第97回ワイン研究会報告

開  催  日: 2025年10月17日(金) 15:00~17:00
開催場所: 永田珈琲店「こもれび」

今月はワイン主要生産国ではない国のワインを飲もう、との企画で開催されました。

「こもれび」がハロウィーンの飾付けでワイン研究会を歓迎してくれました


ワインはフランス、イタリア、アメリカ、オーストラリア等の国以外でもヨーロッパ、アジアを問わず、かなりの国で生産されています。
今回はそういった国のワインを持ち寄って始めました。残念ながら参加者が少なく、持ち寄ったワインもウクライナとブルガリアの二か国でした。

ウクライナはクリミア地方がワインの主要産地でしたが、ロシア支配下に入ったため、今は各地で小規模に生産されています。今回持参されたワインはウクライナ西部、トランスカルパティア地方(ハンガリー国境に近い)で生産されている、CHERSEGI種の白ワインです。フルーティかつスパイシーと言われています。ウクライナ独特の種であるためか、残念ながら飲みなれたシャルドネやソービニヨンブランに比べ、評価はいまいちでした。

ブルガリアワインはカベルネソービニヨンとメルローで造られているため、特に抵抗感もなく、飲まれました。

今回は参加者が5名でしたので飲んだワインもこの2本だけでした。
飲んだワインは、Chizay Chersegi  白 ウクライナ(左)と、Cattleya abernet Sauvignon Merlot 赤 ブルガリア。

牟田さん、なんと安治川部屋を訪問し、安青錦はじめ弟子たちの稽古を見物したそうです。安治川部屋のおかみさんは早稲田の法学部出身とのこと。「稲門相撲會」という校友会があり、都内の稲門会からの参加者が集まり、支援しているとのことです。稲門会、各種あれど稲門相撲会には驚かされました。

【参加者(50音順、敬称略)】5
井垣、上村、河崎(文責)、富平、牟田

第65回 散策の会報告
旧日光街道・千住宿を往く

令和7年10月14日(火)

今回は、昨年11月に開催予定が荒天により中止となったリベンジ開催となりました。前回の企画とは逆に、千住大橋駅にて集合し、少数精鋭7名のメンバーにて隅田川べりにある芭蕉の旧跡からスタート。雨予報もありましたが、何とか降らずに旧日光街道を歩き、千住宿があった北千住駅方面を目指しました。

奥の細道矢立初めの地(千住橋戸町)
千住大橋のすぐ脇に『奥の細道』と刻まれた記念碑があります。ここから松尾芭蕉は弟子の曽良を伴い東北・北陸を巡る約150日間の旅をスタートさせました。“行く春や鳥啼き 魚の目は涙”が最初の句でした。もっとも深川から船でこの地に来た芭蕉が上陸して出発したのは、対岸の荒川区(南千住)なのか? ここなのか?は謎のままです。南千住駅前にも松尾芭蕉像が立っていて、荒川区説を主張しています。
近くの隅田川テラスの壁には芭蕉の旅立ちの様子を与謝蕪村が描いた「奥の細道図屏風」が大きくペンキで描かれています。その隣には江戸時代の川や橋の番付表があり皆さんの興味を引きました。また、千住大橋の真下には秘密通路のような千住小橋が架かっていて、間近によどんだ川面を眺めながら渡ってみました。

150日間、2,400㎞の旅のスタート地点

『よく歩いたもんだなぁ』

俳画の大家与謝蕪村の描く芭蕉と曽良


千住宿奥の細道プチテラス (千住橋戸町50)
旧日光街道に面した小さな広場に「矢立を持った芭蕉像」があります。芭蕉生誕360年の平成16年に設けられたものですが、一部の方から芭蕉の印象が違うと不評でした。

まずは一首「行く春や…」


千住宿歴史プチテラス (千住河原町21-11)
天保元年(1830年)に建てられた元地漉き紙問屋横山家の内蔵(土蔵)を移築したものですが、休館日らしく中へは入れませんでした。

千住高札場跡 (千住仲町18)
高札場とは幕府のお触れを木の板に書き、人目に触れるように高く掲示する場所です。ここの高札はヒノキ材で高さ2間・幅3間・奥行1間半あったようです。今は小さな石柱一本あるだけなので、後程、高札場を再現した公園に立ち寄りました。

今は石柱1本 当時の賑わいはいかばかりか


一里塚跡 (千住仲町19-5)
この場所は日本橋から2里の位置の旧日光街道沿いにあります。ただここも「一里塚跡」と書かれた石柱だけでした。「千住高札場跡」の石柱と街道をはさんだ反対側にありました

森鷗外旧居跡 (千住1-30-8)
鷗外の父が開業した橘井堂 (きっせいどう)医院のあった場所で、鷗外は東大医学部卒業後に住み始めました。ここから勤務先の三宅坂にあった東京陸軍病院まで人力車で通勤したそうです。またドイツ留学からの帰国後も結婚するまで再びここに住んでいます。
「鷗外」という号は隅田川の白髭橋付近にあった「鷗の渡しの外」という意味で、千住を意味しています。なお、鷗外は明治23年から2年間、東京専門学校 (早稲田大学の前身)の講師 (美術関係の講座?)を勤めていますので、我々とは細い縁があるようですね。

珍しい原稿用紙をかたどった石碑


 ☆金蔵寺(こんぞうじ) (千住2-6)
ここには2つの供養塔があります。「南無阿弥陀仏」と刻まれている塔は千住遊女の供養塔で、病気などで死亡した飯盛(めしもり)女の霊を供養するために、当時の楼主たちが建立したものです。「無縁塔」の方は天保8年(1837年)飢饉で亡くなった人々のものです。千住で病死・衰弱死した者は823人にのぼり、4つの寺に葬られました。街道から東へ少し離れた所にある真言宗豊山派の寺院です。

苦しみと悲しみの内に逝った人々


勝専寺 (千住2-11)
門は明治12年の明治天皇行幸を記念して造られたもので、真っ赤に塗られ格式の高さを思わせます。その格式はここが徳川将軍の鷹狩や日光参拝の折の御旅所になったことから来るものでしょう。本堂は煉瓦貼りのたいへんユニークな形をしていて、明治39年に建立されたものです。木造千手観音像は「千住」の地名の起源の一つとされています。通称「赤門寺」とも呼ばれる浄土宗の寺院です。

インド様式の“ばえる”お寺です


千住本陣跡 (千住3-33)
本陣とは大名・公家・日光東照宮への勅使など身分の高い人が宿泊や休憩する施設のことです。 千住宿は江戸四宿 (品川・内藤新宿・板橋・千住) の一つで、日光道中で日本橋から最初の宿場町です。ここは19世紀半ばには本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠屋55軒があり、そのうち食売旅籠(めしうりはたご)(遊女屋のこと))が36軒もあったそうです。人口は約1万人で四宿中最大の宿場町であり、遊里としても発達したのです。

今も一大繫華街です


横山家住宅(千住4-28-1)(足立区登録有形民俗文化財)
江戸時代後期に建てられた商家で、火災を免れ千住宿の名残を今に伝える屋敷です。千住宿を公用で通る者や荷物に人・馬を提供する伝馬役を担っていました。敷地は間口13間、奥行き56間とウナギの寝床のようになっています。横山家は戦前まで地漉紙問屋(じすきがみどんや)を営んでいました。地漉紙とは使い古した紙を漉き直した再生紙のことで、「浅草紙」とも呼ばれるトイレットペーパーのことです。明治維新の上野戦争の折、彰義隊士によってつけられた刀傷が柱に残っています。

200年を超えて今なお現役


今回は、ほぼ旧日光街道沿いに歩く平坦なルートで実測6千歩強、若いとは言えないメンバーには優しいコースでした。現在の北千住駅付近は、今や若者に人気のエリアで、若向けのおしゃれ系のカフェやショップが数多くありましたが、一歩路地裏に入ると懐かしい風情が感じられる、味わい深いエリアでした。

何とか雨にも降られず、小平まで戻り6名でささやかな懇親会を行いました。

【参加者(五十音順、敬称略)】
荒木、大河原(忠)、大河原(眞)、木本、佐藤、瀧川、松村

(文=松村、写真=佐藤・松村)

早明ラグビー観戦のお誘い

小平稲門会会員の皆様へ

小平稲門会ワセ・スポを愛する会世話人  河崎 健治

ラグビーシーズンも後半に入りました。早稲田は前半の山場、筑波戦に勝利し、3戦全勝です。今後は帝京戦、慶應戦と強豪との試合が続きます。
12月7日(日)の早明戦で対抗戦優勝を期待しましょう。

以下、チケット申し込みをご案内いたしますので皆様ご一緒に声援を送りませんか。
1.試  合:早稲田大学  VS  明治大学戦
2.実施日時:2025年12月7日(日)14:00 キックオフ
3.場  所:国立競技場
4.チケット:カテゴリー2指定(バック、メイン)5,000円/人
この料金に払い込み料金、送料が頭割必要ですのでご理解ください。
5.申込み締切り:10月30日(木)
6.申込み先:河崎健治
Email: kenj042(at)jcom.home.ne.jp【(at)を@に置き換えてください】
電話: 090-1056-9311
7. その他:集合場所などは、参加者決定次第、個別に連絡いたします。
(以 上)

◆関東大学対抗戦Aグループの試合日程・結果は、こちら

東京六大学野球 2025秋の早慶戦応援ツアー
10月18日までにお申し込みを!

2025年10月16日
ワセ・スポを愛する会・河崎健治

東京六大学野球も終盤に向かっています。早稲田は東大、立教には勝利したものの、残念ながら法政に敗れてしまいました。今週の早明戦が一番の山です。まだ優勝の可能性は残っています。

早慶戦は11月1日(土曜)に1回戦が開始です。
チケット申し込みの案内をいたします。

1.試 合:早稲田大学  VS  慶応義塾大学戦
2.実施日時:2025年11月1日(土曜) 13:00 プレーボール
3.場 所:明治神宮野球場
4.チケット:一般内野席 2,000円
5.申込み締切り:急で申し訳ありませんが10月18日(土)【最終し】
6.申込み先:河崎健治 kenj042(at)jcom.home.ne.jp【(at)を@に置き換えて下さい】

              090-1056-9311
7.試合後、西東京稲門会、東村山稲門会と希望者による合同懇親会を開催します。
(以 上)                                                                                               

第150回ニモクサロンの報告

・日 時:2025年10月9日(第2木曜日)12:00~14:00
・場 所:東大和市駅前ビックボックスC22室 電話042-566-6892
・会 費:3,000円
・参加者:8名。荒木・井垣・伊藤・小平・佐藤・竹内・松村・山本 (敬称略、五十音順) 

《報告》
☆ 今日は元気になられた比留間さんはお休み・・・。ご旅行中!です。(^-^)
久しぶりに竹内さんがお顔を見せて下さり、もちろん乾杯の音頭を!   

☆ 今日は、改装工事が終わった綺麗な明るい部屋で開催。
何だかお料理もおいしそう!皆さんのお顔も若々しい?(^-^) 女房と畳とカラオケの部屋は新しい方が良い? そんな諺あったかな?(^-^)

改装されて明るくなった部屋で…


《今日の話題》・・・近況報告
☆ 狭い部屋で、ひざを突き合わせての話題は、自民党総裁選から。高市総理の話、後ろに控えている麻生さんの話、アメリカ大統領との対峙は? 公明党との関係、野党との関係・・・最後はやっぱり早稲田出身の歴代の総理の話へ発展!! 

☆ 次は、ホットなノーベル賞受賞の話。対象になった難しい研究の話、出身校の話。最後はやっぱり早稲田出身の村上春樹はいつ貰えるのか・・・。我々の早稲田愛はやはり半端じゃない!!

☆ 話題はあれもこれも・・・松村さんから開催予定の同好会のご紹介があった。
年を重ね、昔の様に参加出来なくなったの声もあって、やはり若い会員の新入会に期待がかかる。会員勧誘の難しい問題もあるようだが、稲門会が、いつまでも居心地の良い居場所であって欲しいとみんな願っている・・・。 

☆ 14時からの2時間、カラオケの会を開催。昼食会が終わって3名が帰られたが、増田さんと山田さんが新たに参加され、歌を楽しんでいらした。皆さん本当に、歌がお好きでお上手です!(^-^)
7名の方が参加されました。

〔参加者〕 荒木・佐藤・竹内・増田・松村・山田・山本 (敬称略五十音順)

【追伸】

(其の1今日は150回目のニモクサロンでした。皆さんにそう申し上げようと思っていたのに残念!すっかり忘れて・・・。

150回目開催おめでとう!!〕
この原稿を書きながらひとりで乾杯しています。

(其の211月は、ビッグボックスの都合で、ニモクサロンの開催は、第1木曜日6です。「イチモクサロン」は昔の名前でしたネ。

 (文責:荒木)

第34回美術館を巡る会
三井記念美術館
「円山応挙 革新者から巨匠へ」展のお誘い

円山応挙には、国宝が1点しかありません。それが三井記念美術館の「雪松図屏風」です。何と、雪の部分は塗り残されているのです。セザンヌのような革新的な表現です。

「雪松図屏風」


多くの門人を輩出し「丸山・四条派」の巨匠になりました。
金刀比羅宮には16面もの「遊虎図」の襖絵があります。三井家が寄進しました。三井家は応挙のパトロンでした。

江戸時代末期、同じ京都の近くに住みながら、今迄、応挙と若冲の交流は見つかりませんでした。今回初めて合作屏風が見つかったのです。東京初公開です。

サントリー美術館には応挙の「青楓瀑布図」があります。いかにも「水と生きるサントリー」らしく清涼感あふれる夏の滝を描いています。

「青楓瀑布図」


応挙は、足のない幽霊を描きました。応挙に倣った絵師たちの幽霊も並びました。それらが一堂に介しているのです。
兵庫県香美町・大乗寺の襖絵がないのは残念ですが、切っ先鋭い「円山応挙展」に出かけてみませんか?

◆日 時=2025年11月11日(火) 15時~16時30分
◆集 合=三井記念美術館入口(東京メトロ銀座線三越前駅直結)
◆鑑賞料=1,800円 
◆懇親会=コレド日本橋和食店(物色中です。店名は追って・・・)17時~19時
◆申込み締切日:=10月31日(金)  若林覚 宛
電話: 090-2498-1512
Email: satowaka3(at)gmail.com 【(at)を@に置き換えてください】

年内最後の「美術館を巡る会」です。奮ってご参加ください。

第33回美術館を巡る会
サントリー美術館「幕末土佐の天才絵師 絵金」展の報告

2025年10月6日(月)、六本木のミッドタウンにある「サントリー美術館」で「絵金展」を鑑賞しました。参加者は6名でした。

「伊達競阿国劇場(だてくらべおくにかぶき)」を背景に、絵金展入口で


土佐の絵師・金蔵(1812~1876)は、幕末・明治期に多くの芝居絵屏風を残し、地元高知では「絵金さん」の愛称で親しまれてきました。今でも、祭りで飾られる屏風絵は、蝋燭の灯りに照らされ、「狂おしいほど美しい」世界へ誘います。その通りの展示でした。

由良湊千軒長者(ゆらのみなとせんげんちょうじゃ)

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)・吉野川


下地となった芝居のストーリーがよく分かっていたら、より理解が深まっていたのにと些か残念ではありました。

東京で初の大規模展でした。小説や映画にもなりました。TV朝日の「必殺仕掛人」のオープニング映像にも使われましたが、殆ど知られていません。
土佐にこんな絵師がいて、こんな熟達した芝居絵を描いていたのか、と驚き一方の展覧会ではなかったでしょうか?

懇親会は、程近いフレンチ創作料理「SeRieUX(セリュー)」で。フランス語で「本気」とか「本物」の意味らしい。「本物」だったかはともかく些か割高につきました。幹事の力量不足です。お詫び申し上げます。

【参加者(敬称略)】川崎健治ご夫妻、末次浩一郎、松村純夫、山本浩、若林覚(文)
(体調不良で急遽2名欠席)

東京六大学野球 2025秋の早慶戦応援ツアー
参加者募集!

2025年10月6日

小平稲門会会員の皆様へ

小平稲門会ワセ・スポを愛する会世話人 河崎 健治

東京六大学野球秋季リーグも第5週に入りました。早稲田はここまで5勝2敗、勝点2を挙げ、春に続き好調を維持しています。
今秋の早慶戦も春同様、緊迫した試合になると思います。奮っての観戦参加、お待ちしています。

早稲田大学 VS 慶應義塾大学戦
1.実施日時:2025年11月1日(土) 13:00 開始(早慶戦第1戦です)
2.場  所:明治神宮野球場
3.チケット:一般内野指定席 2,000円/人
  *チケット代の他、手数料が頭割りで必要ですのでご了承ください。
4.申込み締切り:10月12日(日)
  *締め切りが近くて申し訳ありません。
5.申込み先:河崎健治 kenj042(at)jcom.home.ne.jp【(at)を@に置き換えて下さい
              
090-1056-9311
6.その他:集合場所などは、参加者決定後個別に連絡を差し上げます。
7.試合後、西東京稲門会、東村山稲門会と希望者による合同懇親会を開催します。
(以 上)

◆2025秋季リーグ戦の勝敗表はこちら