サトイモは子孫繁栄の象徴とされて食されました
サトイモの原産地は東南アジアで、日本での歴史は古く、縄文時代に中国から渡来しました。山地で採取できるヤマイモに対して、里で栽培されるためにサトイモと呼ばれるようになりました。秋から冬の煮物料理に使われたり、東北地方の芋煮会などでなじみがあります。
サトイモは、親イモ、子イモ、孫イモと1株にたくさんのイモが付くことから、子孫繁栄の象徴とされ、特に正月料理などで縁起物として食されました。
サトイモは、ジャガイモと同様に取り立てが抜群に美味しく甘みがあって、煮たり焼いたり、ふかしたり、シンプルに食べると素材の良さを実感できます。
(2022.4.13)
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