第25回映画鑑賞会の報告

第25回映画鑑賞会を下記の通り開催いたしました。


■鑑  賞  日  時: 2022年11月7日(月)10:00~12:00
■映画 の 題目: 「百姓の百の声」(ドキュメンタリー映画、監督:柴田昌平)
■上  映  館: ポレポレ東中野
■鑑  賞  者: 松村、鈴木(敬称略、2名)

【映画を観て】
監督の柴田昌平氏は東京大学在学中から民族文化に興味を持ち、そのドキュメンタリー映像を制作することを志し、卒業後NHKを経て民族文化映像研究所で3年間、日本の漁村、山村を回って記録映画を製作している。

この映画は監督が日本の農家を回り農産業の現状を見て農業従事者の知恵、工夫を大半はインタビューを通して映し出していた。
数々の知恵を出し工夫を凝らしている場面があったが、例を挙げると、農業従事者の減少により維持不能となった数多くの農家の耕作地をまとめて(耕作面積はディズニーランドの数倍)大型耕作機を購入し生産受託をおこなっている40歳代と思われる人とか、ある人はハウス栽培でキウリやトマトの量産化に成功、ほかの人はシャインマスカットの双子栽培(表現が難しい)に成功。また、シャインマスカットの生産者は国会で現在法令化されようとしている種苗流出防止法に触れて、他国が日本の高品位な種苗を不正使用して生産されても、それだけ市場が拡大することなので喜ばしいことであり、自分たちはそれ以上の高品位の種苗を開発意欲につながるとの強気ともいえる発言もあった。

何れにしても若年層の農業従事者が激減している中で知恵、工夫を出し効率化を図り持続しようと懸命に努力している姿が映し出されていた。大変興味深かったです。

■上映後に監督の挨拶:この映画の製作経緯等の説明あり。
■懇親会:参加者2人のため無し。松村さんと2人で海鮮丼を食し解散。

(記 2022.11.8 鈴木昭助)

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