10分。

とにかく福をいただかなくちゃ

毘沙門天を見せない毘沙門堂

☆布袋 瑞聖寺(ずいしょうじ)(白金台3-3-19)黄檗宗                                                        
大雄宝殿にある布袋像は大きな木像で、片膝を立て眼光鋭く俗界を見下ろしていました。伸びやかな裳階(もこし)を持つ重要文化財の大雄宝殿(本堂)の建築様式と、あの隈研吾氏(国立競技場の設計者)の手になる庫裏のフォルムのコントラストは、さすがに見とれるほどの見事な眺めでした。ここは2019年5月の「白金めぐり」で一度訪れています。

ちなみに隈氏は小平市の中央公民館や福祉会館などを複合化する新しい建物の設計も担当していますし、早大特任教授でもあります。また花小金井駅近くの円成院(えんじょういん)も黄檗宗の寺院で、本堂の姿がよく似ていて、ここも見応えのある雄大な堂宇です。

この後プラチナ通りの入り口に驚安の殿堂ドン・キホーテ店を発見。ところがカラーサインがあの赤黄黒でなくプラチナ色(?)で統一されていました。白金という土地柄を考慮したのかな?それとも住民運動の結果?

水盤に映る美しくも雄大な大雄宝殿

七福神の撮影OKはここだけだった


☆福禄寿・寿老人 妙圓寺(白金台3-17-5)日蓮宗
2体の像はともに20cm前後の木造立像で、妙見堂に安置されていました。白金というイメージから程遠い小さな地味なお寺で、大通りから一歩入った落ち着いた環境の中にあります。

このあと東急目黒駅の脇を通り、かなり急な行人坂(ぎょうにんざか)を下り、大圓寺に向かいます。なお行人坂の名は、大圓寺を拠点とする修験者たちが往来したことによるといわれています。

こじんまりした妙見堂


☆大黒天 大圓寺(目黒区下目黒1-8-5)天台宗
「大黒天」は江戸城の裏鬼門(南西)を守護するために、薩摩藩主島津家から寄進されたものと伝えられ、顔は徳川家康がモデルという伝承があるそうで、金色に輝いています。また境内にある五百羅漢像(都有形文化財)が圧巻です。これはこの寺が火元だった明和の大火(行人坂火事・1772年)の犠牲者の供養のために造られたそうです。他に八百屋お七の恋人吉三(西運)の墓碑もありました。ここの本尊は国の重文に指定されている釈迦如来像(1193年作)で普段は秘仏ですが、運よく年末年始は開帳されていて、拝顔が叶いました。なお、ここは2011年10月の「目黒界隈を歩く」でも訪れています。

大黒様はどこだ?と探すふたり

一切の煩悩を払った修行僧たち


ここまでで約6千歩を費やしました。これ以上歩き、楽しみが苦痛に変わっては本末転倒なので、この後に続く弁財天(蟠龍寺)と恵比寿(瀧泉寺)は割愛して、今回は「五福神・四寺めぐり」としました。これでもご利益はたっぷりでしょう。

帰路に胸突き八丁の行人坂を死の行軍することは何としても避けたいと思っていた折、松村世話役が雅叙園内のエスカレーターを乗り継いで上がるという秘策を授けてくれました。わずかに遠回りでしたが息を切らすことなく目黒駅に到着することができて解散。快晴のもと12回目の「七福神めぐり」はかくして終了、トータル約7千2百歩の散策でした。

今回は新型コロナ第8波の真っただ中、さらには初雪や雨があるかもという予報、加えて翌8日は稲門会も参加する小平市の「新春歩け歩けのつどい」が控えているという、当会にとって参加者減のマイナス要因に囲まれてしまいました。それゆえ参加者が9名というのはやむを得ないところでしょう。

そのうえこの日は山手線外回りが渋谷駅の線路付け替えのため、大崎→池袋間が終日運休という厄日。帰路は目黒駅から地下鉄南北線経由で新宿や高田馬場までたどり着きました。

【散策後の懇親会】
新型コロナウイルス感染防止のため、今回も行いませんでした。

【参加者】
伊藤・大河原・大島・佐藤・鈴木・瀧川・竹内・福田夫人・松村(9名)

(文=佐藤(俊)、写真=松村・佐藤)