第78回ざる研 日本橋「御清水庵清恵」報告

・日 時:2023年12月12日(火)13時10分から14時45分
・場 所:中央区日本橋室町1-8-2日本橋末広ビル 電話03-3231-1588 土祝・休
・参加者:天城満利子、井垣昭、伊藤徹、今井右子、大河原忠彦、大河原真世美、河崎健治、木本芳樹、小林弘子、先山厚子、篠原泰子、百々謙治郎、福田豊、福田静代、山本浩、若林覚(16名)

2019年12月以来4年ぶりに訪問しました。4回目です。年末ならではの、せいこがに(ずわいがにの雌)姿盛りと越前(福井)郷土料理、銘酒黒龍を楽しみ、越前おろし蕎麦で〆ました。

御清水庵清恵の店内。窓の外は日本橋川

ランチタイムのピークが過ぎた後、日本橋川に面した奥の18席を貸切りました。
日本橋川は神田川の分流で、JR水道橋駅近くの小石川橋で神田川から分岐して真南に流れ、以降は首都高速道路の高架下を流れて“日本橋”の下を通っています。

参加者は16名。女性7名、男性9名。初参加者は天城満利子さん、今井右子さん、先山厚子さんです。天城さんは小林弘子さんの小学生時代からのお友達だそうです。先山さんは最近小平稲門会に入会されました。

13時に日本橋三越本店正面入り口のライオン像前で待ち合わせ。雨が心配されましたが降ることもなく、寒くもない天候で、時間通りに集まって徒歩3分のお店に向かいました。
「御清水庵清恵」は日本橋のすぐそばにあり、隣は天ぷらの「天松」です。

献立:せいこがに姿盛り、ぴりからこんにゃく(勝山)、へしこ(若狭)、鯖の燻製(1/4身)、里芋の煮ころがし(上庄かみしょう)、厚揚げ焼き、焼き鯖寿司、越前おろし蕎麦 【( )内は産地】

“へしこ”とは、若狭地域の伝統料理で、魚の内臓をとりだして塩漬けし、さらに糠漬けすることで腐らせずに長期保存できるそうです。塩辛いですが、日本酒のつまみにはとてもよいです。

ビールで乾杯した後、初参加の皆さんをご紹介し、「ざる研の歩み」を贈呈しました。「ざる研の歩み」は、第3版(本文78ページ)を11月に発行しました。

せいこがに姿盛り、ぴりからこんにゃく(勝山)、へしこ(若狭)が次々に出され、「日本酒は未だですか」の声が早速あがりました。お店も皆さんも出足が速いです。
日本酒は黒龍の純吟です。一人1合、2合8本をすぐに出してもらいました。美味いです。
亭主自慢の鯖の燻製が出ました。「お客さんの評判がいいです」とのことで、私も初めてでしたが、確かに美味しいです。脂の乗りのよい鯖でした。
辛いものの後、里芋の煮ころがし、厚揚げ焼きが出ました。上庄の里芋は固く締まっていて煮崩れしないことが特徴だそうです。〆はもちろん、越前おろし蕎麦。

店内で撮影。師走の午後をゆったりと過ごしました


次回、第79回ざる蕎麦研究会は2024年3月上旬に小平市青梅街道駅の佳蕎庵で開催予定です。
(以 上)

(文=木本芳樹、写真=福田豊、木本芳樹)

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